責任を取るって大変なことですが、生きていること責任を取ることはほとんど同じことですね。
決断
ほんの小さなことですら、決断は決断であり、決断をしたからにはその責任がありますし、多かれ少なかれリスクがあります。昼ごはんにA定食、B定食のどちらを選ぶかですら決断と言えば、決断ですし、それがもしかしたら大きな差になるかもしれません。A定食を食べて食中毒になり、大事な仕事ができず、失職することだってないわけではないでしょう。
一般的に言って優柔不断な人は何をしてもダメです。昼飯すらさっさと決められないような人で重要な仕事ができる人などまずいませんし、その決断の結果、あまりおいしくなかったとか、他を選べばよかった、とか言うような人もアホです。すでに変えられないこと、たいした被害もなかったことをぼやくのは時間の無駄です。
多くの場合、すぐに決断せず、先延ばしにしていいことはありません。期限があり、それを超えてしまえば、何を選んでも失敗、というケースも珍しくありませんね。例えば、値下げを飲んで仕事をするか、値下げをせず更に交渉するか、を選ばず、決断せず放置したら、その仕事がなくなり客先との関係が悪化することは珍しくありません。最悪の結果となります。
責任
誰だって責任を取りたくはないんですよ。でも、決断するからには責任を取るしかありません。管理職なんて決断し、責任を取ることが仕事みたいなもので、部下の細かいミスを探し回るのは仕事じゃないんですよね。そんなことしても、良い方向に行くわけがありません。
その責任を取るから決断をする権利が発生するわけで、それだけの報酬を手にするわけです。一般的に言って、アメリカ人管理職は日本人管理職より報酬が高いですが、それはそれだけの責任を取っているからだといえます。自分の裁量で人を雇いますし、予算管理をしますし、その結果の責任を取ることになります。
もちろん、自分が生き残るために他人、部下を犠牲にして逃げようとするアメリカ人管理職もいますが、それにしたって、それを正当化するのは並大抵のことではないです。チームが機能不全を起こせば、マネージャーがGMに詰められますし、その部署が機能不全を起こせば、GMが取締役に詰められます。取締役がやらかせば、株主にやられます。
所在
日本企業って権限も与えないけど、責任も取らせないんですよね。その仕事の責任の所在が誰にあり、それを判断するのが誰なのか、という決め事がなく、うやむやになっているので、チームが崩壊しても、担当者、マネージャーが異動するくらいであいまいな決着をします。
優しいといえば、優しいのかもしれませんが、問題がどこにあって、何が原因で発生したのかをきちんと把握するのでなく、誰も責任を取りたくないから、順繰りに責任放棄することで、何の責任もない担当者が辞めている、とか訳の分からないことになっています。
不思議に思うのが、「辞めて責任を取ります。」とか、日本企業では担当者レベルが言って、それで迷惑をかけた取引先が納得することがあるんですよね。そんなの責任を取ってないと思うんですけどね。担当を管理してなかった管理職の責任、そういう組織を作っていた管理職の責任とはならないんですよ。
多くのアメリカ企業では会社と会社のもめ事に担当者が辞めることで解決することなどなく、単に損害補償を交渉し、話しがまとまらなければ裁判に移行するだろうと思います。そうじゃないと迷惑かけられたほうに何の得もありません。
まとめ
連帯責任って悪いことではないですが、それは担当者の責任は管理者の責任ですよ、という意味であるべきで、管理者の管理責任を放棄して、担当者に責任を取らせることではないと思います。でも、管理者も責任取らされるなら、相応の権限は必要ですし、担当者も報告義務があります。そして、報告義務を果たさない部下を警告、場合によっては解雇するのも上司の責任ですね。
日本企業って責任すらウォーターフォールだなwと思いますね。誰も責任を取らず、フラフラと下のほうへ流れていき、最終的には時間とともに問題が有耶無耶になっていき、失敗を認めて対策をするわけでもなく、上の体裁のためにすでに意味のないことが延々と続けられるんですよ。
親会社の責任を子会社や派遣さんに押し付けて懲罰的に辞めさせたりさせることをしてきますね。
私は、クズなので耐えましたが、耐えられない人は適応障害や心の病気になりましたね。
管理職って責任が給料に反映するのになんでこんなことするんだろ?って思います。
シンさん、壊れましたか。
この記事は「責任を取る」ではなく日本企業の批判になってしまっています。
日本企業では誰も責任を取らないなんて、シンさんは日本企業で働いたことがあってその経験から言っているのですか?1つ2つの企業で働いても、その企業だけの特性かもしれませんし、決めつけで文句ばかり言っても何も始まりません。それこそ「無責任」なしゃべり散らかしです。
海外移住者の中に、日本と離れて生活しているのにもかかわらず日本の文句ばかり言っている痛い人をよく見ますが、今のシンさんはそれと変わりませんよ。
まったく壊れてませんよ。感情的にならないでください。日本企業は管理職が責任を取らず、下に責任を取らすなり、有耶無耶にして誰も責任を取らないのが基本です。良くも悪くも全体主義で、それがうまくいっていた時代は良かったけど、今は通用しないよ、という話です。
認めるところは認めないと成長しません。何度も言いますが、日本は成長してないだけでなく、のんびりと豊かな時間を過ごしているわけでもなく、何の意味もないことを長時間強要される国になってしまった、という現実があるのを嘆いています。
文句だけつけているわけでもなく、信越のように日本人にあった流儀を確立し直すべきだ、とも記事にしてます。首を切りたくないなら慎重に採用し、スペシャリストの育成によって倍、三倍の速さで正確に業務を進められるようにすべきです。その為には前年並みに採用して適当に配属する、とかしては絶対にダメです。でも、日本企業の多くがしてます。思考停止して前例主義になっているのです。
シン
私は日本企業群が全体として苦境にあるというのは事実だと思っていますが、様々な問題の根本は「組織構造」であり、個々の日本人労働者の平均的な実務能力とう点ではむしろ他国の労働者よりもずっと秀でていると感じています。
だからこそ、時代にあった組織構造にさえ作り変えることさえできれば、もう一度日本企業が隆盛を取り戻せない理由はないと思っています。日本社会も日本企業も制度疲労を起こしており、あらゆるリソースが膨大に非生産的な活動に浪費されているのではないでしょうか。
ご縁があって超がつくほどの伝統的な日本企業、同じように長い歴史を持つ欧州企業、典型的な米企業のいずれでも働いたことがありますが、個人レベルでの人材の質という点では大した差はないと感じました。ただ、日本企業のガチガチの減点主義の組織下では、せっかくの才能やアイデアが埋没してゆく状況に出くわすことがあまりにも多すぎました。
日本企業はカイゼン活動など無駄の徹底排除を標榜する一方で、収益を出すためのもっとも重要なリソースで人的資源を膨大に無駄にしているのは皮肉な状況だと思います。一度伝統的な組織構造を全て破壊してしまい、出直した方が未来があると感じるのです。そしてそれは早い方がなお良いと思います。
全くですよ。私も日本人が外国人に比べてダメだとは思ってません。実際、黄金時代もあったわけですし、組織構造を今の時代に作り替えたら復活もあると思っています。人口問題もあるので、以前ほどの存在感は難しいでしょうが、小さいながらも味があり世界から尊敬される国に戻れるはずです。でも、それを何のメリットがあるのか、まったくわからないことを平気でして経営資源の浪費をしているのが多くの日本企業です。それが嘆かわしいです。
シン
なるべく責任取らずに生きていくのも良いですけど、周囲から責任取らないから相談する意味もない人とみなされ、段々と意見が軽視・無視されるようになってきます。そうなるとやはり生きていて面白くないですから、多少度胸をもって、責任は取って行きたいよなぁと思います。
そうですね。責任とらないのは楽ですが、取らないと軽視されるようになります。そうすると人を動かすことはできなくなってしまうんですよね。
シン
日本人の最高の責任の取り方は、切腹ですもんね。ハラキリ、自殺。現実逃避。日本だけで通用するやり方ですよね。
論理破綻の感情国家だけで成り立つ世界観。「あ~!!もういいっー!!やめればいいんだろ!!」
これを冷静にかっこつけてやってるのが切腹のような気がするんですよね。みっともなくやるべきことやって死ぬのが責任の取り方ですよ。
万歳突撃やめて、陣地持久戦やった硫黄島の戦い方が、責任取るという感じでしょうか。ただ、兵士は地獄だったでしょうけど。「17歳の硫黄島」読むと、それを感じます。
俺は、万歳突撃させてくれというかもしれませんが。あの地獄よりもましなので。
子供連れて心中するのも、日本だけで通用するやり方ですよね。論理、効率というのはつくづく欧米的な思考だと感じます。
世間体、感情、形式、そんなのでモヤっと生きてるのが日本人のような気がします。気楽ですw シンさんがいつもおっしゃるように、いざとならないと起きないんでよ。脅かされたりしないと本気出せない感じ。
負け戦になっても特攻せず、最善を尽くして戦いきるのはキツイし、負けを認めて降伏するのもキツイです。株を勉強中のルシさんにいうなれば、上がり目のない株を黙って年単位で持ち続けるのはキツイし、すぐに損切るのもキツイです。楽なのは根拠もなくナンピンを繰り返して買値を下げて、ポジションを膨れ上がらせてしまうことです。そうなると、信用枠まで使ったり、生活防衛資金にすら手を付けることになりかねないので、株価が下がり続けたら人生がメチャクチャになりかねません。
最善を尽くして最後まで戦いきった敗者は称えられるし、戦況を見切ってすぐに降伏した敗者も称えられます。でも、どっちつかずで効果が理解できないような特攻をかけても、頭おかしい人としか思われません。神風特攻隊の若者たちを思うと申し訳ない気持ちで一杯になりますが、そんな馬鹿な作戦を立てた将校たちには怒りしか湧いてきません。日本企業勤務で働き、税金を納め、国益のために頑張っている社員には申し訳ない気持ちですが、何のメリットもないことを命令する幹部職は今すぐにでも辞めてもらいたいです。
シン
お返事ありがとうございます!
〉楽なのは根拠もなくナンピンを繰り返して買値を下げて、ポジションを膨れ上がらせてしまうことです。
思わずうなりました。今の自分は大暴落待って、買値下げることだけに躍起になってる感じです。
責任から逃げるのも、キツさから逃げるのも結局、同じことなのかもしれませんね。
イチかバチか、個別株にいくか!
うん?イチかバチかって、万歳突撃と同じでは?いや、個別株投資は「根拠」があってやるではないか、少なくとも自滅目的ではないし。
初心者の私は、インデックスナンピンも程々にやりながら、個別株もこちらで勉強させていただきつつ、ぬるり生活目指したいです。
いざとなれば、ハラキレばいいし。これじゃ駄目ですねw
>うん?イチかバチかって、万歳突撃と同じでは?いや、個別株投資は「根拠」があってやるではないか、少なくとも自滅目的ではないし。
個別株は何かしらの可能性を信じて買うもので、イチかバチかで買うものではないです。イチかバチかで買うなら、それは投資ではなく、投機であり、ギャンブルですから、時間の問題で負けるだろうと思います。
>いざとなれば、ハラキレばいいし。これじゃ駄目ですねw
それは無責任な考え方になってしまいますから、自分の決断には責任を持ってやりきる覚悟がないと、自分が困るだけでなく周りも迷惑します。
シン
おっしゃるとおり、投機オリンピック自滅の旅ですよねw
ところで、個別株の可能性について、これだ!という会社の株を選ぶ際、業界を絞ったりされますか?
アセットアローケーションというものは、シンさんクラスになると考慮せずに、得意分野に集中投資という感じでしょうか。
「今は無き」木村剛さんは20銘柄推奨されてましたが、いかがなものでしょうか。そこまでするなら、ETF買っておけばいいのにと思ってしまいますが。
私は何かしらの根拠、テーマを決めて集中投資します。遊びで一枚持っている、とかを除けば一銘柄に全てを集中させます。それ以外の資産はインデックスに放り込んで放置してます。
私はお金に対してファッキューマネーを作った人以外の言うことを信用しないので、バンカーだ、アナリストだ、コンサルタントだ、とかいう人の意見は聞き流します。
シン
過去の上司(部長)3人中、2人から懲罰便所掃除(or床掃除)当番の経験がある。
一回目は他部署と相談をしたこと、二度目は上司より活躍した事が原因。
日本の出る杭を打つ文化 サル山文化を早く終わらせたいです。
完全にパワハラですね。記録をつけておいたほうがいいですよ。
シン
権限と責任の所在がはっきりしないのは戦前の軍国主義のなごりなんだろうな、と思います。
先の大戦でドイツはナチスとヒトラーが全て悪い、ときめつけて終わりましたが、軍国日本は結局誰が何が悪かったか?戦犯がよく分かりませんよね?
ちなみに新卒一括採用~年功序列~終身雇用のセットや財閥~多重下請け~天下りのセットは国家総動員体制のなごりだそうで、今も一番堅持してるのが公務員組織ですよね。
働き方改革(笑)と言いながら徹夜で作業してる国会担当見てるとコントでもしてるのか?と失笑しますw
80代 軍国教育を受けた世代
50-70代 軍国教育を受けた世代に教育された世代
40代以下 戦後教育を受けた世代に教育された世代
大雑把に分類してみましたが、こう見るとあと10年もすれば軍国教育の影響が薄くなり30年後にはほぼ消えるんじゃないか?と思いました。
高校野球は軍隊の名残だそうです。
開始時にサイレンも鳴りますしw