じゃあ、機嫌を取るな

すぐ不機嫌になる人っていますけど、そういう人は相手にすべきではありません。どんどん酷くなっていきます。

支配

不機嫌になる人って、意識して、無意識に相手を支配する為に不機嫌になっています。そして、多くの人は目の前の相手が不機嫌になると、自分に責任があると考えて、相手の機嫌を取りに行きます。そうなると、不機嫌になる人の思う壺です。

不機嫌になった人に気を遣って、機嫌が直るように優しい言葉をかけてみたり、理由を聞いてみても無駄です。やれば、やるほど、ダンマリを決め込んで相手を追い込もうとします。そして、相手が全面降伏するまで不機嫌を続けます。

日常的に些細なことで不機嫌になり、ワガママを突き通しつづけると、どんどん些細なことで不機嫌になるので、不機嫌にならないように顔色を伺いながら行動するようになり、怖くて仕方なくなります。そうなれば、支配体制の確立です。奴隷にすることが出来ます。

不思議なことに、この支配体制は実力とは関係なく、性格の違いなり、考え方の違いだけで起こり得ることで、その組織に長くいるだけのお局様が独裁者だったり、何の稼ぎ、スキルもない専業主婦が家庭の絶対的支配者だったりします。

女性の主導権を握り方は基本的にセックスを利用したものであり、職場だと権力者と不倫関係にあるとか、あったとか、セックスはしてないが、精神的不倫関係にあるようなケースですし、家庭においてはセックス、子供を武器に使いますね。

無能な男性が不機嫌でその場の支配体制を築いていることはないわけではないですが、極めて少ないです。元々、男性は無能だと完全に排除させるので、仕事上でも相手にされなくなりますし、恋愛からも見放されます。大して意味もなく不機嫌になろうものなら、即切り捨てられるからでしょう。

平社員男性、せいぜい係長程度だけど、妙な権力を持っていて、些細なことに不機嫌になって、周り、上司すら気を遣っているケースもありますが、管理能力はなくとも、相応に無視できない技術、経験などがあるからで、全くの根拠がないものではないですね。

無視

すぐに不機嫌になる人への対応策はたった一つで、不機嫌になった相手を無視することです。不機嫌だろうが、無視して日常生活のペースを続けていればいいのです。そして、相手が不機嫌になることで、支配できないことを理解するまで放置するしかありません。

不機嫌になりやすい人は精神的に弱いので、無視に耐えることが出来ず、しつこく嫌がらせをしてくると思いますが、それも無視しなければなりません。嫌がらせを相手にすると、相手に屈服することになります。そうすると、また不機嫌になります。

ここで重要なのは怒ってはダメです。怒ることも相手にしていることになるので、相手のペースになってしまいます。不機嫌になる人は「察してちゃん」「かまってちゃん」なんだから、真剣に相手にするだけ無駄です。

あくまで、普段通りのペースを貫いていれば良いのです。また、不機嫌が始まったなぁ、とバカにしたように眺めながら、好きなだけ不機嫌を続けさせてあげればいいでしょう。不機嫌なっても、なんの得もないことを理解させる必要があります。

最終的にこの人に不機嫌になってもメリットはない、むしろ、不機嫌になるだけ無駄である、という結論を出すまで、辛抱強く待ち続ける必要があります。人の良い人は我慢できないから食い物にされるわけで、人生とは忍耐力の勝負だと言うことです。

機嫌

人間の機嫌など、自分次第であり、同じことに接しても感じ方は千差万別です。だったら、出来るだけ前向きに捉えることが正解であり、自分の感情は自分で制御する為に日々訓練を続ける必要があり、その成果が大人の対応、というものです。

些細なことで不機嫌になり、相手にそれをぶつけて、譲歩を求めるのは子供がわめき散らして親を根負けさせるのと同じことであり、親は子供のワガママを相手にしていると、子供のワガママはどんどん手がつけられなくなります。

そして、不機嫌になる人は相手を選んで不機嫌になっていることを忘れてはいけません。この人に不機嫌になれば、自分のワガママが突き通せる。不機嫌になっても許してもらえる、と思っているから不機嫌になるのです。もっと言えば、舐めてあるから不機嫌になれるのです。

不機嫌になりやすい人って、チンピラ、半グレ、ニートみたいな失う物のない無敵の人に不機嫌になりません。と言うか、強そうな人には本当に気を遣っていて、神経をすり減らしており、弱いとみなした人をそのストレスを押し付けているんです。

つまり、些細なことで不機嫌になる人間とは子供のまま大人になってしまった人間であり、不機嫌になりたいなら、勝手に不機嫌になってもらえいいのです。その人が好きで不機嫌になっているのだから、周りは相手にすることはありません。まして、譲歩してやる意味などありません。

まとめ

不機嫌になりやすい人はどこにでもいますが、それが身近な人だと、気の良い人ほど、被害を受けてストレスを抱えます。良い人やる必要はありません。徹底的に無視すれば良いのです。無視した結果、暴力、暴言に至るなら、証拠をとって第三者に持ち込むしかありません。

不機嫌になりやすい人を愛しているなら尚更、不機嫌を相手にしてはいけません。どんどんエスカレートして、ほんの少しでも自分の思い通りにならなかっただけで不機嫌になる地雷原のような存在になってしまえば、関係は継続できなくなります。

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5 years ago

女性は感情の生き物ですから理由もなく不機嫌になることがあり、また生理的な理由でも不機嫌になり、そういう場合は適当に話を聞いておけば波も収まりますが、面倒なのは男性です。

男性の場合はマウントを取るために、わざと不機嫌になって相手を試したり、仕事にイチャモンをつけて妨害したりする人がままいて、確信犯的に行うので大変です。
そういう時は無視しろとシンさんは言うかもしれませんが、仕事上の上司だったり仕事上どうしても説明しないといけない相手だったりで、関わらざるを得ないのが実情です。また、そういう人はパワハラや暴言にならないギリギリのラインを攻めてきますので、証拠を取って持ち込むということもできません。

2+
ブッチャー
Reply to  でら
5 years ago

>女性は感情の生き物ですから理由もなく不機嫌に~ そういう場合は適当に話を聞いておけば波も収まりますが

でらさんはおそらく、上手に「適当に話を聞いておく」が実行できるのだと思いますが、
私はそれを上手くできず、試行錯誤の毎日です
露骨にいかにもな、「共感したフリ」をしても、ばれて怒られ、
かといってあまり真剣に話を聞いてると、疲れます。
また妻の話に明らかな事実誤認だろと思うことがあると、ついつい指摘してしまいます。

まあこのあたりを、苦痛なく上手くこなせる男もいるのでしょうが、私のように苦労している男らも一定数いると思います。
確か村上龍も、女性との会話を
「『退屈』というどしゃ降りの雨を自分は浴びながら、相手は絶対にぬらしてはいけないゲーム」 と表していました。

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Reply to  ブッチャー
5 years ago

>でらさんはおそらく、上手に「適当に話を聞いておく」が実行できるのだと思いますが
→ そういう時こそ褒めるのです。「さすが!」「すごい!」「かわいい!」「美人!」とか。
  不機嫌になって支離滅裂なことを言ってきたら、かわいいとか美人といった容姿を褒める言葉を連発して、何とかその場を凌ぎ切ります。

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ニコ
5 years ago

すぐに不機嫌になる人はどんな組織にもいますね。
自分の気にいらないことがあると大声でキレたり、胸ぐらを掴もうとするのであまり関わりたくないです。
仕事じゃなければ話したくないです。

後は、技術部に派遣で来てた人に仕事はできる人でもすぐに不機嫌になってキレたりしてクビになってしまう人はいました。

1+
シンを絶対に許さない
5 years ago

ただの女叩きじゃないですか…呆れました
女性が不機嫌になるのは理由があります、男性はもっと不機嫌の理由としっかり向き合い、謝罪すべきではないでしょうか?
たいていの場合、悪いのは男性ですよ?

3+
がいあ
5 years ago

私は以前の職場でこのタイプの上司二人に精神的に潰されて立ち直るのに時間がかかったので
今回の記事は読んでて非常にタメになりました。
上司が不機嫌になるとつい下手に出てしまい、その後人格否定やイジメの嵐でした。
耐えられなくなり退職しましたが。
今後は無視という対応が出来るようにしたいものです。

1+
ニコ
5 years ago

皆さんに聞きたいのですがこの不機嫌になるようなめんどくさいタイプの人って表面的には他人にいい顔をするタイプが多くないですか?
不機嫌になる人が仕事のメンバーに対してわがまま放題したいのかな?と思えてなりません。

2+
松本
5 years ago

私自身は相手からすると不機嫌で面倒な人と認識しているかも知れません。常にポーカーフェイスです。3歳児でも会社のトップでも話方、態度は変えない様にしています。年々腹を抱えて笑う様な事が減って来たと感じます。

0
5 years ago

おっしゃるとおりで(というと議論にならないのでシンさんはお嫌いかもしれませんが)、機嫌がすぐに悪くなる人間につきあうことほど馬鹿なことはありません。

日本は情の社会、欧米のようにギスギスしていない、と言われてきましたが、実のところ、合理性にもとづかない感情のおもむくままの発言や行動のしわ寄せは、弱者に向かっていました。

それが改められ、機嫌のコントロール、つまり感情コントロールができない人間がだんだんと厄介者、無能の烙印を押される時代になり、この点に関しては良い方向へ変化しているのではないでしょうか。

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