じゃあ、英語化

英語化について記事にしようと思います。シンガポールを例にすると、わかりやすいのではないか?、と思います。

英語化

当面のアメリカ一強が確定し、潜在的な対抗馬も現れない現状を見るに、世界の英語化は避けられない状態になっています。仮に英語でない言語を世界共通語にしようとしても、すでに英語で存在する膨大な資料を翻訳する必要があり、現実的ではなくなってきています。

また、技術革新から、分野の細分化が進み、英語以外の言語で発表しても、同じ分野で活動する人とアイディアの共有ができないため、否が応でも英語でやらざるを得なくなりつつあります。

商業的にも世界戦略を考えるなら、英語でやるしかなく、世界的に商業的成功をしているのは英語ネイティブ、英語話者に限られて来ています。ジャスティンビーバーさんがフランス語の歌をYouTubeに上げていても、今の成功はないでしょう。

ピコ太郎さんがあれほどブームになったのは英語だからであって、日本語でやっても、小さなブームで終わったでしょう。だから、本国である程度の成功を収めたら、英語でやるべきでしょう。(ぬるりも一定の成功を収めたら、英語ブログに移行しますw)

教育語

元々、シンガポールはマレー半島の先端にある島で、マレー系住民が暮らしており、そこに航海上の要所として目をつけたイギリス人が占領して、商業都市に変貌させたちめ、華僑、印僑が住み着くようになったので、その当時は各自が各言語で教育し、仕事はブロークンイングリッシュでこなしていました。

イギリス植民地からの独立が決定し、マレーシアの一都市となったシンガポールは住民構成の違いから、本国との軋轢が増し、マレーシアから追い出される形で独立を果たします。(この時の国父、リークワンユー、涙の演説は伝説です。)

リークワンユーが英語教育を受けて来た人だったこともあり、シンガポールは一気に英語化に動きます。元々、中国語教育を行なっていた南洋工科大学が英語教育大学になったのを始め、英語が出来なければ、何のチャンスも与えられなくなります。

今でも50代以降のシンガポール人には中国語教育を受けた世代がいて、インテリなのに英語が拙い人もいて、話を聞いてみると、中国語教育で育ったため、仕事以外は中国語で情報を取っているようです。それ以下の世代で英語が拙い人は教育レベルの低い人たちです。

しかし、シンガポールが完全に英語化したというわけでなく、中国の成長を見越したリークワンユーは中国語教育を必須化しましたし、今でも「母語」という科目が必修で、民族語が出来ないと、大学進学できません。従って、英語しかできないシンガポール人はシンガポールの国立大には入れません。

英語化、中国語重視を振り子のように繰り返した結果、世代によって得意な言語が違う、どの程度できるのかも違う、また、教育レベルでも大きく差があるようになりました。今の子供は英語しか話せないことが多くなり、中国語を嫌がる傾向があります。

日本

今まで、日本は市場として大きかったので、ほとんど何でも日本語ですることができました。未だに新しいソフト、アプリが出ても、日本語化されてないと見向きもしません。母語の日本語で出来ることが当たり前になっているからです。

日本は人口オーナスに入り、今までのように何でも日本語でできなくなってきます。分野が細分化し、商業的には元が取れなくなると、日本語化ツールが用意できなくなるからです。英語、日本語、の両方で用意するコストがメリットを上回れば、当然やる人がいなくなります。

グーグル翻訳などの進化で単純翻訳はどんどん機械化されて、高度な知識のいらない、細かなニュアンスが関係ない情報については自動になり、どの言語であるのか?、というのは関係なくなるのでしょうが、お金の絡む場面になると、グーグルも責任取れないでしょう。

教育の英語化は大学院レベルの教育から始まり、徐々にその年齢が下がってくるでしょうし、ビジネスの英語化も大企業から始まって、徐々に規模の小さい企業もそれに追随するのでしょう。

この辺の流れまで書くと、記事が冗長になってくるので、その話はまた別の記事でしようと思いますが、日本もどの程度かは別にして、英語化が始まっていますし、それは止まらないだろうと思います。

まとめ

これだけ世界がITによって繋がってくると、コミュニケーション方法が単一化するのは当然であり、すでにプログラミングは何語を母語にしていようが、英語でやっていますので、それがもっと広がるだけのことです。

アメリカ主体のグローバリゼーションによる反発も当然ありますから、今の世相はテロ、戦争、難民、と荒れているのでしょうが、イスラム国の人質と通訳も英語で話しているでしょうし、大嫌いなアメリカの言葉を使わないと、国際取引はできないんですよ。

 

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、英語化” への 10 件のフィードバック

  1. 英語化した場合、日本語しかしゃべらない俳優業、ナレーターはどうなるのでしょうね?

     ところで、社会の英語化というところで、日本のカジノIR戦略はどうなるのか気になります。シンガポールはIRで成功してますが、日本にIRのために出資しようと思う様な外資ってあるのでしょうか?

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    1. 英語化しているんだから、大なり小なり誰でも英語がわかるはずだし、人前に出る人はなおさらでは?フィリピンなんかはそうですね。

      カジノはパチンコ利権とも結びついているので、外資は入らないのでは?

      シン

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  2. ほぇさん
    日本語に過度に依存したナレーター、お笑いタレント、俳優は必ずしも海外で成功するとは限らないでしょうね。
    日本のカジノ誘致で和歌山と大阪が手を挙げているようですが、どうなんでしょうね。そもそもカジノが国際的に成功する条件って、まずその土地の空港がアジアやアメリカという地域の中でハブ的な存在かどうかが大事なんだと思います。そうした周辺インフラが整っていないのにカジノを含んだリゾート施設を作っても赤字になりそうな気がします。2016年の周辺国のフィリピン、シンガポールなどで赤字を計上しております。黒字でも前年度に比べて収益を落としておりところもあり、世界的に見てカジノという施設がダブついている印象を受けます。カジノが珍しかった時代に着手すれば先行者利益を享受できたでしょうが、いまさら参入しても土建業者にお金をばら撒いて終わりになりそうです。
    アジアの航空ハブで国際会議場などとセットで運営しているシンガポールで赤字なのはさすがに重く受け止めないといけないと思います。
    http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160304/mcb1603040500012-n1.htm
    そもそもカジノは目的ではなく、国際会議や遺跡巡りの観光のついでにお金を落としてもらうものです。そうした意味で、まずは大阪や和歌山の地域の観光の目玉を発掘し、それを目当てに訪れてもらう外国人を増やす方が先だと思います。

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    1. Yさん
      ナレーターの様に、日本語でしか仕事が出来ない職業は、日本国内が英語化してきたらどうなるのかな?という疑問でした。
       シンガポールのIRは赤字なんですか?マリーナべイサンズなどは成功しているのだと思ってました。
       カジノは海外からの客をターゲットだとすると、日本がもっと英語化するまでは厳しいのか?と言う事と、海外資金、主導で施設を作るのが成功の鍵としたら、日本に巨額投資しようという外資があるもんだか?と思いました。
      ニセコの地価が高騰したのも、日本人の手で売り出して成功したわけではないですし、ブランディング等日本人が計画しても海外に売れるものが出来るかは難しい気がします。この辺も日本が英語化すれば改善されていくのでしょうかね?
       

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  3. ニセコの成功は地理的な要因が大きいのではないでしょうか?
    オーストラリアなどのオセアニアからのアクセスが良い大規模なスキーリゾートって北海道くらいしかないんですよ。しかも雪質がすこぶる良いときてます。そのためオセアニアからの観光客が増えて、結果的にニセコの英語インフラが整ったんです。さらに欧州が暖冬で雪不足の時にはドイツなどからもスキー客が押し寄せるようになった。英語化によって観光客が増えたんではないんだと思います。
    あくまでも投資をする前から良質なスキー場という観光の目玉があったんです。
    最近の日本の外資は段階的な撤退が相次いでいます。そうした中でそれに逆行するような投資については違和感を感じてます。

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    1. 全くそうだと思います。資源高でオセアニアの購買力が上がり、東安アジアの勃興でミドル層がウィンタースポーツを手軽に楽しめる場所がアジアで必要になり、ニセコがちょうど良かった、というところでしょう。

      中国のスキー場は開発されておらず、韓国は寒いけど、あまり雪は降らず、雪質が悪いようです。空港から遠くなく、雪質が良く、バブル時代の開発を利用できたことが偶然良かっただけです。

      外資勢からすると、現状の日本に投資する魅力はほとんどなく、撤退はしても、進出は滅多なことではしないでしょう。

      シン

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  4. 私の知人にアフィリやダイレクトレスポンスマ―ケティングといったネットビジネスだけで生計を立てている人がいます。
    この人は巷では『検索の達人』と言われてまして、知人いわく欲しい情報の全てをグーグルから引き出せる事ができるとの事です。
    例えば被害者救済のために度々訴状を起こしていますが、基本的に弁護士は立てずにグーグルから引っ張ってきた情報だけで戦って勝訴しています。 
    その知人が最近中学1年生の英語の教科書を読んでいたので、なぜ今更英語の勉強を始めたのかを聞くとグーグルには日本語で記載されている情報はわずか全体の3%ほどであり、残りの97%は外来語で、そのうちの70%は英語で記載されている。
    英語が読めればもっと質の良い情報が引き出せるからとの事で勉強を始めたみたいです。
    知人はお世辞にも頭の良いとは言えない高校を中退した勉強ドロップ組でしたが、三十路過ぎになって1から英語の勉強を取り組む姿が日本の英語化を強く感じさせました。

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    1. どの程度かは別にして、英語はすべきです。ただ、かなり翻訳技術も進化したので、やりこむ必要はなく、基本ルールをキチンと理解して、翻訳が明らかにおかしくないか?を確認できるだけでもかなり違います。

      情報をダイレクトに売れる時代になり、英語は凄まじい市場にアクセスできます。だから、このブログの最終目標は英語化による世界市場への進出です!w

      シン

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  5. チバさん
    有意義なコメントありがとうございました。自身の周りでは英語出来ないわって笑ってごまかしている人もいますが、まだ日本語だけで食えるっていう余裕や危機感の無さが垣間見えます。今後20年で日本市場が急速にシュリンクしていくことを考えれば英語は必要不可欠です。(ただし英語だけで来ても通用しません)学歴よりもそうした先見性を持って行動を起こせるかどうかが成功への要因なのだと思います。

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  6. ニューラルネットワーク等による自然言語処理の躍進で機械翻訳が急進的に進化しているため、もしかしたら将来的には言語の壁というのが殆どなくなるかもしれません。
    何年後になるのかの予想は難しいですが、ニューラルネットワーク導入後のGoogle翻訳の進化の早さを見るに思った以上に近い未来なのかもしれません。

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