じゃあ、投票改革

コメント欄で投票改革について話題になったのですが、なんか何もかもが手作業で面倒だな、と思います。変えればいいのに、と思うけれど、変えている国もないので変えられないのかもしれません。

投票

なんで、わざわざ投票所に行かなければならないのか?という疑問があります。今の時代、オンライン投票でいいだろう?と思う人は多いと思います。不正防止というなら、投票権を持っていって生年月日を確認するだけなら、オンラインの方がより厳しく出来ませんか?

でも、たいていのことがオンラインで出来るシンガポールでも投票だけは投票所にいく必要があります。他国でもオンライン投票が可能になった、という例を聞いたことがないです。それはIT大国のアメリカでもそうだし、小国リトアニアでも同じでしょう。だから、何か理由があるのかもしれません。

シンガポールは野党に投票すると、政府にマークされるという噂がありますが、現政権に批判的な人をマークしたいなら、むしろ、オンラインの方が証拠が残しやすいのでいいでしょうし、あえて手書きにする意味もありません。

手作業大国の日本ですら、住民票、印鑑証明はセブンイレブンで発行できると思いますが、それと同じようにセブンイレブンで投票ではダメなんでしょうか?今回のように台風が来て、日本中で雨が降っていると、投票所はパンク状態でしょうし、誰も得しません。

集計

未だに投票を手で書いているのだから、手作業で集計するしかないわけですが、これって本当に無駄ですね。深夜まで人の手で集計して、深夜残業手当とか払って必死になって数えているなんてアホみたいです。オンラインなら定刻が過ぎた次の瞬間に当落選がわかるはずです。

オンラインの在宅投票はダメだというなら、せめてマークシートにしろよ!という意見もありますが、間違い、誤字脱字の判読を考えるなら、マークシートの方が明らかに楽ですし、かなりのコスト削減になるでしょう。

紙の無駄、エコでない、というならタッチパネルの方がいいのでは?タブレット端末なんて数万円ですし、他の役所業務でも使えばいいので何も損にならないと思いますね。もういい加減手書き書類は止めましょうよ。何のメリットもないことに拘る意味は何ですか?

反対

施政者にとっては投票率は低いほうがいい、という意見があります。世襲議員のように組織票を持っている人は気まぐれな浮動票ができるだけ入らないほうが自分の当選確率が上がるわけで、総選挙って夏休み最初の日曜日みたいな、選挙に行く気をなくす日が設定されることが多いです。

現政権は自民党で、昔から自民党って支持基盤を田舎の中高年なんですよね。田舎ほど自民大国です。だから、オンラインだとか、タッチパネル投票だとかを嫌がる層が支持層だともいえますし、その人たちが手書きでなくなることを理由に無投票になると損害です。

ちなみに自民党が若者に支持されだしたのは最近のことです。民主党が悲惨な運営をしたことで野党に期待をしなくなったんです。昔は若者たるものリベラル志向、若干左寄りであるべきだ、という考え方が支配的でした。それが都会的で教養のある人間の嗜みだとされたんですね。

でも、左翼って中高年にしか支持されなくなりつつあり、シールズを懸命に応援したのは同世代の若者ではなく、安保闘争で敗れた中高年、その残骸みたいな人たちであることは知られています。だから、オンライン投票にすると、軽い自民党支持者の若者が入れるかもしれません。

まとめ

何かと動きの遅い日本に期待しても無駄なので、まずはリトアニアあたりでネット投票を始めてもらいたいですね。シンガポールは政治に関わることはかなり繊細なので、なかなか進まないと思います。あまり大きな声で言えないような選挙の仕方をしています。

当たり前の話ですが、政治家が投票をしない層に厳しい政策を採るのは当たり前ですし、それ以上に自分自身の政治スタンスを考える機会を放棄してもいいの?と思います。でも、せっかくの日曜日に選挙に行きたくない。街に出てナンパしたい、と言う気持ちもあるので、投票はネットでもいいのではないでしょうか?

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、投票改革」への21件のフィードバック

  1. 記事に発展させていただきありがとうございます。選挙の構造については、様々な思惑が絡んでいるでしょうね。コメントでも書きましたが、選挙管理業務は地方公務員の既得権益、存在意義の一つです。そして自民党にとって公務員は大きな支持母体の一つです。そう考えると既存の路線で行くと10年後もこの非効率なスタイルなままなのでしょうね。
    住民税に給与の10%弱を取られる身としては、非効率な運営で休日出勤、残業手当が選挙管理委員(地方公務員)に支払われているのかと思うと忸怩たる思いに駆られます。おまけにその非効率な運営のおかげで雨の中、投票所の外で傘をさして待つという不利益も被っています。
    運営を効率化して、仮に住民税が500円でも、1000円でも減って、それで何かしかの遊興費に充てた方が経済は回ると思うんですよ。
    公務員さんにお金が落ちても、きちんと使って経済回してくれるのでしょうかね。

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  2. おまけに今回は台風の影響で離島への定期船が欠航したために、投票箱と用紙を海上保安庁か自衛隊のヘリで移送したようです。もちろん居住の自由は保障されるべきですし、投票権は平等に与えられるべきです。しかし、人口の少ない離島にヘリで数千万円かけて投票箱を移送することには正直複雑な気持ちを抱きました。オンラインが普及すればこういった無駄やリスクは無くせるのにと思います。(風が強い中ヘリを飛ばすのは危ないです)

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  3. 投票にいくにしてもマークシートでいいんじゃないかなと思います。
    少なくとも集計ミスや公務員の残業時間短縮になりますね。
    オンライン化してもいいと思いますがハッキングやらなんやらのリスク管理に責任が取れないからと思いますが。

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  4. 本当、その通りです。
    業務効率を主張したIT党みたいなのがあれば絶対入れるのになぁ、と思っていました。でも政治の世界はそんな簡単じゃないですね。メディアが騒げば、少しずつ変わっていくかもしれないので、期待しています。

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    1. もっといい方法を考えるべきですね。時代は変わっているんだから、現実にあった方法を模索すべきです。それは色んなメディアで取り上げることでなにかが変わるかもしれません。超弱小メディアのぬるりと生きる、も少しは貢献できたらいいな、と思います。

      シン

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  5. 私が思うに、オンラインにするとある特定の団体が構成員を一堂に集めて、「さあみなさん、このPCで順番に投票してください」と言って、監視される、みたいなことが起きるのではないでしょうか。あとは、特定の人に投票すると10000円くらいもらえるマンションの一室とかが乱立するでしょうね。

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    1. 確かに投票現場を監視するシステムがないと、不正に繋がる可能性がありますね。投票権を売買していてもわかりません。

      シン

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    2. 確かに投票権の売買のリスクありますね…
      同じくPCということでしたら、同IP・同団体で一定の時間に大量投票されたら分析で分かるのではないかな?と思います。摘発を厳しくすれば、減るのではないかなと思います。現在でも0ではないでしょうし。

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        1. そういう面倒を避けるために、現状維持ということなんでしょうね。
          オンラインへの道は遠そうです…

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  6. 選挙改革といったら中選挙区、小選挙区、比例代表制や二院制の是非の話かと思いましたが、投票の仕方の話なのですね。それなら投票改革と呼ぶべきでしょう。

    投票というのは民主主義の行使ですから、一般の申請や商取引のようにオンライン化してしまうのは違和感があります。あくまでも権利なので、オンライン化して頭を下げて投票をお願いする話でもないです。
    民主主義の歴史を鑑みれば、王政や貴族政治により一般庶民を軽視した政治が行われていたものを民衆が異を唱えて勝ち取ったものなので、投票所にすら来ない人間のことなど考えてやる必要はないです。政治は意思表明してなんぼの世界であり、一般国民も同じですから。
    更に言うと政治的意思というのは国民一人一人異なり全て同じという人は居らず、そして意思表明の手段も人それぞれ違うので、オンライン化して済むものでは全くありません。オンライン化というのは意思をソートして選り分け(その過程で少数意見は捨て去られるでしょう)、意思表明の手段を一本化することに他ならないですから。
    まあ、オンライン化を手段の一つとして加えるというのはありだと思いますけど。

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    1. >選挙改革といったら中選挙区、小選挙区、比例代表制や二院制の是非の話かと思いましたが、投票の仕方の話なのですね。それなら投票改革と呼ぶべきでしょう。

      確かにおっしゃる通りなので題名を変えます。

      選挙権を勝ち取ってきた、と言う歴史を考えれば、選挙権を放棄するようなバカは無視するのは当たり前だろう?と言われても仕方ないですし、支配者は積極的にシステムを変えるつもりがないのは当たり前ですね。システムを変えて自分に害があったら嫌ですから現状維持です。

      シン

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    2. でらさん
      ITに不慣れな高齢者のためにも既存のスタイルは残しつつも、ITを使った投票もオプションとして加えるのが現実的ですかね。

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  7. 投票所に行く程度の事を面倒くさがる人は、投票しなくていいというのは、
    正論な気もしますが、自分は選挙権を持つ人は強制で投票させるのが、いいと思います。
    自分も、昔は
    「政治?難しい事はわからない。偉い人が決まればいいと思う」というような層が投票に行くのは論外と思ってました。
    しかし、今の投票したい人だけが投票する制度で、政治のレベルが高いかというと全然そんな事はなく、
    組織票や自民王国などの地域の固定票による議員が大量に当選しています。
    自民王国の田舎の老人は、昔からずっと自民に投票してきたから今回も自民だ、という痴呆老人のようなノリでよく考えていないでしょう。
    自民を特別けなしているわけではなくて、1つの政党に民主主義の中では独裁レベルの議席数を与えるのは、自民に限らずマズイと思います。
    昭和の自民と社会党あたりしかなかった頃なら、憲法改正のためには自民に2/3以上の議席を与えるしかないだろうけれど、今は第三極もあるので、わざわざ自民を大勝させる意味はないと思います。
    田舎の小選挙区は自民か、落選が趣味の共産党候補者しかいなかったりするので、自民を選んでしまう気持ちもわかりますが。
    自民は、経済界の意向で労働者には厳しい法改正をしそうなのに、
    自民が圧勝する事をわかっていながら、今回自民に投票した人は、自分や自分の家族が過剰労働で苦しんでも構わないと思っているのでしょうか。
    特定の政党に、あれほどの議席数を集中させたのなら、それくらいのリスクは覚悟しなければならないはずです。
    まあ、老人の世代は、労働大好きな仕事人間が多そうなので、残業を美しい、立派だ、などと考えているのかもしれません。

    政治に関心ない層でも、投票しなければならないとなれば関心を持つだろうし、政治に関心があっても、自分1人が投票したところで、組織票や固定票に負けて死票になる事を考えると、投票にいくのがバカらしくなると思います。
    だから、投票に行かない人を愚かだとは思いません。
    今の制度なら、そう思うのもしょうがない面もあるので。
    どうせ今投票している層も、投票していない層も、知的レベルに大した差はないだろうから、組織票や固定票を潰せる投票の強制化が、いいと思います。

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    1. ranさん
      >>自民が圧勝する事をわかっていながら、今回自民に投票した人は、自分や自分の家族が過剰労働で苦しんでも構わないと思っているのでしょうか。
      →2005年の選挙で竹中氏が推進した一般派遣労働(通訳、エンジニアなどの特殊技能を提供する特定派遣労働を除く)の合法化が改めて日本の雇用環境にとって大きなターニングポイントでしたね。企業収益は最高益に達しましたが、庶民の懐は寒いままでした。実感なき景気回復は記憶に新しいと思います。

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  8. 投票のオンライン化は極めて現実的ではないですね。
    例えば停電、事故、天災、バグ等でサ―バがダウンして自宅のパソコンが繋がらなくなって投票できなくなった一定以上数の選挙権者が発生した際に誰が責任を取るのかという話になります。
    大体10万人規模の自治体ですと一回選挙を行うのに5,000万円前後の税金がかかると言われてますので、度々各自治体が再選挙を実施するのはコスト面から考えて非効率的です。

    またコメント欄にも出ました不正防止のシステムを導入するにも現時点では実現の方法、手段、効果、予算が議案として出ていないので現状維持を取らざるを得ないでしょう。

    次にマ―クシ―ト式ですが、こちらについては投票後の集計の際の時間短縮、費用削減には効果的だと思います。
    ただ問題点としては、選挙権者が書き損じした際の対応をどうするかですね。
    基本的に現時点では投票用紙の記載に書き損じがあった際には消しゴムは使わずに二重線を引いて再度正規の記載をするという手法だと思いますが、マ―クシ―トだと書き損じの際の二重線はどうするか。
    また、投票用紙は1人1枚が原則なので消しゴムの使用を認めたとして、消しゴムの使い過ぎで投票用紙が破れました。なのでもう1枚下さい。が果たして二重投票防止の観点から実現するかは不透明です。

    個人的に選挙会場にタッチパネルを導入する案は効率的に素晴らしい思います。
    ただ、ここでも万が一故障した際の措置、マニュアルを徹底させないと再選挙祭りになる可能性がありますので、タッチパネル導入費用と再選挙リスクとのにらめっこになると思います。

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    1. 豆知識ですが、投票用紙は特別な紙を使っているので、消しゴムごときでは破らないようですよ。
      手で破こうとしてもやぶれないみたいです。

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      1. >dwさん

        貴重な情報ありがとうございました。
        調べてみましたら投票用紙はユポと呼ばれるポリプロピレン製で作られているみたいですね。

        丈夫で耐水性にも優れているようですが、油でできているため熱には弱いみたいです。なので、コピ―とかしようとする機械の熱で溶けてしまう事もあるみたいです。

        マ―クシ―トを精査する機械の場合、作業の過程で熱が発するかは不明ですが、もし熱が発するならばマ―クシ―トは難しいようです。

        またユポは意外と高価であり、投票用紙サイズでも一枚100円するようですので、仮にマ―クシ―ト用に用紙を拡大すればそれだけ費用がかかってしまうのが難点です。

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        1. チバさん
          市長選挙などの比較的小規模な選挙で実験的にIT化を進めてみるのはだけでも大きな進歩だと思います。

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    1. シンガポールでは理由もなく不投票すると選挙権が剥奪されます。義務制投票は珍しくはありませんが、全般的にこの国の投票、選挙システムは特殊すぎてあまり参考になりません。

      私は不投票するバカどもを投票するように即してやることは無いと思います。勝手に食い物にされてりゃいいです。

      シン

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