じゃあ、中堅企業

中堅企業について記事にしてほしい、という要望にこたえます。

子会社

大手企業の分社化により発した中堅企業で、一般的に大手子会社、と呼ばれます。子会社のほうが親会社を食ってしまったようなケースもいくつかあり、セブンイレブンはイトーヨーカドーを食ってしまいましたし、アメリカのフランチャイズ元も食いました。他には富士電機-富士通-ファナックは発祥から考えると、孫会社が日本を代表する企業になり、祖父はぱっとしません。

上記のような例外を除けば、大手子会社は大手でやると、採算が合わないが、捨てるにはもったいない事業を別会社にして、給与テーブルを変えたり、別会計にすることでしがらみに縛られず、やり方を変えることによって、採算を合わせるためにはじめるので、親会社の意向に逆らうことが出来ません。

メリットは資金繰りに困ったら、親会社の保証でお金を借りたり、仕事をまわしたもらったりすることが出来るので、経営状態が安定し、親会社が揺らがない限りは大手水準の安定度を楽しむことが出来ます。また、福利厚生も親会社に準拠するので、中堅規模としては充実していることが多いです。

デメリットは社長を含め、幹部社員は親会社からの天下りになりがちで、生え抜き社員が社長になった例は存在しない、という会社も珍しくありません。例えば、トヨタ自動車の子会社でアイシン精機、という会社がありますが、売上一兆円を超える大企業ですが、生え抜き社長を輩出したことがありません。

そうなってくると、良くも悪くも子会社体質になってきて、頑張っても、頑張らなくても、親会社しだいなので、お上の意向に沿って、適当にやりましょう、という雰囲気になりがちで、そこまで激しい社風の会社は多くありませんので、そんなに出世したくない、仕事を頑張りたくない人にはいいでしょう。

独立系

親会社の存在しない独立系の多くがオーナー企業で、非上場であることも多いです。中堅規模でありがなら、上場していないとなると、中小企業の体制のまま大きくなっていて、オーナー独裁だったり、神格化されていて、どんな馬鹿なこともオーナーが決めたことをするしかないことも少なくありません。

オーナー企業って、規模を問わず同じなんですけど、オーナーが天才的ならすさまじい勢いで躍進しますし、人格者ならスーパーホワイト企業にもなり得るのですが、その逆も同じです。会社はあくまで個人所有物であり、オーナーが個人的に好きで親分、子分の関係だったり、家族みたいなものです。家族がおかしいと、赤の他人がおかしいより悲惨です。

つまり、上記のようにメリット、デメリットは表裏一体で、大手子会社のように経営者がダメな人でも、待っていれば、新しい人が天下ってくる、ということはなく、ずっと同じ人、同じ家族が経営者なので、その人たちに合えば、天国ですし、合わなければ地獄になります。

オーナー企業で上手くいっていた出光興産はオーナーが企業文化を考えて合併に反対していますが、創業者が従業員は家族であり、創業者は身を挺して、全力で守るべきだ、と家訓を残しているので、現オーナーは企業文化の違う会社と合併するのを断固阻止している、ということらしいですが、このようにオーナー企業はスーパーホワイトにもなりえます。

逆に頭のおかしい独裁者がオーナーだと、北朝鮮と同じ状態になり、「俺が法律だ!」っとばかりに、労働法を無視して残業手当を払わない、産休、育休を取る女性社員を嫌がらせで辞めさせる、というようなブラック企業になるわけです。そういう会社には鬼軍曹従業員がいて、オーナーでもないのに、会社の利益のために犯罪犯すこともなんとも思わない狂った人がいるものです。

まとめ

どちらがいいということもないですが、あたりはずれが少ないのが大手子会社で、あたりはずれが大きいのがオーナー企業だと思ってください。何かしらの事情でホワイトだと確信できるソースがあって、オーナー企業に入るのでないなら、無難に大手子会社に入っておいたほうが良いかもしれません。中堅企業くらいだと、中途採用もそんなに難しくないので、絶対に新卒で入る必要もありません。

これから就職活動する学生読者さんは世間を知ることから始めて、名前が有名だから、と財務状態が相当痛んでいる会社に入るような情弱にならず、気になる会社は上場していれば、有価証券報告書を見ることから始めてください。それで、経営状態に問題がなければ、もっと調べてください。すでに経営状態の良くない会社に入って、ホワイトでも存続できなければ、意味がありません。

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