じゃあ、アメリカ最強

アメリカって最強なんですけど、なんで最強なんでしょうか?

武力

どんな関係も最終的なところでは武力になります。ルールがあって、それにしたがってどんなに交渉して決まったことだろうが、武力によってちゃぶ台返しされてしまえばどうもこうもありません。睨まれたらすくみ上がるだけです。

アメリカの借金がとんでもないことになっていますが、それでも米ドル建て資産を外国人が買うのはアメリカの武力を信じているからです。中国、日本が米国債を叩き売ろうとしようものなら、凄まじい勢いで恫喝してきて販売不許可にするでしょう。

だから、アメリカが軍備費割合を下げることはないし、その軍備費を借金返済に使っていこうと言う動きはしないのです。武力が下がって交渉に対する影響力が下がったら、逆に借金返済を迫られます。だから、借金を返すお金があるなら、軍備増強に使う、というのは合理的なのです。

規則

なんでもそうですが、世界の規則はアングロサクソン法を基準としており、そのルールの中でしか行動を許されていません。アメリカにみかじめ料を払わずに大儲けすれば、あっという間に彼らのルールを根拠にして全部巻き上げられます。

個人としてもアメリカ国籍は強い義務がついているので、単に便利なパスポートとしてインフラただ乗りしてだけ使うのは無理です。世界中どこにいても納税申告義務があり、そこらじゅうで網を張られており、ある一定までは泳がせもらえても最後は一網打尽に奪われます。

だから、アメリカに収入源がない、多額の米ドル建て資産がないなら、自らアメリカに関わるなんて是非もないことです。でも、どんなことでもある程度の規模まで成長してくると嫌でもアメリカに関わらざるを得ないのがミソだと思います。

規模

自分達に有利なルールを押し付けるのには武力だけでなく、規模も維持していく必要があり、アメリカ国内の消費力が落ちてきたら、無茶なごり押しをしていくことが難しくなります。だから、アメリカ政府は国民に倹約を絶対に勧めません。

移民だって口では制限すると言っていますが、やっぱり経済規模を大きくするには必要だと思っており真剣に取り締まっているわけでもありません。どんな形でも経済活動に貢献するなら、規模の維持に役に立つことをマクロ的に感じ取っているので抜け穴だらけなのでしょう。

そして、アメリカは広大です。西海岸、東海岸の便利な場所だけでなく、少し奥にはいるだけでいくらでも土地はありますし、簡単に開発可能な平地だらけです。日本のように山を抜き、谷に橋をかけないとインフラ整備が出来ないことはないんです。

だから、最低限自分の面倒くらいはみられるなら、いくらでも移民が入ってきてもいい、というのが本音であり、その魅力がなくなったとき、アメリカは破綻してしまうのです。規模を維持する為に常に魅力的であり続け、優秀な移民だけでなく、貧困にあえぐ経済移民まで飲み込んでしまえないなら、アメリカはアメリカでありません。

まとめ

やっぱりアメリカは最強です。その最強国とまったく無縁でいることは不可能で、日本で日本人としてアメリカと関わりがなく生活しているようでも、かなり密接に関わっています。商品価格は米ドル基準ですし、日本市場のインデックスすら米ドル為替レートに連動しだしています。

どういう形で関わるかは自分でスタンスを決めて毅然と接しないとダメだな、と思います。アメリカ好きでもなんでもない私も、結局は米ドル建て資産を増やしていくスタンスに傾いていますし、彼らの動向を随時チェックしないと、ポートフォリオの多様化は出来ないのだな、と思います。

16+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、アメリカ最強” への 10 件のフィードバック

  1. 私の保有する株式の半分以上はアメリカです。
    人口が増え続け経済が成長し続け、長期投資には最適な国と思うからです。

    グローバル経済で裕福な国となるには、物やサービスをいかに他国に売り自国の利益とするかで決まると思います。
    その利益が国内を循環し、全体に恩恵が行き渡ります。

    アメリカは裕福な国の頂点としてこの先も君臨し続けるでしょうね。

    日本もかつては高度経済成長期に、外国に物を売りまくって大きな利益を上げていましたが、
    そのときも国内に行き渡り、特別な職業でなくても真面目にさえ働いていれば、高い給料が得られた裕福な時代があったわけです。

    日本はこの先、グローバル経済で勝ち抜いて行くのは難しく衰退していくしかないと思うと悲しい気持ちにはなりますが、
    経済成長する国の株を購入し、少しでも恩恵を受けられるように、というのが私の日本で生きていくための戦略ですね。

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    1. 私も半分以上を米ドル建てに変えて行こうとしています。日本円建てでは最低限しか持ちたくないです。シンドル建てはヘッジですね。通貨バスケットを採用しているので万が一米ドル建て資産の評価が揺らいでも耐えられると思っています。

      シン

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  2. シンさん
    上記の記事に加えて、アメリカは食料で世界を支配しているとも聞いたことがあります。特に、中国では人口が多いのでアメリカが食料の輸出をやめると国民が飢えると聞いたことがあります。だから、下手に逆らえないという面があるというのも納得できます。
    あれだけ、食料生産に向いている国もないと思いますがいかがでしょうか?

    また、アメリカの経済に組み込まれたくないよということになると北朝鮮みたいになりますね。

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    1. アメリカ本国も自給率の高い国ですが、海外も穀物メジャーの支配もあります。完全に過去の植民地支配の産物です。

      シン

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  3. アメリカが最強なのは確かなんですが、最強である宿命として敵が多いのも事実なんですよね。
    規則を世界中に押し付けているために反発する国・団体は多いですし、敵が多いから最大の武力を持たざるを得ない側面もあります。大都市はテロの危険があるため、そこら中に武装警察官が配置されています。今は、北朝鮮のような弱小国とチキンレースを繰り広げている状況です。
    また、アメリカの一般庶民はグローバル化による弊害を最も受ける人たちであり、最強国家なのにホームレスは街中に溢れていますし、トランプ政権が成立したのもグローバル化により没落した中西部の工場労働者が支持したためです。今はアメリカがグローバル化を更に進めるのか、内向きに進むのかの瀬戸際にあり、今後のアメリカの動きに目を離せません。
    グローバル化の勝ち組と言ってよいアメリカとイギリスですが、アメリカはTPPからの離脱を宣言し、イギリスもEUからの離脱を宣言したのは新たな時代の始まりを告げていると思います。

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  4. でらさんのコメントから考えたのですが、日本が英語ができる国であればグローバルな競争が厳しくなるのではないか?と思いますね。
    また、優秀な人がくるのと同じくらいダメな人もくると思います。
    不法移民が問題になっているヨーロッパでなぜ移民がくるのか?を考えると英語が使えるということは大きいのではないかと思ってしまいます。

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    1. ヨーロッパで英語を話す国というとイギリスとアイルランドだけで、他は全て別の言葉になりますけどね。。
      確かに、英語圏の国民は英語を話す優秀な移民と競争する必要があり、職が脅かされる危険性が非英語圏に比べて高いのは事実だと思います。日本は日本語という障壁があるので移民と直接の競争は起きにくいです。
      まあ、どこの国に住んでいてもこれからは大変ということだと思います。

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      1. 欧州は過去の悪行から移民を受け入れざるを得ない事情があり、同じ言語、似通った文化を持っている外国があるため、そこから移民がガツガツ入ってきます。だから、単純作業すら競争になってしまいます。日本も某隣国住民のワガママに悩まされますが、そういう過去の負の遺産もありますね。

        シン

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  5. 私が以前中学生頃に母方の祖父から聞いた話をふと思い出しました。祖父が今からもう何十年も昔に国内のとある酒場で酒を飲んでいたら何人かのドイツ人にたまたま会ったそうです。そして彼らから「今度やるときは絶対にアメリカに勝とうな」と言われたそうです。

    現在アメリカは確かに軍事も経済も最強の国ではありますが、日本人としては現実を見据えつつもいつか取って代わってやるという気持ちは持ち続けていた方が良いのではと思います(もちろんナチスの極端な人種政策のようなものは嫌ですが)。ドイツは実質的に第4帝国を築きつつありますが、やはり根底にはアメリカへの対抗心が持続しているのだと思いますし、それがなくなれば結局は長期的に見てアメリカに利用されて弱体化および同化をして終わりだと思います。

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    1. アメリカに対抗したいなら、彼らの猿真似でなく、自分達にしかできない、特性の生きることを模索していくしかないですね。

      シン

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