じゃあ、幽遊白書

コメント欄で幽遊白書について言及があったので、改めて幽遊白書を読み返して思ったことを書いていきたいと思います。しかし、出世作の多くがそうであるように荒い作品で初期、中期、後期では別の漫画みたいになり、19巻しかないのに物凄い展開になっています。

初期

作者の富樫さんがまだ実績を持たない若手作家だったこともあり、集英社は王道の格闘漫画でなく、いつ打ち切られてもいいように短編集のような探偵物で構成しています。このパターンなら、主人公を生き返らせることにすれば、即物語を終えられるので、いきなり打ち切られてもエンディングがめちゃくちゃになりません。

当時の集英社は読者投票絶対主義を掲げて、順位で掲載順を決めていく社風だったので当時絶大な人気を誇っていたドラゴンボールなどの格闘漫画に被らせる内容にして、票をとれないと早期連載売り切りの可能性が高いため、比較的票を取りやすいお涙頂戴の短編物にしたのでしょう。

ここでの作りこみの甘さが後々の展開に齟齬をきたすようになりますが、連載物の宿命であり、書ききってから矛盾を解消していくことができず、撒いてしまった種は強引にでも回収する必要があります。打ち切りの可能性は低い大御所ならともかく、新人作家は目の前の投票で勝つことを優先させて描くので、長編になるとメチャクチャになりやすいです。

今となっては漫画界を代表する作家になった富樫さんがここまで読者に気を使った書き方をしているのを見ることはできませんが、若手とはこういうものだし、ベタベタな書き方ができないと、自分の作風を押し通すのは無理なんだと思います。基本もできないのに応用したがっても、よほどのことがないと受け入れられません。

中期

徐々に人気を獲得すると、すぐに打ち切りの恐怖から解放され、富樫さんは探偵物からやりたかった格闘漫画路線に進みだします。これもベタベタではあるんですが、「天下一武道会」の流れにしていきます。これが大当たりして幽遊白書は人気を不動のものとします。

たまにあるんですが、主人公よりも脇役に人気が集中し、飛影、蔵馬といった熱血でないニヒル、ナルシスト路線のキャラが中二病患者の心をわしづかみにして、腐女子を狂わせてかなり気持ち悪い二次創作にあふれて、収拾がつかなくなるくらい人気になります。

中期の成功は何といっても戸愚呂弟という最大の敵をうまく設定できたことで脇を固める戸愚呂兄、鴉、武威もなかなかの味があります。武威に関してはトーナメント初期に是流というキャラが出てきていてそれと被りますが、飛影の敵は黒龍波をガツンと受ける役になるからでしょう。蔵馬の敵が妖狐ストーリーとの重ね合わせが必要なのと同じでしょうか?

このあたりから作者のメッセージ性の強い漫画になってきて、名言も増えてきます。「少年」をターゲットとする漫画雑誌なので、ジャンプは単純明快なストーリーが多いですが、なかなか考えさせられる内容になってきます。例えば、戸愚呂弟、幻海の「老い」に対する見解なんかも普遍的なテーマです。

後期

漫画の爆発的ヒット、アニメ化で読者を気にする必要になったため、後期は富樫ワールド全開になります。そして、ハンターハンターの前身となるような富樫さん一流の細かい設定だらけの趣味性の強い漫画になりました。

特技という「能力」みたいな攻撃力と関係ない特技を持つキャラを入れて、心理戦を描いたり、ストーリーを度外視して書きたいことを書くようになります。仙水と直接対峙するまではひたすら、趣味性の強いストーリーを構築して別漫画のようになっていきます。

マニアックすぎて人気が落ちて、編集から指導が入ったのか、元の格闘路線に引き戻されます。やけくそになった富樫さんは主人公を人間から妖怪にしてしまい、なんとなく人間最強の先輩霊界探偵も遺伝子によってフルボッコにする、という強引な幕切れを展開させます。

攻撃力もインフレがどんどん激しくなり、絶対的存在だった戸愚呂弟さえ小物になるようなキャラがガンガン登場します。「美しき武道家、鈴木」が幻海師範の下で修行したら、戸愚呂弟を楽に凌ぐほど強くなるなんてクチャクチャです。そして、徐々に収拾がつかなくなって、同じように天下一武道会を再開するも、全部書ききることもなく、強引に終わります。

まとめ

自分のやりたいことを貫き通すことで、読者がワガママに我慢するようになる、という稀有の芸を身に着けた稀代の漫画家の出世作で、ストーリー完成度は低いですが、その荒削りさがすごく魅力的で後の世代にも愛される素晴らしい作品だと思います。

この人は奥さんも成功した漫画家なので、お金に不自由することはありません。生活スタイルもさほど贅沢でないので、やりたいことが行き詰ってくると、ネトゲに逃げて仕事を放り投げるのがお決まり路線ですw それでも編集者、ファンがついてくるので、本人のワガママは更に加速する、ということみたいですね。

後にも先にもスケッチ状態の草稿で印刷してしまう漫画家はいないだろうと思います。まさに天才ですね!

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、幽遊白書” への 35 件のフィードバック

  1. 幽遊白書を記事にしていただきありがとうございます。
    戸愚呂編も好きですがマニアックな仙水編(魔界の扉編)も個人的に好きですね。仙水編のマニアックな構成は次回作のハンターハンターの念能力に引き継がれています。

    それでも戸愚呂弟の魅力には敵わないなとも思いますね。筋トレするときに100%とかやりたくなります。
    悪役ですが、紳士であり、無器用な人間であり弱い人間の一人であるのが印象的な人物です。

  2. 幽遊白書は、中二病を流行させたイメージがあります。
    2ちゃんねるに、中二病の有名なコピペで「邪気眼」という、怪我してもいないのに包帯を巻いて1人でブツブツ言ったりする中学生の話がありますが、おそらく飛影をイメージしたんだろうなあ、と思います。
    ちなみに自分は、漫画好きな方なので、昔の漫画も読みますが、幽遊白書と同時期の漫画で面白いと思ったのは、寄生獣です。
    これは、全10巻でまとまっていてどの巻も面白いので、自分の好きな漫画トップファイブには入ります。

    1. 邪気眼は飛影から来ているんだと思います。全盛期は女性ヲタクが二次創作で蔵馬との絡みを書きまくってましたね。富樫先生も呆れていたと思いますw 私は寄生獣も読んだことないです。特に理由はないですが、読んでないです。

      シン

      1. 2次創作だけでなく、作中にも鴉や樹などの同性愛者的なキャラもいましたけどね。
        仙水は、多重人格で女の人格のときは、樹の恋人だったようですし。

        確かに、特に理由はないけれど読まないことってありますよね。
        まあ、寄生獣は短くてすぐ読めると思うので、お勧めです。
        自分は、2日間で全巻読破しました。

        1. 確か、冨樫先生も同性愛は好きだったはずですが、少年誌で出来なかったとコラムがあった記憶があります。なので、案外、勝手に二次創作で同性愛を書く女性ヲタクには寛容だったのかも知れませんね。

          寄生獣入手を検討します。

          シン

          1. 8月17日までなら、以下のサイトで寄生獣の1,2巻だけなら無料で読めます。
            パソコン、スマホ、タブレットのどれにも対応してるようなので、とりあえず2巻まで読んでみて、読み続けるか検討してみたら、どうでしょうか?
            rentaは、合法的で安全なサイトなので、ウイルスの心配はないです。

            http://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/69858/

  3. 私が小学生の頃は、DBがフリーザ編、スラムダンク、そして幽遊白書とまさにジャンプ黄金世代をリアル体験したので幽遊白書は当時の思い出補正もあり、私にとって非常に重要な作品です。
    後期で能力モノに移行したのは少なからず、当時同時期に連載していたジョジョの奇妙な冒険第三部の「スタンド」の影響もあるかと思います。ジョジョについてもそのうち記事にして頂けると幸いです。

    1. 申し訳ないですが、私はジョジョの絵がダメで読んだことないです。ジャンプ全盛期ですら飛ばしていました。ファンからは「何もわかっていない!」と何度か言われたくらいですw

      シン

  4. ジャンプの他の作家さんや編集からも冨樫先生は天才であり、描きたい漫画を好きなときに描いてそれで売れるからすばらしいですよ。
    飽きたら休載とか編集がぶちギレますよ。それでも幽白やハンターハンターが売れてますね。私も両方好きな作品です。
    普通の作家が下書きのまま持ち込みなんかやったら干されますね。

    描きたい漫画を描いてそれが売れる作家ってのはいなくてだいたい途中で編集から内容を変更させられたりしてグダグダになりますね。
    描きたいの描いてる人はジャンプだとワンピースの尾田先生と編集が文句言ったら休載する冨樫先生くらいかなと思います。

    1. 普通の人なら干されるようなことをしても許されるのが天才です。普通の人は色んな妥協を重ねながら、何とか形にするものです。

      シン

    2. > 後にも先にもスケッチ状態の草稿で印刷してしまう漫画家は… 、で、江川達也が、日露戦争物語で最後、ペンでの殴り書き状態で打ち切られていったことを思い出し「江川氏が居たなぁ」と思っていたところ、ふとコメント欄で江川氏のことがフォローされていたのがピンポイントだったので、折角なので足跡を残させていただきます!
      確かに、> 金、金、金となって・・・ 、ということだったのか、と思えば今の江川氏の状況には、納得がいきますね。しかも、人に敢えて嫌われるようなことばかりしているような印象です。炎上商法を狙うが、そのせいで昔のファンからも愛想をつかされてしまっている、という感じでしょうか・・・
      東京大学物語ではまり(偏差値・学歴とかの見栄を否定する説教っぽさと、自分の欲望を抑制しない生き方の奨め(性欲を肯定・子作りは善)というようなメッセージに感化)、日清・日露の歴史上の人物をかっこよく書いていて歴史の勉強になるし熱いなぁと読んでいたのが良い思い出です。 年月を経て年を取るごとに読まなくなりましたが、、、 家畜人ヤプー、家庭教師神山美香、109とかまでブックオフで頑張って探しながら集めてました。

      1. 日露戦争物語は完結できれば、大作になったのは間違いないと思いますが、自爆した感がありますね。才能があるだけに残念です。グダッても、お金にキレイで、あえて嫌われることをしなければ才能がある人は周りが完結できるように動いてくれることはありますからね。

        シン

  5. 幽白も良いですが、レベルEが個人的には至高だと思っています。

    冨樫先生の作品は人間のドス黒い醜悪な面も描いてくれるので、より響くものがありました。少年誌には珍しく、清濁併せ呑む様なキャラが出てくるのがよいです。

    1. レベルEはやりたい放題でしたねw まさに天才のやりたいことをやってみました感がヤバイ作品です。即投げ出しているのに、こうして話題になるのは凄いです。

      シン

  6. 幽遊白書もレベルEもおもしろいですよね。てんで性悪も。
    今連載してるハンターハンターも毎週楽しみです。冨樫作品は大好きで、話し始めると止まらないのでやめときますが、マンガの題材でも分析するとこんなに面白い記事になるんですね!特に幽遊白書は作風がガラッと変わる作品なので、特にかもしれませんね。

    ちなみにハンターハンターで好きなセリフは「その人のことを知りたければその人が何に対して怒りを感じるかを知れ」というセリフです。実生活でも全くその通りだと思ってます。

    1. 対象が名作なら、ある程度の面白い記事を書く自信があります。元が面白いので、いくつかを改めてまとめてみると、おー、そうなんだよね、と思う程度にはなります。シリーズ化検討をします。

      シン

      1. 「いいね」ボタンを押したかったのですが、無いのでコメント欄にいれました。
        シリーズ化「いいね!」です! like:)

  7. 幽遊白書は子供の頃、編集の事情なんて考えもせず、ただ楽しく読んだ漫画です。大人になってこんな風に分析された記事を見ると、なるほど!と面白く感じました。「自分のやりたい事を最初から貫くのは難しい」「一度認められたら、ある程度好きなようにできる」という多くの分野で言える事が、この19巻の漫画の作風の変化で説明できてしまうのですね。

    当時の集英社が読者投票絶対主義だったとは知りませんでした。そうすると、ジョジョはブレイク前に連載を打ち切られなくて良かったです。小学生にはとっつきにくい絵と世界観なので人気投票は厳しかったと思われますし、連載当初の荒木さんはあまり実績のない若手でした。ブレイク前に打ち切られていたら、今のジョジョの経済効果はなかったので、継続できて良かったです。

    「寄生獣」も名作中の名作で私も大好きですが、歴史好きの人は、同じ作者の「ヒストリエ」も楽しめると思います。まだ連載中ですが、紀元前4世紀の古代ギリシアを舞台にした歴史漫画で、よく考えられた頭脳戦にわくわくする作品です。

    1. 意外にミリーさんは漫画好きなんですね。コメントがつくとは思っていなかったので、少しびっくりしました。

      若き冨樫先生の葛藤も込みで幽遊白書を読むとまた、違う味があります。今の若い人はやりたい放題の作家だと思っているかも知れませんが、他の作家と同様に苦しんでいるんですよね。

      寄生獣はそんなに面白いんですね。これは無料からスタートすべきでしょう!

      シン

  8. 幽遊白書やドラゴンボールが連載していたころのエピソードを私の大学に公演に来ていた漫画家の江川達也が言ってたことですが、この頃のジャンプは売りあげとアンケート至上主義のためにバトル路線を描かせることを作家に指導したそうです。
    また、かわいい女の子が描けるかどうかを作家に連載をさせるかどうかの基準だったそうです。タルルートくんがそれだと言ってました。
    冨樫先生も暗黒武術会編もおそらく指導されたものと推測されます。
    あと、真面目に連載してたころは本当にどの作家も大変だったそうです。

    本当は、闘うにしてもハンターハンターのような作品を描きたかったんだと思います。でなければ幽白の魔界トーナメント編は適当に飛影や蔵馬の過去を描いてから飽きてぶん投げて終了したんだと思います。

    1. 確かにタルルートくんを見るに、ある程度人気が出た作品をバトル物への誘導するのは当時のジャンプではお決まりで、暗黒武術会は編集の指導による誘導だったのかも知れませんね。ただ、霊界探偵編では先が知れていたのと、飛影、蔵馬を活かせず、早々と打ち切りになっていた可能性があり、編集の好判断だったでしょうし、若い冨樫先生も作風を確立もしておらず、さほど不満もなかったのではないか?、と思います。

      魔界トーナメント編への誘導は完全に冨樫先生が嫌がっているのが見え見えで、楽しかったのは飛影、蔵馬の過去くらいに見受けられますね。この頃には作風を確立させてやりたいことがはっきりして、レベルEに移行して行く、と言うことでしょう。

      シン

    2. ニコさん
      記事テーマと逸れますが、江川先生の話に食い付かずにはいられません。講演会で、印象的な内容はありましたか?よろしければ、お聞かせください。

      1. ナマケモノさん
        私の大学生だったころの話なのでうろ覚えの部分はありますが、江川先生が愛知県出身のためにわざわざ私の大学まで公演してくれました。

        印象的な話は、当時の漫画家は編集からかわいい女の子が描けるかどうかが鍵だったことであり、当時は中学校の数学の先生をしていた経験もあるため東京大学物語を始めたらしいです。
        当時は、萌キャラみたいな文化がなかったのでその手の関連商品が売れたから良かったそうです。
        後は、上記にあるように少年ジャンプに連載したときはとにかく編集からヒットしたらバトルにしてドラゴンボールみたいに強さのインフレ起こしてそれを飽きるまで繰り返すという馬鹿馬鹿しい指導だったと言ってました。
        当時は、それで売れたから良かったと言ってました。後は、漫画よりもグッズやアニメ化の印税ってのが作家にとって旨味があるみたいな話がありました。
        また、本人もある程度儲けて飽きてきたらグダグダにしてわざとアンケート悪くして、打ち切り寸前で盛り上げて読者を惑わすみたいなことをしてたみたいです。

        あと、漫画化の週間連載は当てると遊んでくらせるくらい儲かるけど労働環境が過酷らしいです。というような話をしてましたね。

        1. 後は、本宮ひろし先生のところでアシスタントしたり、Be freeについて話してましたが主に当時の売れる漫画の方法を話してたような気がします。
          あとはエロを入れたら完璧だと言ってました。その手の話はみなさん大学生だから話をするとか言ってました。ここ○○大学だよね?とか言いながらです。
          東京大学物語ではセックスばかり描いたとか言ってました。

          冨樫先生と違って当時の流行にうまく乗れた作家という点ではこの人は天才かもしれませんね。

          1. ニコさん
            ありがとうございます。気になる人だったので、講演会羨ましいです。江川先生は自己愛が強すぎて、拗らせて、最近は痛々しく、『君の名は』を非難して大バッシングにあったりと、とにかく世間から好かれない人ですが、そういった人だから気になります。
            彼がお金を手に入れなかったら、もっと漫画に真っ直ぐ向き合い、違う作品が出来ていたと思うと、お金って何だろうと辛い気持ちになります。
            詳しく教えて下さり、ありがとうございました。

          2. 江川先生は家庭環境に恵まれなったので、屈折しているのでしょう。才能はあるのに金、金、金となって、自分が本当に何を書きたいのか見失っている感がありますね。金がなきゃ、もっと真剣に作品に打ち込んだかもしれないとおもうと、金ってなんなのか?、と考えさせられますね。

            シン

  9. 出来れば、デスノートやるろうに剣心に対する考察もシンさんに記述して貰いたいですね。まあ、気が向いたらで良いですけどね。

  10. 冨樫先生についてのコメントって、全然思い付かないんですけど、ジャンプ流で仕事場の様子を見たり、声を聞いたり、『冨樫 部屋』でスーファミをする先生の写真を検索したりしてしまうので、恥ずかしながら、大好きなんだと思います。嵌まり込むと辛いので、普段からなるべく考えないようにしていますw

  11. 幽白、ハンターハンターは海外でも人気なので冨樫先生には毎年億単位の印税が入るそうです。にもかかわらずハンターハンターを描いてくれているのはむしろ感謝すべきということで、最近は冨樫仕事しろ、じゃなくて、むしろ冨樫描いてくれてありがとうらしいですよ。ファンの間でわ。駄文でした

  12. 幽遊白書はアニメの曲も印象的でした。当時小学生でしたがOPとEDともにまだ結構覚えています。本作は女子の間でも確かに人気があって、蔵馬と飛影でどちらが良いかで盛り上がっていました。まあ彼女らはその後、るろうに剣心の剣心と左之助のどちらが良いかという話にシフトしていきましたが。

    同時期の漫画も面白いものが多いですが、アウターゾーンを怖々読んでいた記憶があります。友人宅で珍遊記を読んでいたら友人親からそんな汚いものは読むなと怒られたり、もっと後になってBOY終盤の京都編に載っている源光庵の悟りの窓を実際に見に行ったりとジャンプ漫画はかなり思い出深いです。ジャンプ最盛期にちょうど自分の年齢が小学校高学年前後だったのは良かったと感じます。

    一方で自分自身不思議なのがジャンプ以外の少年誌はまったく興味が沸かなかったことです。対象年齢層がずれていたからかもしれません。大学に入ってから古本屋で読んだサイコメトラーEIJIは面白かったですが。

    1. ジャンプ黄金時代が終わると、マガジンの台頭が始まり、その差は読者投票絶対主義による編集と新しい試みを肯定する編集だったようです。前者だと単調なパターンになりがちで、一度傾くと立て直せなくなるんですよね。

      シン

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