じゃあ、団塊ジュニア世代

世代シリーズを望む声に応えて、団塊ジュニアにも焦点を当てます。

育ち

実は団塊ジュニアは団塊世代の子供だけでなく、戦前派、戦中派の子供でもあり、どちらかと言うと、第二の団塊世代、と言う意味合いから、団塊ジュニアと呼ばれるようで、第二次ベビーブーム、と言うのが正確です。

親世代は戦後の復興、高度経済成長を満喫してきた人達なので、比較的裕福であり、さほどひもじい思いをして子供時代を過ごしてきたわけではありません。むしろ、親の期待を背負い、塾に習い事とお金を散々かけられて成長しました。

教育現場では管理教育が一般的になり、人権無視のような体罰、それに反発して校内暴力などが多発した時期でもあります。学校が荒れ、いじめ、不登校、なんかが表面化しだしたのもこの世代です。

受験

この世代が最も激しい受験戦争をしており、社会的な高学歴化により、従来は大学進学していなかったローアーミドルですら、大学進学を目指すようになったので、大学受け入れ定員が足りなくなり、新設大学が乱発され、そこですら競って入学していました。

ちょうど、芸人のナインティナインの二人がこの世代になり、世相を表すようなことをしているなぁ、と思います。家が貧しいことで有名な矢部さんですら、大学進学を目指して、新設大学を狙うものの全滅、一浪して立命館夜間に通っていた岡村さんを誘い、芸人としてスタートしています。

岡村さんは番組のネタで、受験してたり、テストネタをやって、競ったりしているのは彼らの世代が受験に大きく影響を受けていることは無関係ではないでしょう。この世代の人は受験の話が大好きです。大変だった、大変だった、とひたすら言いたがります。

就職

すぐ上のバブル世代が楽勝で大企業に引き取られていったのを尻目に、彼等が大学を卒業する頃にはバブルが弾け、その反動で大きな就職難になります。信じてきた学歴が通用せず、大ショックを受けたことでしょう。

何も考えず、偏差値を追いかけ、偏差値順から大学を受けていき、合格した大学に通い、同じように企業規模順に就活して、内定の取れた会社に就職すれば、人生は安泰だと信じていたのに、就職難になって、その法則が崩れたのですから、大ショックですよ。

とは言え、97年のアジア通貨危機が起こるまではそこまで就職難だったわけではなく、その後の就職氷河期世代と比べれば、まだマシだったともいえます。ほどほどに妥協さえすれば、どこかには潜り込むことができたからです。

文化

日本のサブカルが花開き、それを謳歌できた世代なので、欧米に対する強いコンプは持っておらず、日本独自の文化を好み、漫画、パソコン、ファミコンなどのオタクアイテムも充実したので、バブル世代ほど見栄っ張りでもありません。とは言え、ある程度消費する最後の世代でしょう。

オタク、という言葉を肯定的に捉えるのもこの世代からで、好きなことに一生懸命になり、好きでもないことをみんながやっているから、やる、と言うのはかっこ悪い、と考える人が多くなる世代ではないか?、と思います。

そして、彼等が趣味に走り、うちに篭ったことが、第三次ベビーブームを発生させないことになり、日本の人口ボーナスは終わりを告げます。彼等はさほど仕事にも恵まれず、安く楽しめる娯楽が好きなので、色恋沙汰がそんなに好きでもないし、絶対結婚したいわけでもないのです。

まとめ

人数は多いのにアクの強いバブル世代、氷河期世代に挟まれて、あまり存在感がなく、思考もその中間であり、バブル世代ほど楽天的で消費思考ではないが、氷河期世代ほど否定的でコスパ思考ではありません。そこそこブランド、見栄を張る世代だと思います。

扱いづらい世代ではなく、ある程度バランスが取れているのではないだろうか?、と思います。バブル世代が経営層について、派手なやらかしをしたら、彼等が尻拭いをすることになるので、重要な世代だと思います。

そして、この世代が現役から消える頃には根性、精神論、と言った考え方は鳴りを潜めていくでしょう。その下の世代は人権無視の教育を受けておらず、パワハラ、セクハラは減っていくだろうと思います。

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