面白いＩＰＯを見つけたので皆さんと共有したいと思います。Wantedlyという会社で簡単に言うとLinkedInの日本版を目指す会社らしいです。
仲暁子氏
創業者ＣＥＯの仲さんは京都大学経済学部を卒業してゴールドマンサックス、フェイスブックジャパン、起業と言う経歴の女性です。ＩＴエンジニアで技術的なことでなく、広報活動が得意な人みたいですね。前に取り上げた村田マリさんと似た感じを受けます。口が上手そうでＴＥＤでも講演してますし、見た目もそこそこ良く広告塔として目立ちます。（こちらの方が経歴が明らかに華やかですが。）
これだけなら女性起業家として男性社会を崩す一石になってほしい、マリさんの汚名を晴らして欲しい、という感じなんですが、この人はＩＰＯ前からネットで炎上していて不穏なにおいをさせています。簡単に言うと自分の都合の悪いことをネット上から消すために自分の画像を勝手に使ったことをグーグル様に通報して消去しました。
指摘
ネットであった指摘をまとめると下記のようになります。
・こんな規模のＩＰＯに何の意味があるかわからない。
・売り出し規模が少なすぎる。（たった４千万円）
・資金使途が不明（オフィスの内装に使う？はあ？）
・前回の増資に対する評価額の半額しかない。（なんで？）
・ギリギリラインの決算で上場（何とか黒字）
・やりがいの搾取（仲さんの株独り占め、ストックオプションほぼ皆無）
私が言っている「女性はセコイ」という主張を見事なまでに突き通してくれたので苦笑しかないですｗ なんで上場するのかわからないけど、こんなの仲さん、マリさんの古巣のサイバーエージェント、エンジェルで入った木村新司さん（シンガポール、成金島ことセントーサ島に住所がある。）しか「ココロオドル」人はいませんよ。
ちなみに創業者の一人の萩原学さんはＩＰＯするっていうのに１年半前にひっそりとＣＯＯを退任して簿価で持ち株を奪われているですけど、どんな内部抗争があったんでしょうか？やり手の木村さんやサイバーエージェントと組んだ仲さんに公開処刑を喰らってたたき出さされたんでしょうか？（勝手な憶測ですｗ）
でも、起業家にとってＩＰＯこそが唯一無二の目標のはずなのに、すでにＩＰＯ準備に入った時に辞めて株を叩きうるってよほどのことですよ。私なら仲さんと仲違いして会社を辞めても、持ち株だけは意地で絶対に手放さないですね。
ともかく、仲さんの株独り占めで取締役はともかく、執行役員クラスだとほとんど持ち株を持っていないので、今の時点でＩＰＯされてもファッキューマネーどころか、ちょっとしたお小遣い程度にしかならないですから、マジ勘弁してよー、と言う感じでしょう。今までのタダ働きしてきたような気分になるでしょう。まあ、第二新卒レベルの若者がほとんどみたいなので笑い話、武勇伝、持ちネタで済むのかも知れません。
目的
イマイチやりたいことがわからないのですが、想定時価総額、約４０億に対して市況もいいのでロックアップ付近１．５倍くらいまでは行くんじゃないかと思います。すると、時価総額は６０億円くらいになるでしょうか？仲さんは４０億円ゲットして、ロックアップが外れた所でタワマン買うくらいは処分するのかもしれません。そこから上場ゴールの流れでしょう。
エンジェル投資家、ＶＣもそれぞれそれなりにまあまあ旨みがあるのでいいんですけど、倍評価で増資した時に入った日経新聞はよくこんな話を了承したな、と思います。「まだまだあがりますんで、我慢してください。上場していれば儲けやすいですよ！」とごまかしてしまったんでしょうか？大企業ですし、１億円くらいははした金です。イメージの為に買ったのもあるでしょう。
何か裏がありそうですが、あまり良くわかりません。仲さんっていうか、仲さんの取り巻きにやり手が蠢いているので何かを狙っているのでしょう。ともかく、ＩＰＯまでこぎつければ利確できるっていうだけじゃないような気がします。ダウンラウンドで上場なんて私が株主ならぶち切れますよ。逆にこのまま上場ゴールならそれはそれですごいです。
まとめ
私のところにもグーグル様から警告が来るんでしょうか？ｗ 著作権は侵していませんし、書いてあることはすべて公示されていることなので、プライバシーも漁っていません。罵詈雑言も書いてません。それも経験なので、しばらく待ってみようと思います。結構美人の仲さんと仲良くなれるかもしれませんしｗ
なんか、よくあるアメリカのパクリ、なんちゃってＩＴ企業がまた上場するのかぁ、という感じです。まあ、お金が回ることはいいことですし、頑張ってもらいたいですが、あんまり応援したいスタイルではないですね。色んな意味でセコイです。
流石シンさんと関心して記事を読みました。此くらいは調べ上げないと株は買えないのか？自分の様なフィーリングのみで株を売買していれば、日経やダウに揺られる小舟の様でした。工作機械の記事も指摘された時に持っていた銘柄を処分すれば良かったと思っています。大変参考になる面白い記事でした。
少なくとも公示情報は全部目を通して流れと見通しを予測した上で買うべきだと思います。私も騙されますが、後から思うとやはり兆候があります。その兆候を読み取れるか？が個別で勝つ為の手段です。
シン
成績はインデックス以下ですが、個別銘柄で勝負していきたいです。
一部の才能がある人を除くと個別株投資は時間の無駄で趣味みたいなものです。私もインデックスに大幅に勝ち越しているわけではなく半ば趣味です。
シン
無駄で趣味的なものが価値観であり人生を豊かにするのでしょうね。
まったくです。役に立たないことほど楽しい、人生を豊かにするものです。
シン
こういう人に中途半端に関わったら大火傷しそうな気がプンプンします。創業仲間ですら切る人間なのですから、自分がよければそれでいいのでしょう。
村田マリさんもそうですが、女性経営者の中には異常にケチでがめつくて、都合の良い時だけしゃしゃり出て、そして都合が悪くなったら雲隠れして嵐が過ぎるのを待つ、極めて自分勝手な人間がたまに居ます。どういう神経をしているのか分かりません。
というわけで個別株を買うのは、私は優待目的だけにしています。
実際に何が起こったのかは知りませんが、公示から時系列だけ、株主を拾っていくと酷すぎる独り占めであり、異常にケチだと読み取れます。こういう人に中途半端に関わると大火傷するので、関わるなら、エンジェルとして上から入っていくしかなく、下について分け前をもらおうとしても少しお願いしたくらいでブチ切れてぶった切られそうです。
似た案件のグノシーとは真逆パターンでグノシーの創業者グループはVCに乗っ取られてIPO時点でCEOの持ち株は少なくなっていて、お飾りの雇われ経営者状態でしたから、仲さんは上手いと言えば上手いのかもしれません。そこは学生起業の福島さんとゴールドマンでサラリーマンして揉まれた仲さんの差でしょう。
ただ、ここまでケツの穴が小さいという評判を立てて、今後の発展は厳しいでしょうね。まともな人は入ってこないし、協業もしたがらないでしょう。上手くいかなくなれば責任取らずに逃げそうですし。
シン
面白い記事でした。私も分析が素晴らしいと思いました。
>ちなみに創業者の一人の萩原学さんはＩＰＯするっていうのに１年半前にひっそりとＣＯＯを退任して簿価で持ち株を奪われているですけど、どんな内部抗争があったんでしょうか？
普通に陰湿でエグい話に聞こえちゃうんですが、批判も受け付けてくれないのでしょうか…。例えば、段違いに肖像権を侵害されてるプロ意識高い学生のte○uさんあたりが同じウルトラCをやった(やる政治力があった)として、渦中のさなかに、「国籍について不適切なやり取りあった」とか言い出したらGoogleはどんな判断するのか、等興味尽きません。やはり本件は、シンさんの以前の記事にあった様に、M女史と対談でもして「あー、ヤダヤダ男の嫉妬」幕引きに期待でしょうか。「女性も男性もココロオドル社会に！」とか媒体で掲載されたら私は小躍りして読み込みそうです。
しかしこの件でシンさんと、美人のN社長の接点ができたら羨ましすぎて悶絶すると思いますwww
仲さんは一線を踏み越えているわけではなくマリさんとは違います。同じ匂いがしますが、これは大きな違いです。
だから、仲さんは一年以内に時価総額100億突破して、2、3年で200億に持っていければケチンボの評価はなくなり、凄腕経営者として褒め称えられるでしょう。
このまま上場ゴールで内部告発連発の泥沼になれば、マリさんとは組んで男性社会への非難、有能女性への嫉妬で迷惑した、という雰囲気作りを始めてるかもしれません。
ともかく、仲さんとコンタクトしたらブログで報告します！w
シン