じゃあ、大きく勝つ

なんでもそうですが、大きく勝たなきゃ意味がありません。

コツコツドカン

どんなこともそうですが、素人、愚人はコツコツ勝って、ドカンと負けます。プロスペクト理論を見ると、人間心理に素直でいると、そうなることが理解できるでしょう。

つまり、小さな負け、ミス、勘違いなどはどうと言うことはありません。さっさと認めて次の勝負に移れば良いのです。こだわる意味がありせん。そして、愚人ほど拘ります。

逆にコツコツ負けて、ドカンと勝たなければならないのです。紀元前から項羽と劉邦の勝負みたいなもので、負けまくろうが、最後の大一番を勝てば、全部帳消しですし、現代では孫正義氏方式のアリババで全ての負けを消せば良いんです。

また、細かい間違いは問題ではなく、大きな方向性さえ合っていれば良い、と言えるでしょう。軌道修正は良いですが、そもそも走る方向が違うなら何処にも行きつきません。

そもそもどこを目指して走るのかを明確にし、そこをぶれさせないことで、何かのきっかけにブレイクさせる、というのが理想です。ブレイクのキッカケはどこにあるかわからないですが、走ってなきゃキッカケは見つかりません。

なんでも出来るけど何にも出来ない、とか、あれこれ手を出して全部二流、とかありがちな話であり、一つに絞って取り組み続けた人には到底敵いません。そして、私自身も耳が痛いです。

粘る

これと決めたら、誰に何を言われようが、引導を渡されるまでやり続けた方が良いです。大勝負をすると決めたら勝つまでやるつもりで長期戦に挑むべきでしょう。

大きく張ったら適当なところで手を引くメリットが全くありません。小金手にしても、小金損切りしても、人生になんの影響もありません。単なる時間の浪費です。

芸の道で生きる、と決めたなら野垂れ死ぬまでやった方がいいですよ。夢破れて三十過ぎて普通にサラリーマンやっても、巻き返すことなどほぼ不可能です。

そう考えれば、中途半端に粘らず、期限を決めて二十歳そこそこで諦める方がマシだし、そこで諦められるくらいなら、そもそも向いていない、と言えます。

大きく勝つと言うこと自体が一か八かであり、勝つまでやる、絶対に引かない、という覚悟がないならやらない方が良いです。

愚直

小賢しい、とは言いますが、馬鹿な人ほどテクニックに走ります。そのテクニックが突き抜けたものならともかく、そうでないなら自分を信じて情熱をぶつけた方が良いです。

株価投資でテクニカルを講釈するバカって多いですが、短期トレードはその道のプロがしのぎを削ってシステム化しているのに、素人がテクニカルなど勉強するだけ無駄です。

事実、デイトレード全盛期は二十年前の話であり、またまだアナログが残っていた証券業の裏をかいた手法で勝ち上がった人もいますが、ここ10年は中長期トーレーダーしか勝ててません。

サラリーマンですら小賢しいテクニックで社内政治を上手くやろうとするより、自分が思うようにやって成果を出して黙らせる方が現実的だと思いますね。

芸人も好きでもない先輩芸人の草野球に付き合ったり、プロデューサーに媚び売る時間があれば、自分が面白いと思うことを継続して表現した方が良いと思いますね。

大賢は大愚に似たり、と言いますが、愚直に自分の信じたことを続けることは結果として最善であることが圧倒的に多いと思います。大きく勝った人が素人だから勝てた、と言うことが少なくないのは下手にテクニックを使うとありふれた存在になるからでしょう。

まとめ

私も歳をとったのか、小賢しい人が本当に嫌いになりました。ある程度の経験を積んでいるので本気で言っていない、理解して言ってないことくらいわかるので、黙ってろよ、と言いたくなります。

大口叩くなら本気で出来ると信じてやるべきだし、どんなにバカにされようが、カッコ悪かろうが、やり続けるべきです。バカほどプライドが高く、頭が下げられないし、間違いを認められません。思いを貫く為に頭は下げれば良いし、間違いは素直に認めれば良いです。

やり続けることで大きく勝てば、今までの屈辱を取り返すことが出来ますが、そもそも小賢しいことをしていれば、コツコツと負けが嵩んでいくだけです。最後にドカンと負ければ、最悪ですね。

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ニコ
3 years ago

小賢しい奴が嫌いってのはわかりますね。
本当に好きで楽しく情熱を持って仕事している人と働きたいですね。

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