じゃあ、虐待

幼児虐待って何で起こるんでしょうね?

連鎖

やっぱり、最も多いのは連鎖であり、親から虐待を受けていた子供は自分が親になると虐待するものだそうです。自分が親に優しくしてもらったことがないので、子供に対してどう接していいのかわからない、ということらしいです。これは二代どころか、三代と続いていくので、誰かが断ち切らないと、ねずみ講式に虐待だらけになっていくでしょう。

このケースで最も良く聞くのが医者の家なんですよね。多くの場合、子供の教育に無関心、それほど干渉しない父親が多いが子供の教育に参入するのは医者という職業の特徴なのかもしれません。父親が過干渉に入ると、暴力を伴うことが多く、壮絶に家庭が荒れることがあります。

開業医とはある種の自営業者、経営者なんですが、医者資格がないと継ぐことができません。また、医者と言う職業は極めて序列社会であり、医者以外の医療関係者を圧倒的に下に見ることが多く、医者同士でも出身大学による序列がきちんと着きます。大学医局が大学病院、公立病院だけでなく、個人病院までに人事権に近いものを握っているからでしょう。

そうなってくると、父親は意地でも子供を医者にすることに拘りますし、できれば地域で最も権力のある地方帝大医学部にねじ込もうとします。そのレベルだと、並みの学力の子供が少々頑張ったくらいでは入れないんですよね。だから、思うように子供の成績が伸びないと怒りの鉄拳が飛ぶ、ということに成るんでしょう。

特異

まともそうな親なのに子供だけおかしく、いきなり虐待をするケースもあるんですが、それは生まれ持った資質みたいなもので、本来、人の親になってはいけない人なんだろうと思います。

人間も動物なので、特異な遺伝子を持って生まれる人は珍しくないです。それは良い面なら、図抜けた体力、学力、精神力といった何かを成すために極めて重要な基礎能力を授かるわけですし、悪い面なら遺伝病などで元から一般よりもハンデを負っているわけです。

身体障がい者など、目に見える形で不利な遺伝を生まれ持ってしまった人はある意味でわかりやすいですが、精神障害者で明らかに目に見える形では現れない場合はかなり厄介だと思います。

適応障害、パニック障害とか、私は詳しくないですが、軽い障害みたいなものを持って生まれた人は少なからずいるんでしょうし、そういう人は人の親に成らないほうがいいのでしょうが、それは人権問題になるので、みんな口をつぐみますね。

矯正

生まれ持った遺伝子なり、生まれついた家庭なりを変えることは出来ないので、本人が負の連鎖を断ち切りたいと思うなら、自分で意識的に矯正するしかないのでしょう。人間はモデルケースがないと、なかなかわからないので、まっすぐな人を見習うといいのでしょう。

まっすぐに生まれ育った人って、すごくまぶしくて、それ自体が才能のように感じられます。所謂、育ちのいい人って、それだけで人に好かれるし、場が和むし、得をすることが多いです。

だったら、そこを目標にして明らかな損得が関わらないなら、物事、他人に対して好意的に対応するように癖をつけたりするといいのだろうと思います。私もささやかではありますが、自分の負担にならない程度には他人に親切にしようと思っています。それで「情けは人のためにあらず」だな、と思うこともたまにあります。

でも、恵まれた立場に生まれて、育っているから、そういう風に考えられるだけであって、厳しい環境で生まれ育った人からすると、何を言うか!という風に思うかもしれません。やっぱり人間は平等ではありません。生まれていきなりハンデ戦どころか、無理ゲーみたいな状態の人もいますからね。

まとめ

私自身は虐待に対して何の経験もないので、適当なことを書いていると思いますが、思うことを書いてみました。せっかく、世に生を受けて、暮らしていくなら、健やかに育って、暮らして欲しいですし、負の連鎖を断ち切れるような動きをして欲しいものです。

逆に人の親になれそうにない人は勇気を持って成らないことを積極的に選択したほうがいいでしょう。他人がどうとか、世間がどうとかで、結婚、妊娠、出産と通過して不幸な子供を増やしても意味ないと思いますね。

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6 years ago

私の知っている開業医の子供は偏差値の低い私大医学部に行くことが多く、親は必ずしもスパルタではありません。
底辺医大だと早慶理系学部程度の偏差値なので、平均的な学力でも二浪、三浪すれば合格できますので。
医学部は、偏差値が高い大学ほど現役合格率が高く、偏差値が低いほど浪人が多いという、偏差値と現役率が比例する不思議な世界です。
そして底辺医学部は学費が高いため、通うのは開業医の息子・娘ばかりです。
そういった医学部の卒業生は開業医になるのがほとんどであるため、偏差値が低い医大ほど平均年収が高くなるという、他の学部では考えられないカーブを描きます。

2+
ran
Reply to  シン
6 years ago

普通に考えると、難関大ほど浪人が多く、そうでない大学ほど浪人は少なそうなのに、医学部だと逆になるんですね。
しかし、医師の国家試験合格率は、私立医学部の方が高いらしいです。
理由は、私立医学部は試験対策をしっかりするのに、国立は試験対策は個人に任せて放任だからのようです。
また、医師の序列と年収は、反比例しているイメージです。
医学教授や大学病院の医師がその最たる例かと思います。

関西で進学校の少年が自宅を放火した事件がありましたが、あの少年の父親は私立医学部卒の医師で、私立医学部に強いコンプレックスを抱いていたため、息子をなんとしても国公立医学部に入れようとして、こうなってしまったようです。
家庭が裕福なのは羨ましいと思っていましたが、年収一千万くらいの中流家庭ならどうせ一生働かなければならないうえ、中流家庭レベルだと変に厳しい親が多いため、よく考えると全然羨ましくないですね。

1+
じゅんぺい
Reply to  シン
6 years ago

>塾漬け、習い事漬けの子供時代、世間体重視の進路強要、
>挙句、学資ローンで進学させられ、望んでもないこと専攻して、
>借金背負って社会人生活スタートとかなるのが最悪ですね。

これについては、私も常々疑問に思っていました。
確かに上記は最悪です。
しかし借金ナシだが学歴は高卒,スキルもナシな
ほぼ裸の状態で社会に放り出されるのがいいのかというと
それも違うと思います。

私には子があるのですが、本件は大変難しいと思っています。
やはりある程度は強制されないとThe底辺になってしまう気がします。

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ran
Reply to  シン
6 years ago

医師は激務と言われていますが、実はバイトだけやるフリーター医師なら高給でマッタリと聞いたことがあります。
しかし、バイトだけで生活している医師は実際のところあまりいないようです。
序列が低いからなどの見栄の問題だけでなく、
やはりバイトとはいえ命や健康に関わる仕事だと、しっかりとした職歴のないフリーター医師だと雇ってもらいづらいからだと思いますが、
実際のところどうなんでしょうか?

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カッペ@伊勢ヶ濱部屋
6 years ago

一応、親の体罰は社会的に是認されてるから、グレーゾーンで面倒臭くて啓蒙されて来なかったせいでは。
虐待が、児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えることなら、 児童の身体に外傷が生じず、又は生じるおそれのない暴行を加えることは体罰ですもんねw
体罰を受けて親を恨むこともあるでしょうが、大人になって逆に感謝する事例も多々ありますし。

なぜか、医者の事例が挙げられてますがw、底辺医大にも入れず病院の事務長やってるような息子からすれば、虐待してでも医者にして欲しかったと思ってるんじゃないですかね。よく知りませんが。

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じゅんぺい
6 years ago

(コメントらしいコメントではありませんが)
TVで幼児虐待のニュースを見ると不憫で仕方がありません。
なんとか早期発見することができればいいのですが…

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美和
Reply to  じゅんぺい
6 years ago

見て見ぬ振りではなく、匿名でも通報できるので、?と思ったら、勇気を持って児童相談所に通報することが大切だと思います。躊躇わず、通報することが早期発見につながり、専門家による適切な対処を受けることができます。

再婚相手との間に赤ちゃんが生まれてから、上の子が虐待されるというケースもよく聞く話だと思いますが、実際、近所にそういう方がいて、児童相談所へ通報したことがあります。かれこれ10年以上前の話ではありますが、毎日のように聞こえてくる両親の怒鳴り声、子どもの鳴き声は尋常ではなく、通報したのは私だけではありませんでした。
その後、離婚され、現在は三度目の結婚にて、ご夫婦と父親の違う三人のお子さん五人で幸せそうに生活されています。様々なケースがあると思いますが、このケースの場合は、母親自身が過ちに気づき、改めることが出来たことが新しいご家族の今の幸せに繋がっているように思います。
あの人の子どもはみな父親が違うらしいよ、よくやるよね、なんて彼女を馬鹿にするような陰口をたたいていた方々もいましたが、人の噂も七十五日、今では誰も何も言うことはなく、子どもさんの幼稚園を通じて知り合った新しい方々たちと親しくお付き合いされているようです。

私はその番号を利用したことはありませんが、現在は、『189』(いちはやく)で近隣の児童相談所に繋がるようになっているそうです。

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美和
Reply to  美和
6 years ago

「できます」と断定してはいけませんでした。専門家の方々も頭を抱えているのという現状であることも追記させいただきたいと思います。
しかしながら、地域の住人など、周りからの通報がないと、発見されないまま、最悪の事態を招くケースがあるので、まずは通報から始まるのだと思います。

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通りすがり
Reply to  美和
3 years ago

「特異」の項目について。
パニック障害と適応障害、この二つは生まれつきの障害ではありません。
遺伝子も関係ありません。

障害と名前がついていますが、disablity(生まれつきの障害)ではなくdisorderの訳語です。最近は”〜病”や”〜症”よりも”〜障害”と呼ぶ流れなのです。(そううつ病→双極性感情障害、強迫神経症→強迫性障害とか)

(親の側の)生まれつきの障害で虐待につながりやすいのは、アスペルガー障害などの発達障害などではないでしょうか。(子供の気持ちがわからず情緒的ネグレクトになる、不適切なマイルールを強要してしまう)

私はパニック障害でも適応障害でもありませんが、不正確な知識で具体的な病名を出すのは誤解を招くようで、当事者が気の毒です。

0
dw
Reply to  美和
6 years ago

家からいつも泣き声が聞こえるなどの分かりやすい虐待は、絶対通報ですね。189覚えました。ありがとうございます。

迷うのは、公共の場での虐待と呼べるか微妙なラインです。
最近見たのは、父親と、若い女が手をつないでる後ろで、3,4歳くらいの女の子が泣いていました。雰囲気としては、女の子がお父さんと手を繋げなくて泣いてる前で、女は苦笑いをしており、父親は無視してました。
彼らがどういう関係か分かりませんが、泣いている子どもを無視しているという事実はあり、こういうのはどうしたものだろう…と考えました。通報するにも、彼らの関係や住所など何も知らないですからね。

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美和
Reply to  dw
6 years ago

泣きじゃくりながら子どもが後をついていくようなシーンはよく見かけるので、何かあったのかな?、と放っておきますが、子どもを放置したまま、親御さんがどこかへ行ってしまった時には、私は素通りできず、それとなく様子を探りながら、なかなか親御さんが帰ってこないような時には泣きじゃくる子に声をかけ、気持ちを落ち着かせます。気にかけている親御さんなら、どこからともなく、「すみません」と言って戻ってこられるので、「この時期は大変ですよね」と一言二言、言葉を交わし、バイバイします。時には、煙たがられることもあり、世話好きどころかお節介にも度が過ぎたかなと反省することもあるので、他記事のコメント欄を読み、スマートに手を差し伸べられる、そんなオバさんでないといけないなとあらためて感じます。

私は知らなかったのですが、調べてみると、三年前に「渋谷駅で女性が幼児を蹴り倒す動画」として30代後半のある男性がフェイスブックに動画を投稿され、ネット上で大きな反響を呼んだそうです。その動画をもとに寄せられた情報により、警察が母親を特定し、児童相談所へ繋いだそうです。その女性の方のプライバシーまで考えると、ネット上に動画をあげることについては、私にはそれが適切なのかどうかは判断できませんが、公共の場で子どもを蹴るような母親を見過ごす社会であってはいけないと思います。

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ニコ
6 years ago

医学部入試って昔の中国の科挙に似てますね。
小さいころから士大府の親が家庭教師や塾漬けにして勉強させるか村一番の秀才が目指している辺りが似てます。
しかも、教育費用を負担できる親でないと受験するのが難しく、しかも浪人しまくりでおかしくなる人もいます。

あと、貴重な頭脳が特定の分野に片寄りますね。中国では文系の人が優遇され、科学知識に乏しいことになった。
医学部では医療の質の向上って意味ではいいのかもしれませんが。

0
6 years ago

「虐待」のテーマで学歴話になるあたりこのブログらしいな
と思いました。

1+
スカンディナヴィア半島
6 years ago

知り合いに虐待されて育った人がいます。その人は両親が離婚して母親に引き取られたのですが、母親が別れた元夫をとても憎んでいて(まぁ、夫婦が離婚するのは嫌いになったから離婚するわけですから、当然、相手の事が大嫌いになってるんでしょうけど)、その憎しみをぶつけられたと言ってましたね。プラス、子供を抱えて生計を維持して行かなければならないプレッシャーなどもあったようで、そういった精神状態の悪さが、一番弱い存在である子供にぶつけられたんでしょうね。

「お前はアイツにそっくりだ!」「何で似るんだっ!ゾッとする」などの暴言、殴る蹴るの暴行、タバコの火をつけられそうになるなどの脅迫にさらされたと聞き、かなり壮絶な内容でした。
我が子なのだけれど、半分は憎き元夫の血・遺伝子で出来ているから、自分の子供として愛せる時と、元夫の分身として憎しみの対象になってしまう時があったようです。

思春期になって反抗という形で母親に報復し、現在でも母親とはあまり良い関係ではないと言っていましたね。
夫婦不仲というのが子供の虐待に関係してるんじゃないですかね。後は、シングルマザーの再婚で、継父による虐待など…。

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リアル発達
5 years ago

身内にその手の人たちがいますが、まさにここに書かれていることの通りです。
シンさんも身近にその手の人が沢山いてそういう光景を見てきたんじゃないか、と思うほどです。
医療系の職種(特に医者)はかなり特殊な文化を持っていて、大抵子どもたちにもそれを強要します。
傍から見ると完全に虐待レベルで、成人しても子はそれを恨んでいて大抵親子の関係は良くないです。
ただ、この手の文化は悪いことばかりではなく、厳しくしつけられることにより本人の生まれついた能力よりも高い社会的地位と所得を得やすいという良い点があります。

医者が子供に厳しく接しがちな理由のとしてもう一つ、
「医療の世界がパワハラ体質だから」というのもあると思います。
体育会的な徒弟制の世界に住んでいるのでどこからがパワハラであるか、という実感が弱く、結果的にそういう風に子供にも接してしまうのではないかと思うのです。

3+
いつき
5 years ago

私は理数系重視の校風の中高一貫男子校に通っていましたが、
医者になるために父親から虐待まがいの教育をされ、
父親に強いられて嫌々男子校の理系に進まされた生徒が
結構な割合で居ましたね。
医者の父親が息子を医者にしようとする執念は
傍から見ていて恐ろしいものがありました。

そうやって偏執的な教育を受け、歪んだ人格に育ってしまえば、
たいてい社会人になってから問題を起こすものですが、
幸か不幸か、医者は閉鎖的で特殊な世界ですし、
一旦医師免許を取ってしまえば、まず食い扶持に困ることが無く、
回りからは「お医者様」として気を使われまくるので、
歪んだ人格を自覚・改善する機会がないまま親になり、
異常な家庭教育を次世代に連鎖させていくのではないかと思います。

その医者にしても、確かに高収入ではあっても、
眼科や皮膚科・耳鼻科でもなければかなりの激務のようですし、
労力と収入の釣り合いが取れた職だとはとても思えません。
医者になれる頭脳と難関試験を突破した努力は
素晴らしいとは思うものの、憧れたり羨ましいとは思えない職業です。
無理して医者を目指す必要はないんじゃないか、と思います。

5+
美和
5 years ago

「〇〇が工学部に行きたいって私に言ってきた時、どうして工学部なの?、工学部に行って何をするの?、パパが作った病院はどうなるの?、どうするの?って言ってしまったんだけど……今思えば、あの時、あなたの今の気持ちをパパに話してごらんって言ってあげればよかった。私のせいだ。」

上記は、私の母親の言葉です。その言葉を初めて聞かされた時、私は、そんなことはないよと母に慰めの言葉を返しつつも、こみ上げてきた凄まじい怒りの感情を処理するのに苦労したものでした。私には二人の弟がいましたが、一人が自殺、父の後を継ぐ者は誰一人いませんでした。
今回は、医者家族に起きた悲劇の一例と再び自分語りをさせていただきました。
過ちを繰り返すほど私はバカじゃないと思っていたのですが、負の連鎖は形を変えて続いているような気がして怖くなる時があります。その辺りを上手く言葉で表せるようになれたら、またコメントさせていただきますが、子どもに対して暴力を振るったり、暴言を吐かくことはなくても、子どもを医者にさせようと仕向ける医師の妻、その母親の存在は、ある意味父親以上に怖いような気もします。

3+
美和
Reply to  美和
5 years ago

夫の支配下で是が非でも我が子を医学部に行かせたいという母のような執念は私にはないのですが、私には子どもが一生懸命悩んだ末に決断したであろうことに対して、私自身が抱いてしまう不安な気持ちを解消するために、本当にそれでいいの?と何度も問いかけ、その結果、子どもを不安にさせてしまうようなところがあります。子どもの人生だもの、子どもの好きなようにしてほしい。自分がそう出来なかったから、そのように思い、そのように願い、「好きなようにしたらいいんだよ」という言葉を子どもにはかけてはいるのですが、実際はどうかと考えてみると、私は自分の願望や理想を子どもにあてはめようとしているように思えます。子どもが自ら考えて出した答えの答え合わせをしようとする。それで本当にいいの?、それ、間違えてない?、と。 正解なんて知らないくせに、そもそも正解なんてないだろうに、親という立場だけを利用して、そんな言葉を無責任に子どもに投げかけている。そんな自分に気づいた時、私は、子どもを医学部に行かせようと洗脳し続けてきた母親と同じじゃないかと思い、恐ろしくなるのです。気づいた時には子どもに謝り、あらためるよう努力をしていますが、今まで気づかないままに子どもにストレスを与え続けてきたことを思うと悔やまれます。

『じゃあ、私立大付属』の記事でした。記憶をたどり、その過去記事を見つけたのですが、昨年6月、私は旧帝大の医学部に息子を行かせたい夫と私に不満を言う息子の間で悩んでいました。その場で相談をさせていただいた私は、優しい母親に愚痴って、ゴチャゴチャ言っているだけの弱い男はそのうち挫折する、だから、息子が父親である夫とぶつかるべきで、母親である私は子どもを突き放すべきだと、シンさんや皆さんから助言をいただきました。その後、息子は父親を説得する努力を怠らないようになり、変わり始めました。もし、あの時、助言をいただくことがなければ、息子はすでに挫折していただろうと思いますし、私は母と同じように、後に「私のせいだ」と娘の前で口にしていたかもしれません。
こちらにお邪魔させていただき、最近、実は気づかないままでいることが一番不幸なのではないかと私は思うようになりました。過ちに気付いたら、その過ちを繰り返さないようにすればいい。今の私は、自分の親、夫、子どもに依存しないで生きる姿を子どもに見せることこそが、きっと負の連鎖を断ち切ることに繋がるのだと思い、自分で考えたことを行動に移す努力をしています。

今回、私は、先のコメントにて、「その辺りを上手く言葉で表せるようになれたら、またコメントさせていただきます」と自ら宣言することで、すぐに自らの思考を停止させて逃げようとする自分に対し、課題を与えてみました。そもそも何かあれば親のせい、夫のせい、にして自分に向き合うことからずっと逃げてきた私が「上手く」言葉で表すことは出来るはずはなく、またもシンさんや皆さんを不快な気持ちにさせてしまうような自分語りになってしまっているのではないかとも感じコメントを重ねることは申し訳なくも思うのですが、今回は、もし私のように悩んでいらっしゃる方の目に触れたなら、このままじゃいけないと気づき、気付いたことから始まり、踠きながらながら生きている人間もいるのだということを知ってほしいという思いがあり、最後まで書かせていただきました。
私を含めて、多くの女性は感情に支配されがちだと思います。すでにお見苦しいコメントをたくさん残してしまった私ですが、あらためて冷静に過去の記事も読みながら、また自分を見つめ直してみたいと思います。失礼いたしました。

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