じゃあ、プライベートバンカー

最近、空き時間を使って本を読んでいたので、その紹介をしていこうかと思います。

前々から気になっていたのですが、シンガポールを舞台とした「実話」を描いたドキュメンタリー、プライベートバンカーを紹介します。リアル知り合いが登場するのでシンガポール在住者にはハラハラドキドキの展開です。長くなるので1回目はバンカー側から紹介したいと思います。

杉山氏

主人公にして実名登場します。杉山智一でググって下さい。「プライベートバンカー驚異の資産運用砲」と言う本を出しています。

この人は地方出身、地方大学を出て、野村證券に入社、自殺を考えるほど悩み苦しみ、揉まれ、トップセールスマンになった人です。バブルが弾け、規制が激しくなり、証券会社全体が力を失いかけてから証券業に入っているため、どこかで他に行きたいと考えているうちに外銀に移っていった人です。野村、三井住友、ソシエテ、バンクオブシンガポールという順番ですね。

主人公ながら野村出身ですから「嵌め込み」に大した罪悪感を持たないサイコパスメンタルの持ち主です。野村営業マンは多かれ少なかれ捕まらなければ、犯罪ではないと考えていますし、それを引きずってはいますね。ただ、顧客目線の仕事をしたいと独立したようですし、今はそれほどエグいことはしていないと思います。

少なくともこの本の他のバンカーと比べれば、まともな神経の持ち主です。だからこそ、巨額報酬を得られることもなかったようですが、散財する事もなく小金を手にしたので独立して自分のペースで仕事をする事を選んだようです。独身のようですしね。

余談ですが、私は杉山氏と同じ時期にとても近くに住んでおり妙な親近感を覚えました。

桜井氏

このストーリーではヒールの仮名です。ちなみにシンガポール在住者ではH氏のことだろうとの認識です。(公然の秘密だといっても良いかもしれません)この人も野村出身、顧客だけでなく、仕事仲間を嵌め込むことに全く躊躇のない極悪人です。古き良き野村営業マンだといって良いでしょう。

数字になりそうな人間を引っ張って来て、数字を出させて、それを奪うことで私腹を肥やして来ました。プレーイングマネージャーというのは聞こえがいいですが、利益相反行為をしやすくなりますからね。数字のつきそうなことだけ自分につけ、つかなさそうなことは部下に振れば、美味しいところだけ奪えます。

ちなみに、下記に記す梅田氏の犯罪により職場を追われ転職したようですが、長続きせず、独立したようです。これほど悪名が轟いてしまったのに大人しくしていないのは思うほど資産が蓄えられなかったのか、生涯現役なのか、は知りませんが、並みの神経ではないと思います。

梅田氏

この人も実名です。殺人未遂で逮捕、実刑食らった犯罪者です。ヒョロッとした優男だそうです。(私は面識はありません)典型的な極悪人で桜井氏の片腕として顧客、同僚を食い物にしながら蓄財するだけではもの足りず、天涯孤独の資産家を暗殺してその資産を奪おうとしましたが、犯罪を持ちかけた人間にチクられて逮捕、臭い飯を食っています。

クライアント編で詳しく紹介しようと思いますが、中田七海氏と言うのが殺されかけた人です。すでに病死していますが、ブログは残っており、インテリではあるが強烈に偏屈で独りよがりなことが文章からもありありと伝わってくる元医者です。だからこそ、天涯孤独で極悪人に狙われたんですね。

驚くことに梅田氏は前科者にも関わらず、現在、シンガポールで金融業をしているらしいです。グレーゾーンの脱税指南でもしているのでしょうか?殺人未遂を犯した人間に頼もうとする人間がいることが驚きです。金融とは本当にヤクザな世界です。

中村氏

女性アシスタントで仮名です。私はY氏だと思っています。(推測が合っていても違っていても、妄想だと思って読み流して下さい!!!)あくまで妄想ですので、怒鳴り込み、クレーム、などは受け付けません。ご了承下さい。

この人はシンガポール現地採用女性の典型みたいな人です。地方出身で英語、白人に憧れ、多少の英語を身につけたが、ノースキル文系の為、憧れの白人国家で働く事も出来ず、簡単に仕事とビザが取れるシンガポールに流れて来ました。ここまではストーリーに記されています。

最初の仕事は「資産運用会社」と書かれていますが、ブラックに近いグレー行為で稼いだ日本人裏金融マンが節税用(脱税?w)に持っている会社です。趣味と実益を兼ねた投資をしているので何人かの事務を雇っていたのです。当然ですが、Y氏は金融、会計知識なんてありませんから採用目的はわかりますよね?

当然、すぐに喰われましたw オーナーはバツイチのオッサン、子供もいて、再婚する気など全くなく、単にシンガポールでの現地妻として囲っただけなんですよね。そして、思わぬ妊娠、修羅場の後、堕胎します。Y氏は失意の退職をして舞台のBOSへ移ります。

別れてからもお互いに未練があったらしく、オッサンは貴重な日本人の若い身体、Y氏は人生で経験した事がないような贅沢がどうしても忘れられなかったみたいで、正式に切れるまでには時間が掛かったと聞いています。

その後、ありがちな短期で職を転々とし、修羅場、堕胎の件で親と気まずくなり帰国する事もできず、身の丈に合った男性を見つける事もできず、金融の真似事でもして安いプライドを満たしているそうですが、今頃何をやっているのでしょうか?

アシスタントと言う名のホステスの分際で少々の英語力を誇り、トップセールスの杉山氏の拙い英語を勝ち誇ったようにバカにしていたと言う下りなんかは典型的な薄っぺらいバカゲンサイ女であり、シンガポールでの日本人女の希少性からのぼせ上がり、他人の金で贅沢に狂い、身持ちを崩すところは軽薄そのものですね。

まとめ

「全員悪人、全員暴走」と言うキャッチフレーズはアウトレイジでしたが、「全員不幸、全員狂乱」がシンガポール、プライベートバンカー会です。確かにサラリーマンとして1億円プレーヤーを目指すならモラルなど捨てなきゃならないのかもしれませんが、そうやって億つくても貯まらないんですね。

梅田氏は年収億越えを何年も続けたようですが、高級住宅、高級車と散財をしていただけなく、怪しい事業に手を出して借金があったとの話もあります。その為、犯罪に手を染めたようです。それでも金融から離れられないのはもはや「業」ですね。それは桜井氏こと、H氏も同じですね。

杉山氏にしたって、金融から離れる事もなく、故郷の大垣に帰って老いた母と暮らしながらサークルKの経営でもしてまったりと暮らす事もなく、手にしたシンガポール永住権を使ってペーパーカンパニーを拠点にし、パーマネントトラベラーとして節税に勤しんでいる事でしょう。そこに駆り立てるのは飽くなきお金への渇望なのでしょうか?

一番不幸なのは中村氏こと、Y氏だと思いますね。億を手にしたバンカーはともかく、安いお金で芸者して、生中食らって妊娠し、捨てられ、職を転々とし、価格が落ちていく一方の女を売りながら糊口をしのぐのなら売春婦、乞食と変わりません。

買うなら文庫本をお勧めします。中田七海氏の話が詳しく載っています。フィクションではないリアルを知ることが出来ます。

9+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、プライベートバンカー」への2件のフィードバック

  1. 金融業やシンガポールへの知見は無いものの、シンさんの紹介本なので読み始めました。まだ序盤ですが、なかなか面白いです!
    専門知識が無くても、読めます。むしろ、悩みの根幹は、異業種でも似たようなものなんだなと感じます。

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  2. 2年あまり前に最初のバージョンを読んでいたのですが、今回の完結版もKindle版で読みました。本編は変わりないと思いますが、新しく追加されたその後の部分を興味深く読みました。

    以前にもコメントしたように本に名前が出てくる人の中には仕事がらみでお会いした人もいますが、普段接する小金持ちとは違うレベルの人々の生活とは縁がないため、この本の中のことは別世界のようで実感がわきません。最近はCappageの居酒屋に行くのは数ヶ月に一度日本からの出張者に同行するくらいだし、明治屋も月に1〜2回ほど米や焼酎を買いに行くらいですから、去年話題になった映画クレイジーリッチの世界と同じで、この本に出てくるようなレベルのお金持ちらしい人は見かけたことはないですね。

    今はFISスキームでの永住権取得もできなくなり、また相続税逃れ対策の海外在住期間が5年から10年になったので、起業家、実業家、投資家は別にして、日本から相続税だけを逃れるためにわざわざシンガポールに来る人も少なくなったのでしょう。

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