じゃあ、潰れる会社

日本は衰退期に入っているので、潰れる企業は増えるばかりでしょう。

業種

国の成長ステージと関係なく、時代の需要を満たせなくなった企業は潰れていきます。日本が高度経済成長している時でも、八百屋はスーパーに押されて潰れていきましたし、どんなに頑張っても、逆風を跳ね返すのは不可能で、時代の波に乗れないなら潰すしかありません。

例えば、親から印刷工場を受け継いでも、ほとんどやれることなどなく、印刷物は減っていくし、過当競争で、価格は下がり、社員にブラック勤務を押し付けるほかにその場をしのげません。こういうゾンビ企業は潰した方が誰の為にもいいのですが、日本人はい妙な責任感から根性で続けてしまいます。

悪意のないブラック企業って、このスタイルが多いのではないか?、と思います。とっくに時代から置いていかれているのに、経営者、従業員が変に頑張ってしまうことで、強引に存続してしまい、どうにもならなくなり、倒産するので、搾りかすもない状態で夜逃げになります。

邱永漢さんはお金の通り道、という表現をしていましたが、お金が通らないところで、お金を必死につかもうとしても、徒労に終わる、ということで、少々やり方が間違っていても、お金が通る場所にいるなら、お金をつかむことができるものです。

経営者

トップがアホなら、その会社は長続きしません。創業者は立派でも、二代目、三代目はそうとは限らず、単に世襲によってトップに立っても、経営者の器になければ、その企業は潰れます。2パターンあって、放蕩、臆病、によるジリ貧になっていくのです。

放蕩、は簡単に言って、意味のない無駄遣いを繰り返し、遺産を食いつぶすドラ息子、というありふれた落ちぶれるパターンだけでなく、状況に応じて、適切な投資をしないと、先代がやって来たことを繰り返しても、ジリ貧になります。

経営は才能なので、何代も続けて、才能のある人が現れることはほとんどなく、早ければ二代目が放蕩で遺産を食いつぶすか、二代目は逃げ切っても、抜け殻になった状態でバトンタッチされた三代目がなすすべもなく、潰してしまうのが多くのパターンです。

トヨタ自動車が世襲社長で好調なのは象徴トップになっているので、株の支配力もそうですが、権限的にも実質的にはオーナー社長ではなく、サラリーマンの番頭さん達に囲まれて、バカなことをしなければ、盤石の体制にはなっているからです。

効率

今の時代、効率重視でITを適切に導入出来ない企業も潰れます。メールも使わず、手書き大好き、ファクスにこだわり、常に電話で問い合わせ、長い承認体制、無駄な社内文書作成、打ち合わせで残業、余計な仕事ばかりしている会社って、無駄金のかかる仕事ばかりして、意味のある仕事をほとんどしません。

意味のある仕事って、その会社の価値を高める製品なり、サービスを向上させることにあり、事務作業なんて、簡素であれば、あるほど、競争力が出てきます。間接人員が少ないほど、開発にお金を使えますし、価格を安く出来ますから、それだけ有利に戦うことができます。

地銀、信用金庫とかで、「フィンテック?、なにそれ、美味しいの?」、状態の所って、未だに多いと思うんですが、そういう組織って、わけわからないことにこだわって、残業ばかりして、顧客が何を求めているのか全然考えず、窓口業務の強化、顧客訪問営業の見直し、とか言っているのでしょう。

ダメな会社ほど、効率を考えず、昔からの意味のない習慣を変えません。オヤジ社会なので、上の人間が意味のないことにこだわるなら、下の人間は明らかに無駄だと考えていても、それを主張することが許されず、そのやり方でしか何も進まなくなります。となると、競争力はなくなります。

まとめ

日本人って、異常に我慢強くて、その会社にまったく将来性がなくとも、現実に目を背けて、勤務先に文句を言いながらも、忠誠心を持つので、経営者、管理職からすると、こんなに楽なことはないだろうな、と思います。他国なら、即裁判沙汰になったりするようなパワハラも特に問題にならないのはマゾですよ。

それで納得しているならともかく、おかしいと思いながら、我慢してバカなことを続けているなら、立派な社畜だと思います。いつも言いますが、思考停止って、ある意味楽だし、問題の先延ばしが出来るので、それで逃げ切れるなら、それでいいんでしょうけど、逃げ切れなかった時はハンパなく後悔しそうですね。