じゃあ、グローバル化

グローバリゼーション、と言いますが、要はアメリカナイズ、ということであり、各国の独自のやり方が維持できず、アメリカ式を受け入れるしかなくなってくることです。

産業

日本は小さな島国に一億以上の人が住み、平均教育レベル、所得を上げていった結果、バブルの頃はアメリカを抜いた、とまで言われた時代がありましたが、そこを頂点にして、国力は下がり続けています。今では日本は特別な存在ではなくなりつつあります。アジアの盟主は中国に奪われ、他国は日本より、中国の動きに注目しています。

かつて、ガラパゴスと言われた独自の文化、サービスはアメリカ式、その他外資に置き換わり、スマフォはiPhone、SNSはFacebook, Twitter、LINE、とかつて見られなかった現象になってきています。私はアメリカならともかく、韓国の会社が提供するサービスを国民の大半が使うようになるとは思ってもみませんでした。

ソフトは苦手なので、仕方ないよ、という言い訳も通用せず、日本のお家芸だった家電は中韓に奪われ、軍門に降り、重電、工作機械すら、徐々に侵食されつつあります。特殊なもの以外はコスパから台湾製がシェアを伸ばしいるのです。お家芸の自動車、精密機械、医療機器あたりがやられたら、何をすればいいのか、途方にくれます。

教育

一昔前は日本人でまともに英語が話せる人はほんの一握りで、プレミアがついて、英語さえ出来れば高く売りつけることが可能でした。わかりやすい発音で英会話することのできる帰国子女なんて、持て囃されまくってましたし、アメリカでMBAなんか取ろうものなら、びっくりするほど高額オファーを受け、三十代で日本支社の役員になれたくらいです。

今では英語をそこそこ話す人は本当に増えたし、東京ではそこら中で、それなりに英語を話す日本人を見かけるようになりました。東大すら、英語だけで卒業できるカリキュラムを導入して、外国人を呼び込もうとしだしましたし、大学院以上の教育言語が英語に変わっていくのも時間の問題でしょう。非英語圏の欧州と変わらなくなってきているのです。

一般的に母語話者が八千万人を割り込むと、母語での高等教育が成り立たなくなる、という傾向があり、どんどん専門が細分化してきて、母語で一定レベル以上の教材、発表の場がなくなり、英語で研究をやらないと、研究が出来なくなるからです。好むと好まざると、国内だけを意識して、何も出来なくなるわけです。

他国

ドイツ、フランス、というかつての古豪すら、アメリカナイズから逃れられなくなり、大学院レベルでは英語で教育しています。かつて、フランス語にプライドを持ち、英語を嫌がっていたフランス人ですら、最近では英語習得に力を入れていますし、EUの事実上の公用語は英語です。英語発祥の地であるイギリスの離脱は皮肉ですけど。

欧州が結束するとこで、アメリカへの対抗を狙っていったものの、アメリカに屈しているのが現状であり、ドイツもドイツ銀行、VWの危機はアメリカ発祥であり、過度にアメリカ依存した結果、ルール違反をしてでも、アメリカ市場への進出を進めた結果、身ぐるみ剥がされるような制裁を受け、拝み倒して、寛大な処置をお願いしています。

唯一のアメリカの対抗馬になる、と期待された中国もすでに限界が近くなり、溜まりに溜まった国内問題を解決することなしにこれ以上の経済発展を望むのが難しくなり、アメリカに対抗するどころの話ではなくなりつつあります。トップの政治家ですら、アメリカに資金、家族を送り込んでいる時点で、本音はアメリカに対抗出来ない、と考えているわけです。

まとめ

私はアメリカが好きでもないし、アメリカ式の借金漬けで贅沢な生活をするより、欧州のシンプルな生活が好きなので、グローバリゼーションと言う名のアメリカナイズは嫌だな、と思う一方で、アメリカの経済圏を無視して、何も出来ないことに唖然とします。世界中、すべての国がアメリカの影響化から抜け出せないのです。

日本は今までため込んだお金のお陰で、アメリカの傘に入って、泥水啜らず、平和を維持してきましたし、米国債買って、上手くやってこれたんですが、平和を買う余裕がなくなると、自分の身は自分で守る必要が出てきます。それが新安保なので、恐怖する人の気持ちもわからなくもないです。でも、これは個人レベルでも、自衛手段をもたないと、ダメだってことでもあると思います。

 

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

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