読者さんにコメントをもらって、インスパイアされたので、少し編集して記事にしたいと思います。日本国内で東京より尖った部分がある都市は京都くらいだと思います。実際、外国人旅行者は東京、京都を回るコースを選ぶ人が多く、他に行く人はリピーターという感じです。
不動産
京都の不動産は高いと言われますが、それでも賃料は東京都心の半分程度です。シンガポールと比べると6分の1でしょうか。環境の良い場所では高級外資系ホテルや高級マンションが続々と建設されており、飛ぶように売れている状況です。
特に外国人(中華系)からすると、京都の便利さ、文化的素晴らしさからすると、不動産価格がかなり割安だと感じるのだろうと思います。USD300-400K程度のはした金でそこそこ良い物件が買えるなんて、という風に感じるのでしょう。
公共料金
同じ日本なので東京と大して変わらないと思います。地下鉄なんかは高いですが、都心に行けば何でも揃っているので交通費は大してかかりません。また、学生や高齢者向けの割引が充実しており、地域住民に優しい都市です。
地下鉄は掘るごとに文化財が見つかって、どんどん計画遅延を起こして、予算を大幅オーバーするので、高く運賃を設定せざるを得ないと聞いたことがあります。バスは500円一日パスがメジャーですが、あまりに外国人が増えて、近隣住民が利用しづらくなっている、と聞きます。
職
関西の中では仕事に恵まれていると思います。任天堂、京セラ、ローム、オムロンといった優良企業が多く、私がよく言及する日本電産も京都です。永守社長、故山内社長、稲盛社長といった名経営者が多く、大阪企業と違い東京への移転はあまりしません。
大阪企業が地盤沈下して、どんどん苦しくなっていくのと比べると、京都企業は元気であり、東京志向もさほど高くなく、独自経営でしっかり利益を確保しているように見受けられます。京都銀行はそういった事情もあり、地銀の中ではかなり優等生です。有料中小が多いのでしょう。
教育
教育の面では東京に肩を並べることのできる唯一の都市と言ってよいと思います。人口の割りに大学の数が多いだけでなく、レベルの高い大学が多いのも特徴で、東京に比べると理系志向が若干強い気がします。
永守社長が京都学園大学の理事長に就任し、氏の支援により工学部新設を決めたことが最近話題になりました。常勝将軍の永守さんですから、何かやってくれそうな感じがしますね。抜け目ない人なので、適当に放置して、Fランにしてしまうことはないだろうと思います。
環境
歴史や文化、自然環境という点からは、東京をはるかに凌ぎます。四条より北は綺麗な山並みが一望でき、清流も流れており、夢のような光景です。歴史・文化については言わずもがなでしょう。その分だけ、外国人で溢れていますが、これは観光都市の宿命でしょう。パリも同じです。
悪いこととして挙げられるのは夏の暑さですが、東京もヒートアイランド現象により年々暑くなっていますし、そう変わらない気がします。最近は毎晩スコールのような大雨が降るので、そこはシンガポールに似ているかもしれません。冬は寒いですが、白銀の京都もなかなかいいものですよ。
まとめ
こうして見ると、東京に比べて負けているのは職業の選択肢と給料くらいかな、と思うのですがどうでしょうか。このような中でまったり生きていくのにはすごく良い都市だと思います。自転車でそこらを走っているだけで新しい発見のあるくらい文化都市ですし、お金も回っているので、価値がガツンと落ちて廃墟になることはないだろうと思います。
京大生が権力志向でないように、京都人もさほど権力志向ではなく、地元に根ざした生き方が好きで、良くも悪くも地元を愛す人たちなのでしょう。京都人は排他的という意見もありますが、それは文化がある都市はどこも同じですし、誇りの表れだともいえるかもしれません。
phaさんの本の゛引きこもらない゛で読みましたが、京都って古都なので自転車や徒歩でいろんなところに遊びにいけるのがメリットだと書いてありました。
遊びにいくために電車や車に乗らないといけないのはなかなか面倒な気持ちもわかりますね。
確かに京都ってニート向きかもしれません。お金がかからず楽しめるし、学生に甘いので、フラフラしていても学生としか思われません。とは言っても、phaさんは首都圏を根城にしてますけどね。
シン
コメントを記事にしていただきありがとうございます。
私の考えとシンさんの考えはあまり違いがなかったということでよいのでしょうか。
確かに京都に来る外国人観光客の数は凄いです。中国人・韓国人・欧米人・東南アジア系など様々な国から来ており、国際色の豊かさでは東京にも引けを取らないかもしれません。バーの多い三条木屋町近辺には夜になると外国人の若者がたむろしており、まるで六本木です。
そのため、京都は地方都市のはずなのに田舎臭さがほとんどなく、まるで小国の首都のような雰囲気です。
ヨーロッパの国の首都には京都と同程度の規模の都市が多いことからしても、ちょうどいい規模と言えるかもしれません。
意見はほとんど同じです。私は京都が好きなので自然と好意的な意見になります。
確かに京都には欧州小国の首都、と言った風情はあります。プラハなんかが京都みたいだと思います。クネドリーキを食べて黒ビールを楽しんだ思い出が蘇りました。
外国人が増えすぎて風情がなくなるのも嫌ですが、彼らもお金と時間をかけて日本まで来ているのですから、マナーを守るなら、歓迎して暖かく迎えてあげると良いですね。
シン
京都は観光や遊びで訪れるなら良い都市ですが、いざ移住して住むとなると、悪くは無いけどさほど優位性はあるのかな?と思います。
近場である北近畿や南近畿の山奥で利権も無く賃貸住まいの貧乏人が移住するには良いと思いますが、他の文化圏からわざわざ移住するほどのメリットはどうかな?と思います。
ちなみに京都の出生率は東京に次いでワースト2位なので、他の地方から移住してきたものの、定着し切れなかった若者が多いのかな?と思いました。
東京もそうなんでしょうけど、京都も、代々の住人で持ち家がある一族には、もって生まれたアドバンテージが強烈にあるなーと思いながら、よそもんはがんばる町ですねw
あと余談になりますが、関西以外の人は京都に強烈にあこがれる人が多い印象ですが、関西の人は、さほど京都に価値を感じていないような感じを受けますw
腹黒京都人の実態を近い者ほど実感してるってこともあるかな?と思います。
基本的にどこの地方都市も近隣出身の貧乏人くらいにしかメリットがありません。札幌にしろ、福岡にしろ基本的には同じではないかと思います。それでも、京都は特別な何かがあるように感じます。私は無関係だからそう思うのかもしれません。
シン
京都の優位性というと、教育と医療になるでしょうか。
関西人は京都に価値を感じていないとおっしゃいますが、関西の高校生の多くが京都の大学を目指しますよ。
京大はもちろんのこと、同志社や立命館といった私大にも長い時間をかけて通学します。偏差値だけでなく、ブランド力のある大学が多いのです。
次に医療ですが、市内には京大病院・京都府立医大病院という大きな大学病院が2つあるほか、市内の至る所に病院があり、人口当たりの医師数は日本一だったはずです。医者は儲からないかもしれませんが、患者にとっては有難い街です。
あと、出生率が低いとおっしゃいますが、どうやら大学進学率と逆相関関係にあるようで、日本一低い東京都が進学率1位、2番目に低い京都府が進学率2位となり、日本一出生率の高い沖縄県が進学率最下位になります。
まあ、進学と出産を両立させるのは難しいということです。そりゃそうでしょう。
教育に関してですが
愛知県だと京都、とりわけ関西方面の私大を目指す人は多いです。
理由は高校が国公立進学至上主義で私立が育たないんですよね。地元だと名大や名工大になるのでそこまで学力がない層だと関西方面の私立に行きますね。
北海道の話です。私個人には北海道の住環境が合っているという話になります。
空気は美しく、景色は美しく、北海道らしい大変爽やかな気候で、雪も積もらないという快適な地域に住んでいました。
隣家のない戸建てで、窓からすぐタンポポが咲く地面が見える生活でした。大地に接した生活は精神的に良いです。毎日美しい環境で生活していたので日々の価値がそれだけで上がる感じでした。現地の仕事は農業、畜産、公務員、介護、医療関係くらいしかありません。メジャーな観光地ではないので宿泊施設も少なかったですが、宿屋も外食も本州から来た人が経営している事が多かったです。
札幌はかなり都市化していて気候も爽やかでなく、豪雪ですが、都心部は地下鉄なので雪の影響なく(JRはよく止まります)、冬もそれほど厳しくありません。何より、何でも揃うエリアがコンパクトにまとまっており、東京の様に移動コストがかからないのが非常に良いです。分譲賃貸でも東京の半額で、更新料などの悪習もありません。分譲マンションは、エリアが狭い故あまり豊富ではなく、新築は都内とあまり値が変わりません。中古はファミリータイプ以外は築年が非常に古い物しかありません。
市井のスーパーの食品の質は関東とは比べ物にならないほど充実しています。
災害も殆どなく、台風も来ないし大きな地震もありません。浦河、十勝など多発地帯はあり、札幌にも活断層はあり(近くに原発もあります)ますけど東京で大地震に遭遇するよりマシと思います。冬期停電時に使える石油ストーブを備えれば良いです。
仕事に関しては東京に本社がある大企業の支社か、公務員、医療関係という感じです。最低時給が770円くらいしかありません。家賃が安いので、それでも生きてはいけます。地下鉄の混み具合はピーク時でも山手線の7割くらいです。
札幌市は箱もの・ホールが沢山あるのですが、ミュージシャンのライブは結構来ても、演劇、オペラ、バレエなどは北海道まで来ません。空気の良さ、食物の質の良さ、環境の良さは長い目では健康寿命に良い影響があると思います。
東京都心で、仮に六本木ヒルズ高層階に住めたとしても、私は都心に住みたいと思いません。東京は広すぎてどこに行くにも時間(と費用)がかかりすぎる上、蒸し暑い、空気は汚い、人は多く、どこまでも続く平野に建物が延々連なっていて安らぎません。
私の場合、地震やテロを考えると、東京に住まない事がリスクヘッジです。食糧も汚染の疑われる関東圏のものが大半です。住民の半数は賃貸に居住していると思いますが、東京の賃貸物件は高く粗悪なため、住環境の悪さからイライラしている人が多いと感じます。景勝地(温泉含む)にしても東京から日帰りできる範囲だと、交通費がかかる割りにこれという場所が無いですね。
等といいつつ、仕事は東京と縁が切れないですwww
私個人はネット環境で在京せず仕事が出来るのですが、関連部署がいまだに超アナログなため、それにつき合わされてる感じです。
シリーズ化したいので、編集、転載していいですか?
シン
北海道の話で良いでしょうか?でしたらよろしくお願いします。
補足して書きたい事があります。
札幌は、住民が「好きな街」と上げる率が高い街だそうです。規模的には普通の地方都市です。大通公園も雪祭りも、TVで見るよりは規模が小さく感じると思いますが、住んでいるとこのコンパクトさが心地よく感じられます。
札幌はオフィス街、商業地域、歓楽街が地下鉄3駅に収まっており、すすきのから深夜タクシーで帰っても札幌駅周辺まで1000円程度で、最悪歩いても帰れます。商業地域にはハンズ、大丸、コンサートホール、その他生活必需品すべて徒歩圏内で、この便利さを享受すると東京の不便さはストレスですw 外食も寿司、ジンギスカンに始まりスィーツ、蟹料理と低コスト~高級店まですべて徒歩圏内。私は「食い倒れの街」は大阪ではなくて札幌だと思っています。お洒落なバーが多いのも特徴です。
地下鉄以外は市バス便が網羅しており定山渓温泉まで札幌駅から1時間、交通費1000円弱位です。
新しくキレイな建物が多く、東京の様に年季の入った古い汚い街並みはありません。質の良い温泉、スキー場へのアクセスは良く、自然を相手にした遊びが好きなら天国ですw 札幌市も山に囲まれており、高層ビルの窓外は見事な山並みが間近に望めます。特に冬の時期は空中に突然雪のダストが舞い上がったりして幻想的です。
地下鉄運賃(初乗り200円)が高い、市内のパーキングが高い、税金(国保など)は北海道全体的に割高気味です。空路で成田ー千歳、羽田ー千歳は便も多く、成田発着なら片道740円や1200円のプロモを時々やってます。春秋航空だと片道3500円(+税と支払い手数料)からあります。
スミマセン更に付けたしです。
札幌はコールセンターと主にスマホのゲーム開発会社が多いです。
ありがとうございます。都市シリーズが増えて住みやすさを比較できそうです。寒いのが好きな人は札幌は本当に良さそうですね。
シン
ありがとうございます。都市部や、雪の積もらない地域、車移動であれば、実は寒さはさほど問題ではないという事をお伝えしたいです。
こうして情報が充実すると読者たちが生活を考える材料になりますね。
シン
こうした都市の比較論は面白いですね。
日本の地方都市のうち、京都だけが東京の縮小・劣化版でなく
独自の存在意義を示せる唯一の都市、というのは正にその通りだと思います。
世界を見渡しても、「千年の都」つまり1000年以上の間、
ずっと何れかの国の首都であり続けた都市は地球上に4つしかないそうです。
ローマ、パリ、イスタンブール、そして京都です。
悠久の歴史、と聞いて思い浮かべる中国の西安や北京は僅かに千年に届かず、八百年の都です。
実際に居住するとなったら、余所者にはやや癖のある街ではあるものの、
世界有数の文化都市としての魅力は抜きんでています。
ただ、転勤族に人気のある住みよい街としては、先にも上がった札幌、
シンさんが世捨て人妄想の舞台にされておられた福岡、そして仙台と神戸だそうです。
上記4都市と同格のはずの広島は、中国地方のローカル色が強過ぎるため、選に漏れるようです。
これらの街もぜひ分析して頂きたいものです。
また、日本中で人口減少と高齢化が進む中、若い移住者が多く出生率が高いのが那覇だそうです。
那覇もぜひ分析したいただきたいです。
首都機能千年、というのは面白い視点ですね。歴史と言うのはお金に換算できないような重みがあります。広島、金沢、熊本とかの寄稿があると面白いと思います。誰かがコメントしてくれるのを待ちます!
シン
シンさんや読者のみなさんに質問ですが、京都というのはフランスのパリやイタリアのローマみたいな世界的に有名な観光地として認知されてるのでしょうか?
私の知り合いのアメリカ人に京都の祇園祭に毎年いく人がいるので魅力あるのだなと思いました。
パリ、ローマと比べると、まだまだだと思います。外国人向けにPRを満足にしてこなかったのでこれからではないかとも思います。外国人だらけに成るのも寂しい気がします。
シン
私としては皇室に京都に戻って来て欲しいですね。
現在の世界で唯一の”Emperor”、世界最長の歴史を持つ王家が居住する都、
というのは実に魅力的だと思います。
現在の皇居は江戸城として復元し、皇室は京都御所に戻って公家風の生活をされて、
政治・軍事とは無縁の、宗教・文化の主催者として過ごして頂きたいと思っています。
まずは上皇陛下からお引越しされてはどうだろうか?という意見がありますが、騒がしい東京よりも京都の方が心穏やかに過ごして頂けるのかもしれませんし、京都の格もガツンと上がって、win-winかもしれませんね。
シン
名古屋最強説を押したいです。
住居・・・名古屋駅まで電車20分程度の範囲で東京都同程度の広さの家が1000万~2000万は
安く買えます。
教育・・・公立高校が結構充実しています。私立中学受験をあまりしません。そのため子供の教育費が安く上がります。名大名工大をはじめとして工学部が充実してます。
就職・・・自動車系が子会社含めたくさんあるので、工学部を出ていればまず就職には困りません。また大卒でなくてもトヨタやデンソーなどの優良企業の工場に就職できれば、私立文系を出て変なブラック企業に勤めるのよりも、生涯賃金、仕事の満足度、ワークライフバランス等あるゆる面で良いでしょう。
コスパの良い人生を送りたいなら名古屋一択ですね。
欠点は、名古屋の良さはほとんどすべて自動車産業に掛かっているので、自動車産業が傾いて来たらデトロイトになるということくらいでしょう。この点、どうしても未来はわかりませんからね。
じゃあ、名古屋、と言う記事はあるので、もう少しアピールが欲しいところです。ぬるりには名古屋人が多いようなので、774さんに援軍を出して、記事にできるボリュームにしませんか?
シン
この記事にも京都賛美が凄いですね・・・
まず、気候ですが、夏は盆地特有の「油照り」が凄まじいです。
湿気をたっぷり含んだ熱気が長く滞留し、ジリジリと焼かれるような感じ。
東京の方がずっと過ごしやすいです。気温が高いだけで、湿度と言うか、不快感が関西とは違いますし。
何かのランキングの本に載ってましたが、夏の平均気温の高さは京都が一位。(関西勢が上位を占めてます)
あと、東洋美術研究家のアレックス・カーが「美しき日本の残像」で京都の街並みを痛烈に批判してますが、
この7年で町家が5800軒も消失し、一日平均2.2軒の消失。
河原町や木屋町と言った洛中はチェーン店や雑居ビルがひしめき、木屋町には風俗店も目立ちます。
ヨーロッパと圧倒的に違うのは街並み。
ヨーロッパは遺跡や歴史的建造物が「線」になってるのに対し、京都は「点」。
風致地区や勇名寺院などは、あちこちに散っていて、歴史都市としては貧相な街並みです。
この10年くらいは、東京資本の飲食店(外観は立派でも中身が薄い)や高級マンションが増え、
外国資本のホテルもどんどん進出してきて、さながらディズニーランドのような様相を呈してます。
それは大袈裟としても、もはや川端康成や大佛次郎たちが書いた「古都」は、もう殆ど存在してません。
賛否ありますが、風情の濃かった五條楽園も全滅しましたし。(建物は僅かながら残る)
まだまだ書きたいことが山のようにありますが、京都を愛する人ほど京都離れしていってる感じです。
度々すみません、上のコメントで書いておられる「くろねこ」さんの意見に同意です。
観光するところは住むところではないですね。
理想は、神戸の山手(御影か芦屋)に住んで、京都へ遊びに行くのが最高です。
観光(ハレ)と日常(ケ)は絶対に分けたほうがいいです。
ただ、私は全く東京に興味が無かったのですが、住んでみると非常に良い街だと思えてます。
北関東も探せば魅力のある街が多いし(皆、東京賛美しすぎて、我が町を卑下…自虐に走りすぎ)、
日本には京都しか無いのか?と、いつも残念に思います。
テレビも雑誌も京都ばかり取り上げてますし(酷い時には一週間で30番組も京都の番組があった)、
政府が観光立国を目指すというのなら、京都以外の各地の魅力も広めていてほしいところです。
空襲で各地方都市が焼けてなかったら・・・京都がこれだけ賛美されたかな?
と思うと、色々複雑です。
長文失礼しました。
違う記事にも書かせていただきましたが、京都の幸福度ランキングは42位です。
正直、住みにくい街ではあります。
私はまさに京都に住んでいますが、住みやすいですよ。
東京にも長い間住みましたが、ついに慣れることはありませんでした。常に変化を求められる、常に誰かと比較される、常に全力疾走を求められる感じで心が休まることはなかったです。
そりゃ、気候は厳しいですが、気候なんて大した問題ではないです。それに北関東の方がもっと夏は暑く、冬は寒いですし。北関東なんて関西と比べたら、文化的厚みが皆無に近い場所です。前に調べたことがありますが、北関東は20代、30代の男女比が最も高い(つまり、女に比べて男の割合が最も多い)場所です。つまりそれだけむさ苦しいんですよ。
阪急御影駅からJR住吉駅の間に住むことが、正に私の理想です。
龍さんのコメントを見て笑ってしまいました。願わくば、この都市シリーズで神戸市について、どなたからでも経験に基づいた寄稿があれば楽しめるのにと思っていたところです。
私は京都にも以前住んでいたのですが、住む所じゃなく旅行に来る所という感想は、結構多くの人が持っていると思います。私の場合は、元から一時的なものと割り切っていました。京都は今でも好きで年に一度以上は訪れるのですが、「ハレ」の部分として残したかったのが理由なんだと思います。風が吹かないため夏の暑さは酷いもんですが、春秋冬は特に気にならないです。住んでみるまで京都は伝統を守っているイメージがあったのですが、実は新陳代謝の活発な街というようにイメージは変わりました。確かに欧州の景観保存地区と比べれば、「点」と言われるのも理解できますが、魅力的な街であることは変わりないと思います。
「住みやすいか」は、うーん・・・住みやすくはないと思います。
その当時は神戸も大阪も大して行かなかったので、京都にいると自分が閉鎖的になるとさえ感じました。
このことは全て間に合っているので住みやすいとも取れますが、それも面白味に欠けることだと思います。