前々から興味を持っていた家入一真さんについてのリクエストが入りましたので、書きたいと思います。
上記リンクがこの記事の依頼者、マイコージャックさんのブログです。第2版からの読者さんで、あまりコメントはされませんが、数年に渡る付き合いです。誠実な人柄が滲むようなブログで、しっかり更新されていて、面白いです。皆さんも訪問してはどうでしょうか?こうして、ジワジワと輪が広がっていますね。
プロフィール
家入さんを知らない人もいると思うので、簡単に説明すると、イジメで引きこもりになり、高校中退し、デザイン会社に入り、ウェブデザインに興味を持ち、システム会社で学んだあと、起業し、paperboy&co(現GMOパペポ)という会社を立ち上げ、上場まで持って行き、創業者利益を数十億円手にして、完全に自由人になります。
そこからは絵に描いたような転落人生で、酒、女、趣味に凄まじい勢いで散財して、無一文になりました。これも典型的ですが、お金があるときに友達だと思っていた人は離れて行くどころか、「あいつは終わった。」とまで罵倒するようになり、再び人間不信に陥って、引きこもり状態になります。当然、家庭もボロボロになり、離婚して、家族も失います。
それで終わらないのが彼のすごいパワーであり、そこから文筆、起業、講演活動など幅広いテーマで復活してきています。個人的にはクライドファンディングのキャンプファイアーに興味があり、そのプロジェクトであるリバ邸というシェアハウスは面白い試みだなぁ、と思います。
器
誰の目にも明らかですが、激動の半生を過ごしており、安っぽいドラマみたいに浮き沈みが激しいです。やっぱり、並の人間とは比べ物にならないほど、「器」が大きいというか、数十億円ものお金を納めておくだけではなかったとはいえ、一度は入った、という事実は大きいです。
同世代のホリエモンが犯罪者まで堕ちても、信者に囲まれ、好き嫌い抜いて、注目せざるを得ないくらいパワーがあるのは数百億円(瞬間であれば数千億円)という家入さんよりも更に一、二桁多い額が彼の器に一度は収まったわけで、こういう人の発言力は桁違いなんですよね。良くも悪くも人の注目を集めます。そんな人は世の中に何人もいませんからね。
インフルエンサーw、とか自称して、自分とは違う、他人の生き方を馬鹿にしているような人が増えましたが、その手の人たちって、やはり、「器」が小さいんですよ。「数千万円の年商だぜ、すごいだろ?」と言われても、妙なリアルに戻されるというか、「サラリーマンやっていても、そのくらいなら、到達するよね?」という感想になってしまいます。凡人でも純資産数億円くらいのお金なら、少し運がよければ、懐に収まります。
インフルエンサーを自称するくらいなら、桁違いのお金を動かしたとか、日本一、世界レベルで戦った実績がある、ということをベースに大きな夢を語らないと、そこらの凡人は突き動かされない、と思うんですよ。少なくとも、私はリアリティがあるような話に興味がないです。だったら、インフルエンサーとか、ご大層なことでなく、等身大の自分を見せて、戦っている人が好きです。
確かにお金は魔力であり、活力なので、みんな大好きです。実際、ぬるりも有料記事を始めてから、活力が増しました。そして、他人はその人の持っているストック、フローを目ざとく見ています。そして、その分け前が得られそうだと思うと、擦り寄ってくるもので、そういう人をしゃぶるのが情報商材、有料サロンみたいなものかな?、と思います。
居場所
不思議な魅力がある人ですが、「この人は何がしたいんだろう?」という風にずっと思っていました。事業欲があって、上場してからも突っ走ることなく、創業者利益をもらって、サヨウナラしてます。趣味に徹することもなく、お金に群がる亡者にそそのかされて巨額のお金を溶かしてますし、大して政治に興味もないのに都知事選に立候補してみたり、???です。
対するホリエモンはわかりやすくて、金と権力を徹底的に追い求めて、上場して作ったお金を間髪入れずにグレーゾーンの錬金術を使って、既得権益に殴りこみをかけて、テレビ局を奪って、日本のメディアを支配し、アメリカに進出して、世界制覇を狙う、という目標を立てていたけど、失敗したから、あとは自分が面白いことをしたいだけです。
依頼主さんの分析では家入さんは「居場所作りをしている。」ということです。それを聞いて、なるほどな、と思いました。元は引きこもりで、何処にも居場所がない、という思いが強い人で、自分の会社を作って、堂々といられる空間が作りたかったり、散財することで周りに人を引き止めておきたい寂しがり屋で、リバ邸というシェアハウスで緩い仲間を欲しがっているのでしょう。
それに私は共感するし、私も自分の居場所が欲しくて、ぬるりをやっているし、仲間が欲しいから、コミュニティサイトに発展できないか?、を探っています。こういうのって、リア充は考えないんですよ。彼らは薄い繋がりに疑問を持たないので、ウェーイwと騒いで、帰り道に寂しくならないんです。
私は家入さんみたいに、六本木なり、カッページで、まったく実のない、つまらない交友をするのが大嫌いなので、何十億円の純資産があっても、絶対に飲み歩きませんが、リバ邸は面白いし、若い頃なら、少し住んでみたいですね。数ヶ月で嫌になるでしょうけどw
まとめ
私はこれからも家入さんの動向を気にするだろうし、キャンプファイアも機会があれば、使ってみたいな、と思っています。寄付してもいいし、ファンディングしてもいいです。リバ邸もこの目で見てみたい気持ちもあります。家入さん本人と会ってもみたいですね!
楽しいこと、好きなことをして、僅かながらの収益になったり、その収益で他の人を支援したり、そういう緩い輪が広がっていくと、もっと楽しい世の中になるし、居場所を見つけやすいと思います。会社、学校でなく、友達というわけでもない、匿名同士の緩い繋がりをもっと活かしていきたいです。
私もぬるりが軽い居場所になってます。
最近、他人の結婚式によく出るのですがシンさんと同じでリア充って薄い繋がりでなにが楽しいんだろ?って思います。だから、会社でも友達関係でも恋人関係でも要領よく生きていけるんだろうなとも思います。
私は、素で付き合える人間関係しか興味はないですが。
多くの人にとって、ぬるりがやることがないときに気軽に暇を潰せる居場所になると良いです。
シン