じゃあ、日立製作所

日立製作所についての記事をリクエスト頂きましたので、書きたいと思います。

日立

日立製作所は明治時代の久原財閥(藤田)から始まり、サラリーマンエンジニアだった、小平浪平さんが始めた会社で、現在は日本ではトヨタ自動車の次に大きな企業グループです。そして、トヨタ自動車と同じように、企業名が本拠地の名前ですが、トヨタ自動車とは逆に日立村から始まったので、日立製作所と名前がつきました。

この会社は本当の意味でエンジニアの会社です。同業の東芝は近年は文系トップばかりの文系優遇の会社ですが、日立ではエンジニアしか社長になったことがありません。そして、経営スタイルは比較的シンプルで、数字がダメ、将来性がない、と客観的に判断できたら、すぐに諦めます。

現実より、社内の力関係を優先した東芝は素人が見てもダメそうなことも、あれこれ言い訳ばかりして意地で諦めず、経営状態を悪化させ、今に至ります。それに対して、日立はテレビ、パソコン、半導体事業を早い段階で見切りをつけ、戦える事業に選択と集中をしています。2000年過ぎて、こりゃダメだな、という頃には捨てる決断をしているので、被害を最小限に食い止めることが出来ました。

黒字子会社、日立工機、日立国際電気も本業、主力との相乗効果が見込めない、という理由でスパッと売っていますし、理系的経営というか、理が伴わない感情的な判断は行わない会社なんだな、と思います。東芝なら、事業規模が、グループが、とか言って、意味もなく感情的に保持しそうです。

その反面、決めたら早いのですが、決めるまではエンジニアにありがちなプロセスにこだわりすぎるところがあり、お役所みたいに紙媒体の書類、データシートが飛び交い、フットワークが重く、動き出すまでに時間がかかります。特に必要もなく取引は傘下商社経由してください、と言うような筋目にやたらこだわる社風だと聞いたことがあります。

グループ

日立は傘下に有力企業を多く抱えており、日立製作所が中核であるものの、それだけの会社ではありません。誰もが知る日立化成の他に日立造船、建機、金属、電線、など、日立グループを離れても、十分にやっていけそうな会社が多く存在します。その中で本筋からそれる会社は切り離して、現金化しています。

問題点は多数の親子上場をしているため、グループの会計が不透明になりやすく、投資家からは嫌がられる傾向にあります。親会社の不良債権を子会社に移し替え、切り離してし、責任を外部の株主に押し付ける、という手法が否定できないからです。上場廃止して、日立ホールディングスにしたほうが時価総額が上がるのかもしれません。

東芝は社内分社化しているだけで、有力子会社がほとんど存在しない構造をしてきます。東芝は大東芝ありきで、東芝テック、東芝プラントなどの子会社があるものの、各社の裁量を認めず、本社の役員会が全てを決めるスタイルで、役員同士の潰し合いがチャレンジという名の粉飾決算につながりました。

関係者のコメントによると、本体である製作所の意向は絶対で、子会社はそれに付き従うスタイルのトップダウン、序列意識、横並びの組織運営をして、日本企業独特の非合理的なシステム、多過ぎる事務系社員を抱え、技術者と同じ給与体系を取っているため、エンジニアに負担がいく構造だそうです。

展望

すでに売上高10兆円を超える企業体なので、伸び代はありません。ここ数年は微増くらいで、何かしらの大きな革新的事業を生み出さない限りは伸ばしていくことは出来ません。1割売上を伸ばすに1兆円増やす必要があり、大企業一つ買うくらいの大仕事に成ります。

日立はバランスのいい会社で、情報通信、社会インフラの二本柱ですが、電子装置、建機、化学、自動車部品などの中堅どころも育っており、何かが立ち行かなくなっても、それを他でカバーできるだけの総合力があります。欧米だとGE, Siemensと比較できると思いますから、この会社が傾いたら、日本も危ういです。

社外取締役に日本だけでなく、海外の有力者、官僚などを招聘しており、社会インフラに食い込もうとしている意思がはっきりと見えます。ちなみにシンガポールからはフィリップ・ヨー氏が社外取締役を勤めており、この人は海外投資案件の責任者みたいな人です。(おじさん世代の典型的シンガポール人エリートという感じの人で、早口シングリッシュで人を小ばかにしたように話しますw)

日本政府はボロボロになった東芝を切り離し、日立、三菱に吸収させていき、社会インフラ2強、国策企業体制にしていくのだろうと思います。すでに日本勢同士の責任の押し付け合いになった南ア案件、不良債権化したGEとの合弁会社など、一社だけでは解決できない案件が多いので、政府が全面的にバックアップする必要があります。

まとめ

巨大なグループなので、個々を確認するのには膨大な時間がかかり、何かしらの隠された危険案件が眠っているのかもしれませんが、ぱっと見た限りではこんなのやっていてどうするの?、という事業はなく、しばらくは安定経営を続けられるのではないかと思います。

日立が経営危機になったときには日本も危機になるでしょうし、政府が全力で支援せざるを得ません。サラリーマンとしてスタープレーヤーになりたい人には物足りないし、つまらないでしょうけど、サラリーマンはサラリーマンだから、淡々と仕事をしたい人には良いと思います。

懸念事項としては日立の経営は将来性がない、と判断したら、黒字だろうが、かつての中核事業だろうが売却、分離独立させて、日立から切り離してしまうので、大企業社員だ、とあぐらをかいて個の力を磨かないと、悲惨なことになりかねません。

コメント欄に書いたことがありますが、日立製作所勤務で半導体関係の事務をしていたら、ルネサスとして、日立から切り離されてしまい、その後の強烈なリストラで、投げ出され、零細企業でこき使われている実例を見たことあるので、自分の商品価値に敏感になり、プランBを常に用意するのは当たり前になりつつありますね。

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、日立製作所” への 24 件のフィードバック

  1. 電機メーカーは、大企業でももうだめなイメージがありましたが、
    電機のイメージの日立グループの二本柱は情報通信と社会システムで、経営陣が合理的・現実的なので、比較的安泰そうですね。
    しかし、会社として安定していて、経営陣や投資家からみたら優良でも、働いている一社員からしたら、労働環境が過酷で優良ではないかもしれません。
    日立ではありませんが、三菱電機の技術者2人が、過労自殺とうつ病で退職していました。
    三菱は、旧財閥系だが軍隊的な社風と聞いた事があります。
    三菱といっても、弱い部門の三菱自動車と強い部門の三菱重工などいろいろあるのでなんとも言えませんが。

    1. ranさん
      業績が安定していても従業員には厳しいというのは正しい感覚だと思います。
      大企業だと事業部ごとに社風も文化が違うためになんとも言えないのですが、業績が出ている事業部はエンジニアとして実力がないと非常にストレスフルな環境のところが多いです。
      私の知り合いで優秀だからと花形の事業部に異動したらあまりの仕事量と質でメンタルで休職しましたし、ストレスで耳の調子が悪くなった社員がいます。
      逆に、倒産してしまった会社から転職した人から話を聞いたらいろいろアイデアが採用されたり、任せて頂いて働いている社員には良かったとも聞いてます。

  2. 非常に面白い記事でした。
    よく世界不思議発見を見ながら日立と東芝どこで差がついたんだろうなと思ってました。事業の選択と集中ができるかどうかなんですね。
    日立の人ではないので、根拠はないですが理系的判断というか感情的な判断をしないので子会社に転籍するのか形はわかりませんが実力がないとリストラもやるようかなと思っています。何が言いたいかというと非常に厳しい会社かなという印象があります。

  3. 昔、身内の知り合いが日立グループで働いていました。大橋の設計をしていましたが、事業が順調にも関わらず会社存続できず離職したそうです。 記事にある事業の取捨選択がシビアな部分がそれだと思いました。 事業の取捨選択がシビアな点は花王に似た企業だと思います。

    1. 本来、それが当たり前で、一度就職したら、定年まで面倒見てもらえる、というような考えは温すぎるのだと、改めて思います。

      シン

      1. 某弱電メーカーの某所を見ると、業務の半分近くが社内向け(QCなど業務外活動)で、本業にリソースが注げない。結果、他所から買った技術のツギハギで商品化したお粗末な事業で生き残りを模索中のようです。 自社技術開発にリソースを割けない環境は他国も同じなのでしょうか?

        1. 私が知る限り、ほとんどの国でエンジニア、エンジニアリングアシスタントは業務が分かれており、前者は技術開発しか行わず、後者は技術開発に伴う雑務しか行いません。QC活動、ISOの更新、データの階層化などは後者が専任で行うため、前者は開発しかしません。日本企業は業務分担されておらず、どちらもやるので、上手く行けば、何でもわかる人になりますが、上手く行かないとどっちつかずの人になりやすいです。

          シン

          1. 日本人会社員の優れた点は業務分担の不明確さに基づく多能工だと思います。 (例:技術開発と試作共に同じ人)
            自己完結できる反面、成果を第三者に示す機会が少なくなるので検証が甘くなるかもしれません。
            しかしエンジニアとテクニシャンに分業されたスタイルより多能工の方が、個人的には楽ですね。(自ら構想したアイデアを自身で試作・検証)

  4. 昔日立製作所の一事業部に勤務していました。
    今では本体から切り離されて、悪名高いジャパンディスプレイになった事業部ですね。
    数年しかいなかったのですが、概ね記事にあるような感じだと思います。
    ディスプレイも半導体も日本がダメなだけで世界では年間1割伸びる成長産業なわけですが、そういうのに乗り切れない体質だったのでしょう。
    シンさんおおっしゃるように、安定していると言えば聞こえはいいのですが、社会インフラといってもほとんど官公庁などの国内需要だけで
    世界需要はほとんど取り込めていないようです。だから、これ以上の伸びしろはないと投資家がみなしているので、株価がぱっとしないのも
    当然なのでしょう。
    持ち株会に入ってた時の株は20年近くたってもまだ売ってないのですが、永遠に買値には到達しなさそうです。

    ところで、日本においては、世界の民需を取り込めるような電機会社はほぼ壊滅しましたが、自動車はなんとかやれています。そのため、日本の自動車会社がやたらと持ち上げられています。しかし、ある著名な自動車会社で働いた経験もあるのですが、日立と概ね同じような会社でした。特に経営者や経営方針が優れているわけでもなく、今うまくやれているのは扱っている商品が車だからというだけですね。

    思うに、日本の大企業は欧州の企業が生き残れるようなぬるい環境の業界でないと生き残れない体質になってるのでしょう。
    (米国は特殊なので、欧米ではなく欧州としました)
    ゆえに、欧州の自動車会社が生き残れない事業環境になったら、当然日本の自動車会社も生き残れないですね。
    近年は特にトヨタがえらく持ち上げられていますが、本質的に優れているわけではなく、ぬるい環境において比較的ブラック気味の経営をしている日本企業が優位に立ててるだけではないかと感じています。

    1. 非常に重要な指摘です。

      日立の経営を東芝と比較するなら、しっかりしているのですが、国際競争を勝ち抜けるほど優秀というわけではなく、日本国内案件、円借款がらみの国策事業をアジアから取っているだけで、世界の主戦場であるアメリカで戦えているわけではありませんし、アメリカの植民地状態のラテンでも戦えていません。日立の北米売上は1兆円、全体の1割程度に過ぎません。(にも関わらず、アメリカ法人の社長は本体社長を大きくしのぐ年10億円レベルの報酬をもらっていますw)

      自動車に関しても経営が優れているわけではなく、まだまだ新興国が進出しきれていないので、欧州、日本勢が戦える比較的温い市場であるだけであり、これに中国勢が猛追してきたら、重電と同じような未来が見えてきます。アメリカはテスラという新しいコンセプトで戦いを仕掛けていますが、このくらいの革新を出来なければ、国際競争ではやられるのだろうと思います。日本が欧州型のゆったり経営に移行していったら、欧州車のようなブランド力もなく、日本車なんて見向きもされなくなるかもしれません。ブラック気味に品質にこだわるので、やれているだけかもしれません。

      シン

      1. 新卒で入社したメーカーはもろに民生機器向けだったので、アジア勢との熾烈な競争にさらされておりました。エンジニアはそれなりに優秀だったのですが、激務で給与は低めでした。その一方で官需に守られているインフラ寄りの会社では、仕事の流れも緩く、更に給与も良い。エンジニアの平均的な能力では新卒で入社したメーカーの方がひょっとして高いにも関わらずです。(3D CADによるモデリング、強度計算、シミュレーション、スケジュール管理、試作評価、部材選定、海外の量産工場の視察などを全て一人でこなす)
        それを見てなんだか腑に落ちない気持ちをぬぐえませんでした。しかしながら、もし自身が新卒で、官需に守られた緩めの会社に入社してしまったら、国際競争の熾烈さを体感しないまま低い成長スピードで二十代の過ごしてしまったのではないかを思います。そう考えるとゾッとします。日本国内では安定と言われている大手インフラ系メーカーも国際競争の中では中韓勢に競り負けている場面も多く出てきました。(2000年代後半くらいから日本勢が入札で負ける場面がちらほら見られてきました)
        これを読まれている就職を控えた学生さんや二十代の若い方に知って欲しいのは給与の高さとエンジニアの能力は必ずしもリンクしないことです。
        やはり日本では何が出来るのかではなく、どこに所属しているかで給与が決まってしまいますが、今後は何が出来るかが大きく問われて行くと思います。まずは自分が成長できる環境かどうかを主軸に会社を選んで欲しいと思います。
        もちろん成長機会を追求しすぎて、体や精神を病んでしまっては本末転倒ですが、二十代の頃は目先の福利厚生や給与にとらわれすぎて欲しくないと思います。有力大学を卒業→ぬるい会社、若干レベルは劣る大学卒業→国際競争の中を戦っている厳しい会社、
        新卒の二十代前半では前者の方が能力は高いかもしれませんが、三十代では後者が逆転することは十分あり得ます。
        話は逸れますが、私自身新卒で入社したメーカーの新人研修のグループワークや実習では積極的にリーダー引き受けました。なんでリーダーやりたがるの?マゾなの?と友人にからかわれたこともありますが、その時のリーダー経験がエンジニアとして関連部門を調整するときに役立っています。

        1. おっしゃること、よく分かります。
          新卒で一流と呼ばれる会社で、さらに緩い会社だと、もうそこにしがみついて生きていくしかなくなります。

          でも一流と呼ばれる会社には新卒以外で入りにくいのも事実です。難しいとこですね。

          ところで、ブラック企業には大きく2パターンあると思っており、単に激務の会社と労働力搾取型の2つがあります。後者は終わってますが、20代のうちに前者を経験すると、どこでも働けるようになりますね。笑

          1. dwさん
            おっしゃる通り、ホワイト企業の中途入社は新卒と比較して難易度が高いですよね。それはつまり、新卒のぬるま湯に浸り出世街道からも外れた緩いプロパー社員を支えるために1.5~2人分の働きを中途社員に要求するからだと思います。

    1. そんなことないですよ。関係者から間違いを指摘されているように、誰でもわかることから想像して書いているだけなので、間違っていることも多いです。

      シン

  5. シンさん、記事の依頼を受けていただき、ありがとうございます。

    実際に中で働いている者からみた視点と、外部からみた視点との違いがわかり、おもしろいです。

    実際に働いている身からすると、ranさんがおっしゃる通り、外部からみたら優良でも、実際に働いている従業員からすると過酷、という感じす。

    シンさんの記事の中で少し違うな、と思ったのは、グループ会社は本体からの締め付けはきつくなく、ある程度自由にやらせてもらえるという点です。
    実際は本体からの締め付けは相当きついですし、日立製作所の意向は絶対です。

    社風に関しても、相当古い感じで、昭和時代の職場という感じです。
    まさにオヤジ社会という感じで、正直、職場の雰囲気はよくありません。
    日頃、シンさんがおっしゃっている通り日本企業特有の、非効率な部分が沢山残っています。

    ただ、製作所本体の経営陣の、事業の選択と集中が徹底されているのと、まだまだ温い市場で戦えること、同業他社が自滅してしまったことなどの要因から、日本の企業の中ではまだまだ安定しているほうなのかと思います。

    東芝のような状況にはすぐにはならないと思いますが、やはり技術系の社員に対する待遇は良いとは思えませんし、職場の雰囲気など、働きやすい環境だとは思えません。
    事務系の人員も必要な数に対してあきらかに過剰なのに、技術系と同じ給与テーブルなので、割りに合いませんね。

    やはり、シンさんがおっしゃる通り、技術を身につけ、どこでも食べていけるように、常に鍛えていくべきだと思いました。

    1. 喜んでもらえたようで良かったです。

      内部者の意見として、想像で描いた部分の記事を修正しておきます。日立グループへの就職を考える人が見たら、考える材料になるでしょう。

      シン

  6. 日立に限らず、最大手や巨大企業の技術部門は、基本的に激務だと思います。
    大学の先輩がインターンで最大手にいったらしいですが、周りの優秀さや勤勉さ、仕事に欲求されるハードルの高さに驚いたと言っています。
    Yさんの主張にとても共感します。
    能力≠待遇です。
    高学歴かどうかで、能力に相関があるかはわかりませんが、
    自分の頭で考える能力については変わらないと思います。
    企業研究を極めたうえで選択をしてうまくいった人は別ですが、
    有名企業だから、1番偏差値が高いから医学部、と選択したら、たまたまその会社や職業が良かっただけで、その地位を得られているにすぎない事が多いと思います。
    高橋まつりさんは批判されていますが、自分の適正や価値観を考えず、一流大から一流企業にいくのが人生の正解だと考えている人は多いです。

    1. ranさん
      一流大→一流企業の人達って自分の頭で考えられないor考えられるけど自身の考えを貫く胆力がない傾向が強く、一流企業にそうした人たちが集いだすと企業が斜陽化するのが世の常です。もちろん自身で考えて結果的に一流企業に進む人がいないわけではないですが、何万社と会社がある中で特定の企業に特定の大学出身者が集中するのは明らかに異常です。本来であればどの会社にも様々なレベルの人材が混在しているのが望ましい姿だと思います。もちろん研究機関、政府機関などの特定の分野では特定の大学に人材が集中せざるを得ないでしょう。しかし民間企業が相手にするのは様々なバックグランドを有した人達です。そうした人たちのニーズを的確につかむには会社でも様々なバックグランドを有した人材がいなくてはなりません。

  7. 医師は、経営者や投資家のように自分の頭で考える必要やギャンブル性がないのに、医学部に受かり国家試験をパスしただけで、安定して高収入です。
    日本が潰れても、医師免許があれば海外でもやっていけるでしょう。
    だから、このブログでやりたい事がないならとりあえず医学部を勧めるのはとても正論だと思いますが、
    医学部の勉強は暗記ばかりで、仕事は、研究というよりルーチンワークに近く、肉体労働に近いです。
    自分は、駅弁大工学部ですが、大学教授に大企業メーカー勤務だった人は結構多いです。
    元東芝勤務の教授は、口癖のように
    東芝がああなる前に教授になって良かったと言います。
    医学部の方が安泰で高給だと頭ではわかっていても、どうしても医師に魅力を感じない理系の人は、大学教授という選択もいいと思います。
    正規の方法で、大学教授を目指すのはリスクが高いですが、企業勤めをしてから博士号を取り、大学教授に転身も工学部の人にはいいと思います。
    給料は医師には及びませんが、国が潰れない限り、職を失う事はありません。

  8. シンさん
    エンジニアアシスタントってどのような人がなるのですか?
    海外では、エンジニアは開発や設計や生産技術を行い、アシスタントは試験評価やシミュレーションや生産技術では簡単な治具設計、その他資料作成のように仕事の強度や作業的なもので担当を分けるって意味でしょうか?
    日本であれば、その人の能力に応じた仕事を分担されるような気がします。または、派遣エンジニアに請負の形に仕事を与える傾向になってます。

    1. シンガポールでは大卒はエンジニア、高専卒はエンジニアオフィサー、と採用自体が分かれており、採用時に業務範囲が定められた契約にサインして、仕事がスタートします。だから、契約にないことを頼むのは契約違反になり、上司は頼むことができません。

      日本では契約という概念がないので、曖昧に採用して、扱いやすい、大人しい人に仕事を振りまくることになります。また、年功序列時代の名残で、事務員のお局様が意味不明な権力を持っていて、エンジニアの新人が雑用を頼めない、ということすらあります。

      多くの国ですべての従業員は請負契約を結んでいる、と言っていいでしょう。

      シン

      1. シンさん
        日本社会特有の村社会の弊害ですよね。どのようなコースで採用されたかではなく、いつその組織に入ったかが暗黙の了解で重視されています。このような意識は右肩上がりの時代はうまく機能しました。(皆が順当に階段を上がっていけたので、不公平感を抱きにくかったのだと思います)しかし右肩下がりの時代で、国際競争に勝つには村社会意識を徹底的に取り払わないといけないのかもしれません。(まだまだ日本企業では若手の総合職採用の人材が付加価値の低い単調な事務作業を年上の一般事務社員に依頼すると、若いくせに生意気だという風土がはびこっています。さらに言えば専門性があいまいな総合職という採用方式も改めるべきだと思います。)

        1. まったくそうですが、日本人はどうにもならなくなるまで前例にこだわる満足なので、終身雇用が崩れても、年功序列にはこだわるでしょう。氷河期世代ですら、オヤジに取り込まれて、鬼軍曹やっているのを見ると、完全にケツに火がつくまで行かないと自分の頭で考えない人たちなんだw、と思います。

          シン

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