じゃあ、買うタイミング

ある個人投資家が株式投資の対象をいくつかに分けていたのが印象に残ったので記事にしたいと思います。

1)優等生A

常に高得点を維持して試験(決算)を通過していくタイプで、親、教員(投資家)からは絶賛されている子供です。グーグル、フェイスブックみたいな巨大企業なのに増収増益をきちんと達成していく企業がこれに当たります。

こういう株って、いつ買っていいのかわかりません。わずかに調整した時、全体が落ち込んだときに買う銘柄だと思います。たまたま、70点くらい(増収減益とか)を取った時だとか、テストが無駄に難しすぎた時(経済危機)なんかに買うと良い銘柄で普段手を出すなら、株価を見ないくらい放置して数年待つような感じになるでしょう。

だから、この手の銘柄を買って大きく勝つことはほぼ不可能であって、ほとんどインデックスに追随するような動きになるため、だったら、インデックスでいいじゃないか?という話になります。それ以上の何かがないなら、あえて買うべきでもないでしょう。

2)優等生B

優等生が何かしらの理由で赤点、赤点スレスレの点数(赤字決算、赤字決算スレスレ)を取ることがあります。この時、株価はガツンと下がるので、その時に仕込んで数年待つことが出来れば、数倍になることがあります。

元々は優等生なので、底力、正しい習慣が身についているため、赤点になった理由がはっきりしているなら、それが解消されれば元の80点以上を取れる力があるからです。多くの投資顧問なんかは「自分達はプロだから、こういった銘柄をみつけられる。」と嘯きます。もちろん嘘で、本当にそうなら自己資金でやればいいです。

多くの人は怖くなります。Bが不良と付き合うようになって、まともに授業を受けない、学校にも来なくなる姿を想像をしてパニックになります。また、点数がすぐに上がる確信は持てず、数年待たなければ成らないかもしれません。その間に信じられなくなるのです。だから、難しいです。

任天堂は10年低迷していましたし、予想外のスイッチバカ売れがあっても最高値を抜いてはいません。しつこくナンピンせず、最高値でそのまま抱えている人は未だに含み損を抱えていることになります。

ちなみに任天堂の復活で一番の利益を取ったのは外資勢であり日本企業は早々と諦めて撤退しています。付き合いで売るに売れずに持っていた京都銀行くらいしか業績回復の恩恵を取っていません。そして、実質上の大株主は外資になり、実質外資企業になっています。日本人が諦めたのに、アメリカ人は任天堂の復活を信じていたわけですから悔しいですね。

3)劣等生C

ダメな子供なんだけど見所があり、どこかの時点で復活するだろう、と言うタイプで元がダメなだけに株価は底辺をさまよっており、何かしらの要因で高得点を取ったりすると猛烈な勢いで株価は上昇します。

こういうのは個人投資家くらいしか買えません。投資信託が組み込むと、投資家から猛烈にバッシングを喰らうからです。自分のお金でギャンブルされたら怒り出すのは当たり前だと思います。だから、投資信託は避けるので、株価が底辺にあるわけです。

逆に成功した個人投資家はここに手を出していることがほとんどで中長期(2-3年)持つことを覚悟している人は見所のある劣等生をみつけるといいと思います。やりようによっては10倍くらい上がる銘柄も少なくないです。

勢いのある新興株が簡単にIPOに流れなくなってきており、VCから資金調達してかなりの規模になってからIPOに来るので旨みが減っています。だから、テンバガー(10倍になる株)を新興株で見つけるのは困難になりつつあり、狙うなら何かしらのキッカケで跳ねていく低位株でテンバガーを狙うのがいいだろうと思います。

4)劣等生D

テストの点数が悪いだけでなく、性格悪く、品行に問題のあるクソガキでよくなる要素がない場合は相手にするのは止めましょう。企業と人間は同じで、性根が腐っている企業は倒産するまで変わりません。特にある程度年齢が高い(創業が古い)場合は論外です。

まとめ

そういうわけで個別株である程度大きな収益を狙うなら、2)を辛抱強く持ち続けて、もっと大きな収益を狙うなら3)ということになります。前者はせいぜい数倍ですが、後者は数十倍もありえますので、リスクを取れる人は後者もありです。

投資の基本は「逆張り」なので、他人が躊躇するタイミングで参入して、強気になった頃にサヨナラすることでしか大きく勝つことは出来ません。だから、他人の目を気にする人は投資では勝てないわけです。天邪鬼で、自分の信念を貫ける人でないと勝てません。

2+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、買うタイミング」への4件のフィードバック

  1. とても素晴らしい分類だと思います。
    私はリーマンショックでガツンと下がった時に2)優等生Bタイプでうまく行ったので、味をしめて東芝で同じことをしようとしたらヤラれましたw企業分析をきちんとせずネームブランドだけで投資をしてしまった恥ずべき過去です

    今は3)劣等生Cタイプを研究中ですがなかなか難しいですね。去年頃から小型株も買われているようなので、手を出すには遅すぎ感が否めないです。

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      1. 事故は買い、事件は売り、という金言があります。突発性の事故で経営悪化しているなら徐々に平静を取り戻しますが、意図的にやった事件は根が深い、と言うことです。東芝は後者であり、かなりリスキーなギャンブルだと思います。

        シン

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    1. 中長期で入るなら、その会社の本質を見極める必要があります。「やれば出来る子」「もうダメな子」を世間の評価でなく、自分の目で見極めないと食い物にされますね。

      私も騙される、我慢できない、ことがザラにあるのです。ある種の目利きを試すゲームになりつつあります。

      シン

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