じゃあ、台湾

敬愛する故邱永漢先生の故郷である台湾について記事にします。

親日

台湾は本当に親日なので、こちらが恐縮するくらい日本人に親しみを持ってもらえるので、極めて気持ちよく付き合える人たちです。単に親日と言うだけでなく、日本語を話せる人も多く、海外に来た気がしないくらいです。

日本食に溢れ、日本文化に溢れ、温泉まで楽しめる、台湾料理は旨いし、人は優しく、女の子はオシャレで可愛い子が多い、とサイコー、と言いたくなりますよw まぁ、褒めすぎかもしれませんが、台湾で不快な思いをすることはまずないでしょう。

「日本人が英語ネイティブ白人の気持ちを理解したければ、台湾に行け!」と言っていた人がいるんですが、多分そうなんだろうと思います。そこらにいくらでもいる日本人の兄ちゃん、姉ちゃんがちょっとしたスターのように扱われます。

中国

台湾の恐怖は中国であり、兄弟国でもあるので、複雑な関係です。中国の見解としては台湾、すなわち台湾省は中国の一部であり、それを国際社会で絶対に突き通そうとしてますので、今日、いきなり人民解放軍が侵略して来てもおかしくありません。

その一方、台湾人はマンダリンを教育言語として使い、家では台湾語を話しますし、文化的には中国の一部と言われても仕方ないくらい似ており、多くの台湾人(外省人)の先祖は同根ですから、単に嫌いというわけでもありません。もちろん、台湾ネイティブもいるので、その人たちには関係ありません。

シャープ買収で一躍日本でもその名を轟かせたホンハイグルーブの主力は中国にありますし、台湾は否が応でも、中国を無視して発展することはできません。上手く飲み込まれないように、その巨大市場を使って利益を上げることが台湾には求められているのです。

海外

台湾人って、中国の侵略を恐れて、海外拠点を保とうとしており、台湾系はそこら中に散らばっています。アメリカがメインですが、カナダ、日本、シンガポール、には中国人に紛れて、台湾系が沢山いますよ。その一人が蓮舫民進党、党首のお父さんですし、台湾人の二重国籍は本当に多いです。

アメリカで国籍目当てに出産するのは中国人だけでなく、台湾人も少なくなく、いざという時に逃げられるように、外国籍、海外資産を用意するのが台湾人資産家の嗜みというところです。中国系はどこ出身でも、基本的に国を信用しないのです。

香港人のカナダ国籍、バンクーバー拠点はよく知られてますし、二重国籍禁止のシンガポール人は二重国籍禁止ですが、オーストラリア国籍などを隠し持っている人も珍しくありません。先祖が国を飛び出た流浪人なので、リスクヘッジをするのは当たり前、そういう意識なんでしょうね。

最近は中国人もオシャレになりましたが、一昔前は中国人は都会、富裕層出身でも、超絶ダサかったので、私は海外で見るオシャレな中国語らしき言葉を話す人は台湾人、香港人のどちらかで、大人しくて礼儀正しいのが台湾人、スカした感じで、要領がいいのが香港人だと認識していましたw

停滞

良いところばかりではなく、台湾は行き詰まっています。韓国は反日なので、経済、政治の停滞をよく指摘され、親日の台湾の問題点は素通りされる事が多いのですが、かなり似通った構造になっています。両国とも、元は日本の植民地なので、産業構造が似ているのです。

日本の後を追い、加工貿易をして、先進国入りしているのですが、高付加価値製品、サービスまでは行き着かず、通貨安への誘導で、自国労働力の割安を狙う事でしか価格競争に勝てず、勝てないものはもっと低賃金の国に持って行き、大量生産しています。

そうすると、物価は安くないが、給料は安い状態になりますので、軽いスタグフレーションになっているのです。これを打破しようと、台湾企業はOEMでなく、自国ブランドの育成に取り組んでいますが、そんなに簡単には進みません。

成功例としてはパソコンのAcer, Asus, 携帯のHTCなどがありますが、価格競争の激しい分野であり、もっと利益率の高い製品群はまだまだ発展途上です。ホンハイ、テリーゴー氏はシャープ買収で、自社ブランドの確立を狙っていると思います。彼の残りの人生は下請けからの脱却が野望に賭けるでしょうね。

まとめ

海外に行ったことない人は台湾から行ってみるといいと思います。楽しい思い出を作って、旅行の楽しみを覚えるでしょう。邱永漢先生は食に造詣の深い人でしたが、台湾は美食の国なので、特に食には満足できるでしょう。

台北はともかく、地方は物価も安く、人柄も素朴で、台湾式温泉宿でも泊まって、地元の市場でも見に行ったり、ハイキングに行くなど、大して何もせず、過ごすのもいいかもしれません。近いですし、LCCもあるので、気軽に行けますしね。

0

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、台湾” への 9 件のフィードバック

  1. なんか、完全に同意してしまいました。
    日々ユダヤ人と華僑には勝てないなぁ、と思ってるので、記事の通りだと思ってしまいました。自国政府、通貨を信用してないだろう節があり、国外でアグレッシブに実物資産を築いていく過程はとても真似できないと思う反面、実に勉強させて頂くべき点だと思ってます。
    思うに儒教文化圏は全般的に教育の重視によって規格大量生産、工業化に成功し、それ故通貨の切り上げに悩む通貨安頼み、という共通のジレンマがあるのでは、と感じておる所です。
    台湾人には脅威を感じつつ親しみも覚えるのですが、台湾等自体にはまだ訪れる機会がなく、この記事を読んで、いい感じのひなびた台湾の観光地に猛烈に行きたくなりました!

    0

    1. 大量生産の均一化製品価格が暴落して来てからので、日本を始めとした儒教影響国は転換期に来ています。不完全でもいいので、新しい価値観を生み出す何かを創造しないと他国から富を奪えなくなりました。

      華僑、ユダヤの考えは本当に参考になり、根底で最後に頼りになるのは自分自身だという強烈な信念から、国、組織を信用せず、各地に様々なリスクヘッジするのは脱帽です。これからの日本人は彼らから学ぶべきだと思います。

      台湾に是非行って下さい!郊外でゆっくりと風情を楽しむと心を洗うことができると思います。

      シン

      0

      1. 返信、ありがとうございました。

        ローテーション人事の一環で来るのではなく、華僑は外国でも現地に根を張って、教育重視と多言語使用がデフォ、同族同士結束する(数世帯同居とか!)、と付け入る隙がありません。台湾を始め、華人系が、良くも悪くもいい加減なアジアのマレー系現地人を駆逐していくのは理由あっての事だと思っています。

        台湾、機会を見つけて近い内にぜひ行ってみたいと思います!

        0

  2. 台湾の記事、楽しみにしていたので嬉しいです。有難うございました。
    実はこの夏、初めて台湾へ家族旅行に行く予定なんです。台南の玉井(マンゴーの名産地らしいです)まで足を伸ばす計画です。旨い台湾料理を早く食べたいです。

    0

    1. どういたしまして。

      いいですねー!私も台湾の郊外でほのぼのとした時間を過ごしたいと思いつつ、実現できていません。楽しんで下さい!

      シン

      0

  3. 台湾の建国の父の鄭成功の奥さんが日本人なので親しみがあるのでしょうね。
    また、日本人が言ってはいけないけども戦後は国民党より日本統治のほうが良かったらしいですね。

    親日というのは、非常にあって台湾からの留学生の女の子の実家の中華料理屋に呼ばれた経験もあります。こちらが恐縮するくらい親日ですね。

    0

    1. 日本人としては発言すべきではありませんが、日本の台湾植民地経営は極めて良好だったので、その後の外省人の腐敗ぶりと比べると昔懐かしむ人は多いと思います。

      台湾人は日本人に精神的に最も近い人たちだと思います。

      シン

      0

  4. 台湾、韓国もそうですが日本の植民地だった時代を経験したから野球が好きな人が多かったり、得意な産業が似てきたり、少子化などの社会問題も同じように起きてますね。
    国民性が似てくるのでしょう。

    0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です