じゃあ、インドネシア

なんとなく、インドネシアについて記事にしてみたくなったので、私の思っていることを記事にします。一般的な日本人が思っている以上に大国であり、重要な国です。デビ婦人がいた国ってだけではないですよ!

人口

実は2億人以上の人口がいて、広大な領土ををもっています。西のスマトラ、シンガポールの隣の島、ビンタン、バタム、本島に当たるジャワ、オーストラリアに近いところまでインドネシアです。これだけの人口、領土を持つ国は世界でも有数であり、その市場に注目している人は多くいます。

そして、大国にありがちな民族国家でもあります。インドネシアはイスラム教徒の国だっていうイメージですが、ヒンディー教徒、キリスト教徒、仏教徒(華人)、と民族によって宗教が違うだけでなく、言語も訛りのレベルを超えて、遠くの違う島に行けば、地元民が何を話しているか、さっぱりわからないレベルだそうです。

にもかかわらず、イスラム教徒のリーダーが大統領をやっているような歪んだ構造をしており、多民族、多宗教でありながら、マジョリティーの宗教が国を完全支配してしまっているっていう感じです。ヒンディー教徒がメインのバリ島では中央政府に対して反感が強く、我々はバリ人だ!っという気持ちが強いそうです。

インドネシアは政治を牛耳るイスラムマレー系、経済を支配する中国系、と東南アジアにありがちな構造をしていますが、この国ほど激しく憎みあい、汚職、犯罪にまみれた国も無いでしょう。シンガポールで豪遊している中国人は大半がインドネシア系だといわれており、汚い金をシンガポールに持ち込んでいる、といわれます。

国民性

華人を除いて、大きな部類でマレー系であり、マレー系独特の国民性を持っています。シンガポールでインドネシア人、と言えば、メイドであり、温厚な性格がメイド、看護婦、介護に向いているではないかと思います。温厚な反面、非常にだらしが無く、目の前の欲に飛びついてしまう短絡的なところがあります。

マレーシア、マハティール元首相が指摘したように「マレージレンマ」を解消しない限り、インドネシア人の根本的な性格を改善させ、現代社会、資本主義に適応できるようにするのは難しいでしょう。それには華人との本格的な和解が必要ですが、中国系への弾圧政策を結構最近までやっていた国ですし、アジア通貨危機の時には中華街を焼き討ちしているわけで、これもかなり時間がかかりそうです。

インドネシアに日本の自動車産業が進出していますが、これをどうやって解消するのでしょうか? 有能なインドネシア人は中国系であり、マレー系と反目しあっており、上手く融合させるのが難しいでしょう。タイでは上に行くほど、色が白くなりますが、多かれ少なかれ中国系、マレー系で交じり合っており、反目関係に無いですし、マレーシアでは交じってはいないが、それほど激しく憎しみあっているわけではないです。

資源

インドネシアはタイ、マレーシア以上の資源国です。たんまりと天然ガス、石油が取れますので、これを有効活用すれば、あっという間に裕福になれる可能性があると思うのですが、汚職で一部の人間に富が集中しており、末端におこぼれが回らないって言うのが現状です。

ちなみにデビ婦人はインドネシアの資源権益を狙う日本の総合商社からインドネシア、スカルノ大統領に贈られた夜の贈り物、といううわさがあります。おそらくは本当であり、デビ婦人が水商売をしていたことは紛れも無い事実ですし、誰かが仲介しなければ、外国人の水商売女が一国の大統領に近づく機会などあるわけありませんw

インドネシアが経済発展をしたければ、いかに資源を有効活用し、諸外国を上手く利用して、技術供与を受け、自国で資源を加工できるだけの設備、人材を整えるかが鍵でしょう。上記の日本の総合商社だけでなく、欧米の資源利権団体も虎視眈々と狙っています。彼らにしゃぶられないように、上手く協力させることが重要で、友好国であるマレーシアがとった戦略を上手く研究したり、ブレーンを呼んだらいいのではないかと思います。まあ、しないだろうけどw

まとめ

ポテンシャルは感じますが、まずは激しい汚職を解決して、国内の民族問題に目処をつけないと、成長ベースに持っていくのは難しいだろうな、と思います。いくら資源があっても、その資源が個人のポッケに入って、そのお金が外国で使われているんじゃ、国内経済には何の貢献もしません。

いち早く中進国入りを果たしたマレーシアは人口が少なく、マレー系、中国系の対立があっただけで、マレー系内部での対立があったわけではありません。また、英連邦のシステムを持っていたおかげで、法整備、教育整備をすばやく進めることが出来たため、ベースのルールが決まり、共通語としての英語が使えることで外資を呼び込むことに成功しました。インドネシアはこういう優位点はないんですよ。さて、どうするんでしょうね?

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、インドネシア” への 6 件のフィードバック

  1. インドネシアのことはほとんど知らないので、とてもためになる記事です。
    ありがとうございます。

    ところで、自分がどこに今までコメントしていたのかを絞込み検索しようとしたのですが、このキーワードに一致する記事はありませんでした。と出てきます。ユーザー名で絞込み検索できるよう、追加いただけたら助かりますー。
    ご考慮いただけると嬉しいです。

    1. 色々要望をもらってありがたいのですが、コメントを返すのが精一杯で、ブログの構成変更まで手が回ってません。しばらく時間をください。

      シン

  2. 趣味でインドネシア語を勉強しています。
    ネクストチャイナといわれてしばらく経ちますがやっぱり汚職なんですね足引っ張ってるのは。

  3. 10年位前までシンガポールから高速船で1時間で行けるバタム島の会社に仕事で良く行っていました。普段は個人的にも穏やかな性格のインドネシア人で、仕事もまじめにするのですが、選挙の季節になると各候補者の色の旗があちこちにたって、安い日当でそそのかされた連中がバイクの大集団となって各候補の応援行動をするので、車で移動中に遭遇すると怖い思いをしたものです。

    アジア通貨危機の1年くらい後にスマトラのメダンに数週間滞在した時には、日が暮れてある町を通過する際に、雇っていた運転手から中華系住民に間違われるとまずいので後席で体を伏せているように言われたこともあります。仕事先のインドネシアの責任者は、インドネシアには多くの人口、土地、天然資源がありながら、政治や教育のせいで国が発展しないと嘆いていました。

    300年以上のオランダ支配中、愚民化政策で満足な教育がされず、政治システムが未発達のままで、ただただ資源を搾取された時代が長くいまだにその影響から抜け切れていないと思います。シンガポールなどイギリスの旧植民地が今でもイギリスを慕っているのとは大きな違いです。

    日系企業を初め海外から工場が進出していますが、SONYが労働問題で撤退したように労働者の権利が強くなりすぎてコストが上がり、China+1の候補地になりきれないでいます。

    現大統領は汚職追放を叫び多くの低中所得者の指示を受けて当選しましたが、高級官僚、軍人、引退政治家などの既得権益を持つ連中の面従腹背によって改革が進んでいないと聞きました。まだまだ本格的な発展までには道のりは遠そうです。

    1. 大英帝国って、かなり旧植民地に遺産を残していて、世界語である英語、世界基準である英国法が残っているだけで、かなりのプラスです。フランス、オランダは負の遺産を多く残していて、カンボジア、インドネシアは愚民化政策で、酷いことになりました。

      インドネシアは何よりも汚職を減らすことから始め、資源の有意義な使い方を出来る体制にするのが先ですが、汚職で旨い汁を吸っている人たちが抵抗して、なかなか進まないと思います。カリスマリーダーがかなり強権的に進めないと、ダメでしょうね。

      シン

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