じゃあ、FXとの付き合い方

外国為替についてのコメントを受けて、FXとの付き合い方を考えたいと思います。

短期

FXを短期で取引するなら、何かしらの法則を見つけ、そこを徹底的につくしかありません。FXは基本的にゼロサムゲームなので、他の参加者から奪うことでしか利益が出せません。それに業者の手数料が加わるので、勝率5割なら、手数料で負けます。

ミセスワタナベ、と呼ばれた日本の主婦トレーダーが食い物にされたのは彼女たちの取引は単純なので、癖を簡単に見抜かれて、そこを徹底的につかれたのです。スワップを欲しがって、ロングしかポジションを持たず、コツコツドカンをするので、そこに合わせて、アルゴ組んだら、ガシガシしゃぶれます。

手軽な遊びとして、小銭をかけて、チョコチョコと遊ぶなら、パチンコよりはテラ銭が少ないので、別に悪くないですが、お小遣いレベルを自制してやる余裕は必要でないとダメで、はまり込む性格の人は手を出さないのが吉です。

長期

ポートフォリオのリスク分散を考えて、レバレッジをかけない、もしくは2倍以下で長期で放置して置くのは悪くないと思います。年単位で放置して、有利なところで決済するのなら、勝てる可能性が高いです。

ただし、これは他の投資と同様に余剰資金でやるべきで、数年の放置くらいは覚悟して、最悪は全部溶けてしまっても、仕方ないなぁ、と苦笑い出来るくらいの気持ちでやるのがいいでしょう。

大手銀行の外貨預金よりも有利な利率、レートであることが多いので、外貨預金の代わりに使うなら、FXは良いんじゃないか?、と思いますが、信託保全していても、FX運営会社が破綻したら、全額返って来ない可能性はありますので、注意して下さい。

保険

FXは先物取引の一種なので、本来は現物を必要とする人が将来の需要に対して予約するシステムです。例えば、退職したら、ハワイで老後を過ごしたいと思っているなら、USDを買いやすくなったなぁ、と感じた時点で買って置くことができ、実際に引退した時に使えます。

先物トレーダーと話をしていたら、金の先物取引なら、最悪は現物を引き受けるつもりでやって、なんとか引き受けられる範囲でやるなら、ほぼ間違いなく勝てる、と言ってました。相場は上下するので、忍耐力さえあれば、勝てます。

株の儲けは我慢料 by Q師

まとめ

私のFXに対する考え方をまとめましたが、株と違って、全員が勝てる可能性がある取引ではなく、ゼロサムゲームなので、本来の目的である保険的な使い方以外では手を出さないのが吉だと思います。

ミセスワタナベを食い物にするように、機関投資家を食い物にできる法則を見つけたなら、話は別ですが、そういう天才的嗅覚があり、そのシステムを自分で組める人は滅多にいるものではありません。

少なくとも、私は自分が投資の天才だと思ったことはないので、凄まじい嗅覚で、機関投資家を食い物にできる自信は全くありませんから、個人投資家の最大の武器である時間、忍耐を使って、資産形成をしています。

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、FXとの付き合い方” への 17 件のフィードバック

  1. 私は父親が銀行員でした。

    現役時代に父は
    「オレは信用で人生を棒に振った奴を星の数ほど見てきた。悪いことは言わん。素人は絶対に信用取引をやっちゃいかん。」
    と言ってました。

    私は現物株しかやったことがなかったのですが、一時期コンスタントに勝ってましたので、調子に乗って次はFXだと息巻いて証券口座を申し込みました。

    FXの仕組みを勉強する中で信用取引前提の投資だと知りました。
    その時、ふいに父親の言葉が引っかかり、結局口座開設だけして一度も取引をしませんでした。

    その後、株で大きな含み損を抱えました。

    現物だから含み損でしたが、もし信用でレバかけて強制償還されていたらスッカラカンになるレベルの損失で、ゾッとしました。

    信用取引って塩漬け放置という選択肢が無いからシビアなんですよね。
    コレがハードルをぐんと上げてるのですが、大負けしたことが無いとこの単純なことに気がつかないです。

    まあ父親の言う「信用取引」ってゆうのはバブル期に金融関係者の間で流行った無茶な投機のことで、法整備された現在のものとは少し違うようですが、

    私は素人で小心者なので今後もFXはやらないと思います。

    仰るように忍耐で頑張りたいと思います。

    サンテFXは愛用しています 笑

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    1. 昔の信用取引は鉄火場みたいなものだったらしいので、それよりは今は安全になっていますが、信用取引はしたくないです。

      シン

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  2. FXを初めて8年位になります。資金は最悪全部溶けても良い程度でお遊びですが、コツコツ・ガツンを何度も経験しています。

    過去のガツンを振り返ってみると、あと半年とか1年とか待っていれば結果としてプラスになっている確率の方が高く、今は基本的には損切りをしなくて良い程度のレバレッジに押さえています。毎月のアルコール代になればよいので(何しろ日系スーパーで黒霧島の1升が8,000円ですから)、素人の時間という武器を使うしかないです。

    メインの資産は日本円、シンガポールドル、米ドルなどに分散して持っており多少でも高利でと思い、仕組み預金で満期時にどちらの通貨で受け取っても良いと判断した時に利用しています。日本では過去にも問題点が指摘されていましたが、為替手数料なしで設定レートで両替できる仕組みと理解すれば特に問題なく利用できます。

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    1. そのスタンスがFXの一番いい使い方で、のめり込まず、手数料の安さを利用して、リスクヘッジに使えばいいです。多くの人がはまり込んで、ハイレバレッジをかけるので、鉄火場になり、大損するのです。

      シン

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  3. レバレッジを1~2倍程度にして、保険としてFXでやるのなら外貨預金と比べると全然手数料が違うので良いと思います。
    私も、元気なうちにやりたいことをやろうと思い、今、やっている嘱託の仕事をやめることにしました。
    で、全額負けても笑って済ませられるFX用の資金を用意し、FXでもやろうかなと思っていた時の記事です。

    短期でのFX取引ですが、恐らく1年間通して勝つ人は10~20%くらいだと思います。
    5年間以上勝ち続ける人は3~5%くらいだと思います。
    1パーセント未満の人が大儲けするくらいでしょう。
    手数料を除いたら勝つ人と負ける人との割合は同じ50パーセントのはずです。でも実際は違います。

    ここには人間の心理状態が大きく関係しているものと思います。(行動経済学という経済学と心理学を合わせた学問があります。)
    素人が株で負けるのはコツコツドカンですが、(私もこのドカンに酷くやられた経験があります。)この逆をやれば理屈上は勝てると思います。
    実際やれるかどうかは別です。実際やるのは相当難しいでしょう。
    損相小利大を極限まで実行する方法です。
    なんでもいいんですが、よく言われているように自分なりのルールを決め、相場が動きそうなときに、例えば、3ピップス下げたら損きりし、10ピップス上げたら売るという具合に機械的にやれば、当然勝率はすごく悪くなると思いますが、結果的には勝てると思います。(私の考えで、私は、まだFXはやっていません。無責任なことを言っています。)
    損切りには非常に苦痛が伴うと思うので、できる人はほとんどいないと思います。少額で損するのに慣れていくしかないと思います。上がっているときはもう少し上を狙ってもいいと思います。下がっているときは、何も考えずに損きりです。
    やる前に1年間くらいは統計をとってみてやれると思えば、少額でやってみようと思っています。(実際は、お金を張っているのと、貼っていないのでは雲泥の差ですけどね。)

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  4. 日本のFX会社のほとんどはインターバンクを通さないノミ行為を行い、客の損失がそのまま会社の利益になっています。
    客が儲け出すと滑らしたり、ズラしたり、弾いたりとあらゆる妨害工作をしてきたり、最終的にはいきなり口座アカウントを凍結させたりとまさにやられたい放題です。
    いかにテクニカルを磨こうとこういった土壌ではすんなり勝てる気がしないです。

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  5. その通りです。
    FX会社は合法的なノミ行為をしています。
    滑らしたり、ずらしたりというのは困りますね。
    あきらかに嫌がらせです。
    私は、機械に頼ってFX取引をするのではなく、手作業でやるつもりなので、
    あまり気にしてはいません。
    口座アカウントを凍結されるくらい儲かってみたいもんですね。

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    1. 多少のズラし、すべりを笑って見ていられるくらいの感覚でFXをしないと、はまり込むだろうと思います。理屈上、やればやるほど負けがこむことになります。

      シン

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  6. 株に関連する記事 および 皆様のコメント 興味深く拝見しました。
    私自身は株に手を出したことはないのですが、旦那さんが日本にいた頃、証券会社に勤めていたことがあり
    (自分に合わないと思って2年ほどで辞めて転職)彼は意外と詳しいのですが、自分はハマル性格なので
    FXで昔負けたことがあり、2度とやらないと言ってました。

    ただ、一昔と比べると情報が入りやすくなったということもあり、もう少し様子を見て少しやってみようかと
    いう気持ちらしいです。
    で、彼曰く 私ならいろんなデータの分析や傾向をアルゴリズム化、視覚化できるんじゃないの?と聞かれて、そもそも今までまったく手をつけなかった分野ではありますが、自分にも何かできるかもしれないといろいろ考えさせられます。

    非常に貴重な情報をありがとうございます。
    私もいずれ折を見て、少しやってみようかなという気になりました。

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    1. 投資は忍耐なので、データ分析が得意でもあまり意味ありません。もし、アルゴの隙を突き、かつ、逮捕されない方法が編み出せるなら、話は別ですが。

      人生をメチャクチャにする人もいるので、本当によく考え、納得した上でやって下さい。

      私は責任取りませんよ!w

      シン

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  7. nobunobu さんも言及されていますが、
    コツコツドカンは、行動経済学のプロスペクト理論などですよね。

    同じ金額であっても、利益のときと損失のときで、
    心の感じ方が異なり、損失の方が強く感じ、誤った行動を取りやすいってやつですね。

    恐らく人間の防衛本能からくるものと思います。

    投資を始めたころは、ちょっと評価額が下がっただけで、胸が締め付けられるような思いをしましたね。
    今思うと笑ってしまうような金額ですがw

    メンタルを鍛えないと、なかなか続けられないですよね。

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    1. 何度も何度も言いますが、株の儲けは我慢料 byQ師、なので、投資はメンタルのゲームです。

      コツコツドカン、含み損は現実逃避して放置、含み益はすぐに利確って、人間の本能なんですよ。その本能に逆らって、我慢するって言うのは本当に辛いです。だから、継続して勝てるのは1割いない、と言うことでしょう。

      シン

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  8. かりりん様
    未来のことは誰にもわかりません。
    為替の長期での動きを予測することさえ難しいです。
    長期の為替予想でさえ、有名なアナリスト達が外しまくっています。
    まして、短期の動きを予測するのは不可能といっても過言ではないと思います。
    旦那様が、一昔と比べると情報が入りやすくなったということもあり、もう少し様子を見てやってみようかという気持らしいですが、
    情報が入っても、それをデータ化しても結果は同じだと思います。
    未来のことはわからないということです。

    私は、未来のことはわからないけど、損してる人(利小損大)と反対(損小利大)のことをすれば勝つはずだと思い上の文章を書きました。
    でも、実際に上に書いたようなことを実行することは至難の業だろうなとは思っています。

    例えとして、上で3ピップス下げたら損きりし、10ピップス上げたら売るということを機械的にやれば、勝率はすごく悪くなるが、結果的に勝てると思うと書きましたが、これを統計的に検証することは、思っている以上に難しいと思います。
    当然負けが込むと思います。それでルールが間違っていたと思い、ルールを変えるのが普通だと思います。
    でも、そんなことを繰り返し、やっていたらいつまで経っても検証できないし統計も取れません。
    負けが込んでも、自分が決めたルールで、やり通さないと統計も取れないんです。
    3ピップスくらいならノイズにやられまくるとは思いますが、最低の損失で検証するために、3ピップスと書きました。

    いきなり、FXをやるのを私は勧めません。
    まずは、シンさんのおっしゃるように上げ基調の相場でインデックスなり、その国の指標(昔で言うと日本株の指定銘柄)となる株を買い年単位で持ち値上がりを待つというスタンスが一番確実だと思うので、そういうことから経験していったほうが良いと思います。
    私も日経平均が最高値の3万9000円をつける前の上げ相場でそれなりに儲かったことがあります。
    信じられないかもしれませんが、その誰でも設けるだろうと思われる上げ相場でも、損してる人が儲けてる人より多かったのです。
    それだけ投資というのは、我慢が大切だということでしょう。
    偉そうなことを書きました気にしないでください。
     
    私も、もう少し考え直そうと、自戒を込めて、この文章を書きました。何も難しい方法で投資することはないですからね。

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  9. CI様
    そうです。プロスペクト理論です。
    これを見たときは、当たってんなーと思いました。
    まさに、プロスペクト理論は、人の心理を的確についていると思いました。
    プロスペクト理論を知って株の投資をするのと知らずに投資をするのではだいぶ結果が違ってくるのではないでしょうか。

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    1. プロスペクト理論を知っていることで、メンタルを鍛えるなどしてある程度は回避できるようになる実感はありますが、
      自分の許容レベルを超えるような損失を出すと、誤った行動を起こしてしまう気がしてならないです。

      私は投資を始める前に行動経済学だけでなく古典的な投資本などいろいろ読み、例えばオランダのチューリップバブルの話など過去の過ちのなど
      も理解した上で始めましたが、最初にあっさりとプロスペクト理論の罠に引っかかりましたよw

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  10. nobunobu さん

    そうですよね。未来のことは誰にもわかりませんよね。
    これから株の勉強をする、まだ初心者ですらない自分が、いきなりFXやることはないと思います。
    まずは勉強をしてみて、シュミレーターのようなものを自分で作ってみようかなという気にはなっています(笑)

    貴重なアドバイスをいただき、ありがとうございます。
    そのうち折を見て、年単位の長期ファンドから少ない金額で始めるかもしれません。
    そのときはまたこちらでアップデートさせていただきますー。

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  11. CIさん

    私は、特に勉強などせず、勘だけで始めました。
    NTT株の抽選に当たったのがきっかけです。
    株って儲かるんだなーと思いました。
    チャートブックを買ってきて、うねりなんかを見ていました。
    で、下がるときもあるけど、上がるときもあり、(当たり前)潰れないような会社の株を安い時、買って長く持っていると、いつか上がるときが来るなと思いました。

    かりりんさん

    いつも楽しく拝見しています。
    ぜひアップデートしてください。
    Good luck to Mrsかりりん

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