じゃあ、選び方

人にはその人にあった選び方があり、それは自己責任にやるなら間違いということは何もないんだろうと思います。私がニッチを狙うのが好きでも、そうじゃなきゃダメ、と思っているわけではないです。

ニッチ

凡人が他人と差別化したいなら、ニッチを狙う方がいいですし、需給バランスが供給有利になっている方がいいと思います。だから、機電だったり、医学を勧めているわけで、取り立てて才能がなくても、需給バランスでなんとかなることが多いでしょう。

でも、それが嫌だ、苦手だ、という場合もあるでしょう。その場合、ニッチを狙って行け、というアドバイスは的外れだと思いますし、イヤイヤやっても、成果が出ないどころか、並みのこともこなせない可能性も高いです。

漫画家志望の若者に、ニッチのお色気路線とか、ギャグ路線を勧める編集者みたいなもので、なんとか食えるレベルになる可能性が高いのはニッチ路線なんでしょうけど、やりたいのがバリバリ王道路線なら、イヤイヤお色気漫画描かせても、モノにならないんだろうと思います。

メシのために好きでもないお色気漫画を描いても、お色気漫画を好きでやっている人に敵わないので、一時的にメシが食えても、徐々に伸び悩むでしょう。新人としては通用しても、中堅になる頃には熱量不足で頓挫すると思います。そもそも、漫画家が堅実な道ではないんだから、好きなことを突き通すべきだと思います。

王道

やりたい人間が溢れかえっている業界って、ブラック化しやすいです。先に挙げた漫画家も修行と称して、残業代払わない作家が多いそうですが、それわからなくもないですが、違法です。だから、個人事業主なら、出来高の契約にすりゃ良いんだと思います。キチンとルールを決めずに仕事させるから揉めるんです。

ドラゴン桜の作者が未払い残業代で訴えられましたが、主張していることが本当かどうかは知りませんが、アシスタントとの話し合いの結果、出来高制、終わったら自分の仕事をする方を望む声が多かったため、そうしただけで、それを契約として証拠に残していなかったのが自分のミスだった、としています。まったくごもっともな話です。

話を戻して、レッドオーシャンに足を踏み入れる人はどの程度かは別にして、ブラック勤務体系、割りに合わないことをするしかないし、その熱量がないなら、需給バランスの悪いことをやらない方がいいと思います。少なくとも自分の身は自分で守るしかないです。

ジャーナリストになりたい、と言うのは結構ですが、大手マスコミに新卒採用される人は極めて少ないです。上手く大手マスコミに入り込んでも、記者職限定なら、各社数人というところ、ある程度自由に書ける、フリーランスになってもメシが食えるレベルのスタージャーナリストはほんの少ししか存在しません。

大手マスコミに入らなかった人は中堅、中小マスコミに入って、業界紙、地方のコミュニティペーパーとか書いたりして、薄給激務に甘んじながら、腕を磨いてチャンスを狙うしかありません。多くの人は耐えきれなくなって挫折して辞めて行くわけです。

ナスDとして知られる友寄ディレクターは高卒の叩き上げ、アルバイトからキー局に入社しているそうですが、そこに突き抜けたものがあるなら、学歴が、新卒採用が、とか言い訳する暇があったら、他人がやらないようなエグいことでもして、やって行くしかないってことですよ。

人に後ろ指を差されようが、犯罪スレスレのことしたり、枕営業してでも、大手マスコミに入り込みたい、というなら、覚悟して行くしかないし、その手の際どいことはしないと言うなら、地道な努力をひたすらすることで突き抜けて行くしかありません。あれこれ言い訳しても先の道はありません。

色々

大谷翔平さんみたいに、二刀流したって良いと思います。それは他人が決めることじゃないし、そのリスクを知ってやるなら、何が悪いのかわかりません。私は成功したから理解のあることを言うわけではなく、大谷さんがプロ入りする時、第2版時代にそういう趣旨の記事を書いています。

破天荒って、間違って意味が認識されてますが、本来の意味は過去の歴史にない偉業を成すことであり、破滅的行動をすることではありません。二刀流両立、という破天荒を成すには誰になんと言われても、やり抜くだけの強靭な意志、突き抜けた才能が必要で、大谷さんはその両方を持っていたのです。

大谷さんがメジャーで二刀流を突き通せるのか?は知りませんが、理解のある球団を選んだわけですし、出来る限りのやれることは日ハム時代と同様にやるのだと思います。是非ともアメリカで破天荒を成し遂げて欲しいものです。

でも、二兎追うもの一兎も得ず、と言うように、色々手を出すことで失敗することは良くあるんですが、何やっても上手く行く人もいますし、せっかくの才能を使い潰して、何を成すこともできず、器用貧乏で終わってしまう人もいます。

新潟県知事、米山氏みたいに、東大医学部、司法試験合格、政治家としては政党の渡り歩き、県知事になったけど、どうでも良いことに方を突っ込んで、政治家としての評価は芳しくない、と何をしても一定の成果は出すけど、どの分野でも一流ではない人もいますし、本人が良ければ、それで良いのでしょうが、才能の無駄遣いに見えますね。

まとめ

人生は一度きり、自分のものなので自己責任で好きにすれば良いと思います。上手くいかない理由を他人に求めたり、中途半端なことして食い物になっても、自己責任だし、それをはっきりと認識するのは怖いので、あれこれ他人に責任転嫁しながら、全力を尽くさない言い訳をしてしまうんですね。

私自身が言い訳をすることが少なからずあり、それはダメだなぁ、と思って記事にしました。ニッチを選べば、王道への憧れから逃れられないし、大勝ちは諦めることになりますし、王道を選べば負ける可能性の方が高いです。色々手を出すと、全部取れるかもしれないけど、才能の無駄遣いをする可能性が高いです。

何事も本気ですべきですね。

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、選び方」への18件のフィードバック

      1. 尖ったものをいきなり発表して受けるというのは現実的でないというか、大多数に見てもらえるプラットフォーム(マスコミとか)に出られないと誰にも認知されないと思います。
        一発当てた芸人でも、一発芸を発信できるポジにいくまでに、やりたくないかとか構わずなんとか発信のチャンスを得ようと動いていたと思います。プラットフォームを持ってる側にある程度信頼を得てチャンスを得るんじゃないですか?それまではやりたいことかとかは二の次でとにかくやって来てるはずだと思います。爆笑問題を売る時も、今市場に手薄なポジションは何なのかを計算して売り出したそうですし。その結果売れたらそこからやりたいことをやるチャンスにつなげるというのはセオリーですよね?

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        1. お笑い芸人のことでいうと、プラットフォームに媚びると売れないようですよ。吉本の養成所を真面目に通って売れた芸人なんてほとんどおらず、第1期生のダウンタウンも最初の評価は散々、大御所からチンピラの立ち話と酷評されてます。ナインティナインの岡村さんは吉本新喜劇に出るチャンスを与えられたにもかかわらず、自分のやりたいことと違う、とすぐに投げ出していますね。それで潰れるなら、王道の冠番組を持つ芸人にはなれないし、媚びてしたくもないことをやればやるほどコモディティ化してひな壇芸人にすらなれなくなります。掃いて捨てるほどいる売れない芸人になります。

          爆笑問題が評価されだしたのはボキャブラだったと思いますが、彼らの芸は正統派で、とにかく目立とうという芸ではなかったですよ。後で売れたクリームシチューも、ネプチューンも正統派でした。ハイテンション芸人、ギター芸、などキャラ勝負で攻めた人たちは消えてます。あくまで王道を貫いて今の地位があります。

          ニッチ狙うというなら、江頭2:50さん並みの強烈な個性を突き通すことですが、あれをやって冠番組を持つことは不可能どころか、レギュラーすら難しく、不定期レギュラーがせいぜいです。と言って、彼は仕切れないわけでも、ベシャリが出来ないわけでもなく、PPPするぞ、でベシャリ、知識の広さは証明してます。一部の熱狂的ファンがいるので営業で食っていくこともできます。あれをやり切るのは難しいですよ。

          岡村さんが投げ出した吉本新喜劇も、継続してやり続けることは難しいですし、ダウンタウンと一緒に上京しなかった吉田ヒロさんもあれはあれでニッチを貫いて今になります。

          幕さんがニッチから王道に進んだ例をあげられないように、プラットフォームに媚びて自分を曲げたら芸としては終わりなんですよ。そして、ニッチするなら、それを徹底しないとダメです。やりたくもないのに媚びる為にやって、後で黒歴史にしてしまう人がいますが、そういう人は王道にはなれません。

          シン

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  1. 気になって米山さんの経歴を調べてみたら『凄い』の一言ですが、人生を歩む上での真がブレまくってますね。政党も動きまくってますしこういう方はちょっと信頼できないですね。
    東大卒の美人弁護士の方にも言えることなのかもしれませんけど、こういう方々は自己顕示欲の塊なのでしょうかね?

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      1. 米山隆一氏の高校・大学の後輩で、山田淳氏がいます。
        https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E6%B7%B3

        米山氏ほどではないもののなかなかの経歴ですが、登山という軸が全くブレておらず、登山業界というニッチな世界で他人と差別化してそれなりの成功を収めているので、羨ましい生き方だなあ、と思います。
        彼こそまさに選択の達人と言えるでしょうね。

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        1. 軸がしっかりしている人は清々しいので引き込まれますね。本人も満足してるし、周りも楽しんで協力できます。素晴らしいと思います。

          シン

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  2. シンさん、おはようございます。弱者はニッチで戦う、ランチェスター戦略ですね。この話でるといつも車の窓ガラス割る器具をいつも思い出します。

    私も完全な弱者なんですが、なかなかやりたいことが定まらず、ニッチにいけないんですよね。才能ってニッチに迷いなく突き進んでいけることなのかもしれませんね。

    昔から文章うまいとおだてられ、ブログやっても評判良かったので、「才能あるんじゃないか」と勘違いしてるので、(シンさんじゃないですよ、俺のことですw)書こうかなあ。いや、その前にシナリオセンターでシナリオの勉強しようかなあwとか。

    結局、自己啓発と称して日商簿記1級やUSCPAの勉強をしています。いい年して、何やりたいのかわからないんですよね。完全に凡人弱者です。自分語りスミマセン(これも凡人がやりがちなことですよね)

    1+

    1. 私も似たようなものですよw 何をするのも覚悟して突き抜けるしかないのにフラフラしてしまいます。

      シン

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  3. ニッチいいですね。
    私の人生での選択はニッチ一直線でした。いやいやニッチを選んでいるわけではありません。大多数の人が未だやっていないことを新たに開拓することが好きなので、結果としてニッチな方向に邁進することになります。

    分け入ったニッチ分野(ブルーオーシャン)が十数年後に王道になってしまい、そうなるとまた人が未だやっていないことを新たに開拓するべく次のニッチ分野に目を付けて副業でやっていました。具体的には未来を予測しそれを特許で先取りし世の中が追い付いてきたころに特許ライセンス料でマネタイズするというビジネスモデルです。本当の巨大ブルーオーシャンは未来にあります。

    1年前にこの副業でFuck You Moneyが入って来たので、ノット思考回路の上司がいる会社を退職し、新会社を設立して本格的に未来先取りビジネスを始めました。ただし、このようなフロンティア的ビジネスは日本に向いていないようです。日本では「出る杭は寄ってたかって叩き潰す」習性があり、今まで茨の道を歩んできました。

    1+

  4. うまく言えないですが、特にやりたいこともなければ選択肢が多いルートを選ぶのがいいのかなと思います。
    なかなかやりたいことで食いたいという気持ちはわかるのですが、私の周りでも30前後で食えないと滅茶苦茶不安になって進路変更する人が多いんですよ。

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    1. 覚悟もなくレッドオーシャンに行くと、ある程度の年齢になって上手くいかなくなれば不安は極限まで高まり、最悪、ぶっ壊れますからね。

      シン

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      1. 実際、レッドオーシャンの部類の仕事は魅力的(もしくは夢を感じる)なものが多いのは確かですね。
        その中でもクリエーター関係の仕事は才能の有無もありますが、これに加えて基地外じみた精神力がないと続かないでしょうね。個人的には下手したら誰にも何も認められずに人生を終えるとか不安でどうしようもないと思います。

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  5. 『ニッチからメジャ―になった』という例を自分も頑張って探してみましたが、高橋陽一先生のキャプテン翼なんかはどうでしょうか。

    作品発表当時の80年代初頭の日本ではサッカ―はJリ―グもなく、まだまだマイナ―なスポ―ツであり、少年ジャンプ編集部内でも『野球以外のスポ―ツ漫画では人気は取れない』という不文律があったくらいです。

    しかも高橋陽一先生も本当は野球漫画が書きたかったようですが、ライバル作品があまりにも多いのであえて誰も狙わないサッカ―を題材にして活路を見い出そうとしたようです。
    なお、高橋陽一先生はキャプテン翼を書くまではサッカ―に関する知識も熱意もほとんどなく、書きながらル―ルを覚えていったド素人です。

    また、キャプテン翼の成功で大物作家の地位を築いた後は自分が本当に書きたかったテニス、ボクシング、野球漫画を発表してますがどれも人気が取れず短命に終わってます。その後はまた飯のタネにキャプテン翼を再開させて、世界のサッカ―ファンに愛されるメジャ―作家&作品になったと言えるでしょう。

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    1. スラムダンクもバスケットボールが日本で普及する前に漫画化したので大ヒットしたと言われてます。
      るろうに剣心も、当時はドラゴンボールや幽白のようなものが売れる漫画の王道と言われてまして、ジャンプで歴史物は流行らないと言われてましたが流行りましたね。

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    2. 確かに高橋陽一先生はそのパターンです。でも、これは一時代をつくる先駆者になったわけで、その分野自体がニッチから王道になった例です。逆張りに近いのかもしれません。スラムダンクの井上雄彦先生も真面目なバスケ漫画に成功例がない為、スラムダンクの当初は現実離れした技があったり、ラブコメ路線を探っています。いまや、バスケ漫画は王道です。ただし、スポ根自体は王道で、そのスポーツがマイナーであったが、世界的には人気だ、風が吹く可能性はあり、実際に吹いた、というところでしょう。

      私がイメージするのはギャグ漫画、お色気漫画を連載取る為にやって、連載とってプラットフォームから信頼を得たところで、王道のスポ根、冒険物などてメジャー作家になった例が見当たらないってことなんですよ。

      シン

      1+

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