じゃあ、大学教授

大学教授について書いて欲しい、という要望に応えます。

コスパ

そう簡単にはなれないのに、日本では報酬はそれほど良くないので、ある種の名誉職みたいなもので、よほど好きでないと目指さない方が良いと思います。国立大の教授になって、たった年収一千万円なんて、とても割りにありません。

大学教授を目指す、となると、それなり以上のブランドを持つ大学を卒業していると思います。学部、修士で就職していれば、業界によっては三十過ぎにはリスクなく、年収一千万円くらいは行きますので、お金を考えたら、アホくさくてやっていられません。

唯一にして最大のメリットは時間の自由が利くことで、長期休暇を取りやすく、長期遊学に行くことも出来ます。文系教授に至っては夏休みは完全に休暇期間で、何をやっていても、誰に文句を言われることもなく、勉強する必要もありません。何年もろくに論文書いてない人もザラにいます。

アカポス目指す人って、大学教員を神聖視してますけど、世間一般ではそこまで凄い仕事だと思ってませんし、尊敬を集める仕事、と言うわけでもありません。同じ先生なら、医者の方が社会的地位が高いのではないかと思いますし、医者は駆け出しでも年収一千万円貰えます。

日本のシステムだと最速を走っても、博士取得時、27歳となり、飛び級しても、25-6歳まで学生やって、三十半ばまで非常勤講師、ようやく助教、准教授、教授、と徐々に登っていくのですら、既に恵まれた部類で、最悪は生涯非常勤講師もありえます。

一生プータローのリスク背負って目指すなら、芸人でも目指した方がリターンが大きいと思います。売れたら、年収一千万円なんてチャチな額でなく、億を目指せます。研究者として頂点を極め、ノーベル賞取っても、たった一億円しかもらえません。

中村修二さんのように特許収入で、一生遊んで暮らせるFuck you moneyをゲットしているなら、話は別ですが、そうでない人は経済的に恵まれるわけではなく、これはアメリカですら、同じ事で、物価の分だけ高いですが、特殊な例を除けば、年収二千万円くらいで、アメリカの西、東海岸部では贅沢できるレベルではありません。

コネ

日本の大学教員選考って、すごく不透明で、コネ社会です。特に文系は親が子供を無理やりねじ込んでくることも珍しくなく、バカでも、一度なってしまえば、遊んで暮らせることを知っている親が利権を子供に受け継がせようとするのです。

どこの大学であれ、文系は学校で勉強することが無駄だと思いますが、特に文系が無駄だと思うのは教員が何の実績もないコネ採用で、学生に有益なことを教えられる能力がない人間がほとんどだからです。

特に日本の大学教員は理論系が多く、実務経験を持たず、ずっと大学から出た事がない人が多いです。一般就職したい人が一般就職したことない人に職場で何の役にも立たない理論を教えてもらっても、意味ないでしょう?

ほとんどの教授が実務経験を持っている分、海外大学文系の方がマシで、人に教えてもらって、出来るようになるようなものでないにしろ、いくらかの参考にはなるのではないか?、と思います。

まだ、理系はバカ息子、バカ娘ではまともな論文を書けないので、世襲は少ないためマシですが、それでもコネがまかり通っていて、純粋に論文の質で評価されるわけでもありません。力を持っている大家が自分の弟子をねじ込んで、勢力拡大させることはザラにあります。

シンガポール

シンガポールの大学はコネ採用はほとんどなく、その研究者が論文がどのレベルのジャーナルに何本採用されたか?、というだけのポイント制なので、アホウみたいな論文乱発して、コネでテニュア取れることはありません。

常に優秀な研究者を世界中で探して、スカウトしてきて、ノルマを達成出来ない人は問答無用で解雇します。そうして勝ち上がった人間だけがテニュア取れるので、私は能力的にアホウに会ったことはありません。

お約束ですが「アカハラ」はありますので、人間的に問題のある人が教授をやっていて、学生にセクハラした、単位と引き換えに性行為に及んだ、と言うことはザラにあり、たまにニュースになります。これは男性教授特有の問題です。

女性教授に多いのは異常なケチで、学生に論文書かせて、国際学会に提出、自分が家族旅行する、とかせこいヤツで、他人の手柄の横取りは男女問わず、ありますが、女性の方がひどい印象です。能力とは関係なく、立派な実績のある研究者も人間です。

まとめ

アカポス狙うのはリスクの高さに見合うリターンの期待できないことに挑むドリーマーだと思いますが、それでも狙いたいなら、博士は日本なら東大、京大に行くこと、そうでないなら、海外に行った方がいいです。予算が全然違うので、実績の作りやすさが違います。それ以外にしか進めない人は諦めた方がいいです。

まぁ、実家がお金持ちで、プータローでもやって行けたり、強力なコネで博士さえ取れば、アカポスにねじ込んで貰える事が決まっている、とか、スーパー優秀で、不採用に出来ないくらいの実績があるなら、いいと思います。思う存分やって下さい。

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、大学教授” への 26 件のフィードバック

  1. 今は、非常勤講師や研究員→助教→講師→准教授→教授になっていて、自分の大学だと、助教と准教授の間にいる講師が1番人数多いです。
    また、東大卒の平均年収は33歳くらいでは600万弱で、40代でも700〜800万弱。1千万超えてるのは、2割程度しかいないので、大学教授でも講師以上になれたら平均年収と同じかそれ以上だと思います。さすがに、30すぎで一千万超えるのは1割もいないと思いますよ。
    平均年収のデータを見ると、私立の偏差値50くらいの工業大学と東大の平均年収が100万か200万くらいしか違わないのが、面白いところです。
    手取りに直したら、もっと差がなくなるでしょう。
    平均年収だけ考えると、東大のコスパの悪さが目立ち、医学部に負けるのも当然ですね。
    電通の高橋まつりさんも地元の駅弁医学部にいくべきだったと思います。

    1. 疑問なんですが、東大卒の平均年収って、どうやってサンプルをとって、数字を出したのでしょうか?数字が一人歩きしている感があります。と言うのも、単に三十過ぎに年収一千万を得られる仕事くらいなら、そう難しくなく、得られます。600万くらいだと、中堅どころで、そのクラスの企業に東大卒はほとんど見ません。三十過ぎに年収一千万の仕事を続けられるか?、と言うのは別問題ですけどね。大量採用して、学歴大好きな都銀あたりなら東大というだけでまず内定取れるでしょうけど、離職率は高いです。なってしまえば、どんなにダメでも、最低限が保証される医者とは違います。まつりさんは浪人して東大文系だったはずなので、駅弁医学部はたぶん無理だったと思います。

      シン

      1. 確かに、個人情報である年収を強制的に調査する権限もない転職サイトや週刊誌が調べるのには、限界があるので眉唾ものですね。
        30すぎで一千万超える業界というと、外資系や金融や商社や広告代理くらい以外にあるのでしょうか?
        メーカーに関していうとトヨタでも一千万超えるのは出世して役職についた中年の人くらいだったと思います。
        自分は、学生なのでよく知らないのですが、上記の4つ以外にそれほど高収入な業界や職業があるのでしょうか?

        1. 追伸
          続けられるかは重要ですね。もうひとつの質問ですが、東大卒の元電通社員でも、3年以内に離職したら、広告代理以外の業界に転職するのは苦戦するものですか?
          3年以内に辞めるのは、かなり印象悪いらしいですが。

        2. 高い報酬、と言うことなら、利益率の高い仕事、主にお金をお金で産む仕事でないとダメでしょう。ITも報酬が高くなるはずですが、日本のITはブラックが多いです。

          トヨタ自動車と言えど、メーカーなので限界があります。でも、トヨタ自動車の平均年収800万円、平均年齢40歳なら、35歳、大卒以上、主任なら、一千万円前後は行くと思います。給与テーブルの違う工員、一般職が含まれていますから、そんなものだと思います。

          シン

          1. なるほど。
            メーカーは事務の一般職や現業の工員も含めているので、安くなるんですね。

          2. 多かれ少なかれどの業界も給与テーブルの低い人達を含んだ平均年収を公表してますので、総合職の年収はもっと高いですが、メーカーは低い人の割合が高いです。

            シン

  2. 平均年収の話ですが、母数を総合職だけで計算すると嫉妬を買う数値になるから一般職も含めてわざと平均値を下げていると聞いたことがあります。実際メガバンクや商社なら2,3年目で600万円以上貰っています。

    個人的には高額な報酬を公表した方がもっと優秀な若者が集まると思うのですが

    1. 平均年収の統一基準がないので、福利厚生もどこまで年収に含めるかわかりません。タダ同然の寮、借り上げアパートなどは収入に限りなく近いですが、年収に算入しているのかわかりません。

      シン

  3. 大卒総合職に限定した平均年収についても記事にしてもらえませんか?
    統計をだすのは難しいので、シンさんの個人的な感覚で構いません。
    この業界の大手で30代だと、だいたいこのくらいなど。
    自分で調べるのは、学生で社会知らずな事や、正確なデータがなかったり、考慮すべき諸事情を知らなかったりで、なかなか困難です。
    年収に関しての記事は、就活を控えた学生や転職を考えている社会人にも、需要があると思います。

    1. そういうのはいくらでもネットに情報が落ちているので、私がやらなくてもいいと思いますよ。どうしても、と言うなら、ちょっと考えてみますよ。業界の慣習こみなら、面白いかもしれません。

      シン

  4. 文系の大学教員の実績欄を見ると微妙な学歴や業績の羅列がよく見られますね。
    理系ならプロパー教員や研究しない人もいますが、一応業績ありきで採用という形ですね。

      1. なんで教授やってるのかわからない文系教員っていうくらいレベル低い人いますよね。
        経営が安定している大学は、文系でも講義や研究がそれなりですがFランとかカルチャースクールにでもいけよって感じなのもあります。
        お料理教室の先生が経営学教えてたりだとかです。

        1. 本当にお料理教室の先生が経営を教えてるんですか?まぁ、大規模教室の経営者なら、理解できますけど、単にカルチャーセンターの先生なら、信じられないですね。

          シン

          1. 正解には、非常勤ですが専門科目の単位になってます。
            一応、手広く事業はやってますし、ローカルの料理番組かやってますが、栄養学の学科ならいいと思いますがなにも学位を持ってないです。

          2. そういう人の方が学生に興味を持ってもらえるのでは?Fランの学生に経営理論とか講義しても、理解できませんし、元から経営理論なんて、理解できても意味ないですしね。

            シン

  5. ナンパのやり方も教えたりしてるので経営理論より効果があるかもしれません。
    下手なテレビ番組やYouTubeより面白そうなので見てみたい気持ちはあります。

      1. ナンパのやり方を教えるのは、戦時中にスパイを養成する陸軍中野学校でやっていたらしいですよ。
        現代なら、警察学校で潜入捜査官養成には良いかもしれませんが、普通の大学でやる意味はないと思います。
        余談ですが、作家の柳広司さんが、陸軍中野学校をモデルに「ジョーカーゲーム」というスパイ小説を書いてますが、短編集で読みやすくて面白かったです。
        当時の歴史にあかるい人なら、面白いと思うでしょう。

        1. ナンパってスパイの基本なので、当然、中野学校ではやってたでしょうね。面白そうな本ですね。調べてみます。

          シン

  6. 東大理系教授の年収についてです。今から7-8年前の院生時代に教授室に無造作に転がっていた給与表をちらっと見たところ、800万円台でした。40位の若い教授でした。

    あと日本の大学には古い大学ほど○○大先生の系譜や系列があるので、力を持った名誉教授や教授の古い研究室で学位を取得すると、その系列の大学の系列研究室の教官になりやすいです。医者の世界とも似ています。最近はプロパー化が進んでいるようですが。

  7. 文系の教員をあまりにもバカにしているコメントなので呆れてしまいました。だから日本には本当のアカデミズムは育たないのです。

    1. 呆れたなら、何に呆れて、どこがどう間違っているのかを説明してもらえますか?ぜひ、議論しましょう!

      シン

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