じゃあ、老いを楽しむ

とにかく多忙で更新できず、残念です。止めるつもりはないので、長い目で見てください。

さて、老いを意識した時に、大事なことはなんだろうな、と思うことがあります。そんなことをツラツラと書きたいと思います。

学ぶ

幾つになっても学ぶことはできますが、多くの人は老いると学ばなくなります。新しいことに取り組もうともせず、反射的なわからない、できない、という中高年は多いです。特にIT関連に対する嫌悪感を持っていると、学ぶ場をなくすことになります。

本当は、老いてくるとなかなか身につかない分、余計に勉強の機会が必要なんでしょう。すぐに理解できないからこそ、時間をかけて丁寧に学ぶことを嫌がれば、新しいことは何も覚えることはできず、時代に即したやり方を身につけられなくなります。

だから、中高年でコツコツと新しいことを学ぶ人は立派な人が多いし、人生を楽しんでいる人が多いのでしょう。学ばなくなる人が多からこそ、学ぶ人に価値が出てくるという、逆張り的な発想なのかもしれません。

節制

歳をとって思うのは、不摂生が一気に体を蝕みます。少し飲み過ぎただけで、アルコールが残り、睡眠が浅くなり、体のあちこちが異常をきたします。若い頃みたいに、浴びるほど飲んで、次の日にはスッキリなんてことはないですね。

若い頃に体に気を遣ってなかった人が、急に走り出したり、意識的に外に出るようになることはあると思いますが、それは、明らかに衰えを感じているからでしょう。何かしないと、一気に衰えることを避けられないと感じての行動です。

体のことだけでなく、経済的にも、節制をしていくべきで、自分の限界は見えているからこそ、大きな投資、出費は避けるべきでしょう。中高年の大きなリスクテイクは家計が耐えられなくなるし、リカバリーが不能になってしまいます。

俯瞰

若い人と違い、経験があるわけです。だから、その場のことに感情的にならず、淡々と俯瞰して物事を取り組んでいく必要があるな、と思います。中高年が木を見て森を見ず、だと、何をして生きてきたのか?、となってしまいます。

ある種の諦観も必要でしょう。もはや、若くないのだから無限の可能性を秘めているようなことはありませんし、限界が見えたオッチャン、オバチャンを受け入れ、乗り越えることが必要だと思います。

自分の限界、挫折を子供にぶつける人がいますが、アホだな、と思いますね。仮に子供が自分の思い通りになったとしても、それは子供であって、自分ではない他人です。自分の行動により背中で語ることでしか、子供に何かを伝えることなどできません。

まとめ

人生はいつであっても楽しめると思いますが、努力が必要だな、と思います。若い頃は何はなくとも楽しい物ですが、歳をとると実績、努力に裏打ちされたことしか面白くなくなります。感性も擦れてきますからね。

ただ、若い頃に興味を持たず、素通りしていたことでも、歳をとってしっかり勉強して、有意義な時間に出来るようにもなると思います。私は、出かける場所の歴史、文化などをあらかじめ勉強し、本の二、三冊も読んでから行くようになりました。残りの人生で二度といかないかもしれない、ということを意識し出したのでしょうね。

15+
5 1 vote
Article Rating
Subscribe
Notify of

3 Comments
Oldest
Newest Most Voted
Inline Feedbacks
View all comments
老うさぎ
1 year ago

>>私は、出かける場所の歴史、文化などをあらかじめ勉強し、本の二、三冊も読
んでから行くようになりました

ジジイもそれをするように心がけています。今でも迂闊だったのは塩野七生の
「わが友マキャベリ」を30年前に購入していながら読みもせず、フィレンツェに
4日間も滞在したことです。もちろんウフィツィ美術館やシエナなどは行きました
がマキャベリがメディチのクーデターで大統領補佐官失脚して、追放され隠遁生活
をした住居がフィレンツェ郊外に現存しており、ぜひ見て見たかったと反省してます。
これに懲りて塩野七生の歴史書をほとんど読みました。アレキサンダー大王・ハン
ニバル・カエサル・フリードリッヒ2世など知らないことばかりでした。

来年はコロナも下火になったので、バルセロナからイスタンブール(コンスタンティ
ノープル)まで地中海をクルーズ船で巡る計画をしています。

1+
MDCS
1 year ago

平均健康寿命と言われる年齢がそう遠い先のことではなくなりましたが、まだ健康的には大きな問題はなく老後の経済的な見通しも立っていることから、元気な内に美しい風景、温泉、美味しい食べ物などを求めてあちこちを旅行するのを楽しみに過ごす日々です。
3月に仕事を兼ねて2週間ほど単身で帰国した際には、昔の先輩のお墓参りに集まった旧友達とお互いの髪の毛の劣化や血圧・血糖値などの不健康自慢をしあい、少々贅沢な会食をしたり、上野で早咲の桜や寄席を楽しんできました。

来月の連休後に北海道の流氷明けの毛ガニ・ウニや温泉、山陰の香住ガニをなどを楽しみに妻と3週間の旅行です。日本人の多くは死ぬ時が資産が最大になっていると言われているようです。我々はそうならないように、死ぬ前には全てのお金や物理的な物は無意味になりますが、唯一楽しめるであろう脳内記憶、思い出をたくさん作っておこうとバランスを見ながら消費するつもりです。ただ、認知症になるのが心配ですが。

個人事業主として10年以上継続している契約先との仕事で望外の収入があり、気が向いた時に関心のあるところへ寄付(今のところWikipedia、新将棋会館、水沢VLBI観測所など、今後母校への寄付も考えています)をしたり、夫婦ともに死んだ際に残った分は公正証書遺言で福祉関連団体への寄付を決めています。

時々、趣味でかつ仕事にも役立つかもと半田ごてを持ったり、8ビットCPUやラズベリーパイを触っているのですが、LinuxのコマンドやPythonの命令などをすぐに忘れてしまいその度に調べ直している次第です。新らしいことに触れるのに拒否感はないのですが集中力と記憶力の劣化を感じる日々です。今話題のChatGPTでも遊んでみて、時々間違った回答はありますがその優秀さに驚いています。昔観たHAL9000を思い出し、今後どんな進化を遂げるのか自分の(健康)寿命を心配しながら期待しています。

1+
Last edited 1 year ago by MDCS
ニコ
1 year ago

アラフォーまで現役で野球選手を続けられる選手に共通するのは本人の練習もありますが酒が飲めないや飲まないそうです。
酒を飲み過ぎると身体にガタがくるのが早くなるそうです。

2+
3
0
あなたのご意見、ご感想をお待ちしています。x
タイトルとURLをコピーしました