じゃあ、インターナショナルスクール

子供をシンガポール、マレーシアなどのインターナショナルスクールに通わせようとする親っているんですけど、現実をわかってないみたいなので、記したいと思います。

英語

子供をインターナショナルスクールに通わせれば、英語はネイティブ並みになる、と考えている人がいますが、ほぼ間違いなくなりません。なぜかと言うと、根本的に英語ネイティブと接する時間が足りないからです。学習によってでなく、慣れによって言語を身につけるなら、言語の臨界期以前にネイティブとどれだけ接するか?です。

ほとんどの英語ネイティブの子供はナショナルスクールに行きますので、インターナショナルスクールの7-8割がノンネイティブの子供です。そして、母語、人種によってグループ分けするので、日本人の子供なら、自然と同じ日本人、アジア人と付き合うようになります。学校はノンネイティブに合わせた授業になるので、質も低いです。

アメリカンスクール、ブリティッシュスクールに行かせれば、英語ノンネイティブの子供は少なくなりますが、あくまでナショナルクスールなので、その国の国籍を持ってないとなかなか入れません。何かしらのコネなり、お金を使って入っても、アジア系で固まるのは同じですし、酷い場合はイジメもあります。白人のイジメも結構エグいですよ。

どうしても、と言うなら、シンガポールだと、United World College なら、国籍制限をしていて、特定の国籍だけを固めませんので、比較的質は保たれますし、英語の補習クラスも制限しているので、まったく授業についていけない英語力の子供は少ないですが、ここも長い順番待ちで、なかなか入れません。入れても、さほど進学実績もよくありません。シンガポールのトップ現地校に遠く及びません。

餅は餅屋、と言いますが、英語力を考えるのなら、インターナショナルスクールではなく、英語圏の現地校がベストであり、その中でも上位校に行かないなら、行く意味がありません。あなたは日本留学する子供に地元で評判の悪いDQN校を勧めませんよね?英語圏には外国人からしゃぶる事を目的としたDQN校が沢山あるので、そういう学校なら、日本にいた方が万倍マシです。

日本語

日本人だから、日本語は気にしなくても覚えることができる、と言うことはありません。使用頻度が下がり、生活において重要性が下がると、どんどん衰えて行きます。とくに漢字が書けなくなり、文章語で作文できなくなって行きます。帰国子女入試を受けようにも、まともに小論文が書けないので、諦めることになりかねません。

それはマズイ!っと、日本語補習校、日本の塾に行くようになると、日本人とばかり絡むようになり、英語は身につかなくなって行きます。当たり前ですけど、同じような見た目、家庭環境の人達と絡みたがるのはみんな同じだし、本能なので、仕方ありません。それでも、日本語がさほど衰えてないなら、ダメージは少ないと思います。(金銭的なダメージは大きいですけど。)

その後、就職しようにも、日本人は日本語にうるさいので、間違った日本語の使い方とか、漢字も読めないと、特殊な職場でない限りは通用しなります。この辺が英語公用語圏と違うところで、ともかく通じれば、間違っていようが気にしない、と言うことはありません。日本人で日本が不自由だと、居場所をなくすわけです。

なら、海外に活路を求める、といっても、バイリンガル教育を受けた子供は言語に力を入れすぎているため、理系科目を苦手とし、文系進学をしたがる子供がほとんどです。私の実感的には9割以上は文系進学します。文系なら、日本がらみでないと仕事はありませんので、どこにも行き場がありません。

現地語

シンガポール、マレーシアのインターナショナルスクールに行けば、中国語も身につく!っとか言う人がいますが、これも嘘っぱちです。当のシンガポール人、マレーシア人ですら、ほとんどの人がかなり怪しい中国語しか扱えません。特に彼らは読み書きができません。

英語と同じように、餅は餅屋なので、本当に中国語やりたいなら、中国のローカル校に行かせた方がいいですよ。まぁ、よほど幼いころから始めないと、強烈な詰め込み教育について行けず、落ちこぼれるでしょう。この辺はシンガポールの現地校も同じことで、中華式の共通点です。

英語以外の外国語なんて、大人になって、趣味でやってりゃいいことで、親の母語でも無いなら、子供がやる価値はありません。親の母語ですら、必要に迫られないと身につかないのに、そうでもないのにやる価値がないし、身に付きましません。むしろ、余計な言語を混ぜることで子供が混乱します。

まとめ

中途半端に英語のできる親がアジアのインターナショナルスクールに行かせたがるんですけど、本当に現実を理解してるのかよ?って聞きたくなります。中途半端にすると、全部中途半端になるのはシンガポール人、マレーシア人を見ればわかるはずなのに、シンガポールにいる日本人ですら、したがるのが不思議です。

日本の私立校どころじゃない出費になりますし、メリットなんてほぼないに等しいのに、自分のコンプ解消させる為に子供を危険な環境に置くなよ!っと言いたくなります。唯一のメリットである受験で、最も簡単で点数稼げる英語を早い段階でレベル上げできる事ですが、それで文系進んだら、英語なんて活かせません。正規で交換留学なり、正規留学で高校からでなんでダメなの?って聞きたくなります。