最近、つくづく思うんですが、日本企業株を買いたくないなぁ、と。多分、多くの人がそう思っているから、日銀が買い支えてもこの程度しか株価が上がらないし、他の市場みたいにノリノリ状態にならないんですよね。
市場
基本的に日本企業が相手にしている市場は小さくなっていく日本なんだから、同じシェアを取り続けているだけでは規模を小さくしていくしかありません。でも、海外市場に打って出られる日本企業は一握りしかありません。むしろ、食い物にされることの方が多いですから、あまり期待ができないんですよね。
市場全体が伸びていくなら、何を買っていても、完全に的外れなことをしていなければ伸びていくかもしれませんし、単にインデックス買っておけば、長期では市場平均のパフォーマンスは確保できるんですよね。でも、日本市場でインデックスを長期で我慢しても、報われないこともザラです。何と言っても、30年近く前の最高値を抜いてないんですからね。
人口が減って成長した国など、歴史上、一度も存在せず、人口多いは七難隠す、という原則が通用しています。この原則が破らられような革新があればいいんでしょうけど、その革新があるかわからないし、いつあるかもわからないので、人口が減っている市場は危険だなぁ、と思います。
速度
IT時代になって何が変わったって、スピードなんですよね。勝ちたければ、凄いスピードで突き進まなければなりません。アメリカのスタートアップなんて5年もやってりゃ老舗レベルです。そういう時代に日本企業のスピードって遅すぎるんですよ。
権限もよくわからない役職が沢山あり、全員から決済を取らないと進められないとか、上位役職者が踏ん反り返って自ら動かないとか、日本企業ではよくある光景ですけど、これをすると時間切れです。決裁権もないのに交渉に来て、少し揉めたら持ち帰ってウダウダしているうちに状況は変わっています。交渉前に妥結ラインを決めて、その場でサインしないと勝てないんですよね。
孫正義氏がジョブズ氏に会いに行って、ソフトバンクの単独iPhone取り扱い、SIMロックの例外を認めさせる荒技を決めたことがソフトバンクの窮地を救いましたけど、こんな荒技はドコモ、KDDIには無理です。オーナー企業だから出来たことなんですよね。アメリカは巨大企業がオーナー企業であることも珍しくないし、発展途上国もそうです。一般的な日本企業では彼らのスピード感に太刀打ち出来ません。
効率
日本企業は効率が悪すぎます。何しているかわけわからない社内官僚が多すぎるし、決済は長いし、目的もはっきりしない出張が多すぎるし、ぞろぞろと大名行列で出かける。業務のルールが決まってないから個々人の判断で適当に処理することが多すぎます。そのくせ、どうでもいいことにやたらとルールがあるのには閉口します。
日本企業の事務効率は世界最低との評価がありますが、その評価は伊達じゃないですよ。OA嫌い、IT軽視、紙媒体大好き、クソみたいな浪花節大好き、とかマジで勘弁してもらいたいです。そんなことはどうでも良いから、目的を少しでも早く処理するなり、実メリットを出せ、と言いたくなります。
不具合出して、担当者と上司が頭下げに来られても迷惑です。すぐに代品を出すなら、返金するなりしたら、不具合対策書を出して、なぜ起こったのか、どういう対策をするのか、を説明してくれればいいです。仕事なんだから頭下げられても、焼き土下座しようが、ダメなものはダメだし、その人に責任があるわけではなく会社の責任でしょう?
まとめ
日本企業なんかに命の次に大事なお金を入れたくないです。私の大事なお金が社内官僚の人件費になって欲しくないし、どうでもいいことで出かける営業の出張費にもなって欲しくないです。わけのわからない窓際社員を食わす為にも使って欲しくないです。
どうせ使うなら、どうなるかわからないけど、大きな夢みたいな事業に突っ込まれて失敗してもらった方がまだ諦めがつきますね。上手くいくかもしれないし、上手くいかなくても夢を見られただけ気持ちいいです。つまらない日本企業に食い物にされるくらいなら、イーロンマスク氏の放言みたいな大きな夢の食い物になった方がマシですね。
子会社なので仕事をしないと食えないってことは徹底されているのですが、それが親会社を支えている理由なので不公平ですね。
いいですね!シンさん節炸裂ですねw
マネー雑誌では、日本の小型株に注目当たってて、割安株見つけようって特集が盛んです。どうなんでしょね??
インデックス投資は、米国一択のような気がしますね。景気循環、株価は上下するといいますが、その辺、アメリカうまくやって下げないこともできそうですが、どうなんでしょね?
結局、機関投資家が、次の買い場作るためにバク下誘発するんでしょうかね。その時まで、貯金シコシコしようと思います。
いずれにしても、日本の状況は、机の下の埃まみれの絡まったコードのように、とても触りたくないですよね。
さらば、日本!
米国公認会計士とって、アメリカに移住して、経理のわかる寿司職人として、「ピカチュー」って呼ばれながら頑張ります!
アメリカは投資するにはいいですが、暮らしたり、働くのは大変ですよ。英語ネイティブの会計士ですら余り気味で何か味がないと通用しないし、寿司職人はラテン系、アジア系で溢れて、最低でも指導までできる中堅職人でないと、埋没します。そして、先進国なのに最低限のない国でもあります。
世界で最も競争力のある国なんだから、その競争に参加したいなら、相当の覚悟がいりますね。その覚悟がないならインフラだけ利用するのが丁度いいと思います。
シン
やはり予想以上の激しい生存競争がありましたか。米朝戦争、日本滅亡後に備えて、何が身に着けようと思っていましたが、アメリカは難しそうですね。
おっしゃるとおり、インフラだけ利用したいと思います。日本滅亡したら、マレーシアに移住して、経理がわかる寿司職人として働きたいと思います。
多分、マレーシアも無理でしょうね。ジョホールバルの学校の草むしりでもやりますかw
日本が滅亡したら北斗の拳時代に突入すると思うこで、大型バイクを運転できるようにしてヒャッハーと叫ぶ練習をすると良いと思いますw
法務、会計というもの自体がルールメーカー、特殊なもの、にならないならAIの仕事になると思います。ルールを越えて処理できないのでAIとの相性が抜群に良いです。マレーシアも回転寿司がたくさんあり、中華系で賑わってます。これは現地のバイトがやってますし、中級店は日本人もいますが、やはり中間管理職ですね。一職人として雇うにはコストが高すぎます。
なんか、否定ばかりで申し訳ないですが、それくらいルールが決まって、それを忠実にやるだけ、というシステムが出来上がると、一物一価、現地化、自動化が進んでしまうんですよね。恐ろしい時代です。
シン
わかりました!とりあえずバイク免許取って、筋トレしていい声でヒャッハー言えるよにカラオケに通いますw
日本食も現地の人が簡単に作ってしまいますもんね。中間管理職はバイトシフトやら人間関係調整やら、海外行っても悩み尽きないわけですねw
株式投資&文筆業、憧れますね。
ところで、シンさんは、英語でブログなど情報発信はされないのですか?(もしかしたら、すでにされてるかもしれませんが)。
>ところで、シンさんは、英語でブログなど情報発信はされないのですか?(もしかしたら、すでにされてるかもしれませんが)。
日本で結果を出さず、メジャーで結果を出した選手がいないのと同様に、母語がある程度の市場を持っている日本人が日本語で結果を出さないのに、英語でやる意味がありません。日本語でメガサイトになったら英語版を始める予定です。いつになるかはわかりませんw
シン
確かにおっしゃるとおりですが・・・、芸能、文芸、評論は好みもあるでしょうから。
早川雪洲、ロッキー青木とか、ヒロコ、マシ・オカとかゴンゾーとかw、ニンジャタートルとかw
韓国の笛木優子とかw
いずれにしても、キワモノばかりですねw
それらの人ってメジャーというか、マイナーなキワモノ枠じゃないか?と思います。見世物になりたいわけではないですからねw
シン
株価が上がることによる企業のメリットって具体的に何だろうといつも考えます。
・自社株を持っている社員、役員に直接的にメリットがある
・買収されにくくなる
・企業イメージが上がる
・資金調達しやすくなる ←新規株を発行したときに、単価が高いと調達しやすい。または銀行から借りやすくなるということ?
などでしょうか。他には、決算で自社株再評価をする会社があれば、含み益が出てPLの数字が良くなりますね。でもあくまで含み益なので、本質的にはあまり意味がない気がします。
悪いことはないのでもちろん株価が上がることはいいことなのですが、株価がよければ全て良し的な風潮があるので、そこまで盲目的に信じるものではないよなぁといつも思います。
郵便局窓口で振込票での振込をすると異常に時間かかるのは何なんでしょうか?ATMならすぐ終わるのを一体何をしているのか?
局員の代わりに、振込票使用可能なATM をたくさん置けばいいのに大抵1台くらいしか無く並んでます。振込票自体廃止して欲しいですが。
振込なんてオンラインでやれよ、と言いたいですし、支店内に振込可能ならATMを置けば良いだけですね。無駄飯食ってる窓口の給料で設置できると思います。
シン
本当にまったく日本の金融機関の自動化が遅れているのには辟易します。
アメリカはここ数年で大手銀行は、店舗内は無人化が急激に進み、昔の名残で窓口はまだ残っているところは多いですが、人はいません。10窓口あったら、1窓口くらいにしか人はいませんね。
現金振込みの場合は、ATMでしかできませんが、小切手振込みはスマホでも出来ます。
TPPが進めば、恐らく米国金融機関が一気に日本へなだれ込み、日本のメガバンクすら食われていくだろうと予想します。
私も日本に口座を持っていますが、海外からオンラインで出来ることがほぼない今の都市銀行はクローズして、オンライン力をいれている日本の金融機関へ乗り換えるつもりです。
ようやく銀行もリストラしだしましたけど、遅いんですよね。例のごとく、黒船が来ないと変わらないのが日本だと思います。
シン
シンさん
大手証券、メガバンクは文系大生の大量受け皿であってきたはずですが、彼らのおかれる状況は一層厳しくなるのではないでしょうか?むしろ二十代前半のやり直しがきくタイミングで危機に遭遇したことは幸運かもしれません。本当に厳しいのはアラフォー以降の金融業界の文系事務社員ですかね。逃げ切りは出来ない。かと言って新しいスキルを習得するには遅すぎます。
日本の伝統的な企業の良さに強い労働組合の存在を挙げる人がいます。私も新卒の頃は労働組合が従業員を守ってくれる会社は良い会社だと思っていたのですが、海外に出て日本の斜陽に気が付かされると考えが次第に変わってきました。
逆説的ですが、労働組合が強いせいで切らなきゃいけない人を切れなかった→若者の新卒の門戸が狭まる→少数精鋭の若手社員で使えないオジサン社員を支える→若手社員疲弊
とう構図が日本企業の成長鈍化、若者の元気の無さ、未婚率の上昇に確実につながっているからです。使えない人は出て行くという当たり前を適用しなくてはいけない位にもう日本企業はまずいのではないかと思うのです。昨今の大手企業の不祥事は、数の少ない若手エンジニアに無理な目標設定を掲げさせていることも要因かと思います。
根性ではどうにもならないのです。手が二本しかない以上出来ないものは出来ないのです。
Yさん
使えない人をクビにできるような仕組みがあるのですが、それを若者にだけ適応する構造があります。
メーカー本体の正社員の採用を減らして技術派遣を増やしてます。
仕事内容にもよりますが、派遣期間3年を追い出されずに満了できる人ってDQNプロパーよりも優秀な人が多いです。
正社員じゃないと必要な教育が受けられなかったり、本体社員の労働組合には入らないのでブラック労働を強いられる可能性がある上に上司と合わないと技術があっても切られます。
だから、特定派遣は新卒に敬遠されてフリーターレベルの人が増えたのかもしれません。
私の会社でも可哀相な働き方してる人を引抜きしたりしてます。
Yさま
組合については、塩梅が難しいですね。
業種にもよりますが、大抵の労働者のピークは30代~40代だと思います。
従って、組合の無い外資などでは、圧倒的に有能で無ければ40代で解雇して、新陳代謝を計ります。
しかし、いきなりそれを容認すると無職のおっさんが溢れて治安が悪化しますね。
まずは、管理職になれないおっさんの雇用を組合が守るが、
同一労働同一賃金として、安い給与で働かせるくらいが、妥協点かも知れません。
組合と言えば、とある航空会社が酷かったですね…。
マグナム様
>>いきなりそれを容認すると無職のおっさんが溢れて治安が悪化しますね。
→治安の悪化もさることながら、毎週月曜日に中央線が頻繁に止まることの方が心配です。
>>同一労働同一賃金として、安い給与で働かせるくらいが、妥協点かも知れません。
→出世街道から外れた中高年に給与を下げても、プライドとやりがいを見出して仕事を頑張ってもらうのはなかなか困難です。
(親会社から落ちぶれて子会社に来た中高年のやる気の無さには本当に引きましたね。)
そうなるとお子さんの大学進学をあきらめざるを得ない家庭が増えるかもしれないですね。しかしこれは役に立たない私立文系が淘汰される良いきっかけになるかもしれません。(お金に余裕が無いのに役に立たない私立に通わせるわけにはいかないでしょう。)国公立理系、高専、私立理系単科大学などの社会で本当に必要とされる大学だけが生き残ればいいのだと思います。
Yさま
>出世街道から外れた中高年に給与を下げても、プライドとやりがいを見出して仕事を頑張ってもらうのはなかなか困難です。
→難しい問題ですね。同じ会社の方がまだやれることはありますが、プライドが邪魔をする。しかし、別会社で働く力はないのですから。
リストラが悲哀になる別の理由として、給与後払い制度がありますね。
同一労働でもおっさんになったら給与が上がるなら、若い内は不当に少ない事になります。
私立理系も学費が高いような気がしますけど・・・
ただ、ド田舎の地方の国公立なら自宅から通える私立もありなんですが。