リクエスト記事です。パイロットという仕事について書きます。
自動
実は飛行機ってとっくの昔に自動運転になっており、人間であるパイロットがすることはほとんど何もありません。単に何か想定外のことが起きた時の保険として座っているだけです。スイッチ入れて、自動運転モードにするだけです。
自動車も飛行機くらいに走行台数が少ないなら、楽勝で自動運転できますし、ドライバーは念のために座っているだけで十分です。自動車の問題は対向車など、他の車が突発的に干渉してきたらそう簡単に対処できないし、突発的なことが少なくありません。
つまり、飛行機は事故の可能性はほぼゼロだけど、たまに事故があり、その責任を取る人が必要だからパイロットがいるわけで、パイロットが自動運転から手動運転に切り替えて難を逃れたケースもあります。確率からすれば、明らかに自動車よりも安全な乗り物です。
組合
タクシードライバー並みにほとんど誰でもできる、と言っていいパイロットが高給なのは利権があるからです。職業組合が免許取得に意味ないくらいハードルを上げて、新規参入を拒んでいるから、供給を制限しているんです。
世界的に航空業界は左派組合の強い影響下にあり、高利益率を確保できる業界でもないのに、あれこれ理由をつけては身内を守るために税金をしゃぶったり、価格転嫁するので、破たんすることが多いわけです。JALだけではなく、世界中で本当によくある話です。
この辺は医者と似ており、業界が無駄にハードルを上げてあるから人件費が高いだけで、ほとんどの人は大した技術があるわけではなく、免許に守られただけの存在です。
その隙間をついたのがLCCで、小型に特化して自社でパイロット訓練を行い、その対価として一定の就業義務を設けたり、キャビンアテンダントをウェイトレス並みの待遇に抑えることで価格を下げたわけです。すると、コストは飛行機そのものに絞られます。
将来
航空移動のコストを今よりも下げたいなら、航空免許の取得基準を下げてしまうだけで事足ります。数百万円で小型飛行機の免許が取れるなら、個人レベルで大学に通う感覚で取れるし、それで航空会社が採用するなら、自社で訓練するところはなくなるでしょう。そうしたら、今のパイロットの待遇は壊れるでしょう。
でも、航空業界って、白人が牛耳っていて、MRJを見るとわかるように、白人様の機嫌を損ねると、ゴールポストをどんどん動かされてしまうんですよ。だから、ボーイング、エアバスの二強がロビー活動して法律を変えてしまうなら、パイロットの量産はあり得ます。
まったく関係ないアジア系航空会社のパイロットが白人ってことが割とあるんですけど、彼らって元軍人だとかで、ある種の退職金みたいな形で航空会社に再就職しているので、なかなか彼らに手を出さない、ということもあります。退役軍人会って、強い圧力団体です。
LCCが一般化してきたように、業界も変わってきてきますからパイロットの特権が永遠に続くとは思いませんが、利権構造はなかなか変わらないだろうと思います。白人世界は職業組合が強いですし、軍人を守る意識が強く、代わりの利権を与えない限りは今の利権を取り上げられないと思います。
まとめ
パイロットなんて、技術的にはタクシー、大型トラックの運転手の方があるくらいで、ほとんど自動だし、手動にする機会なんて滅多にあることではありません。それでも、割と高給をもらって、たっぷり休暇ももらえる特権的立場ですね。
航空会社の自社養成コースに採用されたり、航空自衛隊でパイロットコースに入れた人は税金を大量に使ってトレーニングしてもらえる権利を得た恵まれた人です。そうじゃない人はジャバジャバと自腹切って免許を取り、惨めに就職活動をすることになります。なんか、国立、私立の医学部の違いみたいですねw
興味深い記事でした。
旅客機パイロットはいざとなったらマニュアル操縦できる
必要があるし、トラックなどと違って、ライセンスを持った一般人がいたとしてもジャンボを操縦する経験はないでしょうから希少性はありますよね。
逆に操縦は自動操縦にして有事に旅客が助かる手段の方を手厚くするという方向性はありえますかね?パラシュートくらいしか思いつきませんが。訓練が必要ですが。
記事と関係ないですが、進行方向に背を向けた座席配置の方が墜落・不時着時少しはマシらしいですがなぜどこも採用しないのか不思議です。
記事ありがとうございます
利権でガチガチに固めた方が
特するのは悲しいですね
介護とかも仮に利権を持っていたら
高額報酬になっていたのでしょうか
つけものさんのリクエストだったんですね。ありがとうございました。
資格職は需給で価格が決まるので、規制で需給を絞って仕舞えば、本人の力量と関係なく最低保証が得られてしまうんですね。介護も資格を作って需給を絞れば同じことになるでしょう。
シン
またひどいこと言ってますね(笑)
実際には、非常事態に備えるための全般的な知識とか
緊張感とか
そんなに簡単なお仕事じゃないですよ。
そんなのタクシーの運転手でも同じではないでしょうか?具体的、定量的にその仕事がその待遇に見合う理由が述べられないなら、規制による市場制御による利権ということになりますね。
シン
記事とは直接関係なのですが、航空業界がらみのことでここにコメントさせていただきます。ゴールデンウィークに海外旅行に行ったのですが、オンラインチェックインが空港で大幅に普及しており、空港窓口業務に人員がダブついている印象を受けました。
また出国ゲートを過ぎて、飛行機に乗り込む際の搭乗券とパスポートの確認に六人ほど配備されていたのですが、二人が確認作業をしている間、残りの四人は行ってらっしゃいませと言っているだけで何もしていませんでした。
さらに待合ラウンジ(搭乗ゲートの近くで飲み物を飲んだり新聞が見れる部屋)の受付に三人も人がいて、一人が受付業務を行っている間、他の二人は座っているだけ。
もっと有意義な人材配備、活用方法は無いものかと思案にくれてしまったのでした。
正直航空券の価格に空港使用料だったり、窓口業務のコストって当然含まれているわけですし。本来ならば、そうした無駄をカットし、機体整備業務に携わる人員にもっと予算を割くべきなのではと思った次第です。
入出国ゲートでは指紋認証が普及しつつあるのは、ITの有効活用という点で、進歩が認められました。しかし、日本人の性なのか、それを活用する人は非常に少なく、入国審査官の前に長蛇の列が出来ているのは相変わらずですね。空港で指紋登録をするのに二~三十分ほどかかりますが、それを行えば入出国が圧倒的に楽になるので、年に数回海外に行く人にはお勧めです。