じゃあ、ニュースアプリ

ニュースアプリが一般化してきましたね。あまりにも情報があふれる時代にはそれをまとめるアプリが必要で、そこに広告料を取っていこう、と言うのは当然の流れでしょう。

グノシー

壮絶な上場ゴール、策士、木村氏の酷い創業者グループ搾取などが話題になり、胡散臭いイメージが付きまとう会社ですが、バタバタの上場直後から立ち直ってIPO公募価格を超えて、着実な成長ステージに入ってきています。特に自社広告枠だけでなく、法人向けが確保できたので安定しています。

この会社はアルゴリズムを特徴として、読んでいる人の欲しがる話題を優先的に提供できるようにしているので、先進的ですが、それが鬱陶しい、という意見もあります。そのバランスを取るための設計に苦労している、とのことです。

会社としては面白いですが、何と言っても木村氏が絡んでいるのが胡散臭いにもほどがあり、非常勤取締役としてグノシーに復帰しておきながら、ギリギリ批判を浴びないレベルのIPO公募の1.5倍くらいになってくると、持ち株を消化してくるというサイコパスぶりを発揮しています。

その一方で、福島さん、関さん、吉田さん、全員が会社に残っていますし、遅れて参加した竹谷さんも共同代表になっており、意外に初期メンバーが仲が良く、社員のレベルも高いところで保たれているようです。実質オーナーは木村さんであり、他の人は雇われ経営者、サラリーマンみたいなものだからなのかもしれません。

スマートニュース

実はスマートニュースはグノシーよりも老舗なんです。と言っても、2012年創業なので、スタートアップとしては老舗と言うだけで、何十年の歴史があるわけではないです。こっちは幅広くいろんな話題を取り扱って、一つのアプリにこだわっているところがグノシーとの違いです。

グノシーは先進性、ダメならさっと諦めるタイプの会社で、木村さんがエンジェルとして数字を出来るだけ早く出していく、ということに徹底しているのに対して、スマートニュースは割とのんびりした印象を受けます。

こっちのバックはグリー、ミクシィ、元DeNA川田さん、となんとなく冴えないメンバーと言えないこともなく、乗り遅れた感はあります。ユーザー数としてはグノシーと変わらないみたいですが、グノシーにやられた感があるのは後発で先に上場されて、ガツガツ開発費をかけられる環境にされてしまったからでしょうか?

ここから何かしらの形で上場までもっていくのか、どこかに売却することで出口を探っていくのかわかりませんが、中途半端な印象を受けます。私としては日本で天下も取ってないのに中途半端にアメリカに手を出しているのも良い印象ではないです。

バズフィード

アメリカ発祥のバズフィードはまだ上場していません。そろそろ上場するとの噂ですが、どうも売り上げがターゲットを満たさなかったみたいです。それもたった300ミリオンにすらなっていなかったみたいで、それならグノシーのほうが先行しているじゃん?とすら思います。グノシーは日本を主戦場にして売上100億円突破間近ですし、IPOもしているので潤沢にお金があります。

でも、逆に言うと、アメリカが主戦場のバズフィードですら、300ミリオンも言ってないなら、グノシーの先細り感も否めないなぁ、と思います。あくまで大手が入らないニッチに入り込んでいるだけで、広告収入をメインとするなら、このあたりが限界であり、それ以上の規模になったら大手が踏み込むんじゃないの?と言う話です。

実際、バズフィードジャパンはいつものように孫氏が入り込んでいるので、ニュースアプリがある程度の規模に成長して、アメリカでサービスとして確立されたら、ソフトバンクグループが一丸になって、潰しに来るでしょう。ソフトバンクは日本人が大好きなホームページ、ヤフージャパンを握っているので、この分野はお手の物です。

まとめ

日本にはアメリカにはほとんど存在しない、電車での長距離通勤があるので、アメリカよりもニュースアプリの需要があるのかもしれません。だから、バズフィードがさほどの勢いがなくとも、グノシー、スマートニュースが萎むとも言い切れませんが、とんでもない産業になるとも思えません。

グノシーは上場していますので、買ってみてもいかもしれませんが、木村さんに食い物にされないように気を付けてください。

7+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、ニュースアプリ」への6件のフィードバック

  1. 今日も参考になる記事、感謝です。先がわからない未来、人間的な魅力を感じる人に投資したいですよね。

    今までのシンさんの記事では、木村某さんにはとても投資する気になれませんw個人的にもグノシーよりもスマートニュースを使っていることもありまして。

    グノシーなぜ使うのをやめたのか、もう一度考えてみます。やはり孫正義さんが出てくるのですねw

    0

    1. ビジネスの記事は私が面白いと思っても、コメントはつかないし、PV、likeも伸びず、適当に書いた男女論、学歴記事が延々と伸びるのはなかなか面白いと思います。

      ニュースサイト、アプリも同じで、そういう誰にでもわかりやすい話題を提供できるとユーザーを確保しやすいのだろうと思います。それをどこが出来るか?で覇権が決まるのでしょう。

      逆に言うと、そういう多くの人が興味を持たないことに興味を持ってアンテナを張り、何かしらの方向性を決めて勇気を持って踏み出し、あとはひたすら耐えることが「逆張り」であり勝つ秘訣だと思います。

      シン

      4+

      1. なるほど~。 φ(..)メモメモ
        そうでないと、すでに株価に織り込まれてしまいますもんね。

        誰も目をつけてない段階で拾えるか、勇気を持って。そこなのですね。

        0

        1. ほとんどの日本人はアリババがどのくらい巨大な存在かも知りませんし、興味もありません。スプリントがソフトバンク通信事業よりも大きいことも知りません。それよりもテザリング対応がどうとか、料金体系がどうとか、の方が身近に感じますし、よく知ってます。それだと、ソフトバンクの全体像は見えません。

          なんでもそうですが、人間は身近なことしか興味ないし、勉強もしないし、知ろうとも思いません。そして、数字よりも感情を優先させ、裏も取らずに信じ込むものです。それだと、勝てる少数派にはなれるわけがありません。

          シン

          2+

          1. 確かに、孫さんファンドについては、ケータイ会社のソフトバンクが独り歩きして、そのイメージしか一般人にはないですよね。

            誤チャンネルなんかには「ハゲがどうのこうのと」悪口ばかりで。これでは玄人しか買わないわけですよね。外国人投資家は玄人しかいないイメージですが、やはり彼らも警戒してるのでしょうか。

            0

          2. まぁ、一般人にはわかりにくい携帯料金のイメージしかなく、それ以上は素人は知らないからでしょう。その辺が彼らの限界です。

            外国人投資家は日本市場自体にあまり積極的ではなく、明らかに割高な水準まで買われている大型株はほとんどありません。また、ソフトバンクのやり方があまりにも複雑なので、ディフェンシブ銘柄として選定できない、というのもあります。機関投資家と言っても、無難な買い方することがほとんどなので失敗した理由づけがしやすいものを買います。あとはソフトバンクが世界のPEを全部足したくらいの規模になり、業界内では嫌われているのもあるかもしれません。洗いざらい有望なスタートアップを持っていくので他が買えなくなります。

            シン

            3+

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