じゃあ、PER

株価収益率は株価投資、ファンダメンタルズで最も基本的な指標なんですが、これの判断は簡単ではなく、捉え方は人それぞれです。日本ではPERと呼ばれ、英語圏ではPE、P/E ratioが一般的です。私が思うPERについて考えたいと思います。

10以下

成長が見込まれない、粉飾疑惑がある、トラブルを抱えているなど、何かしらの買いたくない事情があって、放置されているわけで、単に割安だと思って買っても、ずっとそのままであることも珍しくありません。

素人は手を出したくなるし、みんな一度はハマる道みたいなもので、なんかバーゲンセールみたいな錯覚に陥るんですが、誰も買わない理由はあるので、ハマりやすいカテゴリーだと思います。

何かをキッカケにカチ上がる期待をするなら、捨てるつもりで上がるまで放置するならいいと思いますが、数ヶ月で利が取れると思って買うのは阿呆だと思います。よほど運が良くないとこの手の銘柄はずっと動かない、動いたら暴落しかねません。

10-20

平均的な国を代表するような大企業がこんな感じで、大きく成長はしないだろうけど、完全に停滞もしておらず、現金で寝かせるよりは配当をもらい、長期で持つなら悪くない、という企業です。

日経平均採用企業の平均PERがこんな感じなので、日本がいかに停滞しているか?を思い知ります。目に見えて悪くもないが、先も感じられないので割高でも買われることはありません。少なくとも外国人には魅力がないから、買われないのでしょう。

株価投資をしたことがないズブの素人が買うなら、まずはこのカテゴリーの銘柄がいいと思います。長く持って、よく相場向き合うことから始めたらいいと思います。まぁ、インデックスでいいだろう?、とも思います。このカテゴリーの個別株のメリットは企業分析の勉強になることくらいでしょう。

20-50

目に見える成長が確認できる状態で、グーグル、フェイスブックなんかは30程度で、毎年2割くらいは成長していく企業です。それ以上になると新興企業で、倍々ゲームもありえる会社じゃないと説明がつかなくなります。

一発当てたいなら、このくらいの企業に手を出す必要があり、数年後には時価総額が倍、三倍になってもおかしくない成長モデルを持った企業に入れ込んで、自分の資産も成長させるのです。

アメリカのすごいのは国を代表する銘柄がこのクラスのPERであることで、日本にこれだけの成長を裏付けて、期待される大企業なんてありません。ソフトバンクもそんなに割高ではありませんからね、

50以上

アマゾンは100以上をずっと続け、株価が上がっても、調整されることなく、ずっと割高で来た為、かの賢人、バフェット氏がいつ買っていいのかわからなかった、と言ったくらいです。

このクラスは理論的なものより、勢いの世界であり、熱狂で突き進むような株価が形成されます。任天堂が100超えなのSwitchが売れまくっているからだらで、発売前の利益水準を基準値にするとおかしな数字になります。(本当にそれだけ利益が出るのかは知りませんけど。)

このクラスは成長が少しでも鈍ったらすぐに暴落するので、ひたすら成長し続けて、アマゾンみたいにトップになるまで突き進まないと、止まった時には凄まじい売り浴びせを喰らって、どうにもこうにもならなくなるかもしれません。

テスラみたいに、マスクマジックによって、赤字を出しても、計画未達でも、株価をカチ上がる会社もあり、何が何だかわけわからない企業がこのカテゴリーになります。それだけ魅惑的なんです。テスラも空売り屋のターゲットになっていますが、それでも踏み上げます。

逆にPBR(株価純資産倍率)が1切っていて、このまま会社を解散したほうがいいんじゃないの?、というような企業も高いPERになっていることもあります。とはいっても、そう簡単に会社を解散することはないですし、簿価がそのまま市場価値でもないので、それほど単純な話でもありません。

まとめ

ファンダメンタルズだけで株価が決まるなら、損をする人はいないわけで、株価とは今の企業価値でなく、将来の企業価値を示している共に、それが正しいかわからない美人投票だと言われます。美人なんて、個人の感性によるし、ある程度の方向性はあるけど、同じ程度の美人のどちらがキレイか?なんて、全員が同じ意見であるわけありません。だから、世の中は面白いです。

私はまったく興味ないですが、AKBなんかもこのシステムが面白いのかもしれません。まあまあの見た目をした女の子を選んで、推して、お金を使って、スターにのし上げる、という楽しみです。株と違って配当はないし、売ることも出来ない、買い占めれば支配できるわけでもないので、旨みはゼロに近いです。それをお金に換算したのがVALUなので、VALUの狙いはアイドルを登場させて、ヲタクに無価値な電子クズを売ることなのかもしれませんね。