じゃあ、音の仕事

記事リクエストに応え、音の仕事を記事にします。人間は見ることほどは聞くことについて注意を払ってないのは形がないからなのでしょう。見える化、という言い方があるように、漠然としている課題を見えるようにすることで、対策可能です。聞くことも具体例に落とし込んで、テーマにしていくのだと思います。

正直なところ、リクエストされた時から、難しいテーマだと思っていたので、あまり自信はないのですが、私なりに書いてみようとおもいます。

機器

超音波検査、超音波粉砕など、音の共鳴を利用した機器があり、物理的に接触しなくても、効果を得られるので、出来るだけ人体にメスを入れたくない医療機器に良く使われています。

工事現場などで、音の共鳴で障害物を粉砕することも、技術的には出来なくもないのでしょうが、障害物、その周りが壊れてもいいものであるなら、音で粉砕するコストが無意味なので、実用化はされないのかな?、と思います。

でも、不快な工事の音を何かしらの形で小さくする、音の種類を変えてしまうことは出来ないだろうか?、とは思います。工事現場の震動音を具体的の抑える方法を考え出したら、大きなビジネスになると思います。

生活

人間の生活でどんな音に囲まれて生活するのか?、は非常に重要です。駅に近くて、生活の利便性が高くても、電車が動く音が聞こえるアパートの家賃は格安に設定されますし、国道沿いで震動、騒音がある場所も同様です。そういったうるさい場所は商業施設としては利用されますが、住宅としては不向きです。

人間の耳には心地いい音、不快な音があるので、この辺の解析はどんどん進んでいくでしょう。また、個人差があり、騒音がそんなに気にならない人もいれば、些細な隣の部屋から聞こえる音が気になって、いらいらする人もいます。そのうち、家賃などの物件情報に各時間帯の音の大きさ、種類が記されるようになるのかもしれません。

音の種類、大きさが定量化されてくるなら、それに対してどんな防音対策をしているのか?、をきちんと明示して、そのデメリットを解消してしまうことも出来ます。人間は快適さにお金を払うので、そのコストパフォーマンスのバランスが取れてくれば、生活の音はビジネスになり得るのかもしれません。

癒し

ずいぶん前から脳に良い癒しを与える音楽、という名目でマーケティングが行われていますが、それほど上手く行っているともいえません。モーツアルトの音楽は脳にリラックス効果がある、と言っても、ファンが激増しているわけでもないでしょう。α波というキャッチフレーズで売り出しても、そんなに市場が大きくなってもいないでしょう。

おそらく、効果の数字化が出来ていないから、まだまだ商売として大きくならないのであって、先に記した生活騒音と同様に効果を数字かできるなら、癒しの音もお金になるのではないだろうか?、と思います。マッサージサロンのように、音楽ヒーリングサロンのように、どんな効果を望んでいるのか?、でコースを選んで、そこで癒される、という商売があってもおかしくありません。

BGMでなく、その音そのものが脳に刺激されるようなやり方がお金になるかもしれません。クラブもナンパするだけでなく、音を楽しむ場所であり、テクノなどの電子音が脳を刺激して、気持ちよくなってくるので、それを突き詰めて、脳内麻薬がドバドバ流れて、それによってすっきりするサロンがあっても、いい気がします。少なくとも私は行ってみたいです。

モテ

異性の声で惹かれる、とか、同性であっても、いい声に安心感を感じることはよくあると思うのですが、これがきちんと解析されると、モテる声講座、信頼されるビジネスパーソン講座が登場されてもおかしくないでしょう。見た目と同じくらい気を使ってもいいと思います。

私の経験だと、男性で甲高い声の人は馬鹿にされやすく、重低音でしっかりした声の人は信頼されやすいのです。甲高い声の人がそれに悩んでいる、と聞いた時に訓練で改善可能なんじゃないか?、と提案したんですけど、相手にされませんでした。本当に変えることは無理なんでしょうか?

手術で声帯をいじらなくとも、訓練で甲高い声を徐々に低音にしていくことは可能だと思いますし、それと平行して、甲高い声の人にありがちな意味もなく早口だったり、大げさだったり、馬鹿にされやすい特徴をトータルで変えることは可能だと思いますし、ビジネスになりえると思います。

まとめ

前書きにも書きましたが、難しいテーマで、リクエストしてくださった方に納得していただけるかわかりませんが、何日か試行錯誤して、何とか書き上げました。目に見えるモノを売る時代から、体験、サービスを売る時代に変わりつつあるのは間違いないので、音を使ったビジネスは有望ですし、既存のビジネスに音の要素が加わってくるのではないかと思います。

 

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、音の仕事」への9件のフィードバック

  1. 意外なテーマで驚きました。

    音というと、シンクロエナジャイザー、そして「ヘミシンク」を思い浮かべます。左右の耳に微妙に位相をズラした信号を送る事で脳の反応をいじる・・みたいな原理で、アメリカ発祥です。変性意識に入る事によって死後の世界にアクセスするそうです。死後の世界で故人に会えるなどの触れ込みで、ハマる人はハマり、CDセットを買ったり講習を受けたり、モンロー研究所まで行ったりします。でも、故人に会えるなら、迷宮入り事件は解決するのではと思いましたね。
     バイノーラルビートとかも類似品で、その信号音に雨音などをかぶせたCDというのを試した事がありますが、集中力アップとかの効果は全く感じませんでしたw
     「音楽療法」に興味がありましたが保険が効かないし、期待していた内容でもなかったです。アルツハイマーになった親族に、本人が好きだった楽曲や実際に演奏した曲を使って何とか出来ないか等考えたのですが。
     男性の声に関しては全く同意です。低い声の方がモテますし。声の高い人はしゃべり方や発声で魅力的に出来ると思います。人気声優に声の高い男性も普通にいます。ボイトレをすると声帯の使い方、鼻~眉間、顔を共鳴させて発声する方法を学びますので、マイルドで良く響く良い声を発声出来るようになると思います。
     シンセサイザーのプリセット音源、ゲームや携帯の色んなbeep音の様な「音」、SE、イオンカードの「シャラン」音とか、心地よい音、カッコイイ音、キャッチ-な音、などの開発も、「今の人に”受ける”音を作り出す」という点で興味深いです。
     アニメ等のSEも、その時々の流行の音(コミカル場面で使うタッチ音など)があって面白いです。特にギャグ作品やギャグシーンで面白いSEを使ってたりとか、面白い使い方をしてたりとかあると感心します。

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    1. リクエスト記事なので、私はよく知らないままに、試行錯誤で書きました。お金をもらいながら、私が勉強させてもらったようなものです。

      催眠療法も面白いし、電子音、効果音ももっと開発が進むと面白いですね。朝、起きるのが辛い時、脳を直接刺激して、起こしてくれる、とかもビジネスになりそうです。

      シン

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  2. 記事化、ありがとうございました。

    >できるだけ人体にメスを入れたくない医療機器

    衝撃波、超音波粉砕は、結石の治療に使われていますが、さらに発展はないものだろうかと思っています。血栓や肉腫、最終的には悪性腫瘍の破壊など。

    >モーツアルトの音楽

    日本酒の発酵蔵でもクラシック音楽をかけ流しているところがあったように思います。モンゴルの高級ウォッカ蒸留所でもそうしていたのをあるドキュメンタリーでみました。ある特定の音楽が酵母などの細胞体を活性化できるなら、人間の脳細胞もできるのかもしれません。(そういえば、スタローンの映画「ロッキー」のテーマ曲は耳に入っただけで自然と妙なやる気が湧いてきますが、あれは「刷り込み」でしょうか?)

    振動波を使って血流を良くするマッサージや血栓予防治療もあり得るかもしれないし、細胞の活性化ができるとすれば、逆に癌細胞などを不活性化する音波ももしかすると存在するかもしれません。

    >音を何かしらの形で小さくする

    非常に興味深いです。「消音化」はこれから需要が増えてくる気がします。騒音を相殺するような消音波が開発されたら面白いですね。

    環境問題が進み、地球上の人口が増えるに従って、「生産する」から「ふやさずにリサイクルする」に人々の意識が移行していますが(少なくとも欧州や日本では)、これからは「消す」のがビジネスになりそうですね。動物の五感は危険感知装置ではありますが、やはり人間にとっては日常的に騒音・悪臭・煩醜なものを見るのはストレスになりますし、QOL ( Quality of Life ) の向上を目指すと「ストレスの原因を取り除く」は大きなテーマになりそうです。

    検索していて、愛知県の超音波を専門にした会社のサイトを見つけ、その多用性に感心しましたが、超音波を使った介護用洗浄器具など具体化できないかと思いました。水だけで洗浄力が強く、また使う水量も少なくて済むでしょうし、そうすると移動車に積み込んで巡回することも可能になるかと。                                           

    あとは補聴器。介護業界にも進出したソニーあたりが専門の会社と提携するか、買い上げるかして開発を進められないものでしょうか?補聴器は小型化、高性能化はしていますが、いまいちブレイクスルーがないようです...私が知らないだけでしょうか?補聴器は耳鳴りがしたり、それを緩和するための細々とした調整が煩わしいと聞きました。耳という器官を通さない、直接脳に電気信号を送れるような補聴器が求められていると思います。それができれば、耳を通さずに聴く音楽用イヤフォン・ラジオ・テレビなど、「音の伝達」の概念が大きく変わるかもしれません。

    記事をきっかけにいろいろと妄想を楽しめました。個人的に、まだたくさんの可能性がある分野だと思っています。なんとか死ぬまでに大きな発展をこの目で見てみたいなと思います。

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    1. 当たり前と言えば、当たり前なんですが、記事をリクエストしている人の方が私より詳しいことも、多々あり、予め、それを納得してもらってから、仕事を受けないと、知らないなりに頑張って書いて「薄い」と言い出し、評価を下げる人が出てくるので、気をつけないとダメだな、と思いました。

      お金をもらって、書いている以上、厳しい評価を受けるのは当然なんですが、面白いと思って書いたことに「薄い」と言われれば、勉強が足りない、反省すべきですが、わからないなりに書いたことを「薄い」と言われても、そりゃそうだろう、と私も思います。

      zさんのように、暖かい支援者のような方ばかりがリクエストしてくるのでなく、難問投げつけて、お金を払っているのだから、と低評価をつけてくるアンチまがいの人も来るでしょうから、曲がりなりにも、お金をもらうプロの端くれとして、スタンスを確立しないとブログを続けることすら、バカバカしくなりそうです。

      さて、このトピックに戻りますが、世の中、特に欧州、日本はQOLを重視する時代になり、音の問題はどんどん重要視されるでしょうから、大きなテーマとして取り組む会社が増えることを望みます。それこそ、ニッチで勝ち抜くにはよいテーマです。

      勉強させてもらい、支援までしてもらいありがとうございます!今後ともよろしくお願いします!

      シン

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  3. シンさんの記事に対する真摯な姿勢には頭が下がります。Wikipediaではなくシンさんなりの見解が聴けるのがこのブログの良い所ですね。

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  4. 音も信号の一種ですから,機電(特に電気系)の得意分野ですね.
    そういえば,植物にモーツアルトを聞かせると,成長が促進されるとか聞いたことがあります.
    この場合,植物はモーツアルトによって,ストレスを感じて,成長が早くなるようですがww

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    1. 今は日本以外ではほとんど使われていないFAXは、電話回線に音声帯域の信号を使用して文書をスキャンしたデータ信号を送受信しているもので、今の光ファイバーや少し前のADSLが登場する前のモデムの一種が利用されています。電話回線さえあればどことでもデータを送ることができましたので、昔はISDN公衆電話についていたモジュラージャックにPCのモデム出力をつないでインターネットにアクセスしたこともありました。

      電話回線でのデータ通信を高速化するために開発されたいろいろなデジタル信号処理技術は、今のスマートフォンに使用されている高速データ通信技術に発展しており、一時期一緒にこれらの技術開発に関わった仲間達とは、日本に行く度に飲むことが多いです。

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