じゃあ、ゾンビ企業

日本には存在する価値がないが、日本人の社畜精神で生かされてあるゾンビ企業が多いです。

価値

新開発品がなければ、利益率が落ちるのは当たり前で、後発が低価格で類似品を投入してくるので、どんどん値崩れしていきます。これは市場の大原則であり、これを理解していないなら、そもそも経営者失格です。

だから、何かしらの技術、工法、サービスなど、他社と差別化できないなら存在する価値はなく、特に人件費の高い先進国に存在する意味は全くありません。同じことを人件費の安い国でやられたら、それでおしまいですからね。

そこで、ゾンビ企業は従業員を搾取することで、何の開発品もないのに生き残ろうとします。投資によって原価を下げるのでなく、従業員に本来払うべき対価を払わずに原価を下げて、市場価格に合わせて、無理やり仕事を取りに行くわけです。

ブラック企業はこの構造をしていますが、さほどひどいとも言えないグレー企業も同じことをしており、他の先進国なら、とっくに倒産しているだろう、何の価値もない平凡な企業が平気で生き残ってしまうんですね。

待遇

先進国なのに、完全週休二日すら確保できないとか、有休消化が許されないなんていうのがそもそも間違っていると思います。法律に従った権利を主張することすら異端と考えられるのが日本社会です。

未だに年間休日が100日程度とか、裁量労働制で月平均残業時間30時間とかいう募集要項に人が集まることが不思議です。そんな会社はまともな会社の倍程度の労働時間はほぼ確実です。そんな酷い求人ですら応募する奴隷がいるから成立してしまうんですよ。

国も明らかな違法行為をようやく取り締まるようになっただけで、違法スレスレの就業規則を取り締まるつもりもなく、労働者が自分の権利侵害を喚いても、ほとんど黙殺するのが日本なんですよ。そして、誰かが何とかしてくれるのをのぞみ、自分では行動しないのが日本人の標準になりました。

そうした労働者の権利を無視した労働環境で利益を出したとしても、社会の為になるわけもなく、ごく一部の資本家にとっては笑いが止まらない国だな、と思います。でも、その資本家すらほとんど休まず、有給を取る人間は辞めろ!っとか喚く人が少し前まで居たくらいです。

つまり、休まないことが美徳とされ、休んでない自慢、寝てない自慢、とか、訳の分からないことを誇る異様な光景は他国ではまず見られない現象です。そういう自慢が全くないわけではないですが、創業経営者、有名雇われ経営者くらいのもので、平社員がそんなことしているのは滑稽にもほどがあります。

資金

あまり前なんですが、経済活動とは資金が回ることです。何かしらの資金があり、それを何かに投資し、それを大きくすることなんですが、日本人は投資が嫌いで、無理に今あるものを使おうとしたり、最低限で済ませようとします。

型落ちのパソコンで、従業員が四苦八苦しながら作業して、明らかに作業効率を落としていることを何とも思わないし、それを美徳とすら考えるのが日本人なんですよ。その時間、人件費が無駄とは考えないんですよね。

そのくせ、無駄な従業員を雇うのは大好きで、とんでもない数の関節人員を維持して、仕事のための仕事を延々とします。設備投資すれば、その半分の人間で回る、と考えないし、意見することが許されません。

経営者目線で仕事しろ!w、とか言うくせに意見は一切許さず、滅私奉公することを経営者目線とか規定して、奴隷を使い倒すオーナー社長、社畜鬼軍曹があたかもまともなことを言っているように扱われるのは本当にバカらしいと思いますね。

まとめ

このままでは日本は没落しますし、それを是正する動きもほとんどありません。過去の財産を食い潰して、すっからかんになるまで、他国と老人にしゃぶられるのが、日本であり、若い日本人は本当に可哀想だと思います。きちんとスキルを身につけ、資産形成して、日本に全振りすることないようにして欲しいものです。

28+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、ゾンビ企業」への9件のフィードバック

  1. まぁ、今の日本では新卒カードでホワイト企業にいかないと、ブラック~グレー企業は避けられませんね。
    そのホワイト企業がまさしくゾンビで、搾取先が社員ではなく、子会社・派遣社員の労働を搾取しているのが実態です。

    搾取されるのが嫌なら、新卒カードを使って搾取する側に回るか、雇われを脱するかの2択です。
    前者は日本が経済成長してきた時には有効な選択肢でした。経済の豊かさを背景に商売ができる士業が人気になってきたのもこの時期です。ですが、弁護士の没落(個人的には法科大学院制度が止めを刺したと思ってます。)に代表されるように、もう日本で夢を見られなくなってきています。

    ベンチャーに行って勝負するのもリスクで、これも慎重に選ばないと労働の搾取と同じ構造になります。というか実態はベンチャーとは名ばかりのSES企業が大半ですが。

    となると、自分で貯金し副業でテストマーケティングしてからスタートが今の時代一番じゃないかと思っています。
    まだまだおしゃべりしたいですが、長くなりますのでここで。

    7+
  2. 資本家やオーナーが社員を社畜化するのは儲ける為にサイコパス的気質が有れば理解出来ますが、何の権限も無いような中間管理職や同僚等が鬼軍曹化するのは全く理解出来ません。この鬼軍曹や其を放置する国民性が最も諸悪の根源だと思います。

    3+
  3. 完全土日休みで有給消化義務があり、中には、生産技術は難しいですが海外旅行いくために1週間休みが取れるうちの会社って日本の会社ではかなり恵まれてるってのがおかしいですよね。
    友達と土日に遊ぶ約束しても忙しいと断られるときあります。

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  4. ぬるりさんはいつも私が思っていることを綺麗に簡潔に文章でまとめてくれるので読んでいて気持ちがいいです。
    質問ですが日本凋落が本格的に始まるのはいつ頃とお考えですか?私は2025年ぐらいから没落具合が顕著になってくる思ってます。

    1+
    1. 私も本格的にヤバくなるのは2025-30年と言うところだと思います。90年のピーク、00年の暗雲、10年の衰退、20年の凋落、30年の崩壊かな?と思います。

      シン

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      1. 内閣府の統計によりますと65歳以上が総人口の3割以上を占めるのが30年続くのでなかなかヤバいですよね。

        1+
        1. 老人が相対的に増え過ぎて、次世代を担う人員が居ないのが根本的な問題ですね。

          私の勤め先も、40代の私が一番の「若手」で、社員は50代が大半を占め、60歳以上の嘱託員、更に65歳以上のアルバイトが多数現場に投入されています。「ベテラン人材の活用」と人事は嘯いています。
          若手が居付かない超絶昭和体育会系集団主義・パワハラセクハラフルコースな社風を変える気が全くなく、元々いた社員を何とか雇い続けることで人員を維持している状態です。

          これも一種の「ゾンビ企業」と言えるかもしれません。

          3+
      2. ですよね。ぬるりさん以外ののコメにもまとめて返事します。自分は高齢化社会については瑣末な問題だと捉えています。世界という視野、これから近く起こるだろう技術革新を鑑みるとそう思わざるおえないのです。まず中国が2020以降AIによる革新であらゆる分野をひっくり返すはずです。政治、農業、製造業、マテリアル、思いつく限りのあらゆる分野です。AIが適用できない分野など存在しないぐらいに思ってます。日本の製造業はすべて掻っ攫われるでしょう。日本は全体としてAIを過小評価しすぎです。現物主義と自己犠牲の精神、悪路を叩いて均すような教育があらゆる分野で悪影響をもたらします。AI、5G、Iot、ビッグデータを制した国が世界を制すると思っています。そしてそれに一番近いのが中国、もしくは米国でしょう。そして先進国の中で最も遠いのが我が国日本、もしくはEU。資源を持たない国が外貨で稼げなくなった時その国はどうなるのでしょう。

        1+
        1. >そしてそれに一番近いのが中国、もしくは米国でしょう。そして先進国の中で最も遠いのが我が国日本、もしくはEU。資源を持たない国が外貨で稼げなくなった時その国はどうなるのでしょう。

          中国に関していうと、どちらとも言えず、グレーゾーンのやり方を人権無視して突き進める、という意味ではAI活用は有利ですが、暴動が抑えられなくなり、内部崩壊の可能性もあります。そもそも、中国の歴史は王朝が内乱で倒れることの繰り返しです。

          EUという意味ではドイツはIndustry4.0など、製造の情報管理を進めてますし、勝てる分野に特化して国づくりをしています。EU離脱する予定のイギリスは過去の遺産、英語、法律、金融システムというインフラを担ってお金にしています。怠け者の印象があるイタリアよりも生産効率の悪い日本はこのまま行けば一人負けです。

          シン

          3+

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