私はエコノミスト、という人たちを詐欺師だとみなしており、口ばかり上手く、なんの結果も出せず、責任も取らないの人たちです。
学者
経済学を勉強しても、経済も見通せないのは当たり前で、文学を学んでも、売れる小説一つ書けないのと同じです。何かしらの現象に対して、理論付けして、体系化する、と言うなら、そういうことをする人が一定数いてもいいと思います。世の中で役に立たないことほど楽しかったりするものです。
学術だけでなく、芸術も公的に保護するのは良いことだと思いますし、意味あるか、ないか、は別にして、意味ないことが好きで仕方ない人が学ぶ場であったり、働く場を一定数確保しても良いと思います。それが先進国の余裕だし、そういう無駄遣いが新しいものを産むでしょう。
科学の基礎研究と違って、社会科学の基礎研究は国力にほとんど寄与しませんので、限られた予算を大きく割くわけにはいきませんが、予算を絞って、選ばれた才能のある人だけがやったらいいと思います。例えば、ゲーム理論とかも面白いけど、なんの役にも立ちませんからね。
会社員
私は銀行、証券会社などに勤める会社員がエコノミスト、と名乗って、全く当たらない占いをして、お金を取っているのに納得がいきません。大学なり、政府運営のシンクタンクなりで、非営利でやっているならともかく、営利団体が占いなんてしていいのかよ?っと思います。ステークホルダーに対する背信行為だと思います。
だいたい、エコノミストの相場観が正しいなら、なんで、サラリーマンなんてやってるの?、と聞きたくなります。お金の為にやっているわけではないなら、学者をやってりゃいいのに、営利団体に勤めて、予想を外しまくって、恥ずかしげもなく、占いを続けられるよな?、と言いたくなります。
会社の名前を使わず、自分の個人見解をコラムにして、ブログなり、寄稿しているなら、それは別にいいと思います。当たらなくて、面白くなければ、誰も読まないでしょう。でも、大銀行の看板背負った人がいい加減なことを言うのはどうかと思いますし、この点では学者も大学名を語って、それっぽいこと言うのはなしだと思います。
予想屋
Yahoo! JAPANなんかに予想屋がいますけど、軒並み外しまくり、パフォーマンスがマイナスの人ばかりなんですけど、なんで、こんな人達にお金を払う人がいるのだろうか?、と思います。私はセミナーなんかに行ったことないですけど、ご立派なことを言って、信じ込んでしまうのでしょうか?
まぁ、予想が当たるなら、セミナー屋なんてやることはないし、ご立派な経歴を重ねたエリート気取りのバンカーさんが組織を辞めて、独立したはいいけど、予想を外しまくり、食っていけなくなったので、セミナー屋して、情弱から投げ銭を募っているんでしょう。
予想屋、セミナー屋って、誰が言ったかでなく、何を言ったか、で勝負すべきなんですよ。その内容がどれだけ実態に近く、有益だったか?、と言うのが本来の商売であるはずなのに、ご立派な経歴している自分が嘘つくわけないでしょう?、というスタンスでくるから鬱陶しいです。まあ、経歴でしか人を判断できない情弱にも責任があると思いますけどね。
まとめ
一昔前にギリシャ危機をテーマに講演会があったので、聞きに行ったことがあるんですが、「結論はわからない」だったので、ふざけるなよ!っと怒鳴りつけたくなりました。そのおっさんはギリシャ人で、イギリスのトップスクールでテニュア持っている、とかのご大層な人だったんですけど、「結論はわからない」と、講演会に来た人間をバカにしに来たのでしょう。
エコノミスト、とは天性の詐欺師であり、わけのわからないことをギャーギャー言いまくったあげく、煙に巻いて、はー、そうなんですか、、、?という感じにして情弱からお金をむしろうとする人達だと思います。詐欺師は心の隙間に入り込んで来ますので、隙を見せれば、奪われる側になるのが経済戦争なんでしょう。
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シンさん
こんにちは。
コンサルも、同様にほぼ詐欺師です。
まったくです。コンサルして成功出来るなら、自分でやれば良いのです。
シン
取引先の事務系社員のリーマンでコンサルやってた人がいたんですが、儲かるならリーマンやらないですよね?
会社組織の在りかたとかいろいろ話してましたが儲かるなら自分で内緒でやるはずなので詐欺ですよ。
ただ、アイドルじゃないのに講演と指導でぼれるってのは素直に驚きました。
まったくですよ。儲かるなら自分でやればいいし、他人に小銭のために教える必要ありません。これはどんな口利き商売も同じです。
シン
エコノミストに関して、株価予測と言う点で役に立たないのはおっしゃる通りだと思います。ただ他の点で役に立っている点もあります。
彼らは運用会社にストーリーの候補を上げてくれます。最終的に決めるのは運用会社なので、その判断材料を提供するだけでも十分なのかなと思います。
マクロ経済の調査はかなり膨大で、その作業を一つの運用会社でまかなうと、人員が足りません。シェアカーのようにみなで費用を分担しているように思います。
競馬の予想屋、外した時の言い訳を用意してくれる人たちなんでしょうね。そもそも運用会社すらインデックスを大幅に割り込むパフォーマンスが大半です。バークシャーハサウェイのように、きちんとポートフォリオ、パフォーマンスを公開して、自分の考え方を公表する会社以外は消滅すべきだと思います。運用の仕方に哲学すらない人間が、予想屋に責任転嫁して実行するなら猿に指差しさせて決めたほうがマシです。
シン
運用の哲学がない人間が運用すべきでないのはおっしゃる通りだと思います。
その原因は、外資を除いて、成果報酬の傾向が弱いためだと思います。
大きく儲けても給与はそこそこしか増えません。それより長く働く方が稼げますので、活かさず殺さずの運用に走ってしまうのでなんとも言えません。クビにできたら幾分マシになるのかなと思います。
また成果報酬を高めようとしても社外が許しません。
日本では、モノにはお金を払いますが、サービスにお金を払うという意識が低く、手数料を大きく取ると、なぜそんなに取るのか?といわれてしまいます。なので複雑な手数料体系にしています。
国の労働法、国民性との相性がかなり悪いなと思います。
米式の成果報酬を運用会社に取り入れると起こるのは、他人の金でギャンブルするようになります。勝てば俺の力だから巨額報酬を要求、負ければ俺の金じゃない知らない、市場のせい、仕方ない、と逃げます。リーマンショックはこうした気質で起こっています。どう考えてもダメなことでも、他人の金だからババ引きを続けました。
(二十代の人にとってはリーマンショックすら遠い昔の話なんですよねー。私も年をとりました)
つまり、運用は身銭を切らない人がすべきではない、国営ファンドはインデックス、国営企業しか触らない、運用成績を透明化する、というルールが良いと思います。孫さんがどれだけ損しても、それは彼のお金、彼のファンのお金ですが、年金ファンドが損すれば、国民生活を脅かします。
シン