ついに恥も外聞なく、温利信が電子書籍を出版します!その名も「一人一揆」です。ブログ内のコメントから構想を得て、日本人のお上に楯突けない弱さを描いてみました。
[amazonjs asin=”B072N8LHV5″ locale=”JP” title=”一人一揆”]有料記事リクエストですら、勇気が要りましたし、おこがましい、という気持ちでしたが、ここまで来たら、短編小説も出版してやろう!、という気になり、やることになりました。全然売れずに多少の恥をかいても、特に失うものはなく、結果はともかく、行動に移した、という事実は大事だと思いました。
出版
予想はしていましたが、客観的に指摘してくれる編集者がいないというのはつらいものがあり、プロットを書き終わってからは直しては戻し、戻しては直し、という泥沼にはまり、何をすればよくなるのかわからなくなり、最後は「エイヤ!」っとアップロードしました。
だから、アマゾンは出版社のように寺銭をガツンと取りませんし、最低限の運営手数料だけ取って、あとは勝手にしてください、というスタンスなのでしょう。ほとんどの電子書籍はまったく売れないですが、作者、アマゾン、どちらも損をしませんし、つまらなければ、お金を出してくれた読者さんだけが損する形になりますが、それは自己責任でお願いいたします。
物語
ストーリーの流れは情けない中年男があるキッカケを通じて、自我を取り戻す、というフィクションで、かっとんだ内容ではなく、ありがちなテーマなのかもしれません。でも、ベタベタなお涙頂戴でなく、攻撃的でもなく、自然で淡々とした、誰にでも似た体験、感覚があるような情けなさを物語にしました。
1.1万字程度の短編小説で、まずは習作から、やってみなければ、成長もないから、何作かを書き上げて、長編を書ききるだけの体力をつけよう、という気持ちで書いてみました。次回作は伝記物、親子物を考えていますが、あまりジャンルを絞り込まず、普段、私が書くような、思いついたことをまとめた記事から派生させたいな、と思います。
販売
「温利ごときに500円も払えるかよ!」っという声が飛んできそうですが、ココナラではそれが最低価格だったため、500円スタートになりました。今回も悩みましたが、500円にしました。まあ、作品に対する支払いにしては高いので、温利を助けてやるために投げ銭してやろうかな?、という価格だと思います。
Kindle Unlimitedを申請したので、すでに会員になっている読者さんは無料ですし、読んでみてはどうでしょうか?Kindleって、専用端末を買わないと、ダウンロードできない、読めないってことはなく、スマフォにアプリをダウンロードすれば、それで読めるので、良いシステムだと思います。邪魔にもなりませんし、捨てる手間もありません。
まとめ
私は小説を書いて、販売することにしたことを家族にも言っていないので、買ってくれるとしたら、ぬるりと生きる読者さん以外には存在しません。アマゾンでも、弱小ブロガーなどに検索を使わせないのか、題名の一人一揆、と検索しても、出てもきません。ASIN検索でようやく登場するという始末ですよw
ともかく、アマゾンアフィ、ココナラに続く、Kindle Direct Publishingの活用、という展開になり、飽きる前に新しいことをやって、ブログを継続するためのエナジーを使い切らないようにしようと思います。いつも言いますが、才能がある、ない、なんていうのは最低3年真剣に取り組んだ人間だけが言えることであり、短期間で止めてしまっている奴はそれすらも言えないってことです。
前回のぬるり(第二版?)を読んでいた時はシンさんが小説を書くような方というイメージが無かったので、今回のぬるりで創作をアップされた時はけっこう驚きました。
新しいことをやらないと、面白くないですからね!
シン
読み始めたら最後まで一気に読めてしまう作品でした。これから読まれる方もいらっしゃるでしょうから、内容には触れませんが、登場人物の「僕」、なかなか魅力的な男性です。惚れちゃいます!(笑)
全然売れずに多少の恥をかいても、特に失うものはなく、結果はともかく、行動に移した、という事実は大事だと思いました。
という、シンさんの言葉に、「好きなことで生きていく」ことの意味をあらためて考えさせられました。
シンさんだけでなく、ブログを始められたどなるどさん、イラストを描き始められたダーさん、なんだか皆さんに続けって、そんな気持ちになります。
ところで、その日の気分で読みたい時に読みたい本をいつでも読める、電子書籍って便利ですね。私は長年文庫本にこだわっていたのですが、1ヶ月前からKindleを使い始め、ますます読書が楽しくなりました。
面白い作品を読ませていただき、ありがとうございました。温利信さんの次回の作品も楽しみにしております。
ご購読ありがとうございます。
発売するなんて恥ずかしいレベルでもやることに意味があると信じてやりました。そして、やり続けないと意味がないのだと思います。
シン
読ませていただきました。
面白かったです。どこにでもいそうな普通の人が主人公の話は親近感が湧いてき好きです。
今回はじめてKindleを利用してみました。私は普段本を読むのはiPadなのですがKindleの端末が無くても読めることをはじめて知りました。
ココナラで記事をリクエストしたときもそうですが新しいことにやってみると、今まで目を向けなかった便利なサービスに触れることができて良いですね。
私もとても励みになりました。
ネット上の匿名の人同士で創作活動を楽しめるなんて新感覚です。
今の時代も捨てたもんじゃないなと思いました 笑
ご購読ありがとうございます。
自然体で書きたかったので、今回は誰もが抱える葛藤をテーマにしました。何かしらの問いになる、と嬉しいです。
私自身も新しいことをすることで、新しい世界が見えて勉強になることが多いです。そんなに肩肘張らなくても、副業程度に創作するなら、難しくないことを知りました。
ダーさんの作品を見るのを待ってますよ!匿名個人の繋がりで、創作の輪が広がっていくのは面白いです。色んな人の表現を見てみたいです!
シン
こんばんわ。なんとかココナラに出品してみました。なかなか恥ずかしいレベルですが w、良ければのぞいてみてください。
アドレスです
https://coconala.com/services/265413
出店おめでとうございます!
ぬるりの輪が広がって、匿名コミュニティで、表現をし、緩く助け合えると良いですね!
私の次回作は短編集の予定です。一編は書けたのですが、最低でもあと数編は必要なので、出版まで少し時間がかかりそうです。それまでに腕を磨いて、ぬるり第二作の表紙を描く準備を下さい!
シン
ありがとうございます!
拙い作品を晒すのはけっこう勇気がいりましたw
ぬるりと生きる。に出会わなければ、おそらくやらなかったし、そもそも収益化という発想が無かったです。
見本とはいえ一応人様に見られるとのことで、モチーフをネットで調べながら描いていました。雑学が増えるのは楽しいです。
描かなければ一生興味を持たなかったかもしれない『警視庁山岳警備隊 救助車両』について無駄に詳しくなりました w
短編集に向けて腕を磨いておきます。
本屋で少し見たのですが、小説の表紙って本当に様々で、模様みたいなデザインのものから、写実的なイメージイラスト、そしてなぜか萌え系のものまでありました。
自分は普段、小説はブックカバーを付けているので、それほど表紙絵に気にすることも無かったのですが、興味を持つきっかけができて嬉しいです。
緩く長く続けたいと思っています。
小説は見ただけで良し悪しがわからないので、表紙ってすごく大事です。ぬるりを知らない人にも買ってもらおうとするなら、表紙が魅力的でないと、買う気にならないでしょう。
逆に読者さんから背中を押してもらわなかったら、こんなに手広くやってないので、お互い様です。ぬるりと助け合いながら、楽しんでいきましょう!
シン
kindle unlimitedでの購入ではありますが、購入した人間として忌憚のない意見を述べさせて頂きます。
人物の心情など淡々とし過ぎていてまったく心を動かされなかったです。
ストーリー・人間描写といった面でもこれといった惹かれる要素はありませんでした。
500円の価値は到底ないかなと
古本屋で100円程度の漫画や小説を購入した方が有意義と感じました。
普段のシンさんのブログを無料で有意義に読ませ頂いているのに、処女作に対してこき下ろしてしまい申し訳ないです。
普段のブログがあれだけ人を魅了するものを書いてらっしゃるので、次回作もぜひ購入したいと思います。
ご購読ありがとうございます。
なかなか難しいものです。淡々と書きたかった、と言うのはあるのですが、淡々としすぎて、心を動かされなった、と言うことですね。もっと、想像力を掻き立てながら、シンプルに描く方法を試行錯誤します。
文庫になっている本はある程度以上売れてから、文庫になってますし、古本に並ぶレベルの漫画は厳しい競争をしてきた猛者なのだ、と改めて思います。評価のある程度定まった作品がクオリティが100円で売っているのに、私に500円出せ、と言うのは本当に難しいですね。
まさにレッドオーシャンというか、極一部の人しかまともに払う意味のある文章は書けないし、無料で公開しているブログなら、甘めに見てもらえたり、日頃の付き合いで、なかなかはっきりとつまらない、とは言われませんが、実際のところはお金取るほど面白くないのでしょう。
これを実際の本にしていれば、大赤字なわけで、いい時代になったな、と思います。昔の物書き志望者は借金して、押し売りレベルで、仲間に売った、と言います。
ともかく、今回はご祝儀で買ってもらえても、次回作がつまらなければ、相手にされなくなるでしょうから、もっと研究します!
シン
読みました。自分も将来主人公のようになりそうなので、魂がガリガリと削られるような思いをしながら読みました。私はシンさんの淡々した文章は好きですね。構成も良かったです。
ただ、500円という値段を考えるとあと10倍はボリュームが欲しいと思いました。次回作に期待しております。
ご購入ありがとうございます。
確かに500円の割に短すぎます。長編を書ききる体力がまだないので、次回は短編集を出したいと思います。
本当にご協賛、という感じで、払う額に見合ったお金でなく、練習にお金を出してもらっているような状態です。
早くお金を取れるレベルにしたいものです。それにはブログでやってきたことを完遂する必要があり、変に綺麗にまとめたり、狙ったりすると、よくいるつまらない同人作家になってしまうな、と思います。
シン
読ませて頂きました。読みやすい文体で、すらすら読むことが出来ました。
中盤が非常に面白かったのですが、導入部と結末は、シンさんの本音で書いていないんじゃないかな?と感じました。特に結末は、一般受けを狙って、情緒が欠けてしまった気がします。
シンさんの狂気が垣間見れるような、次回作を楽しみにしています。
ご購入ありがとうございます。
おっしゃる通りです。出だしから中盤くらいまではスラスラと書いていき、まとめる段階で、あれこれ苦悩しだして、「らしさ」を失い、それっぽく仕上げて、出だしもそれに合わせてしまった、と思います。自分を貫けませんでした。次回は「らしさ」を失わずに書ききることをテーマにします。
シン
もし満足されていないなら、一人一揆のアップデート版を、次回の短編集に掲載するのはいかがでしょうか?
読者としては、シンさん本人が納得して書けた作品が読みたいなと思います。
良いアイディアです。
今回は出す、ということが先行して、それはそれで満足したのですが、出来栄えには満足しておらず、これでつまらない、と言われたら、仕方ないな、とは全然思っていません。そこそこだけど、100円以内じゃないと、高いな、と思うでしょう。
次回も同じことをするのはそれでは私が嫌だし、読者さんも呆れて、二度と買う気が失せるので、出版を継続できなくなります。
一人一揆アップデート版と他に数作をつけて、トータルで200-300ページくらいの短編集にして、一先ずはやりきったな、というところまで詰めてみます。
ブログ、有料記事リクエストだと、ともかく、未完成でもアップしてみて、徐々に修正したり、コメント欄で反応をもらいつつ、トータルの完成度を上げていけるのですが、出版はそれで完成してないと、失礼だと思います。その違いがわかりました。
読者のみなさんに育ててもらっているな、と切に思います。
シン
ただ、一人一揆を本音でアップデートすると、カフカの変身の読後感に近づいてしまいそうだなと思います。意図的でなくとも、名作焼き直しとなっては残念なので、現代を生きるシンさんらしさが濃く表現された作品だったらいいなと期待します。
そうですね。古典名作の現代版をしても、面白くはないです。そんなのオリジナルの方が面白いに決まってます。
変身をドイツ語で読んで、新解釈をしながら、現代語訳していくくらいなら、谷崎潤一郎の源氏物語みたいに評価に値するものになるでしょうが、強烈に時間がかかるので、暇を持て余してないと、取り組めませんね。
シン
物語の概略を拝見する限り、城繁幸氏の「「10年後失業」に備えるためにいま読んでおきたい話」のような筋なのかなと思いました。そのうち読んでみます。
ご想像と全く違いますが、気が向いたら買って下さい。
シン
読ませて頂きました。面白かったです。主人公が淡々としているところにも好感が持てます。私は、ぬるりが昇華していくとどうなっていくかということにとても興味があります。他人の評価を気にせず、趣味と小さな幸せでちんまりと満足する、ことにはならないんじゃないかと思います。何か違う形で社会に関わり、別の機能を果たしていきそうな気がするんです。この主人公も。続編に期待大です。
ご購読ありがとうございます!
まあまあだけど、こんな程度で満足すんなよ!っという激励だと受け取りました。突き抜ける方法を模索します。
シン
一人一揆
面白くて私は好きです!
展開が早く無駄を一切省いたお話ですね。主人公が淡々として平凡な人間のようだけど、
突っ走り出したら止まらない(後悔もしなければきっかけのAさんもどうでもいい)冷静だけどちょっとだけ狂気入っててもっと彼を知りたいと思いました。
ご購読ありがとうございます。
今回は出すことに重きを置いてエイヤで出版しましたが、Aさんのストーリーもあると面白いかもしれません。改訂版を出すつもりなので、参考にさせてもらいます。
シン
一人一揆読ませていただきました。
簡潔で淡々とした文章で、読点が多い文体は、西村京太郎に似てると感じました。
自分は、ストーリーの本筋とは関係ない風景描写などを、凝った文章で書く作風が好きではないので、簡潔な文章の方が好きです。
西村京太郎が、ベストセラー作家になったのも、読みやすい文章が一般人に受けたからだと思っています。
漫画家の絵の上手さと同じように、作家の文章力と作品の面白さは別だと思っています。
内容については、長く生きてきた主人公の人生観というか人間哲学が見れたり、庶民的な生活感を感じられるところが、面白かったです。
ただ、終盤があっけなかったと感じました。
自分は、基本的に推理小説しか読みません。
推理小説の終盤は、真犯人がわかったり、どんでん返しがあるので、そういったインパクトの強いオチに慣れているから、よりそれを強く感じてしまいました。
推理小説と違い、職業小説なので、現実的な結末を考えると、インパクトが弱くなるのは、仕方ないですが。
それと、主人公やその周囲の人物が、違法残業にそこまで苦しんでいないのが、お上に叛逆するカタルシスを弱くしていると感じました。
陳腐な考えかもしれませんが、冒頭で同僚が過労死か自殺して、他の同僚が見て見ぬ振りするなか、自分一人で会社と闘うくらいの方が、強いカタルシスを感じられる気がします。
ご購読ありがとうございます。
ラストの弱さは私自身も感じてましたし、もっとドラマを作った方がいいのか?とも思いましたが、日本人は戦うより、目の前のことが通り過ぎるのを愚痴を言いながら待っていることを選びますし、黙っているどころか戦った人間に石を投げます。その辺を描きたかったですが、消化不良でしたね。
加筆修正をしてますので、何かと合わせて出したいな、と思っています。書いているものの、完結させられずに頓挫しているネタがいくつかあります。
シン