じゃあ、情報の質

無数の情報が溢れかえる時代ですから、その情報の質を整理して付き合っていく必要がありますね。

公式

第一次資料と言っていいのは公式発表だけです。その情報の根源となる組織、人が発信する情報だけが公式であり、最重要です。ここさえ押さえれば、他は見なくて良いくらいでしょう。

問題はほとんどの公式発表は不親切なので長く、読みづらく、根気がないと読み解くことはできません。公式であるだけに噛み砕くこと、省略が許されないので、延々とわかりづらい用語を使って説明されていくこと、数字が羅列されていきます。だから、公式を見ずに判断する人が多いです。

どんなことも公式を見ずに判断すべきではありません。どんなに読みにくくとも、まず公式を見て、解釈して、自分なりの見解を持たないのであれば、真実に近づくことはできません。

簡素

公式発表がわかりづらいので、まとめた上で報道する人たちがいるわけです。これは便利だと思いますし、ないと困ります。専門外の人が情報を手軽に入れることが出来なくなってしまいます。

この情報の問題点は情報を簡素化する人が故意に加工する可能性が高いということです。どんな情報、データも見方を変えると、まったく別の意味を持たせることが可能です。

つまり、簡素化する過程でポジショントークを加えていくことが極めて多いので鵜呑みにすると、間違ってはいないにしろ、偏った情報を入れる恐れがあります。報道しない自由、という奴ですね。

雑音

人間は感情の生き物なので、何の裏をとってない、根拠もない断定、感想を言いたがります。それは噂、風聞、デマなどは単なる雑音であり、ほとんどがなんの価値もない情報だと言って良いです。

ただ、この雑音から気づきを得ることもあるので、安易に切り捨てることもできません。不意の呟き、感想なんかに隠された情報が大きな意味を持つことも少なくありませんが、ほとんどが全く意味のない情報です。

雑音など、基本的に無視しても良いと思いますが、へー、そんな考えもあるんだな、という程度には見ておけば良いし、真剣に扱う必要はないと思いますね。

まとめ

順序として、気になることは公式を確認すること、それから簡素化した情報を見比べ、余裕があれば雑音の中に隠された情報がないか?を確認するのが、最も真実に近い情報に辿り着けるのではないでしょうか?

誰が言ったから、聞いてみた、とか、安易な情報収集に行きたくなる気持ちはわかりますが、特定の個人に聞いても独断と偏見情報のサンプルが一つ増えるだけであり、ほとんど意味がありません。

私の記事も同じであり、簡素化、雑音の類いでしかないので、記事に思う事があるなら公式に行ってください。その公式を見て、私の意見が正しいのかを判断すれば良いです。公式に行かなれければ、判断などできません。

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dw
3 years ago

まったくもってその通りだと思います。
サッカーが好きなのですが、移籍などは公式発表が来るまでは信用しないようにしていますw

そして簡素化するデータで、恣意的に表現を変える人が多いですね。物は言いようとはこのことです。140文字&簡略化された図になり、twitterなどで拡散されることが多いです。そして炎上、と。このように恣意的な情報がどんどん拡散されていくのは愚かの極みです。コロナ騒ぎでの政府対応などで多く目にしました。元を辿っていくとだいたい共産党にたどり着くのですけど。苦笑

ところで、この記事名をみたときにまとめサイトが一番に思い浮かびました。
あれも害悪だなあと思っていたんですけど、一昨年あたりにgoogleの検索アルゴリズムが更新されて一次情報が重要視され、二次情報(転載)は検索に出にくくなりました。実際、まとめサイトを見ることが減ったように思います。いいことです。
https://mtame.jp/column/Google_news_201909/#a02

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老うさぎ
3 years ago

>公式発表がわかりづらいので、まとめた上で報道する人たちがいるわけです。

いつも偉そうにしているマスゴミや国会議員の実態を紹介したyoutubがありました。
笑っちゃうくらい、いい加減な連中ばかりで平和な日本ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=HD_XLRJ0kbE

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しゅうまい
Reply to  シン
3 years ago

継続して成功している投資家の多くも開示されている一次情報を最も重要視し、第三者が加工した二次情報はほとんど当てにしていないことが多いように思います。バフェットも自ら企業の10K(年次開示資料)を隅から隅まで読んでいることで有名ですし、サブプライム証券の空売りで巨利を得たことで有名なマイケル・バーリも、証券化商品の契約書と担保住宅ローン債権のデータを直接読み込むことで誰よりも早く来たる危機を察知したといいます。

問題は数百ページに及ぶ詳細な開示資料や契約書を読み込むだけの集中力を維持するのは並大抵のことではなく、殆どの人はそんな忍耐力はありませんし努力もできません。
実際、証券アナリストでも有価証券報告書すらまともに読まずにレポートを出している人も結構おり、専門家を名乗っている人達ですらその程度なのが普通です。バーリはアスペルガーらしいですが、ある意味それ位偏っている人でないと膨大な一次情報を忍耐強く読み込むのは困難なのかもしれません。

イーロン・マスクもアスペルガーを公表しましたが、興味のある分野への常人離れした集中力といい、他人の感情に無頓着なサイコパス気質といい、ああそうだろうなぁと思いました。彼の場合は両親も狂人じみたリスク許容体質の様なので、血筋かもしれませんが。

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