じゃあ、ビルボード一位

宇多田ヒカルさんがビルボード一位を取った!、というニュースをみて、嘘だろう?、と思ったんですが、嘘じゃないけど、やっばりほとんど嘘でした。

マイナーチャート

ビルボードにはマイナーチャートがあり、宇多田ヒカルさんはその一つのWorld music というマイナーチャートで一位を取っただけで、200アルバムチャートという総合チャートで一位を取ったわけではありません。きちんと説明しないと、明らかな過大広告になります。ちなみに二位はK-popで、見たとき、あー、、、と苦笑するしかありませんでした。

このやり方って、何年か前に元ジャニーズの赤西さんも同じことしてましたし、K-popに関してはこの手のマイナーチャートの常連さんです。アメリカで認められている、という限りなく嘘に近い情報を本国で流すと、本国の人間が興奮してお金を払うんです。今回の宇多田ヒカルさんの快挙?、もファンが大絶賛していていました。

私は宇多田ヒカルさんが嫌いではなく、むしろ、好きだったので、詐欺まがいのことして話題作りするまで落ちたのかぁ、と残念な気分になりましたよ。全盛期ですら、アメリカ進出は壮絶にコケたのに、今更、成功したら、明らかにおかしいですけど、こんなセコイことせず、地道にアメリカでやり直すなら、ともかく、こんなことするなら、諦めればいいのに、と思いました。

アジア人

一般的にアメリカ人って、アジア人にほとんど興味がなく、アジア系アメリカ人も割合的に見れば、多い方ではないし、社会的影響力もないに等しいです。徐々にIT、金融でトップレベルに到達するまで人も出つつありますが、ポップカルチャーに関しては見向きもされていません。

宇多田ヒカルさんに限らず、白人国家生まれのアジア人も現地でのデビューを諦めて、親の本国に戻る人は多くいます。白人芸能界ではスルーされるアジア系もアジアの芸能界では白人風味はアジア人のコンプをくすぐり、評価される可能性が高くなります。

ポリティカリーコレクトネス、というヤツで、強引にアジア人が出てきたり、ハリウッドにとって大市場となった中国を意識して、中国人、中国系をチョイ役で出すことはありますが、基本的に白人、黒人、ラティーノはアジア人にほとんど興味ないです。どちらかというと、サブカル系のゲーム、アニメファンなんかはアメリカの中ではナード、ギークと分類される非リア達なので、中心的な存在にはならないです。

マッチョ社会、リア充社会のアメリカではアジア人って、評価されないんです。クラスの中でアジア人で固まり、勉強ばかりして、体を鍛えず、メガネをかけ、ひ弱で、ダサい、というイメージを持っていて、かっこいい存在ではないです。アジア人女性、ゲイは性の対象として人気がありますが、アジア人は女性的だからなんでしょう。

アメリカより、欧州の方がアジア人、アジア的なものを評価する傾向がありますが、世界的に売れたいなら、アメリカ市場を攻めるしかなく、本来はオヤジ的存在のイギリス人ですら、アメリカを攻めますから、アメリカがいかに大きな存在なのか?、を示しています。

売れるには?

アメリカでアジア人が売れたいなら、白人の猿真似は避け、徹底的にオリエンタルを売っていくしかないです。需要は多少あるが、供給はほとんどない分野にニッチ戦略で行けば、それなりに成果を上げられるとおもいます。意外ですが、Baby Metalって、マニア人気があって、あのフザケタ感じに意外としっかりメタル、というアメリカになかったコンセプトがハマったわけです。

アクションスターなんかはブルースリーさん、ジャッキーチェンさん、ジェットリーさん、など、一定の成功を収めてますし、ニッチ戦略なら、戦えます。最近だと、渡辺謙さんはアジア人の渋いオヤジ路線で、ニッチポジションを掴みました。メインストリームは無理でも、やりようはあります。

その点で宇多田ヒカルさんは白人らしさを売りにしていて、日本人には受けたし、アジアでも一定の成果を収めたが、白人っぽさが白人の国で受けるわけがないです。白人はそういうのは大嫌いで、アメリカデビューが白人にやり捨てされた日本人女性の歌、という自虐路線で攻めて、爆死しました。

Easy Breezy I’m Japaneasy… とは恐れ入りましたよ。彼女はアメリカ国籍持っていて、白人に囲まれて育ち、英語を母語のように扱う、という触れ込みだったのですが、こんな歌詞を書くとはどんな心境だったのでしょうか? 白人コンプ丸出しで、媚びずにはいられなかったのでしょうか? 実際、日本人と離婚して、白人と再婚しましたし、キツイコンプ持ちなんでしょう。

元々、ポップカルチャーは英語圏のものなので、英語ネイティブでない時点で相当ハンデがあります。アイルランド、オーストラリアには世界的バンドが輩出できても、ドイツ、フランスにはできないっていうことです。案外、北欧が健闘しているのは興味深いですが、北欧らしさが出ているから、国内市場が小さ過ぎて、最初から英語圏を攻めるからなんでしょう。

まとめ

多くの業界で白人の既得権益は大きく、ポップカルチャー、エンターテイメントでは絶大な力をもっています。黒人の専売特許的なラップですら、エミネムというスターが出ましたし、エミネム自身が俺が青目、金髪の典型的白人だから、売れたんだ!っとか言うくらいです。

韓国人は日本人よりアメリカ市場を意識して売り出そうとしますが、毎回爆死をし続け、必死のステマで、失敗を隠そうとするんですが、そんな恥ずかしいことをあの宇多田ヒカルさんがしたことに衝撃を受けました。アジア人がポップカルチャーで主役になる日は来るのでしょうか?

アジアのラテンと言っていいフィリピン人のChariceという歌手が結構いいところまで行って、ビルボード総合200でトップテンまでは行っているんですが、一位を取るまでには至ってません。彼女の家族に凄惨な不幸があったり、レズのカミングアウトをしたり、アメリカを引き上げてフィリピンに帰ったみたいで、すでにやる気があまりなさそうです。

ビルボードも結構不正があるし、CD、音源が売れることが商業的成功とも言えなくなってきていますけど、私が生きているうちにビルボード200の本物の一位を日本人でなくてもいいので、アジア人が取ることはあるんだろうか?、と思います。Phyみたいなコミックソングがスポットで受けることはあっても、それは冗談みたいなのもなで、アルバムチャートできちんと結果を出すなら、マジものでないと無理だと思います。

追記

ピコ太郎さん、こと小坂大魔王さんもユーチューブ配信でビルボードデビューしましたが、これはPhyと同じで、ユーチューブの再生回数が評価されてのことで、人が音楽そのものにお金を払って評価したわけではなく、タダで楽しむギャグ動画です。こういう形なら、英語配信すれば、アジア人も世界的に人気者になれると思います。ある種のニッチ戦略です。

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、ビルボード一位” への 2 件のフィードバック

  1. 日本人以外「なにじん?」って質問に国籍で答える人は少ないですよ?
    アメリカ国籍持ってたって中華系は「Chinese」って答えるし、
    やっぱり日系人だったら「Japanese」って答えますね。

    1. 移民二世以降だと、アメリカ国籍の白人でイギリス人とか、ドイツ人とか答える人に会ったことはないし、黒人も同様にガーナ人とか、答えないでしょう?血統で答えることがあるのはアジア系だけです。マイノリティの自覚があるからでしょうね。

      シン

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