じゃあ、プランB

東京オリンピック種目にマイナースポーツが加わり、時代も変わったな、と思いました。勉強そっちのけで遊んでいて、その様子をYouTubeで流して巨額の報酬を得ている子供を見ると、ニュータイプだな、と言いたくなりますね。

学力

旧世代の人って、学力を第一価値基準にしています。だから、偏差値、学校ランクなんかで他人を評価しがちです。そういう教育を受けてきたので、それ以外で他人を評価できないのでしょう。それも間違ってはないのでしょうが、時代に合わないかな?、と思います。

学力を磨いて飯が食える人って、多く見積もっても全体の二割くらいでしょうか?一つの分野に尖った人なのか、実需のある専門を学ぶのか、の二択となります。それ以外は学力とは関係ない方をして飯を食うことになります。

そうなると、どう考えても学力があると思えない子供に塾通いさせて中学受験させて本人のためになるのかな?と思いますね。小学生の時点で必死にならないと上位も成績も取れないなら、もはや向いてないんだと思います。

ともかく必死に偏差値追いかけて、文系入って実需のないことをして四年過ごす。大学ブランドだけで大企業に入れば、定年までやり過ごせる、とかいう人生モデルはとっくに破綻してますよ。リストラが当たり前の時代はすぐそこに来ています。

興味

確かにスケボーだとか、サーフィンでも飯が食える時代になりました。本国で一定の成果を出してYouTubeなり、SNSコミュニティなりで露出を増やせば、アメリカから誘いがあります。ただ、それは突き抜けた場合です。

メジャーだろうが、マイナーだろうが、芸の類なんて10代前半にフルスカラーシップ取れないようなら、ほとんど目処が立たないのが一般的です。他人がお金を払うほどの光る才能がなきゃ、飯を食うことなどできません。

長くやることで味が出る、というような芸もないわけではありませんが、やはり始めて数年で成果が出ないことは、ずっと成果が出ないのが一般的です。売れない芸人ですら早い段階で一般はともかく、仲間内では別格扱いされているのが普通です。

うまく行った例だけを持ってきて、これからは義務教育なんてクソ喰らえ、YouTubeで食っていくぜ、というのも良いですが、極めてリスクの高いギャンブルに早い時期から手を出して良いのでしょうか?

プランB

やはり、プランBは必要だと思います。プロゲーマーだろうが、プロスケートボーダーだろうが、やりたいことを一生懸命やる方が、全く適性のない学力を磨くより人生を豊かにするでしょう。

ただ、上手くいかなかった場合、事実上の義務教育である高校も出てないと、引退後の選択肢を極めて狭めますし、最低限の基礎学力もないと、新しいことを学ぶことを困難にします。

何歳までにxというタイトルが取れない、aという指標が達成できない時は実需のあることを始める、というプランBがないと、上手くいかなかった時点で人生が破綻してしまいますね。その時に最低限の用意もないなら物凄く前からやり直すことが要求されます。

大学進学ももっとよく考えてするべきです。単に大卒資格だけなら通信で取れる時代です。それだけのお金と時間をかけてすべきことなのか?を真剣に考えてすべきでと思います。数百万円の借金背負って大卒になるだけでは割にあいません。

その時は文系学問に燃えていても、それで飯が食えるか?は別問題です。実需がないだけに、ちょっとした運が大きく結果を左右するかことも少なくありません。進むならダブルメジャーで実需ある専攻も選べるようにすべきではないでしょうか?

サラリーマンとして出世したいとするなら、まずは実需ある専攻を選び、仕事を得て徐々に管理職を狙う方が良いでしょう。経営者として適性がなくとも、最低限一技術者としては飯が食えるようにした方が無難です。経営学とか学んでも、生かす場面がすぐに来ることはありません。

スタートアップ始めるにしても、自分である程度の技術を持ってないなら、持っている他人を口説くところからスタートすることになり不利になります。失敗してもエンジニアとしてサラリーマンすれば人生は破綻しません。

まとめ

向いてもないことを我慢してやらなくても良いと思いますが、最低限プランBは用意しておかないと、人生が破綻します。スポットライトを浴びるのは才能、強運に持った人だけで、その他大勢は全く評価されません。

生まれつきプランBを持っているような人もいます。親が金持ちで芸能人を目指すなら良いと思いますよ。親が有力政治家なら三十過ぎまでバンドマンやっていても良いでしょう。人目を引く美形に産まれているならどうとでもなるのでは?

ただ、ほとんどの人は自分でプランBを用意するしかありません。ダメだったことなど考えない、という特攻精神は美しいかもしれませんが、失敗した時には廃人になる覚悟が必要になります。

案外、プランBとして用意していたことが、やりたかった芸で生きてくることだってあるでしょう。芸人として売れてきたからプランBとして磨いてきた料理の腕で評価された、とかもありますしね。

若い人、子供にはやりたいことを精一杯やって欲しいです。ただ、プランBは用意してもらいたいものです。人生の中で美しく輝く時間はほんの十数年で、残りの時間の方が長いです。

サッカーみたいなメジャースポーツですら子供の頃にフルスカラーシップでスカウトされて海外に行き、上手くいかずに底辺に落ちる、というケースがあまりにも多く、FIFAは移籍制限を求めましたね。フルスカラーシップも取れないレベルならリスクを徹底的に制限すべきでしょう。

オッサン、オバサンもプランBは必要でしょう。挑戦は素晴らしいが、必ずしも成功はしませんからね。

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もっちり
1 month ago

ぬるりと生きる ブログに出会ってから、時間とお金を使って行う行動は、ちゃんと出口戦略を考えるようになりました。自分はまだまだ甘いのですが、例えば、仕事と関連する資格ひとつとっても、今までは、何となく凄そうだからという理由でだらだら資格試験受けていたのですが、そうではなく、将来、こういう部署に行きたいから、その努力の証として利用するために、取る。取れなかったら、別の方法を考える。と、ちゃんと期限を区切るよう意識しています。

自分を客観視しながら物事を進めるのは難しいです。

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