じゃあ、電通はブラック企業?

電通の女性社員が仕事を苦に自殺をして、電通はブラック企業なのか?、というような記事をよく見ます。結論から言うと、私は電通はブラック企業ではない、と思います。ブラック企業ってなんでしょうか?

法律違反

雇用者が労働者に与えなければならない権利を与えない、となると、労働法違反であり、犯罪行為ということになります。サービス残業は犯罪行為なので、犯罪企業から残業代をむしり取るべきです。過払い金バブルが終わるので、法曹達がこぞって、参入してくるのではないか?、と思います。内容証明送って終わりの楽勝仕事で、ガツっとお金になります。

一般のサラリーマンは労働法に守られるべきで、中間管理職も同様です。年収一千万円以下の人は一律、労働法厳守で、サービス残業禁止、有給完全消化を義務化すればいいんですよ。そんなことしたら、会社が潰れる、という人がいますが、法律違反しなきゃ、存続できないなら、潰れればいいんですよ。そして、法律を守って利益を出せる会社が台頭するはずです。

なんでもそうですが、ルールを無視して強くても意味ないんですよ。ボクシングで、蹴りを使って勝っても、反則負けで、ルールを守らないなら、参加させないようにしないと、競技が成立しなくなります。拳銃持ってリングに上がり、相手を射殺して、ボクシング世界チャンピオンになっても意味ないです。

契約違反

労働法を無視した労働条件を雇用契約に入れているなら、それは別にいいんじゃないか?、と思います。アメリカなんかは契約が全てで、雇用者、労働者、お互いに納得して、サインしたところで仕事がスタートします。納得してないなら、サインしなきゃいいし、スタートしてから納得しないなら、契約に従って辞めればいいです。

日本ではこれをきちんとしないので、トラブルになります。今回の電通の自殺騒動も、入社時に契約してないからダメなんです。昼も夜もなく働いてもらうので、その分の対価を与えます、と契約提示して、サインしているなら、自己責任です。ここが電通の責任で、特約がないなら、一般労働法が適応されます。

スタートアップで、労働法守ったら、確実に潰れますから、サービス残業前提で、割り増しの契約して、ストックオプションで、経営に参画させればいいんです。わけわからないご大層な肩書きでなく、株を渡さないとだめです。その会社が大きくなり、バイアウト、上場に至れば、大きな見返りが期待できます。

しっかりと契約条件を決めず、曖昧に入社させて、一般労働法を守らない働き方を当たり前にして、やらないから、恫喝、とかは犯罪行為以外何者でもないし、そういうのは録音して、出るところ出て戦うべきです。そうでないと、自分だけでなく、社会全体が停滞します。

洗脳

日本の嫌なところは当然の権利を主張すると、集団から圧力かけられ、阻止される動きになりやすいことです。たかが仕事なのに、人生そのものみたいに扱うことを求められ、正常な判断ができなくなるまで、追い込みます。これは第二次世界大戦の頃から同じことをして、精神論で物理的に無理なことをさせようとします。

飲食業で、年収三百万の平社員が店長という肩書きで、サービス残業をしまくる、とかは明らかにおかしくて、夢、やりがい、を口にするなら、きちんとインセンティブをつけろ!っと言いたいです。そんなにキツイ仕事した先に何があるのか?、の答えがお客様の笑顔、であるわけなく、経営者の懐が潤うだけで、ほとんどの店長は心身を壊して退職するでしょう。

自分の頭で考えて、納得してないなら、戦うべきだし、納得してるなら、やるだけです。心身ともに疲労しきって、正常な判断ができない、というのも、そこまで自分を追い込まないように訓練してないと、悪い奴に付け込まれます。こういうのは仕事に限らず、なんでも同じで、犯罪者が悪いに決まっているが、犯罪者にやられた自分にも責任があります。

まとめ

つまり、ブラック企業とは特約を作らず、対価を十分に用意せず、洗脳、圧力、暴言、暴力によって、労働法違反をして、労働者を強制労働させる企業であり、今回の電通のケースには該当しません。対価が十分でないなら、電通に入らなきゃいいし、人が入らなければ業績悪化、倒産となります。ブラック企業の代名詞、ワタミはずっと業績悪化してます。

死人にむち打ちたくないんですけど、電通っていうか、マスコミがサービス残業が当たり前の業界で、それだけに報酬が他の業界より良いってことくらい知っていたでしょう?って言いたくなります。実際、彼女は学生の頃からマスコミに出入りしていて、内情を知らなかったわけない証拠がネット上に転がってます。

彼女のツイッターを見るに、明らかに自意識過剰で、特権階級意識気どりの人だったようなので、自分の思うようにいかない仕事に嫌気が指して、自殺しただけで、電通が悪いとも思えません。こんなのは日本独特のことじゃなくて、自意識過剰教育をするアメリカでも、高すぎるプライドが満たせず、鬱になり、カウンセラー通い、なんてよくあるアメリカ人エリートリア充の転落パターンです。

ツイッターに書いているように、金持ちのおっさんに養ってもらいたいなら、電通に入っても、残業なんて無視して、定時が終わったら、帰って合コンに明け暮れていればよかったんでは? 自分の人生における戦略が徹底してないから、自殺する羽目になるんです。本当にバカッターで大恥をかく人は多いですが、世界に発信している自覚なしに本名で本音を喚き散らすなんて、恐ろしいです。

私はどんな場面でも、自殺を肯定しません。自殺した自分が悪いんです。殺されたわけじゃないし、選択肢は他にもあるので、人のせいにすべきじゃないです。電通とか関係なく、ワタミだろうが、死んだら負けです。別に負けでいいなら、死ぬ自由はあるので、きちんと納得して死んだことを知らせる遺書を残して、遺族に負担をかけないでください。

追記

この記事を書いた後、なんとなくスッキリしなかったのですが、社会的には部下を管理できなかった上司に問題があり、管理できない人間を管理職にしていた電通には体制を整える努力を怠った責任がある、というコメントをもらって、スッキリしました。個人の能力、志向、性格がどうあれ、会社に責任が問われる環境を作ったことが悪です。

個人としては仕事で追い込まれて、死ぬなんてバカなことをするメンタルを持った人間は擁護しないし、たかがサラリーマンが組織に死ぬほど尽くすのはアホウもいいところです。もっと強い個の力を持って、証拠を取って、理不尽な会社を徹底的に追い込むくらいのメンタルに持っていくべきです。最終的には自己責任、競争社会であることを忘れてはダメだと思います。