じゃあ、ソフトバンク-13

さて、今回は孫正義氏を支える幹部社員を記事にしたいと思います。この中から後継者が出るかもしれません。

クラウレ氏

元々、ボリビア出身で学生の頃に渡米し、携帯電話の小売業で成功した起業家です。アメリカでは数が多い割にビジネスで成功者の少ないラテンの星、といえるでしょう。経営力が高いみたいで、彼が運営すると不採算店舗もあっという間に売上が伸びて行く、と言うことらしいです。

彼はその携帯電話小売業、ブライトスターをスプリントに売ったことからソフトバンクグループに入社して、スプリントの社長をしていました。かつての競合、今後はパートナーとなるであろうT-mobile USジョンレジャー氏と比べると見劣りしますが、スプリントを黒字に持ってきた手腕は評価できます。

彼の今後はT-mobile USとの合併を成功させることです。あの手この手でロビー活動することになるでしょう。彼は通信業界の顔役ですし、サッカー協会に力があり、こっちの方面からもホワイトハウス、司法省を圧力をかけることになるでしょう。

T-mobile USが統合されたら、他の事業のトップをするだろうと思います。両雄並び立たず、と言うようにレジャー氏が嫌がるだろうと想像します。だとするなら、Uberの取締役を既にしているので、社長をするのかもしれません。現社長はIPOまで漕ぎ着けたら辞めるでしょう。

この人が後継者になるなら、ソフトバンクの事業が各地の規制と戦っていくような類のものが主力になっていく場合だろうか?と思います。ライドシェアもある意味では通信事業と同じで独占禁止法などの各種規制との戦いになります。

ミスラ氏

インド出身、ドイツ銀行、フォートレスと金融畑を進んできた人で、ソフトバンクがフォートレスを買ったことで、ソフトバンク入りをしています。フォートレスはPE、未上場株専門の投資会社なので、やはり、彼の役割は未上場株投資となります。

この人がビジョンファンドのトップであり、出資者、他の株主と折衝するのが仕事であり、ユニコーンの株主総会、出資者向け説明会なんかは彼が取り仕切って進めています。彼の手腕がそのままビジョンファンドの成果になり、次世代のソフトバンクに繋がります。

ソフトバンクの主力事業がファンドになるなら、この人が後継者になるのかもしれません。インド人の雇われ経営者としての能力はグーグル、ピチャイ氏、マイクロソフト、ナデラ氏などで証明されています。ただ、前任といっていい同じインド人、アローラ氏が解雇になっているので、そう簡単ではありません。

佐護氏

ようやく日本人の登場です。彼は東大理系修士、ゴールドマン、郵政と渡ってきた債券を専門とする企業投資家です。学生の頃はメンズノンノでモデルをしていただけあり、見た目も爽やかなイケメンであり、50歳の中年オヤジには見えないくらいです。

リーマン前の外銀バブルで荒稼ぎしたようで、長者番付、年収7億円で名を馳せた人なので、ファッキューマネーはとっくにゲットしたことだし、遣り甲斐を求めて民営化した郵政公社に行ったけど、上がバカだから嫌になって、ソフトバンクに入ったみたいです。

孫正義氏がビジョンファンドに郵政公社を誘って、その窓口が佐護氏であり、佐護氏は乗り気だったが、上が反対して参入できず、腹を立てているところをそれならうちに来いよ、と誘われたみたいですね。トールで鬼損は出すのに、ビジョンファンドは危険だと回避するところはバカですねw

この人の役割はソフトバンク社債の管理、上場企業の統制なのかな?と思います。膨大に膨れ上がった社債の管理が制御不能になれば、ソフトバンクは危機に陥るわけで、早め早めの借り換えをしたり、最悪を想定したシュミレーションをしておく人が必要であるのは間違いないです。

この人の最大の長所は日本人なので、英語に不自由する古参幹部とのミスコミュニケーションが減るので、余計な軋轢を呼びません。見た目もよく、ソニー、平井会長を思わせるような無難な運営をしそうです。サラリーマンしかしたことないのは孫正義氏の後継としてどうなのか?は疑問ではあります。

泰蔵氏

孫正義氏の実弟、泰蔵氏はまだ四十半ばの働き盛りで、前の三人よりも若いくらいなんだから、後継者は彼でいいじゃん?とも思います。決して無能な人ではなく、Yahoo!では成果を上げてますし、ガンホーも買ってますから実績もあります。でも、ソフトバンク本体の仕事にはさほど興味ないみたいですね。

ちなみに彼はホリエモンと中高大と同級生です。お兄さんと同じように久留米附設に通って、東大進学、というコースです。東大在学中にYahoo!に参画しているところもホリエモンと似ていますが、彼らって親しい関係なんでしょうかね?

散々、後継者探しをしたユニクロが息子二人が継ぐことになりそうですが、ソフトバンクも結局は泰蔵さんが継ぐのかもしれません。孫正義氏、泰蔵氏は15も年が離れているので、ある意味で子供みたいなものであり、年齢的にも10年後に継いでも遅くはありません。

あれこれ言うけれど、最後は血がモノを言う、と言うのはよくある話であり、株式としての支配権はほとんどないのに、経営権を手放さないオーナー企業は珍しくなく、現に日本最大の時価総額を誇るトヨタが御曹司トップで運営してますからね。

ちなみに孫正義氏には娘さんしかいないらしく、現段階でソフトバンクに関わってないので、いきなり登場はしないと思います。少しでも後継者に考えているなら、ソフトバンクに入れているでしょう。村上ファンドの後継は娘の絢さんなので、女性後継者でも良いとは思いますが、可能性は薄いですね。

まとめ

さて、還暦を迎えた孫正義氏の後継者は誰になるのでしょうか?やはり、五十前後の働き盛りの人を事業トップに据えて、成果を競わせ、誰もが納得する形で後継者にしないと、アローラ氏の二の舞になります。はっきりとした成果もないのに、巨額報酬だけだして、何年か後には暫定トップにすれば、ソフトバンクは危機に陥るでしょう。

やはり、ソフトバンクは日本企業なんだから、日本人の佐護氏に期待したいですから、社債の制御をしっかりしてソフトバンクの財布をキチンと守りつつ、大将の破天荒を支えるバックオフィスとして成果を出してもらいたいものです。

4+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、ソフトバンク-13」への4件のフィードバック

  1. 後継を誰にも譲らず、老害化というコースもあるでしょう。
    孫正義氏が老害化するのは見たくないですが、前例はいくらでもあります。

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    1. 確かにそれもありえますね。最もして欲しくないパターンです。あと5年で成果によって後継者を決めて、10年で創業者顧問として後継者を後見する立場になって欲しいですね。

      シン

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  2. 最近連騰してるので何故かなと思ってたのですが、ソフトバンクの保有株から見て現在の株価は割安と判断した米ファンドが出てきたみたいです。
    https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/229277

    私はシンさんがソフトバンクに注目してたので試しに一本買ってみましたが、今は若干含み益が出て悪くない気分ですw
    ソフトバンク時価総額から言ってテンバガーは厳しい気がしますが、今後の展開を期待して長期保有してみます

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    1. おっ、更紗さんは買っていたんですね。私もタイガーと同じタイミングで仕込んでます。テンバガーはかなり難しいですが、倍くらいなら視野に入って来ていると思います。通信会社ソフトバンクの上場、スプリントの合併が成功すれば、時価総額20兆円は見えると想像します。100兆円となると、ネクストアリババが必要ですね。

      シン

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