じゃあ、体育会系

日本では体育会系がのし上がることは多いんですけど、実は日本だけではなく、アメリカでもJockと呼ばれるような体育会系はのさばっていました。IT社会になり、ガリ勉、ヲタクが強くなってきましたが、アメリカはリア充社会です。

体力

どんなに時代が変わっても人生とは体力勝負であり、天才だろうが、ひ弱な人間は成功しません。悲劇の天才、と言われた人は大抵は病魔に侵されて早世していたり、怪我によって協議を継続できなかった為です。安全無事これ名馬といいますしね。

その点で大学まで体育会系で過ごしたのであれば、その体力はお墨付きであり、原則、スポーツ推薦のない旧帝大出身の体育会系は就活で無双します。私立大出身だと、完全に学力が崩壊している人も珍しくなく、プロスポーツ選手でも「出身」であるが「卒」ではない人もザラにいます。

それでも、学力保証のないスポーツ推薦、体育会系出身すら、文系ではかなり有力な武器になります。文系に技術、学力は必要なく、明るく元気なバカでさえあれば、それでいい、と考える企業も少なくありません。技術のいらない仕事はそうなりがちで、マスコミ、金融フロントなんかそうですね。

序列

体育会系がオヤジ社会で評価されるのは体育会系が序列の高い人間には極めて従順で、どんなにふざけた事を命令されても、嫌と言わないので、ウォーターフォール組織に適した人間だからです。特に営業が力を持っている企業だと、この習慣が色濃く現れます。

逆に序列の低い人間に対するイジメも酷いですが、採用側の人間が彼ら、体育会系より序列が低くなることはほとんどあり得ないので、関係ないって感じなんでしょう。人間は他人の痛みには鈍くできているので、後輩、部下の体育会系が更に弱いものを叩いていても、自分に被害がなければ黙認するものです。

この序列意識は顧客に対しても同じなので、相手が上だと認識すれば、キチンと接待しますし、空気を読んで相手の望むことを出来ます。腹芸だろうが、脱ぎ芸だろうが、相手が望めば、躊躇なくやるように躾けられているので、相手の加虐心を満たすことができます。

IT

ところが、IT社会になって、体育会系の力が衰えつつあり、IT企業のトップって、Geek、Brainと呼ばれてきたヲタク達であり、Jock、体育会系と相性が悪く、彼らのことが嫌いなんですよ。グーグルのペイジ、ブリン氏は博士まで持ってるガリ勉ヲタクだし、フェイスブックのザッカーバーグ氏も似たようなものです。

かつて、アメリカ社会の根幹だった金融でも、アメフトのQBで鳴らした体育会系みたいな人はどんどん少なくなり、理系のヲタクばかりが増え、まともにコーディングもわからない奴は金融に来るな!っという感じになりつつあります。

とは言え、超絶コミュ力がある人は生き残ってます。フェイスブックのシェリルサンバーグ氏みたいに、典型的な文系でもロビー活動、広報活動の為に雇われてますし、今でも投資銀行、コンサルのフロントには文系がいます。

そういうフロント、マネージメントをする人間は絶対数が必要ないし、徐々に理系学位を持った上で、コミュ力がある人、という感じになって来ているので、文系には狭き門になりつつあります。FANGのオーナーは全員理系ですし、雇われ社長も元はエンジニアです。

まとめ

これからのIT社会の加速、アメリカの現状を見ると、日本の体育会系は徐々に相手にされなくなって来るのかもしれませんが、理系で体育会系というハイブリッドなら、その限りでもないのだと思います。

前に紹介した元ウォンテッドリーの萩原さんとか、京大理系アメフトで鳴らし、ゴールドマンサックスフロント、起業、というような人もいます。まぁ、仲さん、木村さんコンビに食い物にされてしまいましたがw

でも、日本で体育会系はオヤジ社会とセットになっているので、しぶとくその勢力を残すのだろうと思います。

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