じゃあ、言論封殺

私が前に書いた記事に対してコメントをもらって改めて調べてみたんですが、女性論ってやっぱり超危険な議論テーマなんですねw そりゃ、ぬるりはグーグル様に嫌われるし、女性がらみの記事ばかりがベスト10に入るわwと思いました。

じゃあ、女性脳
男性からすると、女性は意味不明で、突拍子も無い存在だと思うのですが、これは右脳左脳を繋ぐ神経が太いからだそうです。 若い男性諸君はイライラせず、そういうものだと理解して接すると妻、娘、彼女、同僚などを適当にあしらうことができるでしょう...

https://assets.documentcloud.org/documents/3914586/Googles-Ideological-Echo-Chamber.pdf

上記が例のグーグル勤務のエンジニアが解雇されたメモなんです。極めてまともなことを書いており、これで解雇になるなら、私はグーグルに絶対入れてもらえないなwと思いました。

James Damore氏

著者であるDamore氏のLinkedinを見ると、イリノイ出身で地元州立大学を出た後にステップアップを目指すためMIT、ハーバードのインターンに参加してMITでアシスタントの職を手にしハーバード修士に合格、グーグルに入社した苦労人の若者みたいです。(ありがちなパターンです。)

彼は西海岸、東海岸育ちではない田舎の人で「ポリティカリーコレクトネス」をあまり意識せずに育って「これを言うとヤバイ」という感覚を身に着かなかったのでしょう。田舎のギーク系秀才と言う空気読めない典型的白人だと思います。ギークって思ったことを平気で口にしますからね。

ハーバードはこういうことにうるさいほうですが、同じようなギーク男性に囲まれてあまり意識しなかったんでしょう。トップスクールの理系なんてアメリカでも白人、アジア人の男性だらけで、フェミニストなんてまずいません。女性がらみの発言を目くじら立てて騒ぐ女子学生がいる文系出身ならこういうことは絶対に言わないでしょう。

ちなみにJames Damore氏のLinkedinアカウントを見ているときにPeople Also Viewedに知り合いが出てきてかなりドキッとしましたw ダミーアカウントで見ているのにリアル知り合いが出るとかなり緊張感が走りますねw 本当にびっくりしました!これ以上はDamore氏の二の舞になっては困るのでコメントを控えます。

流れ

最初はグーグルのアファーマティブアクションっておかしくない?という素朴な疑問から発して上記のメモを上げて、それはほとんど無視されたようです。(多くの人はポリティカリーコレクトネスに引っかかることを察知して流したのでしょう。)このことを何人かと議論をしたみたいですが、それ以上は発展せず放置されました。

これが大事件に発展するのはフェミニストが目にして怒り狂い拡散し、グーグル幹部、人事に怒りの抗議メール、突撃電話で騒ぎまくりました。他のIT企業のフェミニストと共闘してDamore氏だけでなく同意した人、好意的だった人まで攻撃対象にするのは時間の問題になり、手がつけられなったグーグル幹部は解雇を決めた、と言う流れです。

こうなったら、Damore氏は諦めて顔出して「そういう人」に徹することで賛同者からの救いを求めるしかありません。グーグルがダメなら、別のIT企業に行くぜ、ということは無理な立場になり、経営者自らがあえて助けをだしてくれる会社にしか受け入れてもらえません。

ぬるり

この流れって第2版から読者の人は知っていると思いますが、私も経験者です。普段の私の主張を読めばわかりますが、Damore氏と似たようなことを言っていますし、第2版ではもっと激しい言い方をしていたので、フェミニストの女性に目をつけられて壮絶に荒れました。

彼女に何を言っても話が振り出しに戻るので議論にはならず、私のメールアドレスに毎日抗議のメールが届き、それを無視して受信拒否するとメールアドレスを変えてすごい長文の抗議メールを送ってくる。

それが何回か続くとアンチブログを立ち上げて、私の記事を無断転載しては嫌がらせ記事を毎日上げていました。それはそれですごい執念だと感心しましたよw そして、賛同者(主にプライドをずたずたにされた文系男性)を引き連れて正義の拳を私に向けたんです。

フェミニスト団体とか、官庁のセクハラ対策室にもメールを送られたみたいですし、Damore氏とまったく同じ状況ですよ。それでも、無断転載を止めるように運営のJugemは一切動きませんでした。「当事者同士で話し合って欲しい。」と言って責任を丸投げし、ぬるりと生きるは休止に追い込まれました。最終的にはアンチ同士で抗争になり、アンチブログも休止、再開、休止と混乱を極めて収まりました。

最後はその女性が疲れ果てたのか、1年くらいでネット上に現れなくなり、今に至ります。その時の凄まじい荒れっぷりはネット上にログが残っていますし、興味がある人はその辺の履歴を追ってみるといいでしょう。

まとめ

例の女性はまだ見ているのでしょうか?ならず者の私もだいぶ反省して書き方を改めましたが、それでもダメでしょうか?こういう言論封殺って真の男女平等に遠のくんだと思うんですよ。違いは違いと認めて、お互いに尊重すべきです。

ともかく、Damore氏と違って、私は匿名でやっていたので実害はありませんでしたが、特定可能だったら、あらゆるリアル関係者に妨害工作をされていたでしょう。そうなれば、温利は開き直って顔出ししてメディアのインタビューを受けるくらいになっていた可能性があります。そういう意味では私はDamore氏の先輩ですw

私はどんな属性の人も出来る限り本人が望んでいることで楽しみながら暮らしていけるのが一番いいと思っており、その為には対話が不可欠だと思うのですが、アメリカ社会はマイノリティー(弱者様)に対して意見することは許さない、と決めてしまっていて、それは日本は見習うべきじゃないだろう、と思いますね。

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でら
7 years ago

女性に対する言論でややこしいのが、例えばフェミニストが、「女性はAだ(Aとは、共感力が強いとか、現実的だとか、いわゆる女性に対してよく言われる論説です)」と言ったとします。
そしてそれを踏まえて、シンさんのような人が「女はA’だ(A’とは、先ほどのAと同内容をやや批判的に言い換えたものです)」と言った場合、言い換えただけなのに、先ほどのフェミニストが何故か怒りだして女性差別者認定をしてくるケースが多いことです。

シンさんは「人それぞれという議論は無しで」と言いますが、女性は、男性から女性全体を一般化して議論されるのを非常に嫌がる感覚が脳に埋め込まれているのではないでしょうか。
確かに人間は多様であり、男だから女だから○○だというより、個人個人をよく見ようという意見は分かりますが、それにそぐわない言論を封殺するのは行き過ぎなのじゃないかと思いますね。

2+
ブッチャー
Reply to  シン
6 years ago

>もっと前向きな議論をしたいですが、それは女性が望んでないみたいというか

まあ、「議論」なんてものができない性格の女性達がけっこういますからね
(もちろんそうじゃない女性もいますが)
「相手の言動内容のここがこう不当だから、批判をする」 のではなくて、
・「当不当なんて知らないけど、なんか気に食わない。私が気に食わないんだから攻撃してもいい」
という、壊れた倫理観・攻撃欲求。さらには、
・「攻撃するためなら、相手言動の捻じ曲げ・捏造でもいくらでもしてやる」
という、壊れた倫理観・攻撃欲求

そして捏造攻撃をやる際に、相手が男であれば、
「こいつは女性差別主義者です! 女性蔑視主義者です!」
としてやれば、この女性優遇社会では封殺しやすいとわかってて捏造している

むかし、テレビの中の田嶋陽子が、おかしな事言って嘲笑されると、
「また 女 をバカにして!」 と捻じ曲げていました。
私は、こんな捻じ曲げを平気でやれる女なんて、田嶋氏ぐらいだろと無意識に信じていました。
しかし、日本中にも、世界中にも、そんな女がいっぱいいました、、、、

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ブッチャー
Reply to  でら
6 years ago

>女性は、男性から女性全体を一般化して議論されるのを非常に嫌がる感覚が脳に埋め込まれているのではないでしょうか

男から、「女性は~~だ」と語られること自体が、内容の当否問わずとにかくイヤでイヤでしょうがない感じの、女性達がいますからね
その嫌悪自体だけでも、異常だよなあ、勝手に劣等感や対立意識持ってるのかなあ、と思います。
しかも加えて、
「なんかイヤな気分になったから、(内容が正しかろうが自分と同意見であろうが)『女性蔑視だ女性差別だ』と、いつものでっち上げで封殺してやれ!」
という、壊れた倫理観ですからねえ

0
カッペ
7 years ago

某フェミ団体と七年に渡り本人訴訟をしまくった私が通りますよ。。。

まあ、既知外と渡り合うには、こちらも人生ブン投げて既知外になるしかないわけでして。
まさに穴二つです罠。
しかし、そのフェミも、それまでは影に隠れてやってきたものの、本人尋問で対面に引きづり出されてやり込められたわけですから、これに懲りて以降やたらなチョッカイを出さなくなったとしたら慶賀の至りではあります。

2+
しゅうまい
7 years ago

Damore氏の主張は事実に基づいて述べていると意味でより「真実」ですが、米国の社会思想に照らして「正しくない」からこそ、叩かれたんだと思います。真実かどうかと正しいかどうかは全く別であり、正しいかどうかの判断基準はその国の社会思想となります。

米国の社会思想は、多様性の尊重と結果平等(機会平等ではない)を推進することが「正しい」と選択したため、それに合致しないものは正しくないものであり、当然非難の対象となります。

Damore氏が本当に公に自分の主張を通し、信念に沿って生きたいなら、それを受け入れてくれる国・社会なり組織に行けばいいのでは?と思います。グーグルに自分から望んで就職しておきながら、会社の思想とも米国の社会思想にも沿わない主張をされて騒がれたら、グーグルもいい迷惑だと思います。こんな主張をすれば袋叩きに合うのは目に見えてるのに、正直Damore氏が何を成し遂げたかったのか理解に苦しみます。

リスクをとって結果に責任を持つ覚悟がないのであれば、本音の建前を使い分け、理想と現実の齟齬の折り合いをつけるのが周りに迷惑をかけないという意味でも重要だと思います。

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Garfield
7 years ago

フェミニストにしろ学歴中毒者にしろ、何で客観的な事実を直視できずにイデオロギーを通してひん曲がった解釈をしてしまうのかなと疑問だったのですが、おそらくそのイデオロギーが本人たちのアイデンティティーと化してしまっているからだろうなと記事を見てふと考えました。

つまり彼らの論を否定すると、彼らは自身の人格や存在意義を否定されたことと同義に捉えてしまうからだろうなと思います。だからこちらがいくら丁寧に説明しても、彼ら彼女らは自分のアイデンティティーを守りたいがために聞くことや理解することを拒絶し、その結果また話が振り出しに戻ってしまうんだろうなと思います。徒労ってやつですね。

2+
どなるど
7 years ago

こういう、人権に即した問題は中々意見し辛いですよね。ネットだから、本音を聞けると思います。ジェンダーの話をする時は、社会的な性差と生理的な性差をごちゃ混ぜにして話す人が多いと個人的に思います。これを、よくよく考えて発言しなければ、言葉狩りにあってしまいます。口は災いの元ですね。

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どなるど
Reply to  シン
7 years ago

それは私も思います。
まぁ、フェミズムは社会の成熟度合と比例関係にあるので、この流れは今後も進むと思います。しかし、私は正常だと思っていません。女性の社会進出で少子化が加速したのは、誰の目で見ても明らかですが、声高らかに主張すると、レイシストとして「狩られ」ます。
黙っておくのが、ベスト解です。

ただ、社会的に性差を無くすと、いつぞやの電通のように、男性と同じような長時間労働に耐えなければなりません。それが、女性の幸福につながるかといえば、ノーです。

ついでに言うと、女性の社会進出が高い国(北欧)は離婚率も高いです。社会全体に子育ての負担を強いているため社会保障費が高いのです。日本とは社会構造がそもそも違いますよね。
こういった前提を理解しないまま、日本は世界から見ると遅れていると言われると、なんとも言えない気持ちになります。まぁ、現実問題、個人としては黙っておくのがベストですね。

前から思っていたのですが、シンさんの記事ではなぜか女性を扱ったテーマのViewが一番多いですよね。笑

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ran
7 years ago

ネット上で、特定されて住所や勤務先や学校などの個人情報を晒されまくっても、今のところ何もできないようです。
自分は、これを初めて知ったとき、法律や制度は意外と上手くできていないもんだと思いました。
刑事事件ではないから警察に頼ることもできず、民事裁判をするにしても相手の身元を特定する必要があり、個人情報を書き込んだ相手のipアドレスをサイトの管理人などに開示請求する事はできるが、アドレスがわかっても個人ではそこから身元の特定まではできないようです。
週刊誌に晒されたのなら、相手がわかっているので、週刊誌側を民事裁判で訴えて辞めさせる事もできますが。

また、特定する人の名探偵ばりの捜査力には驚きます。
例えば、ある大学生Aは、炎上し特定された他大の学生Bのゼミを調べるために、Bの大学のゼミ担当の教授全員のメールアドレスを調べました。
そして、フリーメールでBになりすましゼミを欠席する旨のメールを教授全員に送ります。
学内メールの調子が悪いので、フリーメールで連絡します、という一文も加えてです。
学生は、ふつう大学側から与えられる学内メールで教授と連絡を取るからです。
そして、教授たちからの返信をみて、Bの所属するゼミの教授を特定します。
Aは、YouTubeでBに対してゼミをばらされたくなければ謝罪動画をアップロードしろ、と脅す旨の動画を投稿しました。
しかし、Aもその動画に自分の個人情報を載せてしまい、特定されかけます。
ヤバイと思ったのか、自分の投稿した脅迫動画を削除して、Bのゼミを晒したあと、ネット上から行方をくらました。
特定されたら沈静化するまで耐えるか、自分も相手を特定して相打ちになりたくなければやめろ、と交渉するかしか対策はないようですね。
核の抑止力みたいで、興味深いです。

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