じゃあ、会社の本質

多くの人がサラリーマンですが、会社ってなんでしょうか?

オーナー

アングロサクソンは「会社はすべてのステークホルダーの為に。」とか言いたがるんですけど、そんなきれいごとは嘘っぱちで、資本主義では会社は株主のものであって、社員、近隣住民のものではありません。アングロサクソンはきれいごとで着飾った肉食動物であり、どんな手を使っても、勝ちにこだわります。

オーナーはどんな手を使っても、資金調達、投資、回収、利益を出すことが求めら得ていて、本格的に資本主義がスタートした産業革命ではオーナーはやりたい放題にして、労働力を搾取しました。そして、その反動で労働組合、労働法が生まれたので、このルールには従わなければなりません。

つまり、オーナーにとっては会社とはお金の成る木であり、その木を枯らさないためにルールにのっとって、あれこれ考えるのがオーナーの仕事です。木が枯れてしまえば、お金は成らなくなりますし、お金がなくなれば、資本家の立場を失います。

経営者

オーナーが経営をしたくない、という場合は代理人として経営者が雇われます。日本の場合、上場企業経営者はサラリーマンで、この人たちはオーナー(株主)が決めた指針に従って、経営をして、利益を出して、オーナーに還元することが求められます。大株主がいない会社だと、なあなあに成りがちです。

サラリーマン社長がそれほど強権的でないのはオーナーでないので、あまりにも激しいことは出来ないし、責任も取れないので、適当なところで妥協するからです。妥当と思われるレベルを選択して、滞りなく経営できて、その報酬を受け取るのがサラリーマンの仕事です。

オーナー、経営者が同じ場合は中世の殿、下僕の関係になりやすく、殿が決めたことは白いものも黒い、ということになります。その殿が有能だと、凄まじい勢いで成長しますが、無能だと、ずるずると落ちていきます。多くの無能殿様は二世、三世なので、有形無形の内部留保を食いつぶしながら、少しずつ死んでいきます。

従業員

会社はオーナーのもので、経営者のようにオーナーから経営を託されているわけでもない従業員ごときはいくらでも入れ替えることが出来る駒であり、割に合えば、そこで時間を売って、生計を立てればいい、それだけのことなので、深く考える必要なんてないんです。

何度も言っていますが、鬼軍曹はオーナーでも、(実質)経営者でもないのだから、何の為に同じ奴隷を叩いて、悦に浸っているか?を考えなおしたほうが良いですよ。部下、同僚を叱責したり、顧客にこびたり、仕入先に高圧的に接して、買い叩いて、その見返りはどのくらい得られるのかを考えたほうが良いです。

もっと楽に生きることを考えたほうが良いんじゃないですか?日本の労働法では滅多なことでは解雇できません。(その代わり、雇用の流動性がないのです。)だったら、仕事そのものが楽しいのでないなら、適当にやりながら、給料だけもらっていればいいのです。それが世界標準なんだと思います。

まとめ

ブラック企業に勤める人はもっと肩の力を抜いて、やることだけやって、適当にしていればいいのです。ブラックの証拠をちゃんと集めて、反撃できるようにしておくべきです。そして、未払い残業なんかはきっちりもらって辞めればいいし、ネットで叩きまくってやればいいんですよ。ちょっとした世直しです。

日本以外ではサラリーマンなんて、頑張らないのが基本です。旨みが保てるラインを考えて、線を引いて、それ以上は踏み込みません。会社に滅私奉公しても、オーナーでないなら、得られるものはたいしたものではありませんし、特に日本企業は役員報酬で年に1億円ももらえない会社がほとんどです。命削って、資本家に尽くす人生ってどうなんでしょうね?

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、会社の本質” への 16 件のフィードバック

  1. まったくもってその通りです。
    しかし唯一注意したいのは、最初からその精神だといつまでたっても仕事できるようにならないので、20代のうちせめて2-3年くらいは仕事に打ち込む時期を作りたいですね。それができればその後の人生が楽になります。

    ブラック企業などは、その2-3年が20-30年となり、さらに打ち込む=会社に奉仕する=サービス残業などと無理な言い換えをするのが問題です。

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    1. そうですね。

      若い頃に損得度外視で修行するのは大事だと思います。それをしないと、手をどうやって抜いたらいいのかすら身につけません。ただ、ブラックでその考えだと、取り返しがつかないくらい心身をボロボロにされかねないので、その見極めは大事ですね。ブラックはそういう向上心、責任感を利用して、労働力の搾取をします。

      シン

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  2. 先日、私が「日本企業の笑撃3」に書き込んだ例が、
    会社のブラック化の過程の見本になると思います。

    この例では、社員は皆30代以上で、各々担当の工事を受け持っている技術系なので、
    dwさんの言う「仕事ができる」最低条件はクリアしています。

    過程は以下の通りです。
    1.現場知らずの天下り社長が現場の状況と無関係に一律残業禁止にする。
    2.残業禁止にも関らず、現場の技術系社員たちが仕事に穴を空けないために自主的にサービス残業。
    3.一人の技術系社員が残業代不払いを訴え。
    4.自主サービス残業の実態が明るみに出て残業代は支払われたが、
    訴えを出した社員は同僚から「権利ばかり主張するな」とハブにされ、退職へ。

    この4段階での問題点を整理すると
    1.上が現場を無視した指令を出した。
    2.残業禁止にされて時間が足りず仕事に穴が開くのは経営者の責任であって、
    現場の責任ではないのに、仕事への責任感から現場が自主的にタダ働きをした。
    3.至極全うです。労基法違反は訴えるべきです。
    4.悪い横並び意識が出ています。権利を害されているのなら、
    権利を取り戻すことに努力するべきであって、ただ我慢するのはむしろ一種の怠惰です。

    2.4.がまさに日本人の奴隷気質を端的に示していて、
    こういう気質を悪用してブラック企業が出来上がるのか、と思います。

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    1. 日本以外の国だと、2に至らず、平社員は定時間内に終わらない仕事を放置して、帰ってしまいます。管理職は残業手当を出さないと、納期に穴が開くことを順繰りに上に報告するだけで、彼らも帰ってしまいます。最終的に残業代を出さない指令を出した社長が詰め腹を切らされるか、政治力でうやむやにして、納期遅れを正当化する、というところです。ほとんどの外国人は経営者でもないのに、大きなことに責任は持ちませんし、自分にとって割があうのか?、しか考えないので、割増料金をもらわずに、残業をすることはありません。

      4の対応は国によって違うのですが、シンガポール、中国だと、そこまで行き着く前にほとんどの社員がいなくなっていますし、アメリカだと組合から訴えられるでしょう。これほど奴隷気質なのは日本人以外だと、韓国人くらいだろうか、と思います。

      シン

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  3. 精神的には適当に,というかある程度,力を抜きたいですが,職業人としては,やはりよい仕事をしたいものですね.
    まあ鬼軍曹系の人ってのは,仕事できないから鬼軍曹に徹して会社に居座り続けているという見方もできますがww
    力を抜きつつも,やる時はやるって感じの職業人になれるとカッコいいんですがね~
    適当にするっていっても無能すぎると,いつ会社から首切られるか分からんスからね

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    1. 自分の市場価値を確認しながら、適当にやらないと、会社から切られたら、行き場を失うので、結果的に社畜に徹することになってしまうので、適当に出来なくなってしまいますね。

      シン

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  4. 別のコラムでも書きましたが、有形無形の恩恵が得られるメリットがない職場は在籍する意味がない。負荷が大きい職場なら得られる恩恵は大きくあるべきだし、逆も然り。ブラック企業の問題点は負荷に対する見返りがアンフェアな点だと思います。 無産者の財産は能力のみなので、市場価値がある(高いとは言わない)能力が得られる職場環境を選ぶべきですね。

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      1. 例えば金融は黒い部分が少なくないと思いますが、見返りは大きいですよね? 反面、外食チェーン店や介護施設は如何でしょうか? (有形無形の資産が得られるなら別ですよ)

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        1. 外食、介護などのサービス業の利点は参入障壁が低いので、経営者、労働者、どちらであっても、気軽に始められることです。だから、ブラック化しやすいのでしょう。

          シン

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          1. オブラートなしで書きます。
            参入障壁が低い→誰でもできる→職にあぶれた人でも就職できる→再就職困難な立場を利用して搾取(過重労働・残業代不払など)

            搾取される人はBプラン(転職・代替収入源)を準備できない立場ですね。

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          2. そうです。

            はっきり言えば、参入障壁の低いことは他人と差別化できない、付加価値がつけられず、ブラック企業から搾取対象になっても、プランBが用意できない為、戦うこともできず、泣き寝入りする奴隷中の奴隷がつく仕事となります。

            こうなるな!、と私なりに若い人に言い続けているつもりです。

            シン

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  5. 大企業のブラックはシンさんのアドバイス通りの闘い方でも良いですが、中小企業のブラックと闘うのは相手も必死なので、本当に命懸けですね。

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    1. 本当は中小企業の方がホワイトにし易くて、オーナーの決断で、無駄を一切省いて、実利一辺倒に運営すれば、目の届く範囲の人間を大切にできます。

      でも、そうではなく、従業員からいかに搾取するか、を考えて、サービス残業させないと損をする、とすら考えるオーナーが少なくないので、無駄だらけになるのです。そして、締め付けが緩むと、人格、能力で圧倒できないので、必死になって、恐怖政治を崩さないわけです。

      本来、人の上に立つ人間じゃないのに、日本の労働環境がそれを許してしまうんですよね。

      シン

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  6. 会社は株主のものであり、従業員のみならず雇われ経営者であってもすげ替え可能であるという現実に立てば、ホワイト企業が存在するというのは幻想に過ぎず、すべては程度の差こそあれブラック企業であると考えることもできると思います。

    もしそのような前提に立つならば、企業はそれでも働く価値のある会社とそうでない会社の2種類しかないですね。何に働く価値を見出すかは本人次第ですが、会社の内外から見た自分に付いている値札を常々意識した方が良さそうです。

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    1. 日本企業って、社内でしか通用しない業務を嬉々して行い、それは危ないよね?、と指摘すると怒り出す人がいます。視野が狭すぎると思います。

      シン

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