じゃあ、物販ビジネス

物販ビジネスについての記事リクエストがあり、これを考えたい、と思います。

アマゾン

私もアマゾンさんにはお世話になっており、本当に驚異的な会社だなぁ、と思っています。アマゾンさんの凄いことって、膨大な規模である小売業を一社で制圧する勢いで、膨張していることです。本屋を潰すだけでは飽き足らず、高級スーパー、ホール・セールマーケットも買い取り、食品も制圧して、既存のスーパーを潰すつもりみたいですよ。

数年前に知人から「アマゾンは凄すぎる、お金があれば、絶対買うね!」と言われて、「イヤイヤ、高過ぎて買えないよ!」と私は答えたのですが、突出して高過ぎるPERはほとんど調整されず、3倍くらいになりました。あのバフェット氏ですら、アマゾンを買うタイミングがわからなかった、と言うくらいです。

この会社の凄すぎるところは基本的に自社で在庫を抱えて、注文して、速攻で出すので、広大なアメリカですら、2-3日中には届きますし、日本なら翌日には届きます。田舎のアメリカ人なら、近くのショッピングモールに行くのに車で2時間、ということもザラにあるので、そりゃ、アマゾンで買うわな、と思います。

そして、完膚なきまでに同業者を叩きのめして、立ち直れなくします。本屋は当然ですが、アメリカの小売はほとんどアマゾンに潰されていますし、これからも同じでしょう。そして、実店舗の需要すら、アマゾンがかっさらって行くのは反則なくらい徹底しています。

アリババ

中国で最も勢いのあるオンラインサイトはアリババで、この会社は日本で言う楽天に近くて、自分たちで在庫は抱えていません。実店舗も買収していますが、あくまでプロモーションの一環というスタンスに見えます。中国の膨大な需要を取り込んで、膨張し続け、かつての出資者であるYahoo!、ソフトバンクよりも巨大な会社に成長しました。

この会社はB2Bのアリババよりも、B2Cの淘宝網の方が巨大で、かつて、香港市場にアリババだけ単独上場しており、上場ゴールの典型例として、非難の対象になりました。具体的に説明すると、淘宝網との統合を匂わせつつ、知名度で株価を釣り上げ、創業者のジャックマー氏は上場直後に換金売り、その後はずっと低迷しました。

あの有名投資家のソロス氏、ロジャース氏もアリババ株でマー氏には煮え湯を飲まされた、と言われており、中国人はユダヤ、アングロサクソンも平気でカモにすることを証明しましたw しかし、流石のマー氏も温利信をカモることは出来ず、敗北しています。

と言うのは冗談で、私も淘宝網との統合を予想して、高値掴みをしていたのですが、意地の難平買いで、取得単価を上場初値以下まで下げたので、多くの投資家がブチギレした買取価格でも、利益を出すことがたまたま出来ただけです。自分語りの思い出話をしてみました。

さて、この会社はアメリカでアリババグループ全部を再上場して、世界有数の時価総額を誇る会社になりました。この会社の強みはアリペイ、という決済サイトと連動させ、クレジットカードを持たない消費者にもアクセスして、爆発的に規模を膨らませました。

マー氏は政治に強いみたいで、中国政府中央と強く結びついていることもあり、国内外に競合がいないような独擅場です。外資が入ってきても、潰されて、勝負になりません。中国人の購買力が上がれば上がるほど、規模が膨れ上がって行くのだろうと思います。もう一回、アリババに入ってみるかを検討中です。

メルカリ

この会社はC2C向けプラットフォームの会社で、オークションサイト、ヤフオク!の寡占市場に殴り込んで、対等に戦えるようになったツワモノです。なんで、この会社が入り込めたか?、と言うと、スマホによって、参入してきたDQN層、中高年に優しかったからです。

元々、インターネット、パソコンはオタク向けものであり、多少の知識がある人以外はしないものでしたが、スマホの普及によって、ITを避けてきたDQN層、中高年も参入してきて、彼ら向けに出来るだけ簡単で、スマホで完結できるプラットフォームが必要であり、そのタイミングにピタッとハマったわけです。

客層が悪いこともあり、メルカリはトンデモナイものが売りに出されて、頻繁にトラブルになっていますが、日本のスタートアップ初、唯一のユニコーン(推定時価総額1ビリオンUSD以上)と看做され、ダントツの存在感があります。

オーナーの山田進太郎さんがアメリカに興味があり、若いので、本気でアメリカ攻略、世界制覇を目指せる逸材だろうと思います。まずはどの時点でIPOに持って行くか?、が課題ですが、上場してしまえば、成長の為に赤字は許されなくなるので、難しいところです。(マスクさんくらいわけわからない魅力があれば、話は別ですが、流石にあれは他の人には出来ないと思います。)

私が使っているココナラもC2Cに分類され、このビジネスはまだまだ成長の余地があり、ぬるりと生きる、をプラットフォーム化させるなら、この路線しかないでしょう。読者さん同士が取引をしあう場を提供して、テラ銭をもらう、というスタイルです。

まぁ、こんな弱小ブログ運営者の分際で、よく言うよw、というところですが、実在庫を抱えるアマゾン、B2B、B2Cのアリババなど、完全に市場を支配したプレイヤーがいる商売は新規参入はほぼ不可能ですが、C2Cなら、何かがやれるかもしれないのは事実です。

まとめ

物販ビジネスを三つに分けて、代表企業を上げてみました。オンラインを使ったプラットフォーム提供以外に新しい仕事を始めるのは無理ゲーみたいなもので、その中でもC2Cしか残っていない状況です。

ここにブラックチェーン技術が入ってくると、C2Cビジネスは加速すると思いますが、現状、仮想通貨は単なるマネロン、オンラインカジノであり、まともに投資するような環境ではありません。だから、私は仮想通貨投資を勧めはしません。(止めもしませんがw)

私の理想としては上にあげたような少数の巨大な支配的プレイヤーが現れるのでなく、多数のマイクロビジネスをする人が現れて、好きなことでなんとか飯を食えるようになると、世の中がもっと楽しくなるのになぁ、と思います。別に贅沢はしなくていいけど、つまらないことをしたくないからです。

既存の小売業者は「経験」「ブランド」「連帯感」など、商品以外の付加価値をつけた上で売らないと、単なるコスパで巨大なオンラインプラットフォーム業者に敵うわけがなく、いろんなことを巻き込みながら、試行錯誤をして、何とか生き残りを図っていくしかないでしょう。

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、物販ビジネス” への 12 件のフィードバック

  1. CtoCの話が出てますが最近私が興味あるのは、経験や知見を売りにして稼ぐというビジネスモデルです(CtoBとでもいうんでしょうか)代表的なのはビザスクとかです。副業解禁、働き方改革の流れの中で自分の専門性を活かして給与所得以外の収入を得られるのが一般的になる世の中が早く来ればと思ってます。

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    1. クラウドソーシングという奴ですね。今後、収入源を分けて、リスクヘッジしながら、人生設計するのが当たり前になると思います。C2Bも注目です。

      シン

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  2. 中国のアリババがそんなに強いんだったら、楽天はもう伸び代はないですかね。せいぜい日本国内の数千万人のマーケットを相手にするのが関の山でしょうか。せっかく英語を社内公用語にしたのに残念ですね。

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    1. 楽天の海外事業はほぼ全てがオオコケなので、アマゾンから日本市場を守るのが精一杯、攻めることなんて、夢物語だと思います。

      シン

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  3. amazonの、カスタマーサービス24時間電話対応って過剰サービスだと思うのですが高い出品料取ってるんでしょうね。
    楽天市場は打倒amazon だそうですが、貧弱な検索システムを全く改善しないのは何故なのかと思います。

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    1. アマゾンが楽天から日本市場を奪うのはもう時間の問題でしょうね。
      一部、超えた?という風評も伺います。

      Amazon に限らず、Apple もそうなんですが、カスタマーサービス要員は24時間対応できる体制にするために、世界各国に散らばる日本人を常時募集していますよ。それも自宅勤務という体制です。パートタイムとフルタイムに別れますが、フルタイムだと福利厚生も普通にオフィスに常時している他の従業員と同じ扱いです。

      私の知人が何人かその仕事をやっており、必要なものは会社が揃えてくれるし、オンライントレーニングを最初の3ヶ月みっちりやってくれるそうです。採用条件としては、自宅から高速インターネットが使えること、セルフコントロールが出来る方、以外、最終学歴等も問われないようです。主婦層も多く出来る仕事ということもあり、高い出品料金を取らなくても回していけてるみたいですよ。

      楽天は個人的には、日本の両親や親戚、冠婚葬祭の時などによく利用していますが、検索システムが確かに弱いのと、購入するまでの経路がくどすぎるくらい長い。ショッピングカートも改善の余地がありますね。
      商品は良いものがあるのですが、出品元がBtoBにおける手間暇がアマゾンのほうが便利と思うようになれば、アマゾンに乗り換えてしまう恐れは十分にあります。

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      1. 楽天を使う唯一のメリットはポイント還元率です。
        アマゾンはポイント殆どつかないし高額なのに全くポイントつかないブランドも多いです。
         コルセン24時間対応だけでなく返品関係その他アマゾンはかなり顧客に柔軟です。その経費は全て出品者に負担と思うと高いショバ代がいると思うのですが今は他にも利益を出すルートがあるんでしょうか?マケプレで古本を売ろうとした時、ヤフオクなどより手数料がかなり高く売るのをやめました。
         世界一のカスタマーサービスを謳って世界中の小売り業者を集めて高い利用料を取るシステムかと思ってたのですが。
         ただ「お客様を世界一大切にする」と言いながら、プライムに詐欺まがいの方法で申し込みさせ有料登録継続させますw 
         

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        1. プライムに詐欺まがいの方法で有料登録させる 笑
          まさしくアングロサクソン流のビジネスです。

          また確かに個人出品となると確かに手数料が割高になるでしょうね。
          彼等の売りは汎用制の高いシステムなので、大量出品してくれる業者をメインに絞っていると思います。
          大量に仕入れて、大量に消費するシステムはアメリカが大得意とするお家芸です。
          Costco もその方式です。

          個人的にはCostco ってアメリカでは一般的に大家族用(少なくとも4人家族)x1週間分とかにマッチするサイズで、核家族化している日本で成功するとは思っていませんでした。
          これは意外でした。

          個人的にはアマゾンプライムメンバーしか見れない映画、結構面白いのをやっていて好きです。
          でも私はプライムメンバーではなく、ネットで海賊版探せるところを見つけて無料で見てますがw

          ところで、日本ではebay はあまりメジャーではないのでしょうか?

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          1. 本当にアングロサクソン流です。一昔前まで、アングロサクソン流は日本では通じなかったんですが、アマゾン、コストコ、フェイスブックと通用し出しているので、このままだと、乗っ取られてしまいます。完全に乗っ取られたら、嫌でも、詐欺同然に有料サービスに入れられますね。プラットフォームで支配されたら、どうもなりません。

            シン

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          2. シンさんのコメントでハッとさせられました。

            日本がITで出遅れている間に、日本国内での流通も外資系に乗っ取られつつあるのですね。
            全てが全部、今までの記事やコメントでWarning されている事が根っこの問題
            *日本企業は技術者を冷遇する社会
            *ビジネスの根幹であるべき国内銀行系が未だに紙契約から完全に抜け出していない
            *国を代表する議員+国民が平和ボケ(ビジネス含む)

            ここにあるように思います。

            前回、私自身が帰国した際、日本で親切口座を開設した際、アメリカからオンラインで管理したいと思い、オンラインアカウントの開設の事をお伺いした際、驚いたことに自動ではなく、オプションであったこと。
            また、オンラインアカウントを作るのに、Secure ID用のたぶんVPNアクセスキーをもらったのはいいんですが、オンラインアカウントの準備が整い次第、本人確認のためのお電話をおかけいたします。ときて、はあ?という感じでした。
            どれくらいかかるのかと聞いたところ、2週間くらいと言われたので、その時はもうアメリカに戻っている時期だったので、その電話番号は日本国外でも大丈夫なのか?と聞いたところ国外ではダメだと言うことでした。
            というわけで、いまだにその口座へオンラインでアクセスできず、母に管理を任せて放置状態となっています。

            アメリカ国内の銀行であれば、口座開設したその日にオンラインにアクセス可能、しかもいくつかの口座をまとめて閲覧できるのに、なんと不便な。。。と思ったものです。
            官公庁、役所に限らず、銀行までもがIT化が進んでいないことに呆れました。

            アマゾンにしてもFACEBOOKにしても、オンラインビジネスの根っこにあるMarchant System (決済システム)が外資は全てほとんどの工程が自動化されているので、またUSDが世界基軸通貨でもあるため、世界を相手にビジネスを圧巻するのに対し、日本の決済システムがその工程のどこかで、未だに手作業の部分が多いのも、オンライン物販ビジネスを遅らせている要因でもあるのではないかと思いました。

            そういえば、日本にいる私の同級生が銀行員なのですが、インターネットは苦手、SNSはいっさいやらないと言ってました。会社がセキュリティ上の理由でそれらを禁止している、だから個人でもやらない と言って絶句したのを覚えています。もっと突っ込んで聞きたかったんですが、「そうなんだ。。。」だけに留めておきました。

            白人お得意の植民地化、インターネットによる植民地化は着々と進んでますね。。。
            これでは日本国内ビジネスでなんとかやってこれたソフトバンクも危ういと思います。

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          3. 日本人の多くが見て見ぬ振りをしてますが、とっくにアングロサクソン式に慣れてしまって、やられているんです。そして、問題を直視しません。

            シン

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  4. 実質は日本でもすでにamazonがほぼ一強になりつつあると思います。
    ただし販売側サイドからするとそもそもモール形式自体デメリットも多いので、それなりに会社名で検索されるメーカーは自社直販サイトを強化しているところが多い印象です。
    また、たとえばオーディオ機器なら『eイヤホン』の様にジャンルを絞ってニッチ戦略で生き残るサイトも増えてきている様に思います。

    私はいつもamazon、楽天、Yショッピング、ヤフオク、価格.comを巡回して安いところで買うようにしています。楽天は確かにポイント還元率は良いですが、その分最安値が甘いように思います。(ある程度ポイント分を上乗せされている印象です。)
    利便性やポイント還元など抜きで、絶対的な支払い価格だと価格.comかヤフオクの業者出品が一番安いことが多いです。
    品揃え、価格、利便性など総合的にはamazonが良いと思っています。

    工業製品などは商品型番をブラウザで直接検索して探すと安いところが見つかりますが、時間がかかるのと、怪しい店や不便な店も多いので、やはりモール形式が一定の安心感はあります。
    現状はモールで売っていないようなマニアックな商品のみそういうやり方で探しています。

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