じゃあ、ゴール設定

何かをリスク込みでやるなら、ゴール設定は必須で、曖昧なままに突き進むと、幸運に恵まれないと、全てを失い、ゼロどころか、マイナスに陥ります。

オフ

何かを始める、というのはオフなので、何かを失うことで、動き出します。私は地面から足を離して、何かに向かって飛んで行くようなことをイメージしています。高く飛べば飛ぶほど、広い景色は見えるし、気持ちいいけど、足が着いてないので、バランスを崩せば、真っ逆さまです。

学校に行く、資格を取る、とかはなんとなく頑張っていて、地に足が着いているような気がするのですが、それをする為に時間とお金を費やしている投資であって、他に使う可能性を捨てて、踏み出した大きなオフであり、それを意識してやるべきです。

単に努力していれば、報われるわけではなく、正しい方向に正しい量の努力をしなければ、報われませんから、努力している、という言い訳を使って、方向の定まらない投資をしても、それは浪費になってしまいます。

着地

飛ぶことばかりに気を取られて、着地を考えてない人って多いのですが、飛ぶ以上に着地って難しいものです。勢いで飛ぶことはできても、勢いで着地をすることは出来ず、勢い余って、着地出来ず、大惨事になります。

例えば、とても予備試験に合格出来ないレベルの人がロースクール経由で浪人を繰り返して、なんとか司法試験を下位合格しても、その投資は回収困難になり、不良債権化するのは目に見えてますが、これは着地点を見つけずに動き出した結果です。

飛ぶ前に着地点を想定して、それがリスクに見合うものなのか?、をきちんと判断せずに飛び出せば、飛んでから、着地点を見つけるのは困難になり、エイヤ、と降りたところが障害物だらけなら、最初からダメージを負ってスタートすることになります。

プランB

英語で、本命の計画が崩れた時に予備の計画を用意することをプランBと言うのですが、これは本当に重要で、本人がいくら努力しても、どうにもならないケースは珍しくなく、きちんと準備して、飛び出して、決めた着地点にたどり着いたら、途中で環境が変わったとかはいくらでもあります。

ハイキングに行こうと計画していて、天気予報も晴れだったけど、当日、雨が降ることはザラにあります。その時に雨が降っても楽しめる計画がしてなければ、手持ち無沙汰で、その日がつぶれてしまいます。

プロミュージシャンを目指して、25歳までにメジャー契約出来ないなら、実家の家業を継ぐ、と親に話をしてから、真剣に取り組む、と言うのがプランBで、結果がダメでも、ダメージが少なく、その後の人生を歩んで行くことができます。

最初から家業を継いでいた方が良かったじゃないか?、と言うのは結果論であり、好きな音楽でメシが食える夢を見れたのも、人生の中で大事なことだと思います。出来るか、出来ないか、はわからないけど、やってみたいのは全く悪くないので、プランBを用意してからやりましょう。

まとめ

やらない後悔より、やった後悔の方がマシなので、どうしてもやりたいことはやるべきだと思うのですが、飛び出す前に着地点を見つけるべきだし、着地点が見つけられないなら、やらない方がいいです。また、やる前に期限を区切り、プランBを用意すべきです。

意識高い系の人が行き詰まりを感じて、自分が変わるのでなく、環境を変えることで、打破しようとすることは多いですが、ダメではないが、順序があり、順序も守らず、思い込みだけで飛び出せば、ほぼ間違いなく失敗します。

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どなるど
6 years ago

先日、資格の予備校で話を聞いてきた私にとってタイムリーな記事です。弁理士の取得を目指してたんですが、小泉さんが知財立国を目指し、弁理士登録一万人を達成されてから、資格プレミアムが薄れてきたことに気づきました。最近の受験者数の減少がそれを物語っています。
肝心なのは業務できるかどうか、ですが(たかが)資格取得に大変な時間とお金を捧げるのはコスパ悪いと思ったので撤退しました。ぬるりといきるためのゴールの設定をGW中に考えたいと思います笑

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