じゃあ、マネーフォワード

ウォンテッドリーシリーズもいいですが、他のIPO案件も追いかけたくなったので、今年のマネーフォワードについても追いかけて行きたいと思います。この二社の共通点として、「早産」だといわれていることで、何年か我慢してもう少し成果を出してから上場したほうがいいんじゃないの?という意見があります。

赤字

早産だといわれる最大の理由はマネーフォワードが赤字を垂れ流していることで、会社予想では今期どころか、来期も赤字予想でありまだまだ投資している最中です。今回のIPOは創業メンバーの希望ではなく、VCが利益確定したくなって圧力をかけたことから踏み切ることになったのだと思います。

日本では余りないですが、アメリカではそこそこあることみたいです。経営状態自体は悪くないけど、先行投資が続き、そろそろIPOで赤字を解消しておかないと、燃料不足で走れない、と言う状況だとこういうことになります。

そのVCは野村系のジャフコなんですが、野村、ジャフコは結構えぐいことをすることで有名で、gumiの粉飾まがい上場も大和との主幹事争奪戦に勝つために違法スレスレの手法で報告した疑惑があったり、創業社長の追放を決行したりする武闘派集団です。

その為、ジャフコにだけロックアップ180日がかけられておらず、ロックアップ1.5倍で解除となっています。つまり、このIPOの上限は公募価格から1.5倍が上限であり、それ以降はいつジャフコの激しい売りが降って来るかわからないチキンレースになります。15%弱も持っている大株主が売りたがっているなんてキツイ話です。

将来

赤字上場するくらいなので、将来性はあります。個人向けの家計簿は無料提供の広告費くらいしか稼げませんが、法人向けの月極契約は一回取れてしまえば、延々とお金になりますし、それとセットで会計士派遣サービス、電話相談など定期収入になるサービスが見込めます。

次は貯金アプリに取り組むらしいですが、これはアメリカですでに類似サービスがあります。以前、コメント欄でも話題になりましたが、アメリカらしく貯金をインデックスファンドに放り込むというシステムを日本人に合うように貯金にしたようです。典型的なんちゃってIT企業と言う感じですね。

目新しさはありませんが、売上規模は順調に伸び続け、知名度もアップしています。読者さんもマネーフォワードを使っている人、使っていないが知っている人が多いのではないかと思います。この手のサービスは知名度勝負で、サービスにさほどの違いはありませんから知名度は重要です。

競合としては従来型の弥生、Freeeですが、おじさん、おばさんに根強い人気を誇る弥生を崩せるだけの破壊力はあるのではないかと思います。特にマネーフォワードは銀行との業務提携をガツガツ進めていますので、メインバンクから推奨されれば中小企業も乗っかっているかもしれませんね。

つまり、マネーフォワードにサービスに目新しさはないが、時間の問題で会計のクラウド化は進んで行きますから、知名度、ネットワークで先行するので、今後の中小企業、自営業者の会計ソフトはマネーフォワードが主流になってもおかしくありません。そして、この業界は勝者総取りなので、堅い仕事になります。

後はFreeeとの戦いに勝てるか?が数年後にテンバガーになっているかの鍵でしょう。現在のシェアは個人向けはマネーフォワード、法人向けはFreeeみたいですが、上場を先に果たしたことで資金調達がしやすくなり、法人向けも攻めやすくなるのかもしれませんね。

上場

さて、上場したら気になるのは株価ですが、赤字ではありますが、知名度の高さから公募価格は仮条件上限、1550円になり、機関投資家の評価は高かったものと思われます。上限について公募割れすることはあまりないので、公募価格から2-3割の上昇するのは堅いのではないかと思います。2000円前後ですかね?

ただし、ウォンテッドリーと違い売り出し数も多いので、需給で業績無視してかち上げる、ということはまずありえないだろうと思います。そして、先にも書いたジャフコが1.5倍のロックアップで待ち構えているので2倍になることはないだろうと思います。

マネックス(社長の古巣)、SMBC日興の共同主幹事で、ここに口座を持っていて応募した読者さんの中には当選した人もいるかもしれませんね。前にもIPOの記事を書いていますが、取り立てて損もないので勉強のつもりで応募しておくと運がよければお小遣いになるかもしれません。

予想外にウォンテッドリーは40万円の小遣いになりましたしが、マネーフォワードのIPOに当選してもおそらくはたった数万円、子供の小遣いくらいでしょうが、いい勉強になると思います。IPOを知ることで最近のトレンドを理解できますしね。

まとめ

とりあえずはマネーフォワードが上場するよ、という紹介から始めたいと思います。そして、徐々に創業者達の実像を追うような展開にしたいな、と思いますね。同じ早産IPOでもウォンテッドリーほど無茶はしていませんが、それなりの人間模様はあるんじゃないかと思います。

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、マネーフォワード” への 2 件のフィードバック

  1. IPO当選組です。初値で売却するつもりでしたが、これからもシンさんが追っかけるならホールドしようかな?と思いますw
    保険会社とも提携するようなので、個人向け金融サービスをフルパッケージで提供していくんでしょう。仰るように法人向けにも進出するなら面白いことになりそうです

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    1. おめでとうございます!

      法人向けのMFクラウドが収益源の柱にするつもりなのかな?、と思います。ガチホするほどの力があるのか、Freeeの方が優れているのか、調査したいと思っています。

      シン

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