ドラクエこと、ドラゴンクエスト3はシリーズ、ナンバーワンの評価もされる名作ですが、この転職システムって、ゲームの癖にやたらリアルなんです。
ルール
レベル20以上で、ダーマ神殿にたどり着くと、神官に転職を願い出る事が出来るのですが、今まで覚えた事はそのまま使え、若干の能力補正はあるものの、新しい職業としてはレベル1から始め、装備は前職を引きずることはない。
例えば、魔法使い、僧侶が覚える魔法を全て覚えてから、戦士、武闘家に転職すると、フィジカルは強いし、魔法も使えるので、かなり便利なんですが、中途半端なレベルで転職すると、後半戦でほとんど使い道のない魔法を使えるが、フィジカルは元からの戦闘職には敵わなくなります。
勇者
彼(彼女)がやられたら、ゲームオーバーになるので、パーティーは彼(彼女)を守るためのバランスを取ろうとします。実社会だと、特権階級の生まれだったりして、常に特別扱いの人だったり、言葉には出来ない何かを持っているスターにあたり、主人公気質の人って、ごく稀にいるものです。普通の人が目指してなれるものではありません。
関係ないんですけど、故金正男さんのご長男はまさに勇者、主人公だと思いませんか?独裁者の叔父に優しい父は殺されてしまい、復讐、虐げられた民を解放するために亡命するところから物語がスタートなんて、ドラゴンクエスト、キム・ハンソル伝というバージョンがあっても、不思議じゃないくらい勇者だと思います。クリア条件はアメリカ、韓国と話を付けて、解放軍を率い、北朝鮮に戻り、制圧、統一朝鮮の大統領として、トップに立つことです。
戦士
武闘家もほとんど同じですが、転職するメリットがほとんどないので、少しでも攻撃力、体力を高めて、壁役になり、勇者を守る役目を担うことになります。これが文系ポジションというか、営業職、調整役として、主人公を活かすために走り回る人たちです。体力、精神力、コミュ力が必要とされて、体育会系が多いです。
合理的なアングロサクソンもパワーエリートと呼ばれる、高校では州代表のQBでチアガールを食いまくってきたリア充の極みみたいな人が重宝されるように、どの国でも知力は高くなくても、武力、コミュ力が高いキャラクターって重要なので、それに徹するのもありだと思いますが、これは天性の才能だったりします。
僧侶
戦闘職ほどのフィジカルはないけど、魔法使いよりは強いので、最低でもベホマを覚えて、武闘家に転職すると、使い道はあります。回復役は多いに越したことはないし、回復の必要ない時には少しでも攻撃力が高い方がいいからです。
実社会ではバックオフィスの技術職として、フロントを支える裏方を担うことになります。プリセールスとして、フロントがお客さんに出る前の下準備をしたり、お客さんにやられて戻ってきた戦士を回復させて、更に戦わせる役目を担うわけです。白人社会ではアジア人がこの役目をすることが多いです。
魔法使い
魔法使いはその道を進むしかなく、それ以外はたった一つしか手に入らない「悟りの書」を使って、賢者になるしかありません。後半戦でメラミの使えるレベルが他より低い戦士なんて、いらないからです。
研究職、開発職、アカポスみたいなもので、いなきゃいないで、パーティーは成り立つのですが、ある場面において、飛び道具がないと打開できなかったりするので、一定数は必要な存在です。マニア、ギークと呼ばれる変人が多く、体力、精神力がなく、打たれ弱いことも多いので、後方待機させつつ、状況を見て魔法を唱えます。
賢者
ごく一部のスペシャリストがたどり着ける領域で、そこそこ体力があり、装備できる武器、防具もいいので、物理攻撃も可能であり、攻撃、回復呪文の両方を覚えられる万能キャラクターです。上記のようにストーリーでひとつしか手に入らない「悟りの書」を使うか、遊び人を辛抱強く育てて、賢者に転進させます。
この辺も妙にリアルで、本当にごく一部の万能型の人が何かをきっかけに開花して、何もかもをやり遂げてしまうことがあり、ゲイツ氏のように自分で技術者をやりながら、開発して、売り込んで、会社を世界規模の会社にしてしまうような実例がまれに存在するし、ジョブズ氏のようにヒッピーまがいの遊び人がとんでもないことをやり遂げることもあります。
まとめ
リアルでは戦闘不能状態になっても、教会、復活魔法で立ち直れるわけではなく、やられてしまったら、多くの場合、それで終了です。だから、壁役の戦士なんかは使い捨てで、潰れたら、新しい人を採用して、パーティーを形成し、ストーリーを続けていきます。営業主体の会社の離職率が高く、人の入れ代わりが激しいのはこのためで、世界的投資銀行だろうが、コピー機の飛び込みだろうが、ホストだろうが、営業で数字出せない、壁役になれない人は潰れていきます。
自分の意思で勇者になることはできないので、選ぶことができる僧侶になるのが無難じゃないのかな?、と思いますし、僧侶として十分な能力を身に着けて、いけると思ったら、フロントの戦士、武闘家に転進しいく、覚醒して賢者になるのがいいんじゃないかと思います。最初からフロントやって、潰れたら、元も子もありません。
魔法使いはそれが好きでしょうがなくて、それをずっとやっていることが苦痛でないくらい好きなことがある人がなったらいいと思います。決して、コスパが良くありませんし、美味しいところは他のパーティーメンバーが持っていくので、賢者にならない限りは名誉職に近いでしょう。
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ドラクエ3面白いですよね。
戦士の利点というのを付け足すと武器や防具が装備できるものが多いってこととMPを消費しないのでダンジョンとかで貴重なMP回復アイテムを使わないでいいことですね。魔法攻撃しか効かない敵がいることや重要な場面でないときはパーティに加えてます。
現代人に例えると、シンさんのおっしゃるような壁の役割りと状況に合わせて器用な人間ですね。
攻撃力と防御力は高いのと装備で強くなるので最後までパーティに加えてます。
戦士は装備品にお金がかかるし、無駄に見栄を張るリア充タイプで、逃げ足も遅く、物理攻撃一本やりなので、器用ではなく、むしろ、不器用なタイプではないか?、と思います。武闘家は装備品にお金がかからず、逃げ足が速く器用なタイプだと思います。バブル世代、ゆとり世代みたいな違いを感じます。
シン
営業職ってある意味ではギャンブル性の強い職業だと思います。
営業職に就くこと自体は難しくないですが、コンスタントに営業成績を上げるのって本当に難しくて運の要素が強いように思います。
一般的にはリア充タイプのイメージがありますが、
実際の現場では声高にそれっぽいことを言ってても全然成績の奮わない人もいるし、逆にボソボソ話す陰キャっぽい人でもなぜか結構数字の良い人もいます。
法則に一貫性がないので、訓練して伸びる要素が少ないです。
どんな職業でも営業的な視点は重要で、営業から学ぶべきことは沢山あるのですが、わざわざ自分が営業職のみを専門でやりたいとは思わないです。
営業って究極のところは「数字が人格」なんですよ。だから、数字さえ挙がれれれば、どんな人格も肯定されます。そして、数字を作るのは難しいし、それをコンスタントに続けるのは本当に難しいです。これはどんな投資行為も同じで、2-3年好調で収益を上げるのは簡単でも、10年となると、かなり難しいです。
シン
戦士のようなポジションってドラクエではいりますよね。
魔法使いや僧侶が重要な局面以外でガチで戦闘に参加するとすぐにMP切れで死んでしまいます。
ダーさんのおっしゃるように営業ってギャンブル性の高い仕事ですね。
ドラクエの戦士も魔神斬りみたいなギャンブル性の技しか使えないですね。
現実世界の飛び込み営業がメタル狩りみたいなもんですかね。
転職は気軽にできない、人生を選ぶ一大決心というのも、リアルですね。
ドラクエ6以降の転職は簡単ですので…。
転職タイミングを誤ると、戦力外になりかねないですからね。6以降は転職というより、同じ仕事でスキルの積み上げみたいなシステムです。
シン
DQ3面白かったですね。FC版SFC版共に昔小さい頃にやり込みました。最初は勇者/戦士/僧侶/魔法使いでしたが、やり直し時からは勇者/武道家/遊び人x2で、すぐに賢者へ転職でした。遊び人が悟れるというのは何だか現実世界のようでやはり面白いシステムですね。DQ6からの職業組み合わせでより高位の職業に転職できるのも面白いなと思います。
DQだけでなくFF5のジョブシステムでの魔法剣xみだれうちx二刀流のように、ゲームでは定石がかなり完成されているものも多いですが、現実世界だと条件が変わることでそのうち定石が通用しなくなってくるのが大きな違いだなと思います。最近はオンライン化でアップデート時にゲーム内の条件が変えられるので、その点現実っぽくなっているかなという感じはしますが。
ふと思ったんですが、RPGって、不思議なゲームで、定石に沿ってプレイすると、攻略サイトを見ながら作業することになるんですが、見ずにやると、後で取らないアイテムがあったり、スムーズに進めなくなったりします。
大人になると、RPGをやらなくなるのは自分の人生という壮大なゲームを自分の意思でやっているので、擬似空間なんかで、プレイしなくていいし、攻略サイトみて作業するのはかなり怠いです。
オンラインでリアルになっても、自分の人生ほどはリアルでなく、ゲームみたいにリセット出来ないので、人生に集中しろよ、という話になります。だから、ゲームは自由のない子供用なんでしょう。
私はドラクエ11を買うか、わかりません。
シン
おっしゃる通りで攻略本を一旦使ってしまうと、攻略本の内容のルーティン的な確認作業になって虚しさが強くなりました。さらにはクロノ・トリガーの「強くてニューゲーム」でその虚しさは顕著になり、私の場合RPGは結局SFCで止めてしまいました。ゲームでいくらレベルアップしても現実はレベルアップしない、という当たり前といえば当たり前の認識を持ち始めたのもその頃です。
オンラインゲームが結局バーチャルに過ぎず現実に成り得ないのもその通りだと思います。オンラインではパズドラを一時期やりましたが時間が浪費されるだけで、かといって課金する気も起きず本編中盤で削除してしまいました。しかしながら貴重な時間やお金をドブに捨てて、バーチャルでのレベルアップに変換する仕組みという点だけは妙にリアルな感じではあります。一部のプレイヤー兼YouTuberのようにバーチャルを利用して現実で大きな利益を上げる方もいますが、大半は大なり小なり運営元に吸われて終わりという感じですね。
DQ5は個人的には名作ですね。
子どものころにやりこみましたね。
モンスターを仲間にできるのはいいんです。
私はコンピューターゲームは殆ど知らないので分かりませんが、シンさんに人生ゲームをプロデュースしてもらったら、かなり面白い作品になるのではと思いました。
アプリにすると面白いかもしれませんね。現段階では有料記事リクエストすらゼロ依頼なので、話になりませんけどねw
シン
脱線、失礼します。
ページトップの「じゃあ、記事リクエスト」の中に coconala のアカウントアドが貼られたのを確認しましたが、とりあえずは「ブログ維持費用投げ銭」もココナラを通して...ということでしょうか?
そうですね。
記事も依頼せずに投げ銭してくれる人なんでもいないでしょう?、と思いますし、実際、一度も記事の依頼が来てません。まだ、私のアイコン購入も終わってなくて、下書きが届いて、修正をお願いしています。被り物が帽子になっていて、被り物の可愛らしさが失われていたんですよ。
ココナラの使い方も十分に把握してないんですよね。把握したら、もう少し積極的に宣伝します。
zさんに教えてもらったPayPalは日本、シンガポール、どちらでも個人間の送金に対応してないので、今の段階では単にリスキーです。嫌がらせで通報されても嫌ですしね。
アタフタするかもしれませんが、zさんが記事依頼も兼ねて投げ銭して下さるなら、お願いします。
シン