じゃあ、羨ましいこと

ぬるり的に羨ましいことを書きたいと思います。

経済

生活の為に働く必要のない貴族にはいいですよ。働くのが嫌なのではなく、働かないと生活できないっていうプレッシャーが大変です。特に家族を養う人は我慢をして働いて行く必要があり、新入社員が懲役40年とかいうのでしょう。

自分はエリートだ、とか言って、生活の為に働いているんじゃ、高度に飼いならされた社畜は自分の鎖の重さを自慢しだす、と言いますけど、上司、取引先、売上、納期に追われて、必死に生きている人がエリートだとか、鼻で笑ってしまいますよ。

やはり、Fuck you moneyを手にして、働く、働かないは自分が決めることで、あまりにも理不尽なことは誰に対しても、Fuck youと言えるくらいの自由があって始めて、エリートなんだと思いますよ。身請け金払って、自由を買った、と言うことです。

精神

自分のことをよく理解して、自分の声をできるだけ正直に聞いて、そこに合わせて、自然体で生きている人に憧れます。特にIT社会では凄まじい量の情報が溢れて、自分自身のことよりも、他人のことが気になったりするものです。

あるがままを受け入れて、軸があり、ぶれない自分を手にしている人はかっこいいし、憧れます。私がよく言う絶対価値の確立、というやつで、他人と比較してしか、自分を評価できない相対価値にハマると、どんなに恵まれていても、満足しません。

どこかで、偉い人だとか、ご立派な人が言っていた、それっぽいことをあたかも自分が考え抜いたように発言して、悦に浸っている人が真逆の存在で、意識高い系wということになるのでしょう。他人に振り回され、他人の評価で自分の行動を決める人生は最悪です。

熱中

自分の好きなことに熱中して、その作品の完成度を上げるような人生に憧れます。イチローさん、三浦知良さんが未だに現役にこだわるように、自分の哲学を全うする為に生きている人は羨ましくて仕方ありません。

無名の人であっても、芸術に耽溺しきって、日々を過ごしている人は評価される、されない、という次元を越えて、とにかく食うことさえできれば、幸せでいられるくらい好きなことがあるのは素晴らしいことです。

例えば、私は書くことが好きだし、手段が変わったとしても、ずっと書いていきたいです。多分、ほとんどの人がそう言う趣味を持っているんでしょうけど、日々の生活、世間体が気になって封印しているのではないか?、と思います。

まとめ

羨ましい、という感情が生まれているのは私がやりたいことを完遂できていないからであって、色んなシガラミで、妥協しているからです。おそらく、私が憧れる人たちも多かれ少なかれシガラミがあるんでしょうけどね。

ぬるりと生きたい、と思いながら、様々な状況があって、なかなか理想通りにはなりませんが、日々、こうして思ったことを書き、読者の皆さんと共有することで、汚水が徐々に浄化されていくような気がします。

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みどり
7 years ago

シンさん、シンさんの文章を読んでいると親鸞が好きになるのではと思います。
宗教は面倒なイメージがありますが、
少なくとも相対評価では生きていないので私はどうしても惹かれてしまいます。

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みどり
7 years ago

悪人正機は、仏の前ではすべての人間は悪人という意味なので、全てが救いの対象ということです。他力本願の他力は阿弥陀仏の力のみを指しています。
絶対に信じるものがあってただ今現在救われている(平生業成)から、世間の荒波をものともせずに強く逞しく生きていけるのはぬるりに近いのでは、と思いました。押し付けているわけではないので、不快に感じたらごめんなさい。

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ダー
7 years ago

私の人生は反省の繰り返しで、ある程度社会経験がある上でぬるりと生きるに出会っているのでシンさんのお考えに共感できるのですが、
社会経験の浅い若いときや学生のときに出会っても共感できたかどうかわかりません。アホだったので単に言語として理解できたかすらあやしいですw

先日、近所のファミレスで
「経済的自由を手にしよう!」「自分の価値を高めよう!」と息巻いているマルチの勧誘員がいました。
馬鹿みたいな内容でしたが、カモ側と思われる若者は真剣な表情できいていました。
情報過多の現在、読み手によってはカン違いしてこういうエセ自己啓発にはまり込んでしまうかもしれません。
経済ガー需要ガーとか言ってたんですが、若い頃の私ほどアホだと逆にちんぷんかんぷんで騙されようもないのですが、半端に意識が高いと耳を傾けてしまうのかも知れません。

そう考えると若い人が理解して共感し、その将来の役に立つ内容を伝えるのは本当に難しいことなんだろうなと思います。
アホな若者は読まないし、深く考えすぎる若者は拗らせる危険があるし。。

個人的には若い頃の自分のような、アホな若者にこそぬるりと生きるを読んで欲しいと思います 笑

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ニコ
Reply to  ダー
7 years ago

ダーさん、
ある程度、社会人経験すると理解できますね。
地元の知り合いで意識高い系ほど仕事をあんがい辞めてますね。辞めて戦略があるならいいですがなくて契約社員をしてる人が多いです。

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ダー
Reply to  ニコ
7 years ago

私も少し身に覚えがあるんですが、
「会社が嫌だ嫌だ…」ってズーッと思っていると、いつしか辞めること自体が目的みたいになっちゃうんだと思います。

辞めるなら辞めるで、なにかやりたいことがあるのなら良いですし、そうじゃなくも給料が安いからとか夜遅いからとか、せめて目に見える理由ならまだ転職で改善する余地もあると思います。

だけど、意識高い系の人ってそこで一人よがりなワケわかんない理由を考えて無理やり自分を正当化して辞めるもんだから、次に活きないんだと思います。

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CI
Reply to  ダー
7 years ago

ダーさん

私も似たようなマルチ勧誘の光景を見ましたよ。
聞いているのは若者でしたね。
聞こえてくる内容に吹き出してしまいそうでしたけどね。

わたしのぬるり的な考え方を人に話すことがあるのですが、
いい年の大人に話すとだいたい怪訝そうな顔をしますね。

若い子に話すと結構真剣に聞いてくれます。
自分の自分の考え方を言っているだけで人に押し付けてるわけではないですよ。

私も是非若者にぬるりを生きるを読んでほしいですね。
すぐには理解できないかもしれませんが、人生経験と共に理解できる部分が出てくるのではと思います。
あわせてマルチや詐欺の見分け方も学んでほしいですね。

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ダー
Reply to  CI
7 years ago

CIさん

私も同感です。
若い人の方が危機感が強い様に思います。

多分、今中年以上の人ってその親世代はけっこう裕福であっけらかんとした人が多いんですけど、
10代20代の若い人って親世代が40代くらいで既にハードモードに突入してるので、親の考え方や教育方針、家庭環境が変わってきている様に思います。良くも悪くもその影響が出てるんじゃないでしょうか。
私自身は氷河期ですけど、それでも私世代は今みたいに大学行くのに奨学金借りてる人がザラという風潮ではなかったです。
残念ですが、世代が進むごとに貧しくなっている様に思います。

若い人が危機感を持っていること自体は良んですけど、危機感や不安が強いとそれにつけ込む悪い大人も湧いてくるんで難しいですよね。。

ぬるりと生きるはひたすら現実的な目線で書かれているところが良いです。
子供の教育や物事の考え方を教えるのに活用させていただこうと思っています。

もちろん私自身もヤバいので、私が逃げ切る方法も模索したいと思ってます^^;

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CI
7 years ago

今は生活のために働いていますが、
いずれ生きがいのために働くというのが理想ですね。

実現するにはそれなりのお金が必要ですが、
生まれが金持ちではないし、ただのサラリーマンには、なかなかほど遠いです。

なんとか定年ぐらいには実現したいところですけど、
明確な内容が決まっているわけではないのでじっくり考え中です。

定年になっても内容が定まらないときは、そのまま引退ということになるかもしれません。

定年過ぎても、まだ生活のために働いているという状態を一番避けたいですが、日本の将来を考えると現実は厳しいかもしれませんね。

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z
7 years ago

TED Talks の「最も視聴されているヴィデオ」のなかに Ken Robinson さんのスピーチがあります。このケンさん(1950年生、英人)の職業、Wiki では、芸術を中心にした 「educationalist 教育者」となっています。

この方がアメリカに移住されてから5年後の2006年のスピーチです。

https://www.ted.com/talks/ken_robinson_says_schools_kill_creativity

(このほかに2010年 Bring on the learning revolution! 、2013年 How to escape education’s death valley もあります。)

「工業社会の需要に合わせて労働者を生産するような教育システムを止め、子どもひとりひとりの素質を発掘し、それを開花させるような有機的教育を目指すべきだ。」というのが要旨です。

私の感想ですが...
確かに正しいし、同意するスピーチです。しかし、このスピーチも地に足のついていない状態の聞き手に都合のいいように解釈されると、なんとも無責任で罪つくりなアドヴァイスになってしまう危険があります。スピーチの中で、ミュージカル「 Cats 」の振付師としても有名な Gillian Lynne さんの話(少女時代に多動で学業不振だった彼女を心配した母親が医者に連れて行ったところ、「彼女は病気ではありません。ダンサーなのです。ダンス学校へ通わせなさい。」と言われ、そこから彼女の人生が変わった、という話)も紹介されていますが、「クリエイティヴィティ」を地道な努力をしたくない子が逃げる言い訳にしないといいなと思いました。いち中年女としては、「クリエイティヴィティもいいが、しかし凡もあなどるな」と言いたいですね。

余談ですが、このケンさんのエンターテイメント力がすごいです。上記したように、スピーチの要旨は今までもどこでも言われてきたことで、目新しいことではないです。20年前の教職をとるための授業でも当たり前のように言われていました。しかし、それにネタ・ジョーク(自虐も。しかし、そこはかとない自信が漂う。Sir 称号を受けていらっしゃるそうなので、確かにキャリアとしては充分ですね。)ふんだんに交えながら、アングロサクソンにしかできないような仕上がりのトークになっています。とくに2006年のものはイギリスアクセント(でしょうか?)が強くパンチがあり、その後は場慣れしたのかマイルドになっていますが、聴かせ方が非常に上手いです。感心しました。

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