じゃあ、社内官僚

このブログで「社内官僚」という呼び方を定期的にしているのですが、きちんと定義がされておらず、何を指していることなのかを定義したいと思います。

本業の現場経験がほとんどなく、投資行為に直接関わるわけでもない事務員、ジェネラリスト、とします。そして、社外での市場価値はほとんどゼロであり、転職すれば、待遇はガクッと下がるため、今の仕事にしがみつくしかない社畜です。

官僚

本来、日本で「官僚」というのは官庁の特別枠で採用された公務員のことであり、ほとんど現場を経験せず、数年の研修を終えたら、現場のトップとして地方巡業をして、後は本庁、海外勤務、プロジェクトベースの出向なんかをこなしながら、キャリアを積んで、上が見えなくなったところで、天下りしていきます。

大ヒットドラマ、映画、踊る大走査線、は警察官僚である「室井さん」と現場の「青島君」が対比となって、警察内の政治に絡むような話なんですが、日本の大組織ならどこでも、ごく当たり前にあり、現場をほとんど知らない本社管理部から、実態を無視した指示が下って、現場は大混乱する、ということです。

公務員は利益を出さなくて良いから、実態と合わない前例主義、組織の論理を突き通せるだけで、一般企業は明確な目的のない間接人員を多く抱えて、利益を出せなければ、どんどん経済規模を小さくしていくことになります。そして、競争の激化した弱電から、凄まじい統廃合をしているのが現在なのです。

日本企業が諦めた家電事業でも、まったく無駄なく、トップダウンを徹底し、コスト管理を行う中華系企業にかかれば、利益を生めるのはシャープ、東芝、三洋なんかで証明してします。日本企業は無駄な間接人員を養うために無駄な機能をゴリゴリつけて、価格を上げたので、消費者に相手にされなくなったんですよ。

本業外

一般的に言って、その組織の本業になる部分を良く知らない人がトップに立って、その取り巻きが具体的に何をしているわけでなく、社内資料作りでもして、社内政治に力を入れだしてくると、その組織は腐ってくるといわれています。組織が肥大化して、政治優先になり、実態に即した意思決定がされなくなるからです。

最近話題の東芝はひどいものだった、と聞いたことがあります。東大卒を取って、秘書室において、役員向けの新聞切抜きを作るのが仕事をさせていた、と聞いたことがあり、やらせるほうもやらせるほうだが、粛々とやるほうもやるほうだな、と思います。完全に時間の無駄遣いであり、数年もそんなことをしていれば、まともな待遇での転職は不可能になってしまいます。

毎日、新聞の切抜きするほど、無意味なことでなくとも、本業と関係ない事務部門を転々として、自分は何が得意、売りなのかわからない、市場価値も意識してない中途半端なジェネラリストも社内官僚の一種であり、そういう人が多ければ、多いほど、新しいものは生まれなくなり、組織が停滞してきます。会社にとっても付加価値にならないし、個人にとっても市場価値がほとんどなくなります。

まったく意味のないことをしていますが、彼らはそれを認めるのも嫌で、それっぽい理由をつけて、自分のやっていることを正当化しようとしますが、その会社でしか通用しない社内ルールで生きているので、市場価値はないに等しく、その会社が傾いたら、引き取り手はないだろうと思いますし、他社はどういう風に生かしたら良いのかもわかりません。

投資

欧米にも本業の部分を知らない、経験のない事務屋は存在しますが、彼らは企業投資家みたいなものです。与えられたファンドで、どれだけの利率を達成するのかだけを考えて、余計な感情を入れず、切った張ったの勝負をするのです。

アングロサクソンは植民地経営のプロであり、彼らの官僚システムは日本とは違って、とにかく数字の世界です。アングロサクソン系投資会社、助言会社の類は「数字」を3年以内に作らないと、解雇くらいますし、逆に数字さえ作れば、3年ごとにガンガン昇格、異動、転職していくので、新陳代謝もすごいです。

それがストレートに数字を残していくと、四十過ぎに世界的大企業のトップに君臨して、そこでも結果を残し続ければ、七十過ぎまで王として君臨します。前に記事にしたGEであり、ウェルチ、イメルト体制だけで戦後のGEをほとんど語れるくらい長期政権になりました。

じゃあ、GE

このシステムを日本人が導入するのは無理だろうと思います。日本人がここまでドライに徹しきれないのは過去の事例から明らかで、結果を出してもいない人間を「かわいそうだから。」「結婚したばかりだから。」「子供が出来たばかりだから。」とかいう個人的事情で残してしまうのが、良くも悪くも日本人です。

だから、日本人で企業投資を学びたいなら、アングロサクソン系企業に行くと良いし、そこまでの自信がないなら、総合商社、オーナー企業に行ったほうが良いでしょう。中途半端に邦銀、メーカーの社内官僚をやっていても、素人だらけの環境でそれっぽいことをしている振りするだけになります。

まとめ

だから、組織の論理を優先させて、ジメジメした政治の世界を生き抜くことを目標にしているなら、素直に官庁に国家公務員総合職枠で入って、本物の官僚になれば良いし、アングロサクソン流の植民地経営を学んで、植民地幹部を狙うなら、外資に行くべきだし、日本企業なら、ある程度投資に関われる総合商社、オーナー企業のオーナー付きスタッフを目指したほうがいいと思います。

メーカー、邦銀、あたりで、本社内を転々と部署移動しながら、何をやっているのかわからない人になると、その会社が傾いた時に悲惨なことになります。日立本体は良くても、ルネサス、ジャパンディスプレーに事業ごと売却された側の人は悲惨そのもので、特にジェネラリストのその後はえぐいです。

元日立、NECだとかの中年が壮絶なリストラを食らって、人買い商人に売られているのを見たことがありますが、悲惨そのものでした。何が得意なのかわからない大企業出身者って、中堅、中小企業にとっては即戦力にならないが、待遇だけはその会社で不相応を望むので、話も聞きたくない、という反応になるみたいです。

最終的にはその手の元大企業ジェネラリストは背に腹は変えられず、ブラック気味のオーナー企業あたりに、見栄っ張りなオーナーの趣味で取られて、無茶振りを喰らって、退職、転々と仕事を変えて、その度に待遇が落ちていく、というのが平均的なパターンかな?、と思います。

ある程度の年齢になったら、自分が築いてた技術、人脈、経験で転職先のあては確保しておくべきで、何処の国でもそんなことは当たり前なんですけど、日本だけはそういう意識がまったくなく、自分の市場価値より、役員、部長の覚えの目出度いことを気にしています。

ここで推奨している機電エンジニアだろうが同じことなんですけど、社外でどう評価されず、自主的に目標を設定して取り組まない人はどんな仕事をしていても、市場価値はなくなります。そうすれば、どうあっても、その組織にしがみつくしかない社畜になります。

サラリーマン自体が奴隷だ!、というのはそうなんですけど、奴隷でも、最低限の尊厳くらいは守れる程度の武器が必要です。その武器を磨く努力さえしなくなり、現状維持の為に、好きでもないこと、つまらないこと、先の見えないことを延々とし続けるなら、畜生と変わらないです。

キャリアの流れで、望まない仕事にしがみつかなければならなくなった、と言うことは国、人種、業界を問わず、あるんですけど、自ら社畜として、市場価値の失われるような仕事を望むのは日本人くらいだろうと思います。

アングロサクソンに何の市場価値もないことさせると、ブチギレて辞めるか、副業にのめり込んでほとんど仕事しなくなる、最悪は裁判沙汰になるでしょうね。このままでは自分の身が守れなくなるので、必死になるんです。彼らはワガママなのではなく、真剣なだけです。

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、社内官僚” への 32 件のフィードバック

  1. 二十代前半位までにこの文章に出会えた人はラッキーです。

    実家が裕福等で、腰掛けでもokの人は関係ありませんが、
    大学一,二年時から先輩に情報仕入れて、ゲーム感覚で就活こなしてきた様な人でも、一度考えてみてほしいです。
    安楽死が解禁にならない限り、70歳くらいまで働く社会になるかも知れません。その時まで「ホワイトカラー」の仕事ってあると思いますかw
    ホワイト(修正液)で針の穴通す白塗りやって、急いで乾かしてその上から手書きで書いた文字を専用の用紙にコピーする、私やあなたみたいな仕事の事を言ってるんです(笑
    少しでも会社に在籍してる間に実になる事を身に付けるべきだし、代々口伝の最終奥義「ガムテープの隠し場所」とか覚える位なら(転職したらまた覚え直しだ!)、小説やイラスト描いたり、DTMやったり、余剰資金で投資の勉強したりする方が、楽しいし、化ける可能性がある分、余程いいと思う。
    私個人としては、AIと自動化で、人類の生産性が高まって、50億人位が労働から解放される事を願いたいですが、そうならなかった時の為に、ぬるりとプランBを考えておくのは、誰にとっても重要だと思います。
    逆に水商売等の対人接触業は需要が増えるかも知れませんが、VRが発達すれば、ニッチなもの(以前事件にもなった耳かきサロンとか)以外はこちらも縮小していくかもしれませんね…。
    突き抜けたコミュ力ある人は何やっても形になるでしょうが、ヤムチャ級程度のリア充力では、早晩別の仕事を探す境遇に追いやられるんじゃないでしょうか。

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    1. 人生は長いようで短く、つまらないことなんかに時間使うのはもったいないです。でも、面白いことを仕事にできる人はごく少数で、仮にできても、激安報酬で、最低限も確保できないなら、よほどの覚悟がないとできません。

      なら、生活もあるので、そこまでつまらなくない、市場価値のある仕事をみつけて、時給を上げ、余暇を好きなことを継続する時間にするのがいいと思います。

      永久機関の登場で労働から解放されれば、ベストですが、すぐになることはなさそうです。

      シン

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  2. 日本の家電メーカーが死んだ原因と社内官僚の存在というのがいまいちはっきりと結びつかないんですよね。
    社内官僚は、安くてシンプルな家電を大量に売りさばくために途上国に行商に行く、というのが嫌いだったんでしょうか。

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    1. そうじゃなくて、社内官僚の維持費が負担になったのです。市場がギリギリまでコスパを求めるなか、日本企業は利幅を確保するために市場が欲しがってない無駄な機能をゴテゴテつけて、相手にされなくなったんです。

      仮に粗利が一割なら、価格が高くなれば、なるほど利幅が取れて、利幅が取れないと、二重、三重に存在するカブった機能をもつ営業、経理なんかを養えないんです。倍売れれば養えますが、それは難しいです。

      中国企業はトップダウンで間接人員が少ないので、薄利多売が可能で、同じことやっても生き残れるのです。

      労働者の賃金はあまり関係なくて、先進国メーカーも低価格品は先進国で作ってないので、直接人員にかかる固定費はそんなに変わりません。あくまで間接人員の多さが価格に乗ります。

      だったら、先進的なブランドイメージ、デザイン、機能で勝負するしかなく、欧米勢はそうしているのですが、日本勢はそれを苦手とするので、意味わからない機能がゴテゴテつきます。

      付加価値の高い製品を開発できない開発側にも問題がありますが、日本のエンジニアは先進国一般と比べて冷遇されていて、やる気が上がらない、声があげられないこともあり、声がでかいのは社内官僚、ということもあります。

      まぁ、日本病とでもいう病気です。

      シン

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      1. 返信ありがとうございます。

        開発能力の低さというのも問題だと思いますが、コモディティ化した製品の市場で勝負をかけられない、勝ちぬけない日本企業も嘆かわしいなと思います。

        高付加価値製品のニッチ市場が日本企業の活路だ、みたいなことを雑誌で取り上げられたりしますが、汎用品と違って規模の経済性が取れないので、総じて仕事がブラック化していくんですよね、同じ利益を出そうとすると。

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        1. そうですね。

          ニッチをニッチ企業が狙うならいいんですけど、元々は汎用品をやってた企業がニッチに手を出すと、利益率は高くても、利益額は少なくなるので、これもまたキツイです。リストラして、不要な人、モノを処理できればいいですが、日本の法律では簡単にはできません。

          ブクブクに太ってダイエットしないと、身動きが取れない状況です。

          シン

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        2. ぽちんさん
          社内官僚ということに対して具体的に補足します。私は新卒でそこそこ大手のメーカーにいましたけど、社内官僚的な意識が染みついて醜かったです。新製品発表のパネルの社内展示で、ミスが発見された際にわざわざPCで原寸の大きさに合わせて打ち直した紙を上から貼って修正する作業に夜中の一時過ぎまでかけてました。回覧する役員に失礼があってはいけないという意識が強すぎて、費用対効果を完全に度外視してました。役員が見るものであっても、お客さんに見せるわけではない資料にそこまで時間と手間をかけるのは正直無駄だと思いました。(性能やスペックの本質ではなくフォントや字の大きさが少しくらい違くても社内であればそこまで問題にはならないはずです。)こんなくだらないことにリソースをかけていたら、コストが跳ね上がるばかりです。
          つまりお客様ではなく、社内の上役の機嫌を損ねないかとの一点だけに気を取られて、効率を大きく損なっているのです。(まともなリソース感覚を有している上役であれば、修正部分の字体や大きさには目をつぶります。とにかく費用対効果を重視です)こうしたお客様の為にならないことを無批判に行ってしまう人、そうされないと気が済まない役員や社長も含めて社内官僚だとも言えます。またそうした意識や体制の全般的なことを社内官僚的であると理解してもらえたらいいかと思います。

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          1. 補足ありがとうございます。

            大きな会社だと、社長、役員が王侯貴族のようになってしまうんですかね。

            そんなんでは、コスパに厳しい汎用品市場で勝てなくなるのも当然ですね。

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  3. 日本企業でいうと、経営企画部というのが社内官僚に当たるのかなと思いました。営業は公務員でいうところの県庁・役所勤務ですかね。
    現代はまだAIが営業の仕事にそこまで侵食してないので、営業経験を積んでれば次は見つかりやすい世の中のような気がします。
    そのうちミスミみたいなところが増えて、御用聞きの営業はなくなっていくのでしょうか。AIが具体的にどのように営業の仕事を奪っていくと想像してるのか、お聞かせ願えませんでしょうか。AIといっても幅広いので、いまいち具体的にイメージできないのです。

    例えば昔の経理の仕事はそろばん、電卓で集計してましたので多数の人員がかかっていましたが、現代はインターネット、エクセル技術の進歩により、人員を減らすことができました。これはIT技術の進歩であって、AIとは別物だと考えてるいます。

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    1. 私のイメージだと単純営業がやっているのはそれほど専門的でなくて、業界に何年かいれば、誰でも知っているが、素人からするとよくわからないことを説明して、契約まで持っていくことです。それをプラットフォームのAIがしてくれれば、営業はいりません。いくつかのキーワードを打ち込んで、アプリケーションを絞り込めば、解決策を提案してくれるなら、わざわざ営業に来てもらうこともありません。そうなると、プラットフォーム自体の導入営業など、トップセールスだけで十分です。システム営業だと、オーナー同士の人脈で決まることも多いです。

      単純会計は仕訳がキモなので、最初の設定をした後、しばらく、履歴を作れば、過去の事例などから判断するAIによる自動仕訳が可能になり、後はバグ取りだけで、回ります。そのバグ取りだって、AIがおかしな数字をエラーメッセージだせば、格段に簡単になります。

      今、すでに始まっているITによる効率化がAIによって、さらに進化するイメージで、今のところ、CPUはすでに決まっていることしか判断できませんが、それが一定の範囲内で過去から学び、解決策を考えてくれる機能がつくことを想定しています。そうなると、単純なことは人がする必要なくなります。

      シン

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      1. シンさん

        詳しい説明ありがとうございます。
        実際の業務に置き換えて、イメージを具体化させていきます。

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      2. 最近のテクノロジーは市場の勝者が決まって規格が確立されると、指数関数の線を描いて爆発的に普及する傾向があるので、AIと互換性リスクのある職業についている人は、とりあえず貯金に励むなり近い将来にいきなり失業しても対応できるよう、リスクヘッジの方法を考えておりた方が良いだろうなと思います。

        今見聞きする範囲では、例えば不動産業でのマンション販売や賃貸アパートなどの資料請求、間取りや契約条件などに関する簡単な問い合わせ対応、内見アポ調整などは、米国ではオンラインでAIに置き換える会社が既に出てきているようです。銀行融資も審査業務がAIに置きかわり始めているほか、聞くところでは判例が山ほどあり定型化できるような離婚、交通事故訴訟などの法律相談もAIで対応できるようになりつつあるので、そのような案件しか対応できない並以下の弁護士は食いっぱぐれる恐れが出てきているとのことです。

        一般家庭でもちらほらと「エコー買ってアレクサ(アマゾンが開発したAI)導入してみたんだけど!」という話を昨年のクリスマス辺りから聞くようになってきているので、結構もうすぐそこまできているような気がします。アマゾン本拠地のシアトルでは、不動産デベロッパーがアマゾンと組んで全戸にAIを導入したスマート高級賃貸マンションまで現れています。機器自体はたった150ドル程度で購入でき、スマートフォンや家電とも連携できるので、今年のクリスマス商戦で米国で一気に普及する可能性大だと思います。アレクサのビジョンを聞く限り、これはアマゾンの大変な野心が透けて見える戦略で、一般家庭レベルにAIが普及しアレクサがスタンダードとなれば、あらゆる家電の操作、空調、セキュリティ、エンタメに至るまでアレクサのプラットフォームに紐つけされることとなり、アレクサに依存した人間が身の回りのあらゆる製品やサービスを購入しようとすれば当然アマゾンを通して、ということとなります。先日のホールフーズ買収といい、アマゾンはどこまでやるつもりなのか恐怖心すら抱くレベルです。

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        1. アマゾンの猛攻は恐ろしくなります。このまま行けば、ベゾス氏が北米連合の大統領になる、という茶化し記事を見ましたが、冗談じゃないくらい人々の生活を支配しつつあります。

          シン

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      3. 営業の仕事をざっくりまとめてみました。◯はAIで代用可能、×は基本的には代用不可とします。イメージとしてはメーカーや商社などのBtoBです。指摘などありましたらよろしくお願いします。

        商品説明→◯
        納期確認→◯
        受注確認→◯
        見積もり→◯
        取立・債権管理→◯
        クレーム対応→×
        値引き交渉→×
        業界動向の情報提供→◯
        新規開拓→△
        新しい商流作り→×
        作戦立案→×

        単純な仕事は、AIは会社が休みでも働くし有給なども取らないので、カスタマーがプラットフォームで質問すれば正確に素早く返ってきます。ということはAIの方が優秀であり、AIが1つあれば単純作業の営業マン全員を駆逐できます。
        イレギュラーなことは苦手なので、クレーム対応や新規商流作りからの顧客開拓などは、人の手が必要かと思います。
        この認識でよかったでしょうか?
        これが可能になるなら、営業マンをたくさん抱えてる会社は嬉々として取り入れそうです。また、ロジスティックも駆逐するので事務も消えそうですね。どれだけの人があぶれるのか、ちょっと怖くなりました。

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        1. そうですね。

          AIはイレギュラーなことが苦手ですが、アングロサクソン流の汎用的なプラットフォームを作って、利用者がそれに合わすようなスタイルになると、イレギュラー対応も少なくなります。一昔前、アマゾンはまともに問い合わせフォームがありませんでした。当然、個別の値引きもありません。特別対応は量を確保して下さい、と言うなら、かなり少人数で対応可能になりますね。

          シン

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  4. 過剰人員であるならば、社内官僚を開発に回すのは、不可能でしょうか?彼らは学歴・ポテンシャルは、開発メンバーよりも高いことも多く、配属されれば、開発をすんなり覚え、良い仕事をするかもしれません。

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    1. 専門違いと年齢で無理でしょう。大学在学中に予備試験を突破した法律を専門する社内官僚に開発しろ、と言っても、無理でしょうし、トップスクールで理系博士号は持っている人でも、専門から離れて、10年もすれば、基礎的なことはともかく、最先端の開発をするのは無理でしょう。

      何でもそうですけど、圧倒的な才能でないなら、継続の前に能力差はほとんどなくなるので、大したことない能力の人でも、それが好きでやり続けている人に能力は高いがそれと関係ないことをして来た人は全く敵いません。

      シン

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      1. それが好きでやり続けている人に能力は高いが

        前に書かれたコメントですが、やっぱり好きでないと仕事と割り切ってやっている人では勝てませんね。
        受験勉強なら好きでなくても1年くらいは我慢して割り切ってやれますが、職業選択は生き方の選択なので報酬がいいとか、世間体がいいとかで選んでしまっても苦しいだけだし長続きしませんね。
        ある程度好きでないと自分で調べようとか勉強しようとか思わないですね。

        それもあって私は会社で配置転換されたのだと思います。

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        1. やはり、出来るだけ好きなことをすべきで、いくら機電なら、仕事があると言っても、嫌で仕方ない、興味がないから、仕事以外で一切勉強しないので使えない人になるでしょう。

          かと言って、好きだから、とレッドオーシャンに覚悟なく行くと、好きだったことすら嫌になるくらいブラック環境で病む可能性が高いです。

          その辺の見極めは本当に大事だと思います。保険、プランBを用意しつつ、本命が崩れても、パニックにならない準備は必須です。

          シン

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  5. 以下の一文には大変共感を覚えます。

    何でもそうですけど、圧倒的な才能でないなら、継続の前に能力差はほとんどなくなるので、大したことない能力の人でも、それが好きでやり続けている人に能力は高いがそれと関係ないことをして来た人は全く敵いません。

    私は自分が凡人だと理解しているので、元々興味があった仕事にシフトしていっています。ただし、機電修士の学歴が無いと今の環境を手に入れることは不可能であったと思うので、その点で「学業としては理系に進学すべき」というところは今も有効と信じています。グローバル規模の優秀な方々が多い環境に若いときから身を置くことは、自分の立ち位置を俯瞰的に見ることができてとても有効ですね。有名学校に進学する最大の意味はこのことだと思っています。
    周りがおバカばかりだと胃の中の蛙状態で、俯瞰的に自分の立ち位置を見ることも不可能、ゆでガエル状態になったときには手遅れで死んでいくことになってしまいます。

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    1. ジャビットさんは、機電に進んだのに、理系の才能が無かったのですね。私も同じで、先日、シンさんに記事リクエストして、アドバイスして頂きましたよ!

      私は、ジャビットさんと違って、有名大学を出ていませんが、今はぬるりブログなどで興味深い方々と話ができるので、出身大学の影響力は薄まってきており、良い時代だなと思います。

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      1. ジャビットさん、ナマケモノさん
        私も理系に進み機電の会社に進みましたが、発明や技術を勉強するのが好きでも実験や手を動かすのが苦手で結局3年で技術から知財に移りました。
        昔から文章を読んだり書いたりするのが好きだったのでなり行きですがこの業界に入り良かったです。
        また、数学科を出てたので統計の仕事もさせていただいてやりたいことではないが楽しく仕事ができています。
        機電を持ってないとなれない職種でもあり時間はかかりましたけどやっと就職活動が終わりました。社内官僚の仕事ではないのでそこも運が良かったです。
        ジャビットさんのリクエストはまさに私が聞きたいことでした。

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        1. 開発・技術系職種と才能がテーマと解釈して参加します。

          私はあなた方と異なり、低学歴(夜学大卒)で零細製造業の設計・開発職がキャリアスタートです。 しかし一貫して同じ職種で働き続け、かつ上市して実績を得る機会を通じて、技術上の「勘所」を身につけられたと思います。

          反面、相手に説明する機会(社内外で)が少ない環境だったので、論理構築能力が未だ弱いです。

          結果、現在某グループ企業で設計・開発職していますが、成果を出せたものの、会議・発表の場で難儀しています。(「成果物そのもの」以外で説明できない。) 多分、私は事務系技術職(知財など)の適性はないと思います。

          設計・開発の才能がないことで、他の職種へ替われる方々は、職種の幅を広げることで、生き残る機会が多いのではないでしょうか。

          言いたい放題書きましたが、よろしくお願いします。

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  6. いつも興味深い記事を楽しく拝見させていただいています。

    今回の記事、身にじみます。
    当方、アラフィフ、関節人員(事務系)。社内政治にはとんと
    興味ないです。正直、市場価値なんてないです。
    私のような市場価値ないアラフィフおっさんが、これから、ぬるりと生きていくには、仕事という観点から何をするべきでしょうか。
    市場価値あるものを身につけるか、会社にしがみついて引き続き社畜として働くかのどちらかなのかも知れませんが。
    最近は、時間の大切さをすごく意識します。時間は蓄積できないですから。
    あと30年早くこの記事に出会いたかったです、笑。

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    1. 今やっていることの派生で市場価値のあることができるならいいですが、そうでないなら、アラフィフで一からやって、お金をもらうレベルになるのはほとんど無理だと思います。

      今の仕事にしがみつきながら、資産形成など、保険を強化していくのがいいと思います。いきなり切られても、何かしらのツテで簡単な仕事でもできるなら、資産の減りを遅くもできますし、色んなパターンを想定すると、何か起こっても、パニックになりづらいと思います。起こらなければ、それに越したことはありませんが。

      シン

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      1. シンさん、筑波山さん

        早速のコメントありがとうございます。
        会社にしがみつく選択・・・そうですよね。
        今の仕事の派生で市場価値は難しいと自分では思っています。
        今の仕事が好きというわけでもないですし、笑。

        会社にしがみつくというスタンスを貫き通すには、職場の周りの人からの視線(仕事をもっとしろという視線)を気にせずにいる精神力が必要なのかと考えていますが、どうでしょうか?
        私は、まだまだ人との比較の中での価値観に囚われていいます。頭では比較、相対価値では安心感は得られないと認識は7しているのですが、感情がついていっていないです、笑。

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        1. ・人間関係をうまくやる
          ・しっかりと真面目に仕事する
          ・その会社で自分の能力を活かし(エキスパートなことがあればベター)、後輩にそれを教えていく

          基本的なことですが、これらを実践すればしがみつくというよりも逃げ切れるし、自分自身のモチベーションにもつながると思います。

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  7. 建設機械の現場技術者をしているものです。
    ひとつ、シンさんや閲覧者の皆様に御意見を伺いたいのですが、2006年頃までは中華や韓国系の家電メーカを大多数の日本人はバカにしてました。当時の大人たち曰く『彼らの勃興は一時的』でスマホも液晶テレビもPCも最終的には日本ブランドが生き残るのだと。

    翻って現在、インドネシアやシンガポール、マレーシア…と東南アジア各地の街を歩けばOppoやHaier, LG, acer… の製品ばかりが目につき日本製のスマホ/家電などほぼ見かけません。2006年頃でも韓国製液晶は綺麗に映っていたし実用上充分な製品に思えました。
    それなのに、なぜ弱電メーカーの社内官僚さんたちは、何の対策も講じず没落に甘んじたのでしょうか??

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    1. 10年ぐらい前に家電メーカー幹部と話したことがありますが、社内政治に夢中で、トンチンカンな見通しを語ってたので、大丈夫かよ?、と思いましたが、案の定でしたね。根拠はないが自信満々、意味わからない戦略で、市場を勝ち抜ける、と言う感じでしたね。

      当時ですら、テレビなんかは韓国勢の方がシンガポールでは評価が高く、日本製は良くないのに高い、とシンガポール人が言ってました。にも関わらず、幹部の認識がそんなものだったんですよね。

      シン

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    2. 現場人さん
      おそらく以下の理由でしょう。上段が2006年の段階、→以降が2006年以降です。
      2000年代中盤以降の躍進の背景も併せて補足しておきます。
      ・まだ2006年くらいであれば、リーマンショック前で庶民の懐にも若干の余裕があり、日本製品のブランドにお金を投じる余裕があった。
      →2008年のリーマンショック後はブランドよりも消費者がコストパフォーマンスを重視するようになった。
      ・家電量販店に日本メーカーが攻勢をかけて、店に営業マンを張り付かせて中韓勢に付け入るスキを与えなかった。さらにネットで家電を購入することがそこまで一般的ではなかったので、家電量販店の陳列=消費者の選択肢であった
      →ネット通販が当たり前になり、消費者の選択肢が日本のメーカーだけにとどまらなくなった。家電量販店に営業マンを張り付ける余裕もなくなった。
      ・スマホが普及しておらず、ガラケーで日本メーカーは日本国内でそれなりの地位を築けていた。その当時、弱電メーカーの知り合いと何人か話をしたが、欧州、途上国ではNOKIAのような廉価版の携帯が普及しており、スマホのような多機能携帯電話(小型PC兼通話機能装置)は世界的には普及しないと考えていたようだった。さらにガラケーでの日本国内での成功体験が足を引っ張り、スマホのようなパラダイムシフトに適応できなかった。
      →スマホのwifi通信が途上国の通信インフラ環境とマッチしてスマホが人口増大が見込める途上国で普及してしまった。samsung、シャオミーなどがうまくその波に乗れていた。(日本ではインターネット回線をNTTのような大規模インフラ企業ががっちり握っており、wifiの普及が東南アジアと比較しても日本では遅れていたのが致命的。日本勢の社内官僚はそれに気が付けていなかった。一方でsamsungは世界全体を市場としてとらえていたので、世界的な動向をキャッチするのが早かった)
      ・中韓勢は外国人技術者を顧問として招いて、TRIZなどの先進的な設計思想をトップダウンで2000年代の頃に既に取り入れ始めていた。samsugでは毎年、TRIZの成果発表会を会社内で開催し、優秀賞に輝いた設計チームには報奨金が支払われていた。先進的な設計手法の習得とそれを適用した社内競争が促進されていた。
      →上記の成果が2000年代中盤以降から花開き、消費者目線での機能においても日本企業との差が決定的となった。日本の企業でもTRIZのような革新的な設計手法を導入する動きは日本の弱電メーカーの一部の技術者からはあった。しかし上層部からの抵抗が大きく全社展開には至らなかった。(新しい設計思想を導入すると吸収の早い若手に自分たちの立場が脅かされることが上層部にとって脅威だった)上層部に海外の優秀な人材を技術顧問として招聘するような謙虚さはなかった。

      こんな感じでしょうか?
      日本の弱電メーカーと取引のあった素材、部品メーカーは2000年代中盤の段階でそれなりに危機感は持っていましたし、弱電メーカーに提案はしていたと思いますよ。しかし、それに耳を傾けることが出来なかったんでしょうね。

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  8. 人生の先輩にこんなこと言うのも大変失礼ですが、ネタや煽り抜きで素直に羨ましいと思います。
    私が同じ立場であれば、しがみ付く一択だと思います。正規の手続きでの解雇が通常の企業であれば不可能な日本の慣行では、逆に言えば開き直ったモン勝ちだと思います。
    会社本体がコケてしまおうと、この状況から過労死に持って行く位の意気込みでしがみ付くのが、個人が取れるマクロでの最適解ではないでしょうか。
    有給フル消化で、未婚のまま割増の退職金貰って早期退職した先輩を思い出しました。上司からよりもむしろ、現場でのウケが本当に、壊滅的に悪かったですが、ある程度定年が間近であれば、サラリーマンとしての一つの立ち回りだと思います。
    フローや年齢面よりも、ストックの如何によって、状況は大きく変わる事が大前提だと思います。借金などがあれば、自由度は下がりますし。

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