じゃあ、役立つ法律

役立つ法律を学びたいから法学部に行く、というのは明らかに無駄が多いと思います。と言うのも、日々の生活に関わる法律は極めて限られているからです。普通に生きていたら、ほぼ関わる可能性がゼロの法律の方が圧倒的多数です。

労働

日本企業で働いていると、労働法に触れるような働き方が強いられるのはほぼ間違いないです。電通のような日本を代表する規模の会社が「自己啓発」などという名目でサービス残業を半ば強要していたことを認めているくらいですから、中小零細なんかは目も当てられないくらい酷いでしょう。

日本ではお上の言うことは絶対であり、理不尽だろうが逆らうべきではない、という考えがまかり通っており、労働者が泣き寝入りすることが非常に多いです。だから、ブラック企業がまかり通ります。

おかしいな?と思った時に必要なことは証拠固めです。労働法で決まっている残業の定義、有給取得のルール、失業保険給付条件を頭に叩き込んでおくのは当然であり、それを証明できるように常にしておくべきです。

また、パワハラが恐喝罪、暴行罪、などの刑事罰対象に当たらないか?、立証可能なラインはどこにあるのか?、ということをしっかり理解して、録音、書面、医師の診断書などをきちっと用意しましょう。

離婚

二流、三流の弁護士は離婚裁判をメインにしているといわれます。どんな人でも結婚する可能性があるし、離婚するとなると、泥沼闘争になるからです。特に日本の法律は個々の事情をかなり考慮するので、争い方がかなり重要です。

日本の法律だと、ほぼ全面的に女性の味方をするため、男性が親権をとりたい場合、慰謝料を勝ち取りたい、円滑に離婚を進めたいと思うなら、徹底的に法律を勉強して証拠固めをすべきです。特に家庭内でのやり取りは女性の証言が全面的に採用されます。

最悪の場合、相手の不貞が理由の離婚ですら、相手に親権を奪われ、子供への面会権拒否されても、養育費を請求されます。最悪は強制執行で勤務先からの給与天引きされるという地獄を味わうことになります。残りの人生は鵜として過ごすってキツイと思いますよ。

相続

相続するべき財産があるなら、早い時点でケリをつけておくことがいいです。日本人はお金の話を嫌がり、自分が死ぬまで放置する人が多いですが、その曖昧さによって家族が崩壊しかねないので、きちんと遺言を残しておくべきです。

相続で揉めるのは巨額(二桁億以上)、小額の場合(一億円以下)の二極であり、中途半端な額ではあまり揉めないです。大金持ちの場合、その資産があまりにも複雑化していて上手く分けられないんですよね。会社組織になっていると、相続にとって株主、実質経営のバランスが崩れてしまうことがあるのです。

貧乏人の場合、小金であって彼らからすると大金なので目の色が変わります。百万、二百万という小金ですら、今までの人生で通帳に入っていたことがないんだから、それが手に入るとなれば狂っちゃうんでしょう。貧乏は罪だな、と思います。

まとめ

この他の法律など学ぶ意味はないです。やるなら、司法試験を予備試験から突破して、その道のプロになったほうがいいです。実践、目の前に迫った事例以上に勉強できる機会はないですし、自分が必要だな、と感じたら、必死になってやればいいと思います。

ルールを知らない、勉強もせず、証拠も取らずに感情的に喚き散らしても、弁護士だって困ってしまうし、周りの人間もどうしてやることも出来ません。自己責任だと思います。

13+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、役立つ法律」への13件のフィードバック

  1. 金の話をすると確かに意地汚いと言われますね。
    少し前の話になりますが、奨学金を支援機構から借りた奨学金を数年かけて返済していたのですが、今にして思えば親に一括で返済してもらい、利子分を消し飛ばして親に分割返済した方がメリットあったな。と最近気づきましたがこういうのも恐らく一般家庭では親、親族などに頼むと嫌がられるんでしょうね。

    また、本記事とは論点がずれてしまうと思いますが、シンさんの言われる貧乏人の定義ってのはどんなものなのでしょうか?
    正直なところ、20代以下ならともかくとして、100~500万円程度なら誰でも数年で達成可能な貯蓄金額だと思いますし100万円も貯めたこと無い方なんてほとんどいないと思うんですよね。事業で失敗した、とかならまだ判るんですが・・・
    リアルでは他人の懐事情は流石に測りかねるところがあるので、是非知りたいです。

    0

      1. 早い返事ありがとうございます。
        記事を拝見させていただきましたが現在の日本だとアッパーミドル以上が世間で言う金持ちに該当しそうですね。

        0

  2. ホントにおっしゃる通りで、日本って本当にサービス残業が蔓延って、それが当然みたいになっていますよね。
    それで、ブラック企業がまかり通っています。
    いつでもそんな会社は辞められるようにするためにも、シンさんがいつも言われる「個の力」というものをつけないといけないと思います。
    会社辞めても次がないというのは、本当にヤバイです。

    営業というか人付き合いが上手な人は、会社辞めても「個の力」で次も何とかなるんでしょうけど万人向けではないです。
    凡人が「個の力」をつけて、会社辞めても次も何とでもなるというふうにするためには、需要の多い機電系なり看護師なりを選んで技術をつけ、その技術を磨いていくのが一番手っ取り早いんでしょうね。

    早くから戦略を立て計画するよう親が子供には教えないといけないと思います。
    高校の先生の言うがまま、周りに流されるままに、文系に進学し(文系に進んで正解のひともいるでしょうけど、数は少ないと考えます。)人生台無しにしてしまう可能性が高いです。
    特に奨学金借りてFラン文系進学したら、アルバイトをして学費、
    生活費を賄い卒業したら、奨学金を返すためにブラック企業に就職するという笑えないことになります。

    今は、売り手市場のようですが、「個の力」をつけグローバルに活躍するためには、技術の確立がぜひ必要と考えます。

    0

    1. 人間関係だけでやっていけるようなコミュ力の持ち主って滅多にいませんから、凡人は技術を磨くのが無難ですね。そして、最後は気概です。誰かにもたれかかるような気持ちでいると、ちょっとした弾みで落ち出したら止まりません。

      シン

      0

  3. その他、一般人が知っておいて損がない法律を勧めるとしたら賃貸住宅紛争防止条例(いわゆる東京ル―ル)ですかね。

    誰もが一度はアパ―ト退去時に敷金返還や室内清掃の件で多少なり大家や管理会社と揉めたり納得いかない思いをした経験はあると思います。
    居住権という部分では店子は法律で強く守られていますが、それ以外の部分では大家(管理会社)にグリップを握られてますので、自衛の意味でも軽く勉強しといて損はないです。

    また入居時に請求される仲介手数料や2年に一回請求される更新手数料についても減額してもらったり、もしくは支払わないで済む方法等もネットで検索すれば出てきたりするんで、知識として知っといた方が良いですね。

    0

    1. 不動産関係の法律も関わることが多いので調べておくと良いです。賃貸物件は統一ルールがなく、地域ごとのローカルルールがあり、敷金、更新料を上げて家賃を下げて見かけの数字を下げることもありますしね。新しく判例も出てますし、少しゴネれば出費を抑えられるかもしれません。

      シン

      0

  4. それと、他の記事のコメント欄に長島一茂氏の事を書いていて思い出しましたが、長島一茂氏は既に相続放棄されているため、偉大なるお父様の巨額な遺産は入らないようです。理由は親族(兄妹)たちと揉めたくないから。

    テレビでは色々と鼻につく発言が目立ちますが、この潔さにはかなり尊敬しました。

    1+

    1. へー、一茂さんはお金にさっぱりした人なんですね。鼻に付くこと言いますが、無意識に言っているような不思議な人です。大抵の鼻に付くキャラは目立つ為にあえて言っているものです。

      シン

      0

    2. 相続放棄は死後にやらないと意味がないです。
      本当に放棄するかどうかはお父さんが死んでみないと分からないですね。今は仕事の調子がいいから放棄するつもりでも、いざって仕事が減ってお金に困ってくるとやっぱり相続するというかもしれません。

      0

  5. やはり紛争関係の法律の知識は必須ですよね。
    賃貸関係、不動産関係・・相続した不動産の売買で無知だったため払わなくて済んだ税金数百万で大変悔しい思いをしました。
    賃貸も、契約上明らかにおかしいクリーニング代請求に対して簡易裁判で勝ちましたが、業者は保証人に請求し、保証人は私に連絡することなく勝手に払ってしまった事がありました。この件に関しても明らかに業者が違反していたので徹底抗戦すべきでした。
    給与関係も、会社側が勝手に私の学歴を間違えて低い基準で給与を支給していた期間があり、気づいて部長に質すと「仕方ないね」の一言で反故にされそのまま泣き寝入りしてしまったという、自分のバカさにあきれるような経験をしました。ほんとにバカでした。
     最近は一時停止違反で警官に切符を切られた時、停止線が消えかかっていてわからなかった等不服だったので本を買って勉強し、不起訴にしました。警官とのやりとりも、事前にどういう対応があり得るか予習しておくに越したことはないです。
     もらい事故の様に突然他人から暴力やとばっちりを受ける可能性もあるので、傷害罪で訴える関連やどういう行為が不法行為となるか知識を持っておくと良いと思います。暴力を受けた事を警察に訴えても調書を取ろうとしなかったりしますので。
    とにかく、「おかしい」と思ったら、自治体の法律無料相談を利用するようにしています。

    0

    1. 手間もかかるので、争う価値があるのか?をしっかり判断するだけの知識はあった方がいいですね。不動産取引、相続税になると数百万円規模になる事は珍しくないので徹底的にやった方がいいですが、たかが交通違反なら、免停のかかった事例でもなきゃ争う価値がありませんし、不起訴になっても点数取られるなら、たかが一万円以下の罰金のために争うのは時間の無駄だと思います。

      シン

      0

  6. 交通違反で切符を切られると不起訴になっても違反点数は戻りません。
    違反切符を切らせないテクニックが必要です。

    0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です