じゃあ、中印馬

またしても、金子光晴の民族評を記します。

ペンゲラン(シン注:マレーシア、ジョホール州、シンガポールの近く)の苦力達は支那人が多い。工場でも支那の娘達を働かせている。ヒンヅーもいる。センブロン、スリガデン各園(シン注:プランテーションの名前)では、馬来苦力を使役している。苦力賃は馬来、ヒンヅー六七十銭に対して、支那人一弗二十銭の割合であるが、苦力頭(マンドル)による請負制度で、支那苦力は仕事の能率が倍あがる。支那人は豚を食うからだと馬来達は軽蔑をこめてただ一口に云ってのける。

ヒンヅーは、イギリス政庁が奨励して旅費まで出して、大量の出稼人を輸出しているが、労働法による賃銀最低額の規定や、衛生設備の注文など、条件やかましいので、日本人ゴム園では敬遠しているところが多い。

中国人

彼らの特徴として、金銭的なメリットがしっかりしたら、マネージャーが管理するので、やることはしっかりやる、他の民族と比べると、女性マネージャーが優秀である傾向があります。引用はしませんでしたが、そこを金子光晴も触れており、現代中国でもハイアール、張女史に代表されるように、自力で上り詰めた女性経営者も珍しくありません。ここがインド、マレー、日本とも違い、戦前から女傑を輩出してきました。

彼らの管理方法はシンプルで、メリットを明確にして、定量的に指示をすると、かなりまじめに仕事をします。日本人が中国人に不真面目な印象を持っているのは彼はメリットを見出せないと、徹底的に手を抜くので、日本人のように理解できないこと、メリットのないことでも、連帯感、空気感だけで、まじめに働かないのです。ここを理解せずに日本人は中国進出をしたので、ひたすらカモにされたのです。

インド人

ここではヒンヅーと一口に言っていますが、インドも多民族国家なので、色んな人種が存在して、マレー半島にはタミール、インド南部出身者が多いです。彼らに共通する特徴として、口達者で、かなり論理的に来るので、イギリス人のようにガチガチのルールでがんじがらめにするしかありませんから、日本人と相性が悪いです。

現代でも彼らがITでのし上がっているのは論理的で法律に詳しく、数字に強いので、エンジニアとして優秀というだけでなく、金融分野でも成果を出すため、アメリカ社会で重宝されるのです。ただし、彼らは口ばかり達者で、自分で汗かくことを嫌う人が多く、中国人以上にお金にうるさいので、アングロサクソンしか使いこなせないだろうと思います。

ちなみに日本人が想像する近所のインドカレー屋はネパール人経営が多く、彼らはインド人と比べると、おとなしく、まじめな人が多いので、日本人の気質に良く合うため、あまりトラブルを起こさないだけで、一般的にインド人と日本人の相性はあまりよくなくて、ソフトバンクを解雇されたニケシュさんのように、一緒に仕事しても、合わずに喧嘩別れになることが多いでしょう。

マレー

すでに書きましたが、無意味にプライド高く、すぐに休みたがるので、あまり使えません。みんなスーパーバイザーになりたがり、あれこれ文句言うだけで、自分で汗をかかないので、何もかもが非効率で、ろくに計画はないし、計画しても、常に遅れてきます。欲に弱いので、すぐに買収されますし、難癖をつけて、露骨に賄賂を要求もしてきます。

例えば、ジョホール-シンガポールの高速鉄道連結計画はずーーっと前からありますが、ぜんぜん進みませんし、仮に出来ても、めちゃくちゃになるでしょう。シンガポール人(中国人)だけでやれば、とっくに出来上がっていると思いますよ。システムを作って、それを運用するということが苦手なので、いつまでたっても人に使われて、単純作業していることしか出来ない人たちです。

まとめ

マレー評の次に中国、インドと重ねてみましたが、彼らの違いがわかったでしょうか?日本人にとっては実は中国人が一番扱いやすく、その中国人すら扱えないなら、日本人がアングロサクソンのように世界制覇なんて出来るわけないのです。アングロサクソンのように表面上紳士的に見せかけて、狡猾に逃げ場をふさいで徹底的に追い込まないと、植民地経営はうまくいかないのです。

日本が列強に煽られて、植民地を持ったのが間違いで、たらればをいうなら、大連からターチン油田が見つかっていれば、物資的には列強と戦うことができたんですけど、それは資源確保だけの話であり、日本人のメンタル的に帝国を形成して、植民地から搾取しながら、白人を圧倒していくことなんてできないのです。

しつこいですが、マレー蘭印紀行は面白いので、紹介しておきますw

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

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