人間の揉め事のパターンなんていくつかに決まっています。
お金
揉め事の王様はお金絡みです。命の次に大事なお金ですからお金が絡むと人間は必死になり、お金で発生した諍いは完全に関係を壊します。たった数万円の貸し借りですら友情を破壊するだけの破壊力があります。お金の貸し借りを平然とやる人って、他人のことなんて一切考えず、自分本位なんですよ。
相手に正当な対価を与えることもなく、平気で金銭的メリットを享受する人って少なくないですが、人間としてクズです。まともな人間なら、お金を借りたなら、利子を付けて返しますし、少しまとまったお金なら借用書を書くでしょう。そういったことを嫌がる人って、乞食みたいなもので、お金を借りておいて、貸したほうが返せというとなじってきます。
私はお金を借りたことはありますが、財布を忘れて、千円、10ドル借りたことくらいが人生における最高額で、それも次の日に飲み物くらいは利子として払っています。他人に借金をすることが大嫌いです。きちんと契約して、そのクレジットラインの枠で借りるならいいですが、それすらも気分が悪いのでほとんどしません。
例外はクレジットカードですが、シンガポールではクレジットカードに直接振り込むことができるので、予めかなり余裕をもって現金を放り込んで置くことを好みます。そうすれば、デビットカードと同じことになります。
性
男性の行動原動力はセックスであり、勉強、筋トレ、スポーツ、仕事、努力の必要なことは多かれ少なかれ若くて美しい女性とセックスをするためにやっており、その原動力がなくなると、廃人みたいになります。だから、力のある人間ほど性に執着します。
美しい、若い女性を巡って複数男性がセックスを獲得するための競争するのが竹取物語ですし、古今東西似たような話はありふれています。そして、女性は自分のために争う男性を下に見ながら、自分の魅力にうっとりします。
強い男が何人もの女性を確保する一方で、弱い男がどんなに望んでも一人も手にできないものですし、その強い男を複数の女性で奪い合ったりするのが浮気だったり、不倫だったりするわけです。
女性は自分の性を餌にして男性からお金、労力を引き出そうとしますし、性的魅力を争って、その手にした収穫の品評会、通称女子会、井戸端会議が大好きです。その中の序列をめぐって女性は喧嘩になります。
私は飯の種に近いところにいる人と付き合ったり、結婚するのはお勧めしません。その人と揉めたことで、生活が脅かされることがあるので非常に危険です。単に職場の女性と付き合って別れただけなのに、男性に浮気されて捨てられた、と女性が喚き散らしたら、最悪、退職に追い込まれます。逆も同じで、力のある上司と不倫してバレたら、罪を女性にすべて着せて退職に追い込まれかねません。
思想
主義主張の違いは戦争になりやすく、ネットウヨ、パヨクなどと罵りあう人たちはどう考えても分かり合えるわけありませんし、自分の思想を否定されると暴れだします。それどころか、その思想の中でも分派ができて、内ゲバを始めるもので、思想に狂うと偉いことになります。
フェミ思想は女性は常に被害者、というスタンスでいるので、女性が男性から何かしらの被害を受けたと認定したら、その事実関係は関係なく、被害は明らかだから、どんな違法手段、強硬手段を使ってでも追い込むべきだと考える人もいます。
思想に狂ってしまうと、話が全く通じず、どんなに言っていることの矛盾を指摘したり、事実誤認を指摘しても、そこを一切無視して、自分の言いたいことを始めから言い直すだけなので、話し合いになることはありません。
だから、職場で政治スタンスなんかは表明すべきではないと思います。どちらかと言うと保守的なスタンスを取っているというだけで、極左に近い人には敵と認定されるので、何をされるかわかりません。そして、そういう人は思想の為なら、どんなリスクでも受け入れてしまうので怖いです。
まとめ
この三点にだらしない人はトラブルにまみれた人生を歩みますし、今までたまたまトラブルのなかった人も時間の問題で巻き込まれるでしょう。トラブルの多い国、地方、会社、コミュニティー、どれも同じですが、この三点にだらしないです。
特にお金はすさまじい破壊力があります。私は親から「貸すときは差し上げるつもりで貸せ!」と言われて育ちましたが、まったくそうだと思います。性は仕事と関係ないところで処理するのが一番で、自分の思想はよほど上手く表現しないなら、黙っているのがいいです。
この三点以外でのトラブルはほとんどないなぁ、と自分の人生を振り返っても思います。
仕事ができないってのもトラブルになりますね。お金のトラブルですからね。
他人のミスとかは別の人がやらないといけないですからね。
できないといじめられますし、居づらくなります。
お金がかかっているので、出来ない人によって足を引っ張られると迷惑しますからね。
シン
性の揉め事って男性より女性の方が多い気がします。嫉妬という単語は女偏が並びますがまさにその通りです。
恐らく、男性の女性獲得競争は財力や役職といった金・仕事に密接に関係したものであり、収入が多い順にいい女を獲得できるという分かりやすいものだからでしょう。
一方、その「いい女」の基準ですが非常に曖昧で、顔・年齢・性格・プロポーション・家柄・仕事など多岐にわたっており、どの部分を重視するかは男性によってさまざまです。「いい男」獲得競争はそういう基準が不明確な中で争わなければならず、必ずしも努力が反映されない世界なので、女性同士で揉めやすいのだと思います。
男性同士、女性同士、という揉め事なら女性同士の方が多いように見受けられます。モテを軸にしたカーストを形成し、手にした男の品評会をしたり、他人の男に手を出すのは女性が多いです。
男性は浮気によって女性と揉めることはあっても、他人の女を取ったり、特に友達の女を取ることは少ないように思います。同じグループでもモテが全然違うこともザラで、ヤリチン、素人DTが同じグループにいることはそう珍しいことでもありません。
不倫の一般例は既婚男性、独身女性で、逆はほとんどありませんし、二股三股は男性が多いです。例外的に関係が終わりかけているときに次を用意し、切れ目なくするように一時期二股にして保険を用意してから切るのは女性で、男性はそれはあまりしませんね。
シン
動物のオスはメスをめぐって争いますが、人間は女性の争いの方が多いのは不思議です。それが人間たる所以かも知れませんけど。
まあ、人間でもDQNの男は女をめぐって争いますが、それは人間の中でも比較的動物に近い感性を持っているからでしょう。
そしてイケメンに集まる女も同類ですね。彼女らは、立派なたてがみを持つ雄ライオンに集まってくる雌ライオンと大して変わりません。
>フェミ思想は女性は常に被害者、というスタンスでいるので
加害者である男性がそれを言うんですね…あきれました
女性は常に男社会の被害者ですよ
未婚男女の年収に100万円近くの格差がついていることから明らかです
そもそも理系と文系で年収格差が生まれるのもおかしいんですけどね
需給バランスによる市場価格差まで否定するとはお見事としか言えませんね。
ところで、ゼツユルさんは和食、洋食のどちらがお好きですか?
シン
需要と供給のバランスで給与や待遇に差がでるってのは仕方ないですね。
それを否定したら経済が成り立たないです。
小室哲哉さんが残念で仕方ないですね。
こんばんは、シンさん。
相変わらずキレのある分析ですね。
金、女、思想。世の中の揉め事はこれに分類されそうですね。
今日は職場で不愉快な事があり、ここに当てはめて考えようとしましたが、ありません。会議で上司から私の意見を小馬鹿にされ、たしめられたのでした。(少なくとも私はそう感じました)。
俺は、プライドが踏みにじられた感じでした。凡人の小っぽけなプライドですが、米朝戦争始まったらドサクサに紛れて○○してやろうと思いました。
プライド、気位、これももしかしたら、争いの種になるかもしれないと思ったりもしました。大きな枠組みでは思想の中に入るかとは思いますが。
尊厳を踏みにじられる、というのも一つのカテゴリーになるかもしれません。立場、考え方の違いはあっても相手を尊重するなら争いまでには発展しませんが、尊厳を踏みにじられることで戦争になることはありますね。
私自身もかなりハッキリというタイプではありますが、相手に対する尊重を欠いてはダメだなぁ、と思います。
シン
揉め事を避けるためには相手の面子を立てるのは重要ですね。
誰しも多かれ少なかれくだらないプライドを持っているもので、会社組織でうまくやるには「偉い人達」の顔を立ててやらないと後々面倒な事になります。
各部署に根回しで話を通しておくにも、まず権力者の耳に入れておいてから仁義を切っておかないと「俺・私は聞いてない!」とプライドを傷つけられたと感じて得られる協力も得られなくなってしまいます。会社組織ではよくある光景です。
お金を無制限に渡し続け、息子をダメにしたケースを私は身近に見てきました。店を始めるから金を貸してくれ、そんなことを何度か言い、父から多額の借金をした。父がお金を出さなくなると、母や祖母がこっそり弟にお金を渡す。お金が入れば姿を消し、お金に困ったらどこからともなく姿を現す、そんなことを繰り返してきた私の弟は、金はいくらだってある、そんなことを喚き散らし、酒や女に溺れ、お金や性の数多くのトラブルに巻き込まれ、今は人間不信に陥っています。俺はあいつに裏切られたと父、俺はお前らのせいでこうなったんだと弟、お互いに母に暴言を吐き、愚痴っていた時期もありましたが、もう誰も何も言わなくなりました。本気でぶつかることをお互いに避けた結果は哀れなものです。もともとは父の後を継ぐべく医師を目指していた弟なのですが、受験に失敗して家を飛び出してから、彼の人生は転落していきました。お金を渡すことが愛情だと勘違いしたバカな親が育てた息子の情けない話です。稀なケースだとは思いますが、お金がいくらあったとしても使い道を誤ると不幸を招くものだということの一例として。
誰も俺のことは分かってくれない、俺のことを分かってくれるのは姉ちゃんだけだと私もそんなことを言われ、長年思い悩んできたものです。しかし、結局は、自分を救えるのは自分しかいない・・・そういうことなんだと私自身、自分の考えを改めるに至ります。私はシンさんのブログにお邪魔して一年になりますが、シンさんのブログを通じて、シンさんや皆さんのお考えを知ることがなければ、弟と共倒れしていたように思います。お金や性の揉め事において、原因を他人のせいばかりにしていては、同じことを何度も繰り返してしまうように思います。私自身、面倒になるとすぐに逃げてしまい、言い訳ばかりを並べて他人のせいにしてしまいがちです。しかし、それでは問題は解決するわけがありません。常に自分に原因がないかを問いただし、自分の誤ちに気づいたら素直に改め、同じトラブルを繰り返さない努力をすることが必要なのだと思います。行き過ぎた自分語りをしてしまい、シンさんや皆さんに不快な思いをさせてしまった経緯を考えると、今回のコメントも無神経なのかもしれませんが、揉め事をそれなりに経験してきた私としては、特に若い方々に何かしら考えるきっかけを得ていただければと思い、書かせていただきました。
ぬるりで語られている一貫した真理の一つに、おっしゃる通り自分を救えるのは自分しかいないというのがあると思います。
お金を渡すこと自体よりも、明確な線引きをされなかったのが一番の問題だったのではと思います。お互いに立派な成人同士、残酷な現実に向き合って、ここまでなら金は出せるけど、それ以上の面倒は一切見られないから、あとは自分の人生を自分の責任で好きに生きるようはっきりと突き放すべきですね。
家族であろうと別人格。自分が程度までできる範囲で援助してやり、あとは本人の人生の選択に任せるしかないでしょう。本人が破滅を選んでも、やれることはしてやったわけですし、お互い恨みっこなしです。
美和さんの弟のケースは私の身近にもありますが、私は心底「バカは死ななきゃ治らない」と思いました。私が「死んだ方がマシ」を肯定するのも、この経験からくるように思います。放蕩息子で家が傾くなんてことは、別に珍しくもありませんし、そのバカ息子への教育や接し方が悪かったと嘆くことも要らないように思います。ハズレの順番が回ってきただけとも言えます。
「自分を救えるのは自分しかいない」は真理だと思いますが、同時に他人を自分の意図する形で救うことも出来ませんので、15歳あるいは18歳で自分の人生の責任は負うことを自覚させるしかないです。
中国の歴史小説を読むことが多くなりました。
そうすると、だいたい宦官が出てくるのですが、老けてみえるという記述があるため、若い人でもだいぶ老けるそうですね。男性の尊厳がなくなるからかもしれませんね。
明らかにホルモンバランスが崩れるので老けて見えるのかもしれませんね。
シン